2020年06月16日

沿ドニエストル、非常事態宣言を解除

 こちらによると、沿ドニエストルにおける非常事態宣言は6月16日以降、解除された。
 大統領直属のオペレーション本部決定によるものであり、しかしながら共和国領の防疫体制は維持される。大統領は「我々の国内保健レベルから緊急事態を解除するに至ったが、しかし、隣国に対してはそうはいかない。モルドヴァでは毎日、200、300、400人の罹患者が記録されている。したがって、隣国が正常でない限り、国境の開放について言及するのは尚早である。ウクライナについても同様だ」と述べた。また、沿ドニエストルからの出国については、「モルドヴァ側へビジネスや葬儀で渡航することは禁止されない。オペレーション本部が各件について判断する、と指摘した。国境閉鎖前には、12時間でモルドヴァ側に1200人が渡航していたが、閉鎖後は200人に落ちている。すなわち、訪問、ショッピング、散策目的の渡航が1000人であったことを示している。これは蔓延時にはおこなってはならないことだ」と述べた。
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 6月15日時点で沿ドニエストルのコロナ罹患者は1100人、862人が回復、43人が死亡。モルドヴァ側は11879人、6794人、411人。人口比(1:8)からみると、それほど違いはない。
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2020年06月08日

独占資本主義と戦う共産党

 こちらによると、チラスポリ市ソビエトのサモヌィ代議員に逮捕状が請求された。
 沿ドニエストル検察庁によると、共産党に所属するサモヌィ氏はfacebookに偽名で投稿を行い「沿ドニエストルの社会政治生活の不安定化」させ、「クラスノセリスキー大統領を侮辱した」、としている。サモヌィ氏は、嫌疑は捏造されたものである、と主張している。サモヌィ氏は、沿ドニエストル共産党党首であったオレッグ・ホルジャンの政治顧問を2011年から務めている。ホルジャンは2018年以降、拘留されたままである。
 4月17日にロシア国家院の全での会派代表が連名で沿ドニエストル大統領宛てにホルジャン氏の釈放を求める声明を出した。ロシア共産党の情報では6月1日に恩赦が出されるとのことだったが、釈放は実現していない。6月2日にはジュガーノフ・ロシア共産党党首が、沿ドニエストル共産党に対し、沿ドニエストル政府に対する圧力と「シェリフ」批判を強めることを約束していた。

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 沿ドニエストル国家を一言で表すと「シェリフ社=国家体制」。親ロシアとか反モルドヴァとか言っていると何も見えてきません(シェリフとプラハトニュークは仲良しだったし)。シェリフ社は、マルクス流独占資本主義の生きた見本である訳だから、この対決図式も当然のことかと。
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2020年05月31日

ウクライナとモルドヴァ、こっそり沿ドニエストルを封鎖

 こちらによると、ウクライナ・沿ドニエストル間の境界が再び閉鎖された。
 沿ドニエストル国家安全保障省によると、ウクライナは29日に再開した境界通過ポイントを30日に再び閉鎖した。ウクライナは3月16日以来、モルドヴァ側の要請により沿ドニエストルとの自動車道路通過ポイントを全て閉鎖した。沿ドニエストルの生活必需品、医療費品等の輸入はモルドヴァ・ウクライナ間国境通過ポイントであるトゥドラ・スタロカザチエに限定されていた。モルドヴァ側は沿ドニエストルへの輸入貨物を完全にブロックし、沿ドニエストルの経済活動およびコロナ対策を妨害している。モルドヴァ・ウクライナ国境では、沿ドニエストル向け医療貨物が抑留されており、既に一週間以上も留め置かれている車輛もある。
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2020年05月11日

ジューコフ像、沿ドニエストルに新設

 こちらによると、クラスノセリスキー・沿ドニエストル大統領は、ジューコフ像に花を手向けた。
 クラスノセリスキー大統領は在沿ドニエストル・ロシア軍作戦集団(ОГРВ)領内に新たに設置されたジューコフ元帥像の花を手向けた。ジューコフ元帥はオデッサ軍管区司令をつとめ、チリスポリにも幾度となく滞在していた。大統領はお披露目式に際し「ヨーロッパや旧ソ連諸国においてソ連の人民を非難する動きが出ている。プラハを解放したコーネフ元帥像がプラハ、ハリコフで撤去され、また全ヨーロッパをファシズム、ナチズムから解放したジューコフ像も破壊された。沿ドニエストルにおいて偉大な司令官像が置かれることは全く正しく、沿ドニエストルは自由・独立・歴史的真実の前哨地となっている」と述べた。



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 ジューコフ像とかスターリン像とか、どこに発注するのだろうか。
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2020年04月28日

モルドヴァ、どさくさに紛れて沿ドニエストルを封鎖か

 こちらによると、モルドヴァ側は沿ドニエストルの医療機器輸入を妨害している。
 沿ドニエストル外務省の声明によると、モルドヴァ側は沿ドニエストル領への貨物搬入をブロックしており、特に25日以降、コロナ・ウィルス蔓延に伴う医療従事者の安全を確保するための機器を積んだ車輛がモルドヴァ領内で留め置かれている。事前に公式通告したにも関わらず、モルドヴァ側に解決の意思はなく、お役所的な障害で輸入を妨害する行為は反人道的である、と指摘している。
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 今やモルドヴァ側はコロナ対策で何でも正当化できるし、ロシアもそれどころではないので、沿ドニエストル的には大変厳しいかと。2020年秋の大統領選挙でドドンが再選したら、コザーク・プラン発動ですかね。
posted by 藤森信吉 at 14:25| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月08日

沿ドニエストルのコロナウィルス犠牲者、増加中

 こちらによると、沿ドニエストルにおけるコロナウィルスの犠牲者は4名となった。
 沿ドニエストル内務省コロナウィルス対策本部によると、8日現在、罹患者数は66名で内4名が死亡となっている。



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 沿ドニエストルの人口は日本の1/300くらいだから、日本の規模で計算すると、既に2万人が罹患、内1200人が死亡といったところ。人民共和国でも、罹患者が発生している。医療が崩壊もしくは整っていない地域でお年寄りが罹患すると非常に厳しいかと。
posted by 藤森信吉 at 22:22| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月28日

沿ドニエストル、夏時間に移行

 こちらによると、29日深夜、沿ドニエストルは夏時間に移行する。
 3月29日、沿ドニエストルにおいて夜2時、時間が一時間前に進められる。PCやスマホは自動的に時刻が修正される。自動巻時計は手動で行うことになる。夏時間はウクライナ、モルドヴァを含む80か国で実施されている。夏時間移行後、チラスポリとモスクワとの時差は1時間となる。2012年10月24日付沿ドニエストル大統領令により、沿ドニエストルでは、毎年、追加的な法文書なしに夏時間への移行が行われる。
posted by 藤森信吉 at 20:02| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

МГРЭС 稼働に支障か

こちらによると、モルドヴァ地区発電所の従業員に自宅待機が命じられた。
 モルドヴァ地区発電所(МГРЭС)の従業員一名がコロナウィルスに罹患し、全従業員400名の14日間の隔離が決定された。その一方で、発電所は通常の稼働を続ける努力を行う、という声明を発表した。
 26日現在、モルドヴァには177名のコロナウィルス罹患者が確認されており、内2名は沿ドニエストル住民である。
posted by 藤森信吉 at 13:11| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月27日

MGRESの発電量、前年比8%増

 こちらによると、2019年のMGRES発電量は前年比8%増であった。
モルドヴァ国家地区発電所(MGRES)の2019年の発電量は42億4300万kW/hであり、内11億は国内、29億はモルドヴァに供給された。納税額は2億7500万ルーブリで前年比11%増となった。目下、モルドヴァの電力企業と新契約を交渉中である。また、エネルギー源の99.91%が天然ガスであった。
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 MGRESは沿ドニエストルの火力発電所です、念のため。国内向けの数割がマイニングに消費されたと推察。

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2020年02月07日

沿ドニエストル人の自然減、加速

 こちらによると、2019年の沿ドニエストル住民の自然減は3164人であった。
 沿ドニエストルの統計データから計算すると、同地域の出生数は前年比10.8%減の3646人、死亡数は1.2%増の6810人であった。また、移民については、移出が4428人、移入が7901人であった。移入者はモルドヴァ住民であり、彼らはロシア国籍・年金の可能性を求め、また、安い公共料金に惹かれた者たちである。沿ドニエストルの住民数は2019年初で46万5100人であり、前年比4000人減となっていた。
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沿ドニエストルの実人口は30万人くらいといわれているので、3000人は人口比1%に相当する。
posted by 藤森信吉 at 22:21| Comment(0) | 沿ドニエストル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする