2021年02月24日

ウクライナ世論、メドヴェドチュークへの制裁支持

 こちらによると、ウクライナ世論のメドヴェドチュークに対する制裁の認知度は75%だった。
・レイティング社による世論調査、2021年2月22-23日、ウクライナ全土2500人。
・国家安全保障国防会議のメドヴォェドチュークらに対する制裁決議を知っている
 よく知っている40%、何か聞いたことがある35%、初めて聞いた25%
・制裁を支持する58%、支持しない28%
・メドヴェドチュークに対する制裁は同人の親ロ活動に関連している52%、オリガルヒ間の離合集散30%、パイプラインの国有化の試み16%、
アメリカ様の命令13%、対抗勢力からの圧力10%
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メドヴェドチューク率いる野党プラットフォーム党および盟友ボイコの支持率が急落したので、制裁は今のところ政治的には成功かと。
posted by 藤森信吉 at 22:18| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月19日

ウクライナ世論、ワクチン接種に消極的

こちらによると、ウクライナ世論はコロナワクチン接種に極めて消極的である。
・ウクライナ未来研究所、2021年1月27日-2月5日、ウクライナ全土、2400人。
・対コロナウィルス・ワクチン接種の機会が提供された場合、
検討するまでもなく拒否44%、接種する8%、ワクチンの種類次第で接種18%、無料なら接種9%、決定は先延ばし21%
・どのワクチンを信頼するか
 米・ドイツ製ワクチン(ファイザー、バイオンテック)17.5%、ロシア製(スプートニクV)12%、アメリカ製(Moderna)11%
 ファイザー、バイオンテック人気はウクライナ西部で高く、東部・南部ではスプートニクVへの信頼度が他地域より高い。また、55歳以上の層でスプートニクVに対する信頼度が高い。
*ウクライナ世論の78%はコロナウィルスの脅威を理解しており、それ故、ワクチン接種する用意がないということは、コミュニケーションの欠如、すなわち保健省の遅れによるものである。
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2021年02月05日

ルカシェンコは人気者

 こちらによると、ウクライナ世論のルカシェンコ支持率はバイデンより高かった。

・キエフ社会学研究センターによる調査、2021年1月27日〜2月1日、ウクライナ全土、1205名。
 信頼する信頼しない回答困難知らないバランス(信頼-不信頼)
ルカシェンコ
36.053.67.62.7-17.6
バイデン26.723.325.424.63.4
マクロン26.223.222.927.63.0
プーチン14.479.85.60.3-65.4
ゼレンシキー35.659.64.60.2-24.0

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 ルカシェンコへのある程度の信頼度はドンバス和平での立ち回りからですかね。

posted by 藤森信吉 at 14:45| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月27日

大統領支持率、20%割れ

 こちらによると、ゼレンシキー大統領の支持率が20%を割った。
・キエフ社会学国際研究所による調査、2021年1月22日、ウクライナ全土1005名を対象。
・ウクライナは正しい方向に向かっているか  向かっている10.0%、正しくない方向に向かっている74.3%、回答困難15.1%、無回答0.5%
・2021年1月の後半に大統領選挙があった場合の投票先(投票先が決まっている層)
ゼレンシキー19.8%、ポロシェンコ15.7%、ティモシェンコ11.8%、ボイコ11.0%、スメシコ8.9%、メドヴェドチューク7.5%、フロイスマン5.8%以下略
・2021年1月の後半に議会選挙があった場合の投票先(投票先が決まっている層)
野党プラットフォーム-生活党20.7%、ヨーロッパ連帯党15.3%、祖国党12.6%、公僕党11.2%、力と誇り党8.3%、ホロス党5.6%、フロイスマン・ウクライナ戦略党5.3%、シャリア党4.6%、UDAR党4.4%以下略
・大統領選挙の第二ラウンドでどちらに投票するか
 ゼレンシキー55.2%vsポロシェンコ44.8%
 ボイコ53.0%vsポロシェンコ47.0%
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 いつの間にかメドヴェドチューク同志の党が一番人気に。大統領選挙でもボイコとメドヴェドチュークを合計すれば、ゼレンシキーと並ぶ。何度も言っているが、プーチンがドンバスに手を突っ込まなければ、選挙で政権獲得できたはずだ。もちろんドンバスでロシアはムダ金を費やすこともない。お友達の私腹は肥えなかっただろうけど。
posted by 藤森信吉 at 17:50| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月23日

EU・NATO加盟支持率、急落

 デモクラティック・イニシチアヴの世論調査によると、ウクライナ世論の48%はEU統合路線を支持している。
・デモクラティック・イニシアチヴおよびキエフ社会学国際研究所による調査、2020年12月5-13日、ウクライナ全土、2004名。
・どのような統合路線に進むべきか
EU加盟48%、ユーラシア経済共同体13%、どちらも支持しない30%


 

どれがウクライナの安全保障を確保できるか
NATO加盟42%、軍事ブロック外34%、ロシアその他CIS諸国との軍事同盟11%


 

 ハラニ教授は「2014年以前、ロシアとの関税同盟の支持者はウクライナの東部、南部に集中していたが、今日、彼らの支持は落ちている。非軍事同盟の支持率が著しく増加している」とコメントした。
posted by 藤森信吉 at 14:43| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月17日

2020年総括 世論調査

 こちらに2020年を総括する世論調査結果が掲載されているので興味深い点をピックアップ。
・ラズムコフ・センター、12月4-9日、ウクライナ全土(被占領地域除く)、2018名。
・「ウクライナにおける2020年政治的出来事」と言えば?
 地方選挙33.3%、コロナウィルス22.6%、反汚職法撤回に関する憲法裁の決定4.5%、農地市場法の採択3.3%、ドンバス停戦2.9%(以下略)
・「2020年の世界の出来事と言えば」
 アメリカ大統領選28.7%、コロナウイルス27.5%、ベラルーシ選9.7%、ナゴルノカラバフ紛争4.9%、以下略
・「2014年以前のようなウクライナに戻りたいか」
 はい18.6%、どちらかというと戻りたい13.3%、どちらかというと戻りたくない14.6%、戻りたくない39.7%、回答困難13.8%
・「マイダン」が今起きたら、支持するか
 支持する33.9%、反マイダン11.0%、どちらも支持しない39.5%、回答困難15.6%
・ 大統領選挙で誰に投票しますか(選挙に行き、投票先が決まっている層)
 ゼレンシキー28.0%、ポロシェンコ19.3%、ボイコ17.2%、ティモシェンコ7.7%、スメシコ5.8% 以下略


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2020年11月24日

ドンバス紛争に関する世論調査

 こちらにドンバス和平に関する世論調査結果が掲載されているので、興味深い点をピックアップ。
・ラズムコフセンターによる世論調査、2020年10月16-22日、クリミアおよびドンバス被占領地域除くウクライナ全土、2021名を対象。
・ゼレンシキー大統領のドンバス和平に関する言動について 肯定的評価37.1%、関心なし10.7%、否定的41.9%、回答困難10.3%
・大統領にとって最も重要な課題は ドンバス和平46.0%、経済43.6%、政権上層部の汚職対策32.0%、コロナ対策26.3%、前政権の汚職対策25.1%(以下略)
・ドンバス紛争とは ウクライナ・ロシア間の紛争64.6%、ウクライナの内戦16.3%、その他5.5%、回答困難13.7%
・(ウクライナ・ロシア間紛争と回答した層で) 紛争におけるロシアの目的は 
 ウクライナのコントロール68.0%、ドンバスのコントロール21.1%、その他3.6%、回答困難7.3%
・ドンバス被占領地域(ОРДЛО)を分離独立させる案
 望ましい4.2%、許容できる18.0%、許容できない60.6%、回答困難17.1%
・ドンバス被占領地域をロシア連邦に編入させる案
 望ましい2.6%、許容できる12.6%、許容できない69.1%、回答困難15.7%
・被占領地域の地位を問う全ウクライナ国民投票を実施すべきか  賛成42.9%、反対40.7%、回答困難16.3%
・ゼレンシキーはプーチンと対話すべきか
 ドンバス停戦のために不可欠44.8%、ウクライナの国益を損なう20.2%、停戦をもたらさないし国益も損なわない19.4%、回答困難15.6%
・被占領地域の住民の雰囲気はどのようなものだと思うか
 ウクライナの一部(特別な地位なしの戦争前の状態)29.5%、ウクライナから分離(独立、ロシア編入)22.2%、特別な地位でウクライナの一部20.4%、回答困難27.9%
・占領地域の状況の情報源は
 ウクライナのテレビ局75.3%、SNS35.3%、ウクライナのネットニュース27.1%、家族、知人、隣人、同僚22.6%、(中略)ロシアのテレビ局5.6%
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 コロナ禍においても、ドンバス和平が最重要、という点が非常に重い。調査は非常に広範囲にわたっているので、興味ある方は是非原典(ウクライナ語だけど)にあたってください。
posted by 藤森信吉 at 23:20| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月23日

ドンバス・クリミア避難民の4割、故郷に戻るつもりなし

こちらによると、クリミア・ドンバス被占領地域からの避難民の4割は、紛争終結後も故郷に戻るつもりがない、と回答した。
 2020年4-6月、ウクライナ全土の避難民に対する電話インタビュー調査、2401+3708名
・2020年7月時点で、ウクライナ社会政策省の統計によると、ウクライナ全土に1448615人の避難民が登録。
・家族構成 1人25%、2人35%、3人22%、4人以上18%、子持ちの家族は40%、障害者持ちの家族は14%
・近いうちにかつての居住地に戻るつもりがある1%、紛争終結後(після завершення конфлікту)に戻るつもりがある19%、将来的には戻りたい15%、戻るつもりはない39%、回答困難25%
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 大家族だと避難は困難になるので、当然のように避難民の家族構成は少数となる。
「戻らない」と回答している4割は、紛争は終結しない、被占領は解消されない、再統合されても故郷はボロボロなので戻りたくない、といったあたりだろうか。その他、興味深いデータがたくさん掲載されているので是非一読を(ウクライナ語ですが)。
posted by 藤森信吉 at 20:24| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月22日

ポロシェンコ党、支持率回復中

 こちらによると、ヨーロッパ連帯党の支持率が上がり、大統領与党と拮抗している。
・キエフ国際社会調査研究所(KMIS)、9月12-16日、コンピューター抽出による電話インタビュー調査、2000人。
・9月半ばに大統領選挙が行われた場合、誰に投票するか
・ゼレンシキー(22.2%)、ポロシェンコ13.2%、ボイコ9.3%、ティモシェンコ6.8%、スメシコ(4.8%)、リヤシコ(4.2%)、中略、態度未定(13.1%)、投票に行かない(11.7%)
・態度未定、投票に行かない、を除いた場合、ゼレンシキー31.8%、ポロシェンコ18.9%、ボイコ13.3%、ティモシェンコ9.8%
・9月半ばにウクライナ最高会議選挙があった場合、どの政党に投票するか
・(態度未定、投票に行かないを除いた%)、公僕党21.5%、ヨーロッパ連帯党17.8%、野党プラットフォーム-生活党16.3%、祖国党8.7%、リヤシコ党6.3%、シャリー党4.1%、力と清廉党4%、以下略
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 4月以降の変動で見ると、ゼレンシキー大統領は支持率を10.8ポイント下げ、大統領与党は11.1ポイント下げている。ポロシェンコ/連帯党は微増。来る地方選挙ではどうなりますか。しかし、ポロシェンコ、ボイコ、ティモシェンコは本当に息が長い政治家だ。
 
posted by 藤森信吉 at 13:23| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

ゼレンシキー人気、さらに降下

 こちらによると、6月の世論調査でゼレンシキー大統領の支持率が不支持率を下回った。
・キエフ国際社会学研究所、6月20-23日、CATI(Computer Assisted Telephone Interviewing)による調査、ウクライナ全土2000人を対象。
・ゼレンシキー大統領の仕事ぶりを評価する 38%(5月 27%)、評価しない45%(同37%)
・閣僚会議の仕事ぶりを評価する23%(24%)、評価しない59%(61%)
・ウクライナ最高会議 評価する21%(22%)、評価しない62%(65%)
・コンディショナリティーを遂行してクレジットを受け取るために目下のIMFとの協力は非常に重要であるのか否か
 目下、IMFと協力して新しいクレジットを受け取る方が良い 24%(32%)、協力せずクレジットも受け取られない61%(46%)、回答困難16%(22%)
・食堂、カフェ、レストランのメニューは
ウクライナ全土でウクライナ語のみ25%、ウクライナ語表示の義務化、過半数の住民の希望でロシア語も追加的に27%
全土でウクライナ語およびロシア語表記40%、ロシア語の義務化、過半数の住民の希望でウクライナ語も追加的に1%





posted by 藤森信吉 at 12:12| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする