2017年02月26日

SBU、ロシアの対人民共和国財政支援経路を公表

 ウクライナ保安庁は、ロシアからの人民共和国への財政支援経路を明らかにした。
以下、箇条書き
・ルガンスク人民共和国のQ1財政は110億ルーブリの歳入を前提としているが、自主財源は20億ルーブリのみ。残りはロシア政府からの財政支援で、予算案はLNR議会とロシア省庁間で合意済。
・ポケット慈善基金たる「国際人道計画支援基金」から資金が流れされている。同基金は、「国際決済銀行」に登録されている。同基金は、NPO法人「国際決済センター」の口座を経由し、LNR国立銀行に送金される。
・LNR警察や治安機関に入る資金のかなりの部分は、住民に対するウクライナ・プロパガンダに費やされる。



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ガスプロム社のガス垂れ流しとか、人民共和国の財政支援とか、ロシアは10億ドル単位で浪費していることになる。ロシアの納税者はもっと怒るべきだ。
 しかし、SBU本部前にありSBUのHPにもフィーチャーされている「勝利者 コサック」像はすごいな。ATO参加者の記念碑とのことで、構図は「聖ジョージの龍退治」そのものなのだが、災いは東から来るという。首も二つあるし。
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2017年02月25日

サフチェンコ、人民共和国を訪問

 こちらによると、サフチェンコ最高会議議員は、ドネツク人民共和国を訪問した。
 対応したマローゾヴァ・DNR人権担当責任者は、「サフチェンコ議員の訪問は私的訪問である。彼女は自ら確認し、ウクライナ政権をミンスク合意履行に向かわせることを望んでいる」と述べた。サフチェンコ氏は、ウクライナ捕虜の状態については意見を示さず、早期解放を「望む」とだけ述べたという。
 サフチェンコ議員は、マケエフカ市の矯正施設を訪問し、ウクライナ軍捕虜と面談を行い、ノルマンディー4関係国の指導者に対し「全員対全員」の捕虜交換実施への助力を求めていた。
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電気代、3/1に最後の値上げ

 こちらによると、3月1日から電気代が23.2-26%値上げされる。
 国家エネルギー公共料金規制委員会の決定によると、4/1から、月100kWh以下の消費者の電気料金が26%上がり、90コペイカ/kWhとなる。また、月100kWh以上の消費者は168コペイカ/kWhとなる。多子家庭、養護施設等は90コペイカ/kWhである。
 電気料金は2015年4月1日に第一段階の引き上げが行われ、2年間、5段階で3.5倍に引き上げられる予定であった。住民向け電気料金の加重平均コストの122.83コペイカ/kWhに達する。
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2017年02月24日

フィルターシ、大ピンチ

こちらによると、オーストリアはフィルターシのスペインへの引き渡しを決定した。
 ウィーン地裁はフィルターシのアメリカへの引き渡しを決定したが、その直後、警察により逮捕された。オーストリア検察によると、逮捕はアメリカの令状によるものではなく、スペイン当局からの令状に基づくものである、とした。フィルターシはアメリカではなく、スペインに引き渡される可能性が出てきた。
 フィルターシ側は買収容疑を否定し、スペインの令状も例によって政治的な動機によるものである、と反論した。フィルターシの一件は地政学的側面を呈している。フィルターシはマナフォート(トランプの元選挙対策責任者)とかつてビジネス・パートナーであり、また、クレムリンのガス・ブローカーであったからだ。フィルターシは1億2500万ユーロの保釈金を支払い、ウィーンにとどまっている。
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こちらの人が言うように、オレンジ革命以降のウクライナ政治はフィルターシ抜きには語れない。ティモシェンコとユーシチェンコの対立、二度の天然ガス戦争、ヤヌコヴィッチの盛衰、ポロシェンコ立候補に全て関与している。戦後日本史でいえば、児玉誉士夫みたいなものか。さらに最近では、トランプ-マナフォート-クレムリンの環の一員であったことも取沙汰されている。しかし、フィルターシにお世話になった人はたくさんいるのに誰も助けないのかねえ、ポロシェンコとかクリチコとかプーチンとか。
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2017年02月23日

前線のウクライナ軍兵力は3.7万人

 こちらによると、ポルトラク国防相は、ドンバス紛争ライン上には、3.7万人のウクライナ従軍者がいる、と述べた。
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就業可能人口は2600万人だが、男性、18-45歳(赤紙の対象者)で絞ると、おそらく対象人口は1000万人以下。とすると、対象者の0.5%くらいか。人民共和国側にも同数の戦力がいると仮定すると、ドネツク・ルガンスク人民共和国の総人口の1%が前線に貼りつていることに(ロシアからの出稼ぎ兵士もいるだろうが)。38度線に100万人以上を配置している北朝鮮に比べるとだいぶ穏やかだ。
posted by 藤森信吉 at 12:54| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年ウクライナ・ガス統計

こちらに国家統計局のガス輸入統計が掲載されているので紹介。

・2016年、ウクライナは、109億457.7万m3(21億9082.3万ドル)の天然ガスを輸入(200.9ドル/1000m3)。
・契約ベースでは、スイス(32.16億m3)、ドイツ(25.47億m3)、フランス(19.92億m3)、イギリス(7.92億m3)、ポーランド(7.51億m3)、イタリア(5.8億m3)、オーストリア(4.8億m3)、ルクセンブルク(1.95億m3)、ハンガリー(1.7億m3)、チェコ、スロヴァキア、ノルウェー、マルタと続く。
・ウクライナは20以上の企業からガスを輸入。
・ロシアからの輸入はなし。
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 以前に紹介したデータと微妙に違うので改めて紹介。輸入先にマルタがこっそり登場していますねえ(笑)
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2017年02月22日

ドンバス和平案、百家争鳴

 こちらによると、ヤヌコヴィッチ前ウクライナ大統領は、ポーランド、フランス、ドイツ、欧州評議会、欧州評議会議会アンサンブル、欧州議会、ロシア、アメリカの指導者に公開状を宛てた。それによると、「キエフ側がミンスク合意を履行しなかった場合のウクライナ東部紛争に解決策」として「ドンバスの地位に関する住民投票のイニシアチブが必要であり、ウクライナ住民の大多数は、いかなる平和的なイニシアチブも支持するだろう。急進派の一部のみが流血を好むに過ぎない」とした。また、「ドンバスがウクライナ領から分離することに反対である」としてウクライナの領土保全を支持していることを明らかにした。
 さらにヤヌコヴィッチ前大統領はマイダン時の協定違反や今日に至るまでの政権の不正調査を欧州評議会に提案した。 
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ニューヨークタイムズ紙が、アルテーメンコ・ウクライナ最高会議議員がウクライナ・ロシア関係の改善策をトランプの側近に提案したと報道される中、ヤヌコヴイッチも負けじと存在感をアピール。
posted by 藤森信吉 at 19:05| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

ガスプロム、人民共和国に年24億m3のガスを垂れ流し

ガスプロム社が公表した四半期報告書によると、2016年にガスプロムは「ウクライナ」に23.9億m3を供給した。
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 ロシア政府やガスプロムが、「ウクライナ」と称しているのは、全て人民共和国向け。このような形で数字ではっきりするのは実に有難い。
ウクライナ、ナフトガス・ウクライナ社は、2015年11月以降、ガスプロムに発注をしていないし、2009年契約が規定するところの前払金を入金していないし、自らがコントロール可能なポイントからガスを受け取っていない、よって支払い義務はない、としている。
posted by 藤森信吉 at 10:08| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

ポロシェンコ、ロシアによる「人民共和国」国籍承認に激怒

ロシア大統領令
「ウクライナのドネツク・ルガンスク州の特別地区領に恒常的に居住するウクライナ国民および無国籍人に発給された書類および輸送手段登録書のロシア連邦における承認」に関し、ポロシェンコ大統領は、「私にとり、ロシアの占領と国際法違反の相変わらずの証拠であり、ミュンヘン安全保障会議の開催中に起きたことは非常にシンボル的かつシニカルである」と述べた。
 また、ザハルチェンコ・ドネツク人民共和国元首は、「ロシア連邦が過去、未来にわたり自らの同胞の権利を擁護する更なる証拠である」とロシアに対する感謝を表明した。
 プロトニツキー・ルガンスク人民共和国元首は、「共和国が国家として存在するという更なる証拠」であり「共和国の国際承認に近づく一歩である」と評した。また、「本大統領令は、我々の将来がロシアと不可分につながっており、ロシア世界の不可分の一部であることを確認している」と評した。
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 以前に、ロシアが人民共和国のパスポートを事実上、承認しているという記事を紹介したが、ポロシェンコが言うように、まさにこのタイミングにぶつけてきたと考えるべき。
 トランプの対ロ外交にがっかりしたクレムリンは、中・短期的な人民共和国問題の解決(=ウクライナ連邦内に押し付ける)を諦めたのだろう。しかし、人民共和国側が「ロシアへの編入の一歩」とコメントしていない点にも注目。
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2017年02月19日

大統領、活動家の鉄道封鎖活動を批判

 こちらによると、大統領は、ドンバス占領地域境界線における鉄道の封鎖差活動は、人民共和国を封鎖しているのではなく、ウクライナそのものを封鎖している、と批判した。
 大統領は、国家安全保障会議上において、「無責任な封鎖活動により、今日、国家のエネルギー安全保障が脅威にされさている、彼らは、ウクライナ鉄鋼業をウクライナ製コークスから、ウクライナの家族をウクライナの暖房から、ウクライナの家屋をウクライナの電灯から、ウクライナ人を労働口から、ウクライナのフリブナを安定から『守護している』」と付け加えた。 
 大統領は、火力発電用石炭の不足により電力問題が生じていること、鉄鋼業界が原材料不足で生産を縮小していること、その結果、年20億ドル相当の損失をもたらし、さらには、国家の不安定と外交・政治的手段を通じたドンバスの再統合政策を損なっている、と指摘した。
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 ウクライナ政府は、占領地域との間の物流制限を2015年6月から導入しているが、大統領が言及しているのは、以前に紹介した、一部政治家・活動家が行っている鉄道が運搬する石炭輸送の封鎖活動。大規模停電を引き起こしかねない「愛国行為」に対し、さすがに大統領も堪忍袋の緒が切れたといったところか。愛国有罪。
posted by 藤森信吉 at 09:25| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月18日

アフガニスタン撤退28周年

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、「他国領における軍事行動参加記念日」において、アフガニスタン戦死者へ花を手向けた。
大統領は、「アフガニスタン戦争で16万人のウクライナ人が参加し、残念なことに多くが命を落とした。
彼ら戦争に参加した世代は、ウクライナ国家の発展に積極的に参加してきた。尊厳革命時にアフガニスタン従軍者が発した言葉、彼らの経験は、今日、ウクライナ独立・領土保全のためのロシアとの闘いの勝利の要となっている」と述べた。
また、こちらによると、ウクライナ人16万人が参加し、3300人が死亡、8千人が傷痍軍人として帰国した。今日、アフガニスタン従軍者の内、129名がウクライナ軍に、180名が国境警備隊、13名が国家親衛隊に所属している。アフガニスタン従軍者の中には、ウクライナ英雄であるマイダン自警団「アフガン」百人隊長オレーグ・ミフニューク氏がいる。
 因みに、こちらによると、10年余りの戦争期間中、60万人中1万2500人がモルドヴァ人であり、300人が死亡。
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ウクライナの各都市には、アフガン従軍記念のモニュメントがあるが、墓標を見ると、20歳ちょっとがほとんどで心が痛む。
 しかし、アフガニスタン戦争までマイダンにつなげられるとは。「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話である」とはよく言ったものだ。
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2017年02月17日

闇経済の割合、低下

 ウクライナ経済発展商業省によると、闇経済の対GDP比は35%に低下した。
 2016年1-9月期の闇経済の水準は、公式GDPの35%に匹敵し、これは前年同期比で5ポイント減であった。非闇経済化の理由としては
・マクロ経済の安定(インフレ率の低下、為替レートの安定)
・規制緩和および行政の効率化によるビジネス環境の改善
・経済関係の復興や新しい経済関係の形成
・統一社会保障税の低減による労働市場の規則化
が挙げられている。この結果、ロシアによる禁輸・トランジット封鎖のネガティブな要素を克服している。
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2017年02月16日

2016年ウクライナ貿易統計

ウクライナ国家統計局が2016年貿易統計を公開したので、簡単に紹介。
・2016年貿易統計(商品)
・輸出額363億6280万ドル(前年比マイナス4.6%) 輸入額392億4860万ドル(プラス4.6%) 28億8580万ドルの貿易赤字
・輸出先 EU諸国 37.1%  対CIS諸国16.6%  対ロシア 9.9%
・輸入先 EU諸国 43.7% 対CIS諸国 21.8% 対ロシア13.1%

・商品構成
輸出 鉄製品 19.9% 穀物 16.7% 機械電気設備 10.0% ミネラル製品 7.5% 食料製品6.7% 
輸入 ミネラル製品21.6%(エネルギー 20.0%)、機械電気設備 20.1%
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 対CIS(対ロシア)貿易額が激減する一方で対EU貿易は額自体も伸びている。EU万歳路線に事実が追い付いてきたようだ。というか、ロシアが強いているだけですが。
 輸出額で見ると、鉄と穀物が二大輸出品というのは変わらないようだ。機械電気設備は原子炉が輸出入ともに大きな額を占めている。
 部と類をごちゃまぜにしているので、引用される場合はオリジナルに当たってください。
posted by 藤森信吉 at 12:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

キエフは97位

こちらによると、QS世界学生都市ランキングでキエフ市は世界97位だった。
 キエフ市は物価安(Affordability rank)と、ウクライナ内のトップ2大学(キエフ工科大、シェフチェンコ名称キエフ大)が存在することが評価された一方で、日常生活でウクライナ語が必要である、と付記されている。
 ランキング一位はモントリオール、二位パリ、三位ロンドン、四位ソウル、と続いて七位東京。十七位に京都・大阪・神戸、三十九位にモスクワ、七十八位のサンクト、九十一位トムスク、九十三位にノヴォシビリスク、九十四位タンペレ、九十六位にヴィリニュス。
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 フリブナ安で何とかランクイン、ということに(ロシアの大学も同様だが)。分野によりけりだが、ハリキフ(おそらく治安で減点)とかリヴィウの方が良さそうな気がする。
posted by 藤森信吉 at 18:17| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホワイトハウス「ロシアはウクライナにクリミアを還せ」

 スパイサー・ホワイトハウス報道官は「大統領はロシア政府がウクライナにおける暴力を差し控え、クリミアをウクライナに還すことを期待している」と述べた。
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 面倒なので、該当箇所のコピペ。フリン補佐官クビに言及した後、「でもロシアにはビシッと言ってますから」と言わんばかりにウクライナ問題にも言及。アメリカ国内のあちこちから突かれて、トランプの対ロ外交の幅はかなり狭められてしまいました。さて、クレムリンはここまで予測できましたか。
He continues to raise the issue of Crimea, which the previous administration had allowed to be seized by Russia. His Ambassador to the United Nations, Nikki Haley, stood before the U.N. Security Council on her first day and strongly denounced the Russian occupation of Crimea. As Ambassador Haley said at the time, the “dire situation in Eastern Ukraine is one that demands clear and strong condemnation of Russian actions.”

President Trump has made it very clear that he expects the Russian government to deescalate violence in the Ukraine and return Crimea.
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2017年02月13日

ウクライナ、ロシアをWTO提訴

 ウクライナ経済発展商業省によると、ウクライナは、ロシア領トランジット問題についてWTOに専門家グループの設置を求める要望書を送った。
 2016年1月1日にEUとの自由貿易圏が発効以降、ロシアは、ウクライナからカザフスタン、クルグズスタンへの自動車・鉄道輸送を制限しており、カザフ向けの79%、クルグス向けの95%はロシアによって制限もしくは禁止されている。このため、2016年のウクライナの中央アジア/東アジア向け輸出は前年比38.8%で、カザフ・クルグス向けは4億ドルの損害を蒙っている。
posted by 藤森信吉 at 20:06| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドネツク人民共和国、DKR建国99周年を祝う

 こちらによると、ドネツク市において、ドネツク・クリヴォイログ共和国建国99周年の式典が行われた。
 ソ連の活動家アルチョームの像の前で1000人余りが集まり、ザハルチェンコ元首、プシリン議長、クレミジン市長代行、省庁や各団体の代表も参加した。
 ザハルチェンコ元首は「我々の祖先はドネツク・クリヴォイログ共和国創設という決定的な行為を行った。我々は祖先同様にドネツク人民共和国を立ち上げた」と述べた。プシリン議長は「我々の将来は我々の手の中にある。世界情勢は変化し、ドンバス紛争に対するアメリカの方針も変わるだろう」と述べた。
 ドネツク・クリヴォイログ・ソヴィエト共和国は、1918年1月30日(2月12日)にハリコフで開催された第4回ドネツク・クリヴォイログ炭田労働代議員ソビエトにおいて建国が宣言され、リーダーはキーロフやスターリンの友人であるフョードル・セルゲーエフ(アルチョーム同志)であった。共和国の領土は一か月後にウクライナ・ソヴィエト共和国に含まれ、1919年2月17日に事実上、消滅した。ドネツク・クリヴォイログ・ソヴィエト共和国には、今日のウクライナの両人民共和国領、ドニプロペトロフスク、ザポロジア州、そしてハリコフ、スゥミ、ヘルソン、ニコラエフ州の一部、ロシアのロストフ州の一部が含まれていた。首都はハリコフで、後にルガンスクに移った。
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さすがに寒いせいか、動員数がしょぼいですな。しかし、こんなマニアックな共和国を引き合いに出してきて「固有の領土」を主張するとは。キエフ中央ラーダといい勝負だ。
posted by 藤森信吉 at 19:28| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

ロシア語放送局、続々摘発

 こちらによると、ウクライナ・テレビ・ラジオ問題国家会議は、ウクライナ語放送の割合を満たさなかったとして、「シャンソン」局に12万6000フリブナの罰金を科した。2016年11月8日のモニターによれば、国家語の割合は21.1%だった。
 この他、Kiss FM(キエフ)やラガンシク、キロボフラード、ドニプロペトロフシク、ハリキフの地方テレビ・ラジオ局が罰金を科せらた。国家会議の委員によると、「ラジオ言語割り当て法」の施行当日に違反が見つけられたという。
 2016年11月、「言語割り当て法(テレビ・ラジオ放送法)」が施行され、ラジオ局は、全曲中、35%以上を国家語で占めねばならなくなった。またEU公式言語が60%以上を占める場合、ウクライナ語の割合は25%以上となる。
 シャンソン局は12月にも、ロシア海軍歌を放送したとして29万4000フリブナの罰金を科せられている。
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ラジオ「シャンソン」はバタ臭いロシア語ポップスばかり流している局のようだ。ネットラジオ(現地のFM放送と同一内容かどうかは不明)で小一時間程聴いてみたが、ウクライナ語歌謡は一曲だけだった。ニュースは何故かウクライナ語、DJはロシア語、ジングルはウクライナ語とロシア語。ウクライナ語の占有率は体感15%くらいか。
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2017年02月11日

ガス備蓄、減少中

 こちらによると、暖房シーズン入り以降、ウクライナのガス備蓄は35%減少した。
 2016年10月13日から2017年2月4日まで、地下ガス貯蔵庫におけるガス備蓄量は51.5211億m3減少し、95億7992万m3となった。特に1月に21億m3がくみ出された。2016年2月4日における備蓄量は109億1470万m3、2015年2月4日は91億2557万m3であった。
 2月4日のデータによると、3540万m3がくみ出され、他方で4786万m3(スロヴァキア4056万、ハンガリー355万、ポーランド371万)が輸入された。また国内生産は5668.5万m3であった。
 ナフトガス・ウクライナ社によると、暖房シーズンには十分な備蓄量があり、極寒の場合のみ追加的な輸入を行う。暖房シーズン末に備蓄量70-80億m3である必要がある。2016年4月6日には84億m3、2015年4月10日には76億m3が残されていた。
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今冬はかなり寒かったようですが、ロシアからの輸入なしで暖房シーズンを乗り切れるようです。 
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2017年02月10日

フロイスマン首相「10年間でEU加盟の準備を整える」

 こちらによると、フロイスマン首相は「10年以内にウクライナはEU加盟基準を整える」と発言した。
 フロイスマン首相は、ブリュッセルを訪問し、ウクライナ経済成長に関する会議に出席した。その際に「
経済改革の成果は得られていないが、しかし2017年に経済成長を加速化させ、ウクライナ国民皆が生活が改善された訳を感じ取れるだろう」と述べた。また、ウクライナのEU加盟問題について「我々には宿題が課せられている。一年前に述べたように、10年以内にEU加盟基準に則することができる。しかし、厳しい道のりであろう」とし、行政改革、汚職対策が実行されていることを紹介した。
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ドドン・モルドヴァ大統領の後をなぞるかのように、フロイスマンのブリュッセル訪問。しかし、「近い将来にEU加盟の準備を整える」とは、2002年に当時のクチマ大統領も言ってましたね。
posted by 藤森信吉 at 18:08| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする