2020年11月22日

ドドン、モルドヴァ・ルーマニア二重国籍を批判

 こちらによると、ドドン現モルドヴァ大統領は、大統領職の二重国籍禁止を提起した。
 ドドン現大統領は、SNSのライブ配信において「私は一度たりとも他国籍を保有したことがない。一国の大統領は一つの国籍だけを持つべきだと思う。他国籍を保有する者は大統領に立候補できない法を考えるべきだ」と述べた。また、ルーマニアとの関係について、ヨハンス大統領は、「サンドゥを支持していた。ルーマニア国籍保有者がモルドヴァ大統領になってさぞ喜んでいることだろう」と強調した。大統領の二重国籍禁止法について「斯様な制限は例えば、情報安全局法にある。多国籍保有者は同局で勤務できない」と述べた。元モルドヴァ大統領のティモフティはルーマニア国籍を保有している。ドドンは2016年大統領選挙において、大統領職の二重国籍禁止を公約していた。しかしながら、斯様な禁止は、モルドヴァも批准している「人権と基本的自由の保護のための条約」に反しているため導入不可能であるともドドンは述べていた。
 ドドン率いるモルドヴァ社会党において、37議員のうち10議員はルーマニア国籍保有者であり、またキク現首相や大臣職の多くはロシア国籍を保有している。
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モルドヴァのような国で単一国籍者は無能と思われそう。
posted by 藤森信吉 at 17:25| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月21日

サンドゥ「ロシア部隊は沿ドニエストルから撤退しろ」

 こちらにサンドゥ・次期モルドヴァ大統領のインタビューが掲載されているので沿ドニエストル部分のみをピックアップ。
・個人的にロシアとは?
 「我々には沿ドニエストル紛争問題が残されており、紛争解決は汚職、密輸との戦いでもある。キシナウ・ティリスポリの政治家は紛争を利用して金を稼いでいる。最終的な政治決定は、単独ではできず、ロシアが交渉フォーマットの一国である。ウクライナは我々の沿ドニエストルの経験から学ぶことができる。モルドヴァは90年代にソフト・アプローチをとり、沿ドニエストルを交渉当事者と見なし、通関権限を与えた。沿ドニエストルの輸出の65%はヨーロッパ向けだ。しかしながら、このアプローチにも関わらず、事態は解決されていない」
・ナゴルノカラバフのような軍事的解決の可能性は? 
「いつか地政学的な機会が訪れれてモルドヴァが再統合される日が来る。しかし、いかなる場合も我々は平和的解決でなければならない」
・沿ドニエストルは被占領地だとみなしているか
「沿ドニエストルは分離(breakaway)地域であり、モルドヴァの憲法が及ばない。沿ドニエストルはタダのガス、その他でロシアの支援をうけている。沿ドニエストルの天然ガス債務は膨らんでいるが、モルドヴァのガス債務とは見なさない」
・再統合後の沿ドニエストルについて
「モルドヴァの連邦化には反対しており、ドドンや社会党の意見を支持しない。ロシア部隊のモルドヴァ領からの撤収を含む紛争解決のフォーマットが見つかることを期待している」
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 インタビューは英語で行われたみたいですね。選挙前のGordonのロシア語インタビューの方が分かりやすい。

posted by 藤森信吉 at 15:07| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

ドドン、完敗

 モルドヴァ選挙管理委員会によると、投票所の集計率99.30%時点で、サンドゥの得票率57.42%、ドドン42.58%となっている。
ドドン.png
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 ずいぶん差が付きましたね。第一回投票で3位のウサトゥイが反オリガルヒを掲げてサンドゥ支持、4位は自由投票としたので、ドドンに支持が集まらなかったということでしょうか。一方で沿ドニエストルからの投票は31071(内ドドンに85.80%)となかなかの動員ぶりを見せてます。 
ロシア上院の選挙監視団は「国際的な民主主義基準に準拠したもので大きな違反がなく進んだ」と評価しているので、赤い同志であるトランプ型の作戦も無理。
posted by 藤森信吉 at 12:20| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月15日

盛り上がるモルドヴァ大統領選挙

 こちらによると、フランクフルトのモルドヴァ領事館には投票を待つ長蛇の列ができており、投票用紙が不足する怖れが出ている。
 フランクフルト領事館は、14時時点で2970名が投票、残りは2030票しかなく、投票を望むものはシュトゥットガルト、カッセル、ストラスブールの投票所に回るよう勧告している。
 またこちらによると、沿ドニエストルからの有権者は既に第一回投票の14269名を上回る16470名が投票済である。
posted by 藤森信吉 at 22:32| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月07日

ドドン、再選ピンチ?

 こちらによると、ウサトゥイ氏は大統領選でサンドゥ支持を表明した。
 「我らの党」代表のウサトゥイ氏は、決選投票においてサンドゥ支持を表明した。同氏は「オリガルヒからイーゴル・ドドンへの移譲を放置する訳にはいかない」と述べた。その一方で「サンドゥ候補に対する幻想はない。見解は我々と異なっているが、腐敗しているとの証拠はない。マフィア汚職システムを国から排除する一つの目的がある。ドドンはこのシステムを維持・拡大している」とサンドゥ支持を発表した。
 決選投票は15日に行われる。

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 サンドゥから早期議会解散だけでなく首相職あたりを約束されましたかね・・・しかしここてきてプーチン不健康説が出てきたりして、ドドンのロシア頼みも限界か? 
posted by 藤森信吉 at 16:51| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月02日

モルドヴァ大統領選(開票率100%)

 こちらによると、モルドヴァ大統領選挙で、サンドゥ候補が36.16%、ドドン現大統領が32.61%を獲得した。
 中央選管によると、サンドゥの得票率は36.16%、ドドン候補は32.61%、ウサトゥイ候補16.90%、イヴァノフ候補6.49%、ナスタゼ候補3.26%となった。



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 得票率50%超の候補者がいなかったので決選投票はサンドゥとドドン。ウサトゥイ(ドドンと不仲だけど)とイヴァノフの票の多数がドドンに流れると考えると、ドドン有利。沿ドニエストルの投票は14709名とのこと。
posted by 藤森信吉 at 18:53| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月27日

モルドヴァ元首相、ルーマニア国政選挙に立候補

 こちらによると、レアンカ元モルドヴァ首相が、ルーマニア国政選挙に立候補した。
 ユリエ・レアンカ元モルドヴァ首相はルーマニアPro Romania党推薦で、ルーマニア上院選挙ヤシ第24選挙区から立候補した。ルーマニア上院選挙は12月6日に投票が行われる。レアンカは2019年の欧州議会選挙においてもPro Romania党から立候補し落選している。
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モルドヴァは二重国籍可。

posted by 藤森信吉 at 22:04| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月24日

プーチン、モルドヴァを語る

 こちらによると、プーチン大統領は「モルドヴァ経済はロシアに依存しており、自律していない」と述べた。
 ヴァルダイ会議において、プーチン大統領は、モルドヴァ大統領選挙戦に言及し「我々はモルドヴァ人民の民主主義の発展、他国との経済発展における欲求を承知している。しかしモルドヴァ産ワインなど誰が買うのだろうか? フランスでモルドヴァ・ワインが売れるのか? ワインだけでなくその他の経済分野でもロシアと結びついていて、ロシア市場以外ではモルドヴァ産は需要がない。モルドヴァ大統領選挙では、モルドヴァの人々が、現職がロシアとの関係構築を実践していることを考慮してくれることを期待している」と述べた。
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 優勢が伝えられるドドン大統領に露骨な援護射撃。因みに、2019年統計によると、モルドヴァ産ワインの最大の輸入国(量)はルーマニアで、ロシアは第三位、金額では第五位。
posted by 藤森信吉 at 13:52| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月18日

モルドヴァの有権者は在外1:国内5

 モルドヴァ中央選挙管理委員会によると、11月1日の大統領選挙に合計投票用紙2934017票が用意されている。
 2934017票のうち、ルーマニア語版は2168620票、ロシア語版は765397票だった。また在外に55.6万票が発送された。
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 ルーマニア語:ロシア語の比率は3:1、国内:在外の比率は5:1くらい。コロナで相当が国内に戻っているはずだが、それでも在外の比率は高い。モルドヴァの労働可能人口の3割は海外出稼ぎ、というのはかなり正しいのではないか。
posted by 藤森信吉 at 11:34| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月10日

モルドヴァの命運を握る在外投票

 こちらによると、モルドヴァは大統領選挙在外投票用に55.6万票を印刷した。
 モルドヴァ中央選管は、11月1日投票の大統領選挙において、在外投票用にルーマニア語版46.76万票、ロシア語版8.84万票を印刷する、と発表した。在外モルドヴァ人は、居住する国のどの投票所においても投票可能である。投票日はコロナ禍を受けて1日間のみである。在外投票所は139箇所設置され、うちイタリア31、ロシア17、ルーマニア13、アメリカ12、フランス8、イギリス7、ドイツ6、スペイン5、カナダ、アイルランド4、ポルトガル3、ベルギー、イスラエル、トルコ、ウクライナ各2、オーストリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、チェコ、中国、キプロス、デンマーク、UAE、スウェーデン、エストニア、ギリシャ、日本、リトアニア、ラトヴィア、ノルウェー、オランダ、ポーランド、カタール、スイス、ハンガリー各1となっている。
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 有権者数は、本国に200万、在外に50万といったところか。ロシアでの在外投票がかなりアレとかなんとか。決選投票でドドンとサンドゥが競るとかなりの影響が出る。
posted by 藤森信吉 at 21:18| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする