2019年08月16日

ラヴロフ、コザーク・プランの復活に意欲

 こちらによると、ラヴロフ・ロシア外相はТерритория смысловフォーラムにおいて、ロシアは沿ドニエストルを国家承認することはない、と述べた。
質疑の中で、ラヴロフ外相は「ロシアは沿ドニエストル・モルドヴァ共和国(PMR)を承認していない。ロシアは以下の原則に立った紛争解決を主張している。第一にPMRの特別ステイタスであり、チラスポリとの合意により、モルドヴァ共和国内に含まれる。モルドヴァは主権を維持し、将来、軍事・政治的ブロックに加わらない中立ステイタスを維持する。これらの原則は2000年代初めに『コザーク・プラン』として既に合意されていた。しかしまさに調印の数時間前に、EUが『ロシアの外交的成功につながる』として、当時のモルドヴァ大統領ボローニンにストップをかけてしまった」と発言した。
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 ロシア政府がドドン・モルドヴァ大統領と共同して、沿ドニエストル側に再統合圧力をかける、という構図。沿ドニエストル支持派のプラハトニュークとショールは放逐され、沿ドニエストルは窮地に。
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2019年07月31日

プラハトニューク、議員辞職

 こちらによると、プラハトニューク氏はfacebook上で議員辞職を表明した。
 プラハテニューク氏は、現政権が法律と人事を政治的に運用していると批判、またモスクワが戦略的な人事を奪取して、親ロシア体制が埋め込まれているとして、NATO諸国に対し、モスクワのステート・キャプチャーに刮目するよう呼び掛けた。その上で、斯様な状態では、国家機関で働く意思はなく、また当選した選挙区の有権者に対する義務を果たすことができないため、議員辞職を行ったと明らかにした。
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 プラハトニューク同志はただいま逃亡中だが、家族と一緒にフロリダにいるとかいないとか。盟友ショールはイスラエルに逃亡中。クチマ政権時代を思い出すなあ。ラザレンコ前首相はアメリカに逃亡、ズヴァヒルスキー前首相はイスラエルに逃亡。
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2019年07月29日

沿ドニエストル選手、オリンピック出場決定

 こちらによると、 チラスポリ出身のタチアナ・サルクツァンが東京五輪出場権を獲得した。
 モルドヴァ国家オリンピック委員会によると、チラスポリ出身のタチアナ・サルクツァンは韓国で行われている世界水泳選手権において200m背泳で標準記録Aを突破、10位となった。これは世界選手権におけるモルドヴァ水泳選手で最高の順位である。
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 「沿ドニエストル」選手の国籍問題は何度かお伝えしているが、こちらはモルドヴァ代表としてノミネート。シェリフが抱えるスポーツ施設で訓練していると拝察。
因みに沿ドニエストル側の報道ぶりは
https://novostipmr.com/ru/news/19-07-27/tatyana-salkucan-zavoevala-putyovku-na-olimpiadu-v-tokio
極力モルドヴァ代表という文字を出さない姿勢。
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2019年07月26日

EU、モルドヴァへの支援を再開

 こちらによると、サンドゥ・モルドヴァ首相はハーン・欧州近隣政策・拡大交渉担当委員と会談し、3文書に調印した。
 サンドゥ首相は、モルドヴァの優先課題は連合協定の履行であり、現政権は課題を不可逆的に進める意思がある、と述べた。ハーン委員は、計4025万ユーロの財政支援合意はモルドヴァの発展とEU加盟に貢献する、として、改革と民主主義、法の支配の強化を注文した。



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 プラハトニューク一派の跋扈で凍結されていた財政支援が再開。4025万ユーロはモルドヴァの規模としては非常に大金。 
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2019年07月21日

モルドヴァ、国籍取得プログラム停止か

 こちらによると、ドドン・モルドヴァ大統領は、国籍取得プログラムの停止を宣言した。
 これに対し、モルドヴァ国籍取得プログラムを管理しているHenley & Partners社は、申請済の34件については完全な履行過程が進行中であり、既に1800万ユーロがモルドヴァに投資済である、とした。そのうえで同プログラムの見直しについてモルドヴァ国の主権と国民の利益を最大化するようなプログラム改定・運営を目指す、とプレス・リリースで述べている。

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 私もモルドヴァ国籍欲しくなってきましたw
posted by 藤森信吉 at 13:28| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月20日

ドドン、ロシア資本と関係

 こちらによると、ドドン大統領の弟がイーゴリ・チャイカ氏の会社の株主に名を連ねた。
 ドドン大統領の弟、アレクサンドル・ドドン氏は「アルフプレイ・デベロップメント社」の株式15%を所有していることが明らかになった。同社の主要株主は、ロシアの検事総長の息子でビジネスマンのイーゴリ・チャイカ氏である。イーゴリ・チャイカ氏はビジネス・ロシア連盟のモルドヴァ・沿ドニエストルにおけるビジネス大使でもある。イーゴリ・チャイカ氏によると、同社はロシア領の建設計画のみに傾注しており、モルドヴァにおける事業展開は計画していない。
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 長いこと探していたのですが、ようやくドドンとロシア資本との関係の糸が見つかりました。チャイカ氏は、ドドン妻の慈善基金に献金もしているとか。ウクライナで言うと、ユーシチェンコ大統領の兄がRosUkrEnergo系企業のトップだったという話と同じ。
posted by 藤森信吉 at 14:33| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月19日

ドドン、ロシアにガス価格引き下げをおねだり

 こちらによると、ドドン大統領はモスクワにおける会談で、モルドヴァ向け天然ガス価格の引き下げを公式に要請した。
 ドドン大統領はモスクワ訪問から帰国後、安全保障最高会議を開き「我々はガス価格を下げられるチャンスがある。モルドヴァにはユーラシア経済共同体のオブザーバー国である利点がある。正式な決定は、近い将来、プーチン大統領との会談の際に決定されるだろう」と述べた。
17日のモスクワ訪問では、ドドン大統領は、モルドヴァ・ガス社長職の候補者としてチェルバン氏をガスプロム側に推薦し「了解を得た。今日明日にも彼が公式に就任するだろう」とした。 また、会議内では、2020年1月1日以降のガス供給問題についても協議された。
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これは注目。ロシアは、モルドヴァ民主党を粉砕してドドンを強力に推しているところなので、ガス問題でも援護したいところ。
posted by 藤森信吉 at 14:43| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月13日

減り続けるモルドヴァ人口

 こちらによると、モルドヴァの人口は過去5年間で20万人減少している。
 モルドヴァ統計局の数字によると、2019年1月1日時点でのモルドヴァの定住人口数は268万1735人で、2014年の国勢調査の修正結果の286万9226人から18万7千人減となった。前回の国勢調査結果の公表後、新たに、誰がいつどこへ最終的に出国したかのデータを反映させたことで修正数字が算出された。この数字には沿ドニエストル経由の出国者数は反映されていない。
 最新のデータは、1989年以来、モルドヴァの人口は100万人も減少していることを示している。また、出生率も低下しており、2014年には1000人あたり14.3人だったが、2018年には12.8に低下している。高齢化も進行しており、2018年は38.5歳で平均寿命は70.6歳だった。5年前はそれぞれ37.4歳、69.3歳だった。2019年1月1日時点で、60歳以上の人口が21%だった。これは2014年時点では18%だった。
 また、モルドヴァ独立以降の国勢調査には沿ドニエストルのデータは反映されていない。2004年に共同で国勢調査を行う計画があったが、最終的に決裂した。2015年に沿ドニエストルでは部分的な国勢調査が行われたが、データは公表されていない。モルドヴァにおける次の国勢調査は2023年を予定しているが変更される可能性もある。
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2019年06月30日

ロシア、モルドヴァへの特恵関税を延長

 ドドン・モルドヴァ大統領はロシアの特恵関税延長に謝意を表した。
facebook上において、ドドン大統領は 2018年10月のプーチン大統領との会談の結果、ロシアは2019年1月1日からモルドヴァ製品に対する関税を撤廃し「そのおかげで2019年1-5月は前年同期比で野菜輸出が360トンから2370トンへ、リンゴは10万トンから16.7マントンへ、ワイン品は500万リットルから770万リットルへと増加した」と記した。27日にはロシア政府はこの特恵関税体制の延長を決定している。
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2019年06月23日

モルドヴァ大使館、エルサレムに移転せず

 こちらによると、サンドゥ新首相は、大使館のエルサレム移転を否定した。
 フィルプ「首相」がエルサレム移転を決定していたが、サンドゥ首相は「政府庁舎内で、移転を決めた如何なる文書も発見されなかった。そのような決定は下されていない、プレスリリースだけである。よって大使館は移転しない」とTV局番組内で述べた。フィリプ首相の決定については、モルドヴアの憲法危機下で効力を持つのか、とイスラエル外務省も困惑していた。
posted by 藤森信吉 at 13:25| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする