2017年06月12日

ドンバスで水不足の懸念

 国際赤十字委員会によると、ウクライナ東部で35万人以上が水道水不足に陥る可能性がある。
 駐ウクライナ国際赤十字委員会代表は「年始から、ドネツク浄水所は戦闘の影響で45日間、操業を停止しており、停戦ライン両側の住民への水道供給に影響を及ぼしている。また南ドンバス水道パイプラインは4か月間、操業を停止しており、80万人が自主的に避難している。早急な修繕が必要だ」と述べた。国際赤十字社は、ドネツク浄水所、第一ポンプステーションおよび南ドンバス水道パイプライン、さらには危険に晒されている重要なインフラ周辺を中立の安全地帯に指定するよう提案している。また赤十字社は、安全地帯設置に際し、両者間の中立的立場で活動する用意がある、としている。
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ、ノルウェー・ガスを輸入可能に

 こちらによると、2022年以降、ウクライナはノルウェー・ガスを直接受領することが可能となる。
 ビリャフシキー・エネルギー石炭産業相顧問は、6月9日にポーランド・デンマーク間でガス直接供給インフラ協力に関する覚書が調印されたことを引用し、「ノルウェーガスのウクライナ直接供給は2022年以降、現実のものとなる。ウクライナ・ポーランド間の接続建設が残されるだけだ。秋にはパイプの調達が開始されねばなるまい」と述べた。



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地図で見ると バルト海底でノルド・ストリームと交差するようだが、技術的には特に問題にならないのだろう。
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2017年06月11日

友達の友達は敵

 統一ロシア党は、モルドヴァ社会党(PSRM)と友好協定に調印した。
 統一ロシア党から、メドヴェージェフ首相(統一ロシア党代表)、ネヴェロフ書記、グリィズロフ上院統一ロシア会派代表、ジェレズニャーク幹部会議副書記が出席した。
メドヴェージェフ氏は「両党の関係は、今日の友好的な両国関係のように転換される必要がある」として、統一ロシアはモルドヴァ社会党とさらなる関係深化の用意があることを示唆した。
 グレチャーナヤPSRM代表は、両国の友好関係は何世紀にもわたり深化しており「一時期、政治で分断が試みられたが成功しなかった。モルドヴァ共和国は一貫してロシアとの戦略的パートナーシップに賛成しており、その言葉にそって我々は進んでいる」と述べた。



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沿ドニエストルの刷新党が統一ロシアと友党関係にあるので、統一ロシア党を介して、モルドヴァ・沿ドニエストルの大統領与党は友党関係にある、ということになる(笑)。モルドヴァ再統合の兆しがここにも。
タグ:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 21:50| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

EUビザなし渡航体制、発効

こちらによると、11日 00:00、ウクライナ国民に対するEUビザなし渡航体制が発効した。生態認証付パスポートを有するウクライナ国民はシェンゲン30か国に180日間内90日間、ビザなしで滞在できる。
 ポロシェンコ大統領は、キエフ市のヨーロッパ広場において演説し、「ウクライナは別の歴史的エポックに移行した。我が国がロシア帝国から離れ、民主主義世界ウクライナと権威主義的ロシア世界とに分かれたのだ」とその意義を強調した。
 また、「ロシアの日(6/12、ロシアが主権宣言を行った日)の前日にビザなし渡航体制が発効したことは象徴的だ、我々はついに政治的、経済的、そしてガス・エネルギー、精神的にも別々の独立国になったのだ」「ソ連時代、我々はまずソ連を出国する際の特別許可を得る必要があったことを忘れてはならない。我々は自らの自由を評価すべきである」と述べた。
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生態認証パスポートは既に国民の10%、400万件発効済とのこと。しかし、ビザなし渡航が発効しただけなのに何とも大袈裟な…EU加盟(いつかは不明)の暁には感動のあまり失神するのではないか。
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2017年06月10日

沿ドニエストル・モルドヴァ間の電力契約が復活

 こちらによると、クラスノセリスキー沿ドニエストル大統領は、モルドヴァとの電力輸出契約が復活した、と述べた。
 クラスノセリスキー大統領はマルトィノフ首相を伴いモスクワを訪問し、沿ドニエストル問題担当ロシア大統領特別代表ラゴージン副首相と会談した。会談では、ロシアの経済援助および6月5日に発効したMGRES(沿ドニエストルの発電所)・Energocom(モルドヴァ国営企業)間の電力供給契約についても言及された。
 「ラゴージン殿がMGRES・モルドヴァ間の契約回復に尽力されたことを感謝する」とクラスノセリスキー大統領は述べた。
 こちらによると、電力供給は再開された模様。「3月末に電力供給の交渉が決裂した際、全ての情報はラゴージン氏に集められ、危機脱出のための対策を任された」とクラスノセリスキー大統領は述べた。
こちらによると、契約価格は45ドル/MWhで、モルドヴァ輸入量の70%を満たす。3月末の契約では、ウクライナ企業DTEK社が、 契約価格50,2ドル/MWhでシェア100%分を供給することになっていたが、同社のシェアは30%に落とされることになる。
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4月時点の情報で書いた拙稿はプーチン、沿ドニエストルに"死刑"を宣告 ウクライナの電力輸出攻勢に沿ドニエストル経済は大ピンチ(有料なのですが、どこかに無断転載されているかもしれません)
 ラゴージンが、愛する沿ドニエストルを救うため、ロシアの関係機関、ガスプロム社等を駆け回って調整した、というニュアンスだが、ラゴージンってそんなに力あったっけ? いずれにせよ、ロシアとしては苦渋の選択になる。
MGRESが電力輸出で稼働率を上げる
⇒沿ドニエストル経済は助かる😃
⇒発電用天然ガス消費量が増える⇒ガス代払わないのでガスプロムが丸損😞
 ラゴージンがガスプロムにあれこれ言えるとは思えないので、予定通り2月間ほど輸出停止することで沿ドニエストル側にクレムリンが脅しメッセージをかました、あるいは沿ドニエストル経済が予想以上に崩壊してクレムリンがちょっと慌てた、というところか。
 
posted by 藤森信吉 at 21:58| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

ロシア下院、沿ドニエストル封鎖の停止を求める

 こちらによると、ロシア下院はウクライナ、モルドヴァ、OSCE議員会議に対し、封鎖解除を求める決議を行う。
 下院の円卓会議「沿ドニエストル問題の進展へのウクライナの影響」に、下院議員、モルドヴァ社会党党首および沿ドニエストル最高会議議長が参加。「ウクライナ政権、モルドヴァ政府および議会、そしてOSCE議員会議に対しモルドヴァ大統領および沿ドニエストル元首に平和的解決の機会を与え、人道的災害をもたらす行為を差し控える旨、呼びかけを行う」と勧告書の草稿には記されている。
 また、円卓会議の参会者は沿ドニエストル内で消費される輸入品の輸送を含むスロボトカ・コロバスナ鉄道路線の境界通過手続きの再開も求めた。
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 ロシア政府自身、沿ドニエストルを見捨てつつある中で白々しいアピール。
沿ドニエストルをいぢめる悪い人:ウクライナとモルドヴァ内閣・議会
良い人:沿ドニエストル、モルドヴァ大統領(内閣・議会と対立中)、ロシア下院
posted by 藤森信吉 at 11:33| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

世銀、ウクライナの予測成長率を発表

 世銀はウクライナの予測成長率を発表した。
 それによると、2017年は1月末からのドンバス封鎖が鉄鋼、発電業にマイナスのインパクトを与えることが予想されるが、諸改革により成長の兆しもみられる。2017年度は2%、2018年度は3.5%の成長が見込まれる。この予測は、今年度末まで封鎖は解除されず鉄鋼輸出が減少・電力業界が混乱することを織り込んでいる。




posted by 藤森信吉 at 10:26| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

ストックホルム仲裁決定がティモシェンコに飛び火

 こちらによるとポロシェンコ連合党は、ティモシェンコに対する捜査再開を求める予定である。
 イワン・ヴィンニク議員(ポロシェンコ連合党)は、ストックホルム仲裁が確定するウクライナ国家の損失額は、刑事訴訟の根拠となるとの見方を示した。 
 議員は「ストックホルム仲裁の決定で、ウクライナは20億ドルの補償金を受け取れることになっているが、確定はしていない。確定次第、2009年ガス契約に調印した者に対する捜査へ移るだろう」との見解を示した。
 これに対し、祖国党会派のリーダーティモシェンコ議員は、野党「祖国党」を潰すために政権が、ストックホルム仲裁の決定を利用している、と批判した。ティモシェンコ議員によると、「take or pay」原則は、当時、ヨーロッパ各社がガスプロムと契約する際の典型的な条項であったが、2011年に欧州委員会が反独占調査を行い、それ以降、除外された、という。「ドイツ、チェコ、ポーランドに続いて、ウクライナでも除外された。特別なことは何もない」と反論した。また、「今日、ポロシェンコ政権は、ウクライナ国内生産のガスに285ドル/1000m3もの値を付けている、2009年時点の価格より高い」と批判した。
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このままでいくと、次の大統領選挙はティモシェンコvsポロシェンコの一騎打ちか。典型的なポピュリストvsオリガルヒの戦い。
posted by 藤森信吉 at 15:27| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

ギリシャ-カトリック教会上級大司教の葬儀に大統領参列

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、キリスト復活総大司教座大聖堂で行われたフーサル・ウクライナ・ギリシャ・カトリック教会(УГКЦ)名誉上級大司教の葬儀に参列した。
 参列後、ポロシェンコ大統領は「彼の言葉はウクライナの精神・自由、領土保全およびウクライナの主権を守ることにおいて、非常に重要な役割を果たした。今、主のもとでウクライナ、ウクライナ人民、そして我々の未来がいっそう、強固になるよう、祈りを捧げていると確信している」と述べた。
 リュドムィル・フーサル名誉上級大司教は31日に逝去し、5日に総大司教座大聖堂の地下に埋葬された。
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 ポロシェンコはウクライナ正教徒(モスクワ主教座)だったような、という突っ込みはさておき、ウクライナのキリスト教各派は続々と代替わりしていて、融和の好機なんですがねえ。

posted by 藤森信吉 at 12:18| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

「シュヘーヴィチ通り」への改称、今度は可決

 こちらによると、1日、キエフ市議会は、ヴァトゥーチン将軍通りをロマン・シュヘーヴィチ通りへ改称する法案を可決した。
 ウクライナ最高会議議員ユーリ・ボフダン・シュヘーヴィチ(ラディカル党)が、改称支持を求める演説を行い、採択に必要な61を上回る87の賛成を得て可決された。
 ヴァトゥーチンは1943年のキエフ解放で赤軍を率いた将軍で非共産化の対象外であったが、改称になった。------
昨年末に否決したが、半年後に再審議・可決。関係ないが、このニュースのリンク先を辿っていくと、キエフ市議会のスバボーダ会派には例のイーホル・ミロシニチェンコが所属しており、銀行ローン滞納という記事に辿り着きました。


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2017年06月04日

人道援助コンボイ、第65弾到着

 10日程前のニュースだが、キリが良い数字なので紹介。
こちらによると、ロシア非常事態省が組織する人道援助トラック群第65弾がドンバスに到着した。
 ルガンスク人民共和国へは11両、148.2トンが到着した。内120トンはベビーフードで、7トンは医療品、その他書籍である。4月27日には第64弾の人道援助(10両、132.5トン)が到着している。ロシア非常事態省が組織する人道援助コンボイは2014年8月から廃止され、両人民共和国に68000トン以上の人道援助品をもたらしている。
posted by 藤森信吉 at 10:22| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

ストックホルム仲裁で勝てそう?

 ナフトガス・ウクライナ社とガスプロム社がストックホルム仲裁で係争中だが、ウクライナ側の見立てがこちらにまとめられているので簡単に紹介。
ナフトガス・プレスによると
・ガスプロムが要求している take or pay は完全に却下
・ナフトガスが要求している市場条件(ヨーロッパのハブ価格)を考慮した価格の見直してを仲裁は2014年以降から適用。
・再輸出禁止条項は完全に却下

また、こちらによると、ガスプロム社は中間決定書をストックホルム仲裁から受け取っており、最終決定は6月末になるという。
 両社は2009-19年ガス契約をめぐって係争中であり、4月時点では、販売契約をめぐりガスプロムは457億ドルを、ナフトガスは179億ドルをそれぞれ要求している。
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ナフトガス社は輸送契約についてもガスプロム社に違約金を請求しているが、こちらの情報はなし。
take or pay条項が却下されると、ガスプロムはほとんど取れないことになりますが、果たして。
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2017年06月02日

モルドヴァ・ウクライナ共同通関、始動

 こちらによると、5月31日、ウクライナ側のクチュルガン出入国ポイントで、モルドヴァ・ウクライナ共同の旅客・貨物通関コントロールが開始された。
 両国共同通関は「モルドヴァ・ウクライナ国境における出入ポイントにおける旅客・輸送手段・貨物の共通管理に関する」政府間協定によるものであり、EU、EUBAMの支持を得ている。
 第一段階は沿ドニエストルからの輸出品のオペレーションに対する管理を両国係官が共通で行ない、車輌、人の流れをモニターし、外国人の出入国を記録する。
 第二段階は、輸出入品、車両、人の流れを共通管理する。沿ドニエストルの生産野菜、肉製品は、ウクライナ・モルドヴァの検疫機関が発行する証明書によって搬出可能となる。沿ドニエストル側は、「自国境」におけるこの管理に反対しており「経済封鎖の新段階」と見做している。
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以前に紹介したニュースの続報。モルドヴァ・沿ドニエストルの再統合は早まりそう。
posted by 藤森信吉 at 11:26| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナの平和度指数は154位

 経済・平和研究所(IEP)は2017年度世界平和度指数(グローバル・ピース・インデックス:GPI)を発表した。
 それによると、ウクライナは世界163位中、154位だった。最下位はシリア。ウクライナの紛争コストは667億4900万(購買力平価、PPP)でGDP比20.4%に達している。
 分離地域を抱えるアゼルバイジャンは132位、ジョージアは94位、モルドヴァは旧ソ連地域で最高の62位。
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2017年06月01日

ティモシェンコ、相変わらず支持率トップ

 レイティング社による2017年5月の世論調査結果が公表されたので、興味深い数字のみをピックアップ。
 2017年5月12-20日、ウクライナ全土2000人を対象。

・どの政党に投票するか(投票参加かつ投票先がある者における割合)
祖国党13.9、野党連合党10.4%、ポロシェンコ連合党10.2%、ラディカル党9.5%、生活党9.2%、国民ポジション党7.7%、自助党7.7%、スバボーダ党6.6%
・どの大統領候補に投票するか
ティモシェンコ15.0%、ポロシェンコ12.0%、ボイコ10.2%、ラビノヴィッチ10.1%、フリィツェンコ10.1%、リヤシコ9.6%、サドーヴォイ7.6%、チャヒニボーク4.8%
・ウクライナは正しい方向に向かっていると思うか
 正しくない方向に向かっている 76%、正しい方向13%、回答困難11%
・あなたにとって最重要問題は
 ウクライナ東部の戦闘53%、賃金・年金の低さ47%、公共料金の値上げ45%、インフレ37%、中央政府の職25%、失業問題23%(以下略)
・ウクライナ最高会議の前倒し選挙
 完全に支持する25%、どちらかというと支持25%、回答困難13%、どちらかというと不支持23%、完全に不支持14%
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生活党ならびにラビノヴィッチ氏に対する謎の支持率。このお方(名前からしてユダヤ民族籍だが)、20年前にも別政党で議席を獲得していた。2016年7月の調査では、公共料金の値上げが最大の問題であったが、今回の調査では一段落している。
posted by 藤森信吉 at 22:27| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

プーチン「ヤロスラフ賢公はロシア人」

 こちらによると、プーチン大統領は、訪問先のフランスで、「ヤロスラフ賢公の娘アンナはロシア人である」と発言した。
 プーチン大統領は、マクロン仏大統領との共同記者会見において、両国の関係について触れ、「賢明なフランス社会は、ロシア人アンナ、フランス女王にして我々のヤロスラフ賢公の末娘、アンリ一世の妃について知っている。彼女は、フランスの発展に貢献した。少なくとも2つのヨーロッパ王朝、ブルボン朝とヴアロワ朝の始祖の一人である」と述べた。
 この発言に対し、ポロシェンコ大統領は、ウクライナ・EU連合協定をオランダが批准したことに関するコメント内で、「古代ウクライナのヤロスラウ公とキエフ公娘のアンナを、プーチンは全ヨーロッパ人の目前でロシアの歴史にすり替えた」と批判した。
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 ロシア・ルーブリ札にもウクライナ・フリブナ札にもヤロスラフ公は登場するが、さすがにこの論争には、墓場のヤロスラフ公も苦笑だろう。ウクライナ人、ロシア人、という概念が当時あったんですかね。
 「想像の共同体」を世界中の大学や政治家の必読書にすべきだと頓に思うこの頃。
posted by 藤森信吉 at 17:31| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

スロヴァキアからのリバース輸入1000日

 こちらによると、スロヴァキアのリバース輸入ルートが開通してから1000日が経過した。 
 2014年9月2日から5月29日までの間、ウクライナは270億m3のガスをこの経路で輸入した。「本ルートのおかげで、ウクライナはロシアからの輸入なしに冬を2回越せた」とベリャフスキー・エネルギー石炭省顧問は述べた。
スロヴァキア経由でウクライナは2014年に36億m3、2015年に97億m3、2016年は91億m3、そして2017年1-3月期には48億m3を輸入した。
ヨーロッパ諸国からのリバース輸入のアイデアは2009年に生じ、2012年11月にポーランド経由で、2013年4月からはハンガリー経由で、そして2014年9月からはスロヴァキア経由で輸入を開始した。スロヴァキアからウクライナへのブジンツェ点の輸送容量は4250万m3/日あり、技術的には5500-6000万m3/日まで増加させられるが、まだ実現していない。
posted by 藤森信吉 at 12:20| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ、人民共和国に電力/水道を垂れ流し

こちらによると、2016年にウクライナはドンバス占領地域に15.17億フリブナの電力、30億フリブナの水道を無償供給した。
 ヴォイツツィカ最高会議代議員がエネルギー石炭省に請求したデータによると、ルハンシク州の占領地区には12億8800万kWh(17.18億フリブナ)を供給し決済率は24.2%で債務額は13.96億フリブナであった。ルハンシク州の占領地域への電力供給は停止されたが、ドネツィク州への供給は続いている。また、ドンバス水道社に対する債務は28億8984万フリブナ(VAT込)に達している。正確な債務額はさらに膨れ上がる、と述べられている。

 
posted by 藤森信吉 at 12:19| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モルドヴァの平均賃金 上昇

 こちらによると、モルドヴァの2017年第一四半期の平均賃金は5218.9レイ(260.9ドル)で前年同期比11.3%増、インフレを除くと6.7%増となった。
 予算対象セクターでは12.6%増の4725.7レイ、実経済セクターでは10.7%増の5428.6レイとなった。
最も高賃金の分野は、IT・通信セクターで11567.4レイ、金融・保険セクター9821.9レイ、熱供給・電気・ガス・水道セクター8722.8レイであった。低賃金は、農林業の3265.6レイだった。
タグ:モルドヴァ
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2017年05月29日

ウクライナ語75%割り当て法、可決

こちらに、ウクライナ最高会議が23日に可決したテレビ放送言語割り当て法の要旨が掲載されているので紹介。
1.ウクライナの全国テレビ局は7:00-18:00、および18:00-22:00の間、ウクライナ語で75%以上放送しなければならない。プライムタイム(18時-22時)は事実上、ウクライナ語以外の放送はできないことになる。
2.地方および地域のテレビ局のウクライナ語放送の割合は7:00-18:00、および18:00-22:00の間、50%以上でなければならない。
3.国家語によるニュースは全ニュース放映時間の75%以上でなければならない。
4.アナウンサーの進行がウクライナ語である場合、ウクライナ語による放送とみなす。また映画の配給・デモンストレーション言語がウクライナである場合、ウクライナ語の映画、とみなす。
5.以下の放送はロシア語でなされてはならない
・進行役によるコメントなしの地元の事件に関するレポ
・ゲスト、専門家の発言
・音声付随として放映される歌
・ミュージック・クリップ
・クリミア・タタール語で語られる製作物
6.75%は国営放送には適用されない。

例外状況の場合、国家安全保障国防会議と書面による合意を得て任意の多言語で行う。




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