2019年03月15日

ドドン、沿ドニエストルをdisる

 こちらに、ドドン・モルドヴァ大統領のインタビュー記事が掲載されているので興味深い点をピックアップ。
・先のモルドヴァ議会選挙の投票結果は、社会に何か変化があったことを示しているのか?
ドドン「スポイラーによって左翼は20%余りを失った。世論調査ではロシアとの友好関係を望む層は50%を超えている。内30%は社会党が獲得したが残り15-20%は下位候補に流れてしまった。住民の過半数はロシアとの友好関係に賛成し、親モルドヴァに利益を見出している」
・沿ドニエストル政府は紛争解決に近付いているとのあなたの主張を激しく批判している。
ドドン「私はモルドヴァ政府内での統一的な立場がないことが沿ドニエストル側との合意を損なっている、と繰り返し述べているだけだ。議会で多数派が形成されれば2-3年以内に歴史的な機会が来るはずだ。これまで、大統領・議会議長・首相間に対沿ドニエストル政策の単一的立場はなかった。沿ドニエストル側は民主党を推して社会党を攻撃することでモルドヴァ内に混乱を生じさせようとしている。しかしそのような策は失敗する。統合以外の道はない」
・沿ドニエストルは伝統的に親ロシア路線だが
ドドン「沿ドニエストル側は、モルドヴァは反ロシア・親NATO政権が支配しているという単純な計算に基づいている。その方がロシアから援助を得られるからだ。モルドヴァで親モルドヴァ政権が誕生し、ロシアとの友好関係を主張すると、沿ドニエストルにとって不利となる。従って彼らは反ロシア・反ユーラシア経済共同体を主張する政治勢力を推すのだ」
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 私は常々「モルドヴァで親ロ派政権が成立すれば沿ドニエストルは見捨てられる」と主張してきたが、ドドン同志も同意見で嬉しい限りだ(笑)。この文脈からいくと、来るウクライナ大統領選挙で、人民共和国政府は、域内住民を動員してポロシェンコ候補に投票させるべきである。


posted by 藤森信吉 at 12:41| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

モルドヴァ世論の4割、ソ連復活を望む

 こちらによると、モルドヴァ世論の半数はソ連崩壊を残念に思っている。
・社会学研究センターおよびCBS-AXAによる世論調査、2018年11月9-23日、11月9-23日。
・ソ連崩壊を残念に思う49.1%、存続に反対21.1%
・モルドヴァにおける共産主義体制(-1990)を肯定的に評価する 47.1%、無関心29.1%、否定的評価23.8%
・今日の内外情勢から見て、ソ連崩壊を大いに評価3.8%、どちらかというと評価14.4%、どちらかというと否定的28.9%、大いに否定的25.3%
・ソ連の崩壊はモルドヴァに否定的結果をもたらした58.6%、肯定的結果16%
・ソ連復活の望む 40%、反対29.7%、意見なし/回答なし29.9%

 世論調査では、年金生活者の74.5%がソ連崩壊を悔やみ、30-44歳では41.3%、若者では13.5%と下がることが示された。若くなるほど、この問題には意見がないことになる。
 また、こちらによると、政党支持率は(選挙に行くと回答した層のみ)、社会党45.5%、民主党14.6%、PAS 9.9%、DA 5.9%、以下略、となった。
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 議会選挙では社会党圧勝ですか。そうなれば、外交路線の転換も確実。
松戸先生の著作の受け売りだが、戦後のソ連は、労働力が不足していたので労働規律はユルユル、超ホワイト職場だったようだ。勿論、年金支給開始年齢も低い。海外で安い出稼ぎ労働せざるを得ない今日のモルドヴァよりソ連時代の方が良い、ということになる。
posted by 藤森信吉 at 21:08| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月26日

ドドン、ロシア下院で演説

 こちらによると、ドドン大統領が、モルドヴァ大統領としては初めてロシア下院で演説を行った。
 ドドン大統領は、ロシア下院本会議において、ロシアの代議員に対し、両国・両人民間の500年の共通の歴史に触れ、正教および家族的価値観が合同要素として働いている、両国家間のパートナー発展の維持・発展に最善を尽くす、と述べた。また、ロシア語は民族間交流言語として今後も維持されることを言明した。50分にも及ぶ演説終了後、拍手が鳴り響いた。



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21日のニュースですが、忘備録として。

posted by 藤森信吉 at 14:55| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする