2019年06月22日

モルドヴァ、国籍販売プログラムを廃止か

 こちらによると、モルドヴァ新内閣は、投資額に応じた国籍付与プラグラムを廃止する予定である。
 今週、ACUM党の議員の発案による国籍付与の廃止法の第一読が採択された。説明によると、本国籍付与プラグラムは国家及び国民の安全に破滅的な結果をもたらすことになる。また、巨額を盗んだ者がこのプログラムを通じてモルドヴァ国債を買ったり、また国籍受領者の姓名が公開されず、犯罪活動との結びつきをチェックできないことに懸念が生じている。
 本プラグラムが停止されると、 MIC 社・Henley & Partners社から補償金を請求されるリスクがあるが、契約が未公開なため、いかなる問題が生じるのか不明である。また既に7か月ほど国際的にこのプラグラムの宣伝をしてきたため、モルドヴァの評判が落ちる可能性もある。モルドヴァ国籍に関心を持つのは、主としてアジア諸国とCIS諸国であり、特に中国、インド、パキスタン、UAE、ロシア、アゼルバイジャンである。例えばモロッコの医師はヨーロッパまで30kmの距離にも関わらずビザが必要なため、こうした医師や弁護士といった専門職からの需要がある。
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2019年06月20日

プラハトニューク軍団、総崩れ

 こちらによると、プラハトニューク・モルドヴァ民主党党首はモルドヴァを離れ、ヨーロッパの某国に滞在中である。
 モルドヴァ内相は、プラハトニューク氏は14日、メルセデスベンツで沿ドニエストルを経由してウクライナに向かい、オデッサ空港から自らのジェット機でロンドンに向かったことを明らかにした。プラハトニューク氏は、フィリプ内閣の総辞職前に自らのビジネスジェットを用意させ、キシナウ空港に待機させていたが、沿ドニエストル経由に変更した。カンドゥ・民主党議員は、ヨーロッパ某地で会った際、プラハトニューク氏は「ロシア側からの脅威があり、家族の安全を守るためヨーロッパに滞在している」ことを語っていたと述べた。
  民主党の消息筋は、プラハトニューク氏はロンドンに逃れた、彼の家族はマイアミに居住している、と述べた。
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 フィリプ内閣は「総辞職」して野党に転向、変な決定を下した憲法裁は15日に決定を撤回して裁判長は辞任、盟友ショールは雲隠れ中。




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2019年06月14日

「モルドヴァ政府」、アメリカに熱烈アピール

 こちらによると、フィリプ・モルドヴァ「首相」は、在イスラエル・モルドヴァ大使館をエルサレムに移す決定を下した。また、旧共和国スタジアム跡地の区画に在モルドヴァ・アメリカ大使館の建設用地を譲渡する契約にも承認を与えた。フィリプ首相は「簒奪者がこの2計画を阻止し続けているが、我々は選挙後の混乱があろうとこの計画を尊重している」と述べた。
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 モルドヴァは二重権力状態だが、アメリカ政府は、先の選挙結果を尊重しろという立場なので、新政権支持。フィリプさんは旧政権。取り敢えず、モルドヴァ内閣(政府)の公式サイトは旧政権側が支配している模様。パスワードを引き渡していないようだ。
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2019年06月11日

ドドン・プラハトニューク密談の盗撮でモルドヴァは大混乱

 こちらにコザーク・ロシア副首相兼対モルドヴァ通商協力大統領特別代表のインタビューが掲載されているので、簡単に紹介。

・モスクワは親西派サンドゥ内閣と親ロ派ドドン大統領の連合を支持し、プラハトニュークの民主党に反対しているが、これについて。
コザーク「議会多数派連合、内閣の指名はモスクワの選択で国内問題だ。社会党とACUMも大統領も国政選挙で選出されており、モスクワの圧力の結果ではない」
・プラハトニュークはドドンがモルドヴゥを連邦化しようとしていると批判しているが。モルドヴァ訪問時に何を話したのか。
「沿ドニエストル紛争の和平、モルドヴァの連邦化問題は、私のモルドヴァ訪問時にどの政党とも協議されなかった。現状、この問題は時期尚早である。3日にプラハトニュークと会談したが、我々は民主党の反ロ的外交とモルドヴァ連邦化による沿ドニエストル和平に驚愕した。連邦制は民主党のアイデアである。
・プラハトニュークの支配下にあるモルドヴァのメディアにプラハトニューク・ドドン会談の録画が上げられていて、録画内でコザーク氏が連邦制を主張した、と言及されているが。社会党・民主党連合の可能性はあったように思えるが
「ビデオの信頼性は疑問だ。ビデオに真実があるとしてもドドン大統領や我々にとって民主党やプラハトニュークが公式に掲げている立場と異なる点が重要だ」
・ロシアではプラハトニューク氏の刑事事件が捜査されているが、何故、国際的な指名手配を行わないのか
「2017年12月にインターポールにプラハトニュークを手配名簿に載せる要請を行った。プラハトニュークがモルドヴァの支配政党のリーダーであるとは認めない」

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 ドドン・プラハトニューク密談のビデオまで出てきて、もうめちゃくちゃ。
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2019年06月10日

モルドヴァ議会、「解散」

 こちらによると、フィリプ「大統領代行」は議会の解散と選挙日を9月6日とする大統領令に署名した。
 憲法裁の決定に従い、首相職で大統領代行となったフィリプ氏は、署名に際し「ドドン大統領は憲法上の義務である議会解散を遂行することを拒否し、憲法裁によって職務を停止された。9月6日は政党や国家機構が準備するのに合理的な期間である。選挙後の3か月間で多数派を形成できなかった。社会党とACUMブロックが政治危機を作り出した。期日前の選挙は危機から脱出する唯一の手段である」と述べた。
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 EUもアメリカもロシアも反プラハトニュークの中、モルドヴァ民主党(というかプラハトニューク)によるステートキャプチャークーデター(長いな)は成功するのかね。
posted by 藤森信吉 at 16:47| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月09日

モルドヴァ憲法裁、クーデターw

 モルドヴァ憲法裁判所は、民主党からのアピールを審議し、憲法規定にそって議会を解散しなかった大統領は職務を果たしていないとみなして、大統領の職務を停止し、フィルプ首相が大統領を代行し、議会を解散させる命令を下した。
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 憲法85条および91条。政府(内閣)が3か月以上編成されなかったため議会を解散しなければならないところ、大統領がこれを怠った、ということのようです。新政府および新議長の選出も違憲とのこと。

posted by 藤森信吉 at 16:22| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モルドヴァで「脱オリガルヒ」連合政府、成立

 こちらによると、ACUM党と社会党は「脱オリガルヒ」合意に調印し、連合政府が発足した。
「ACUM」ブラットフォームDA-PAS連合党とモルドヴァ社会党の議員はモルドヴァの「脱オリガルヒ」合意に調印した。憲法上の権限に基づき、ドドン大統領はマリア・サンドゥPAS党首を議会に対して首相に推薦し承認された。また議会議長にはグレチャヌィ社会党党首が選出された。
 議会は、議会書記局職員のボイコットで照明がつかず、議場のマイクは動作していなかった。憲法裁は、民主党からのアピールを受けて議長選出が違憲であるとの決定を発表していた。
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 合意書を見ると、全選挙区を比例区へ復帰、年金引き上げ、単一国家の確認、脱オリガルヒのための法案、機構採択等が記されている。NATO/EUやユーラシア経済共同体への言及はなし。
 モルドヴァを訪問したコザーク・ロシア副首相とドドンがあれこれお話して、プラハトニューク民主党は外された模様。
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2019年06月06日

ドドン「沿ドニエストルのガス代は払わない」

 こちらによると、ドドン大統領は、沿ドニエストル地域分の天然ガスを払うつもりはない、と述べた。
 ドドン・大統領は、モルドヴァおよび沿ドニエストルを訪問したコザーク・ロシア副首相と会談した。その翌日、NTV-Moldova局とのインタビューにおいてドドン大統領は「沿ドニエストル地域のガス債務は非常に深刻な問題だ。我々は支払ったことはない。右岸で消費されたガスは恒常的に支払われているが、これは左岸のガス債務だ。この問題は協議が必要だ」と述べた。
 また「新年以降にロシアガスがない、というリスクがある。ウクライナ経由のロシアガス輸送が縮小する問題が協議されていることも知っている。他の供給源で以てこの問題を解決しようと試みているがなかなか難しい。沿ドニエストルについてはこれ以上、ロシアの無料ガスを受け取れない。この地域の状況は根本的に変わる。沿ドニエストルもだ」と述べた。また2020年1月1日にガスプロムの供給契約が失効することについて「政府はいかなる新契約を結ぶべきか頭にないようだ。経済相がガスプロムに親書を送ったが、ガスプロムとの協議は何もなされていない」と閣僚会議を批判した。



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 払う義務があるとか以前におっしゃっていたような・・・
posted by 藤森信吉 at 10:48| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月02日

賄賂は沿ドニエストル・ルーブリに限る

 こちらによると、モルドヴァにおいて沿ドニエストル・ルーブリを賄賂として受け取ることは「汚職」にあたらない。
 多くの役人は沿ドニエストル・ルーブリを賄賂として受け取っており、政治・改革センターは本問題を監査局に問い合わせたところ、「沿ドエストル・ルーブリは賄賂の手段とはなりえない、モルドヴァ、その他諸国は沿ドニエストル・ルーブリ通貨を承認していないからだ」との回答を得た。



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 珍紙幣の歴史にその名を残す沿ドニエストル・ルーブリ。(1→10000)
posted by 藤森信吉 at 16:34| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月18日

モルドヴァ国籍にさっそく怪しい買い手

 こちらによると、投資を通じたモルドヴァ国籍の申請数が23名に達した。
 投資を通じた国籍受領プログラム担当・国家局副局長は記者会見で具体的な申請者のデータを明らかにしなかった。イラン・ショル国会議員の妻でサラ・ショル(芸名ジャスミン)が申請者に含まれているとのうわさが出ている。
 副局長は、国籍申請者は専らIT分野出身でありITパーク構想を利用してモルドヴァで事業拡大を計画しているビジネスマン、と明らかにした。ショル妻については「否定も確認もしない」と述べるにとどまった。ショル議員自身はこの情報を事実と認めている。外国籍の投資者は長期成長ファンドに10万ユーロ入金、もしくは戦略産業に25万ユーロ投資することでモルドヴァ国籍を取得できる。政府は最初の5年間で13億ユーロを見込んでいる。国籍受領は申請後90日以内と保証されており、また申請者の名前は公表されないことになっている。
 モルドヴァでは2018年夏にコンサル企業MIC Holding LLC, Henley&Partners Holdings Ltd, Henley&Partners Government Services Ltd 、enley&Partners International Ltd と経済省との間でこの計画を推進する契約がサインされていた。Henley&Partnersはマルタ国籍売買を追及したジャーナリスト、ダフネ・カルーアナ・ガリジア暗殺で名前が取沙汰されている。

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 いちいち怪しいショル・・・というか本当に怪しいんだけど。ショル妻はロシア国籍保有者なので、モルドヴァ国籍を取得した方がEU圏に行きやすいが、ロシア国籍のままのほうがイスラエルに行きやすい気も。

  
posted by 藤森信吉 at 16:07| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする