2018年11月20日

ウクライナ世論の8割「ホロドミールはウクライナ人民に対する虐殺」

 こちらによると、ウクライナ世論の79%は

・2018年10月20-29日、ウクライナ全土2000人、18歳以上を対象
・1932-33年のホルドミールはウクライナ人に対する虐殺と見做す
 ウクライナ全土 79%、 西部92%、中央部83%、南部69%、東部67%
・ホルドミールは誰のせいか 
 スターリン個人47%、ソ連の中央部全体39%、ソ連の懲罰機関(NKVD、GPU)28%、ウクライナ最高指導部23%
・過去10年間で、ホロドミールの加害者に対する裁判を行うべきという案に賛成する率が37%から48%に、大虐殺の被害者およびその家族に対する補償実施のイニシアチブをとるべきが46%から63%に上昇。
・歴史的人物に対する肯定的評価
 フメリニツキー73%、フルシェフスキー68%、マゼッパ53%、ブレジネフ47%、ピョートル1世43%、バンデラ36%、ペトリューラ30%、レーニン26%、ゴルバチョフ25%、スターリン21%
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 ホロドミールと無縁のウクライナ西部(当時はポーランド領)で「ホロドミール=ウクライナ人に対する大虐殺」支持率が非常に高い。ホロドミールの中心地ウクライナ東部も67%なので、十分に高い数字ではあるが。
 しかしフメリニツキーねえ…ユダヤ人虐殺とか、ウクライナをロシアに結びつけた張本人とか、おや、誰か来たようだ。
posted by 藤森信吉 at 22:19| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月03日

ティモシェンコ、支持率トップを快走

 こちらに、最新の政治家支持率が掲載されているので簡単に紹介。

・2018年9月28日-10月13日、ウクライナ全土(被占領地域除く)、13684人、「社会モニタリング」世論調査センター、ウクライナ社会学調査センター、KMIS、レイティング社の共同調査
・大統領選挙での投票先(投票に行かない、回答困難を除く、n=9836)
 ティモシェンコ18.9%、ゼレンシキー10.7%、ポロシェンコ9.9%、フリツェンコ9.9%、ボイコ9.8%、リヤシコ8.0%、ヴァカルチューク7.0%、
ラビノヴィッチ4.9%、サドヴィーイ3.5%、チャヒニボーク3.5%、以下略
・決選投票に以下の二名が進出した場合、どちらに投票するか
1) ティモシェンコ24.8% フリツェンコ26.9%、回答困難16.1%、投票に行かない36.0%
2)ティモシェンコ30.7%、ポロシェンコ15.1%、回答困難14.5%、投票に行かない39.7%
3)ティモシェンコ30.3%、ボイコ16.8%、回答困難16.1%、投票に行かない36.8%
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ティモシェンコの支持率は落ちませんな。こうなると決戦投票進出はほぼ確実で、現職ポロシェンコが二位に食い込めるか、食い込んだところでティモシェンコに決選投票で勝てるのか、ということに。ゼレンシキーとかバカルチュークは出馬する気あるのかね。
posted by 藤森信吉 at 18:23| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

ウクライナ世論、トモスを知らず

 こちらにトモスに関する世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。

・2018年9月8-23日、ウクライナ全土2026人
・トモスを知っているのか、知っているとすればいつ知ったか
 昔から知っている4.7%、近年知った13.7%、知っているがいつからかは分からない10.1%、知らない65.2%、回答困難6.3%
 
 ウクライナ西部 43%がトモスを知っている、中央部30%、南部、東部 16%

・どこでトモスを知ったか(知っている、と答えた層から)
 メディア42.3%、宗教活動から19.0%、大統領の発言から17.4%、政治家の発言から15.9%、周囲から11.5%
posted by 藤森信吉 at 14:48| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

ウクライナ世論の1/3「クリミアは戻ってこない」

 こちらに、ウクライナ世論のクリミア観が掲載されているので、簡単に紹介。
・2018年9月16-22日、2019名を対象(クリミア、ドンバス占領地域除く)
・クリミアはどうあるべきか
 ロシアに編入 4.4%、ウクライナに編入 68.9%、アブハジア、南オセチア、沿ドニエストルのような独立国 12.5%、回答困難14.2%
・将来的にクリミアがウクライナ領に戻る可能性は
 近い将来 5.4%、有り得るが遠い将来42.3%、どちらかというと不可能20.1%、完全に不可能15.5%、回答困難16.7%
・クリミアが戻るとすれば、どのような状況が考えられるか
ロシアの政権交代38.8%、国際社会の制裁強化31.6%、ウクライナの水準の向上によりクリミア住民が惹きつけられる31.0%、制裁維持15.9%
ロシア経済の悪化でクリミア自身がウクライナに戻る14.4%、クリミア領への軍事侵攻9.6%、ロシア世論の返還機運7.5%
・「クリミア編入承認」のかわりに「ドンバスからのロシアの撤退」を実現する案について
反対、クリミアはウクライナ領である52.7%、反対、ロシアは侵略政策を続けるから13.1%、補償金を支払うなら賛成5.2%、クリミアの代償で平和がもたらされるなら合意すべき10.8%
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2016年の調査と比べると、かなり現実的になっているようだ。また、例によって地域差がある。クリミアから離れたウクライナ西部の方が楽観的。沖縄現地のことを知らずに論ずる我々みたいなものか。
posted by 藤森信吉 at 15:41| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月26日

ティモシェンコ、相変わらず支持率独走

 レイティング社2018年9月の世論調査によると、ティモシェンコの支持率はトップだった。

・2018年9月10-18日、ウクライナ全土2500人の回答者
・大統領選挙時の投票先
 ティモシェンコ13.2%、ゼレニシキー7.8%、ポロシェンコ6.8%、フリツェンコ6.6%、ボイコ5.7%、ラビノヴィッチ5.4%、リヤシコ5.2%、バカルチューク5.0%、投票不参加12.6%、回答困難17.0%
・反対率(anti-rating)
 ポロシェンコ50.0%、リヤシコ26.0%、ティモシェンコ25.8%、ヤツェニューク25.5%、ボイコ23.6%
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投票不参加と回答困難を除いて再計算すると、ティモシェンコの支持率は19%くらいでほぼ安定。しかもウクライナ全域で一定以上の支持率。ポロシェンコ支持率は微増、セレニシキーは立候補しないだろうから、事実上の2位ということになるが、ダブルスコアは変わらず。反対率の高さや、ティモシェンコ党の人気の高さ、ポロシェンコ連合党の支持率の低さを考えると、あらゆる巻き返し策が予想される。ところでYESの動画をぼんやり眺めていたのだが、ポロシェンコ、ヤツェニュークだけでなく、フリツェンコも英語使用してますな。ティモシェンコは横のネメリアが逐次通訳。
posted by 藤森信吉 at 20:30| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

大統領選挙はポロシェンコ・ティモシェンコの一騎打ちか

 SOCISセンターの世論調査結果が公表されたので簡単に紹介。
 2018年4月19-25日、3000人の回答者。

・大統領選挙での投票先
ティモシェンコ10.4%、ポロシェンコ9.2%、フリツェンコ9.0%、バカルチュク8.1%、ボイコ7.6%、リヤシコ5.7%、ラビノヴィッチ5.4%、サドヴィイ2.7%、チャヒニボク1.5%、回答困難・分からない 23.5%
・過去4年間で大統領が行った最も重要なことは
EUとのビザなし渡航40.8%、国防強化28.0%、ウクライナ文化・言語の支持14.3%、東部内戦の局地化13.4%、地方分権11.8%、対ロ経済依存の解消9.7%、ウクライナ外交の成果8.5%、所得の電子申請8.3%、何もない30.1%
・同最も不成功なことは
東部紛争の未解決67.4%、生活水準の低下58.4%、国外移民の増加50.0%、IMFへの従属24.2%、改革の不在22.6%、人事政策の失敗20.1%、投資環境の悪化・汚職11.5% 
・EU加盟の国民投票があった場合
賛成61.0%、反対22.7%、不参加7.3%、回答困難9.0%
・NATO
賛成44.8%、反対35.1%、不参加7.5%、回答困難12.6%
・ウクライナの発展の路は
EU諸国との統合40.0%、ロシア・CIS諸国との友好関係10.2%、自力45.4%、回答困難4.4%
・独立ウクライナ正教会を求めるトモスについて
支持する31.7%、モスクワ主教座と協働すべき7.4%、不支持20.6%、関心なし21.5%、回答困難18.8%
・大規模な抗議行動(新しいマイダン)について
支持しない63.4%、支持するが参加しない20.3%、参加の用意あり9.7%、回答困難6.6%
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 ティモシェンコとポロシェンコはかれこれ20年前から対立していて、ウクライナ政界の深刻な人材不足が伺える。
この状況だと、バカルチュクをどこかの勢力か担いだら、サクッと当選しそうだ。
posted by 藤森信吉 at 12:04| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月08日

モルドヴァ世論はプーチンがお好き

 こちらに、モルドヴァの世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。
・モルドヴァ社会調査センターによる調査、3月10-27日、1150名を対象。
・ 信頼できる外国のリーダー
プーチン 55%、バセスク(前ルーマニア大統領)44%、ルカシェンコ29%、ヨハニス(現ルーマニア大統領)27%、メルケル24%、サアカシビリ20%、トランプ17%、ポロシェンコ14%、マクロン12%
・友好的と思う国
ロシア 39%、ルーマニア35%、ドイツ8%、アメリカ7%、ウクライナ3%
・国の進路
ユーラシア経済同盟37%、EU 31%、ルーマニアとの合同 26%
・どこで家庭生活するのが最良か
EU 57%、ユーラシア経済同盟30%、その他の国 13%
・EUとの協力の意味は
経済援助28%、働き場所23%、友好関係18%、内政干渉15%、投資7%
・ロシアとの協力の意味は
エネルギー資源25%、沿ドニエストル22%、市場19%、友好関係15%、内政干渉10%、働き場所5%
・ルーマニアとの協力の意味は
財政援助24%、友好関係22%、内政干渉20%、奨学12%、投資9%、占領6%
・EU加盟の国民投票があった場合
賛成 52%、反対38%、未定10%
・ユーラシア経済同盟加盟の国民投票があった場合
賛成41%、反対52%、未定7%
・ルーマニアとの合同
賛成35%、反対48%、未定17%
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 オリジナルのデータ見つからず。ルーマニアとの合同に対する支持率が高くなっているような。こりゃプーチンも慌てるはずだ。
posted by 藤森信吉 at 20:02| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月20日

ティモシェンコ、支持率トップを独走

 キエフ国際社会学研究所の調査によると、ティモシェンコが、議会選、大統領選挙ともにトップの支持率を集めた。
・2018年2月5-21日、ウクライナ全土(クリミアとドンバス占領地域除く)の有権者2053人を対象
・月末に議会選挙が行われた場合の投票政党
祖国党22.5%、ラディカル党13.7%、野党連合党12.4%、生活党10.3%、国民ポジション党9.4%、ポロシェンコ連合党6.6%、自助党6%、スバボーダ党5.8%
*祖国党は2017年12月の17.2%から上昇、ポロシェンコ連合党は13.4%から急落

・月末に大統領選挙が行われた場合の投票先
ティモシェンコ24.6%、リアシコ15.5%、フリツェンコ12.5%、ポロシェンコ9.8%、ボイコ9.7%、ラビノヴィッチ9.5%、サドヴィイ4.9%、フロイスマン4.2%、チャヒニボーク3.8%、ヤツェニューク0.6%
*ティモシェンコは2017年12月の20.5%から上昇、ポロシェンコは16.9%から急落。
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 ティモシェンコ人気もさることながら、どこかの国のように現職ポロシェンコの支持率が急落が印象的。国会放火、改革はストップ、オリガルヒや地方ボスを味方に引き込む大統領側の選挙対策が加速する、と予測します。
というか、ティモシェンコ、リヤシコ、フリツェンコ、とネトウヨみたいな候補者が支持率の上位を占めるって何よ。

 
posted by 藤森信吉 at 15:54| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

モルドヴァ世論、ロシア製ニュースの放送禁止に否定的

 こちらによると、外国プロパガンダ放送禁止法を支持するモルドヴァ世論は僅か16%だった。
 モルドヴァ社会・人口学協会(ASDM)が1月2-18日に1783名を対象に行った世論調査によると、ロシア製を含む外国製ニュース番組の放送禁止法を支持する者は16.3%、支持しない者は64.2%に達した。知らない、回答しなかった者は19.5%だった。
 また、NATO加盟支持は19.4%、反対は59.6%だった。
posted by 藤森信吉 at 16:49| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

ウクライナ世論が選ぶ2017年重要ニュース

 デモクラティック・イニシアチブによる世論調査が公開されたので、興味深い部分のみを紹介。
 12月15-19日、2004人を対象。
・2017年の重大な国内政治イベント
 EUとのビザなし渡航体制 26%、サアカシビリ問題 10%、内戦 9%、年金改革 6%
•重大な世界政治イベント
 トランプ就任 17%、シリア内戦 8%、戦争全般 5%、世界中のテロ事件 4%
 トランプ就任を挙げた回答者の内、31%は肯定的、23%は否定的ととらえる。
・ウクライナは正しくない方向に進んでいる 74%
  2014年 58%、2015年 68%、2016年 67%
・ウクライナの統合先は
 EU 59.1%、ロシア・ベラルーシ・カザフスタン関税同盟10.8%、分からない30.2%
・ウクライナの安全保障にとって最上のものは
 NATO加盟 38.5%、ロシア・CIS諸国との軍事同盟5.3%、アメリカとの軍事同盟5.0%、軍事的中立28.6%、その他3.1%、回答困難19.5%
・NATO加盟の国民投票があった場合
 賛成64.5%、反対21.4%、回答困難14.1%
・クリスマスをいつ祝いますか
 1/7 76.0%、 12/25 1.4%、1/7と12/25 15.5% 祝わない 4.9%、回答困難2.2%
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私見、ドンバス経済封鎖がGDPを大幅に下げたという意味でも2017年の一番のニュースだったと思うのだが、EUとのビザなし渡航ですかー。出稼ぎ先確保という点では確かに重要か。
posted by 藤森信吉 at 11:04| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする