2019年03月20日

白熱する2位争い

 世論調査会社レイティング社の最新の調査によると、ポロシェンコの支持率が3位に後退した。
・2019年3月9-15日、ウクライナ全土(被占領地域除)2500名対象
・ウクライナは、正しい方向に進んでいる16%、正しくない方向に進んでいる69%、回答困難15%
・3月31日の大統領選挙での投票先(投票に参加し、投票先が決まっている層)
ゼレンシキー24.9%、ティモシェンコ18.8%、ポロシェンコ17.4%(以下略)
・決選投票での投票先
ポロシェンコ(19%)vs ティモシェンコ(28%)
ゼレンシキー(35%)vsティモシェンコ(22%)
ゼレンシキー(39%)vsポロシェンコ(19%)
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 ゼレンシキー、圧倒的に有利。どの世論調査でも、3月に入ってポロシェンコの支持率が下がってます。謎のタイミングで浮上した国防産業やら政府高官の汚職が影響しているようです。
 どうでもいいことですが、レイティング社のテキストはウクライナ語なのにhtmlファイル名はロシア語(.…9-15_marta_2019.html)。さすがにネットのURLはウクライナ語化の対象ではないようです(笑
posted by 藤森信吉 at 20:26| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月12日

ポロシェンコとティモシェンコの激しい2位争い

 REITING社の最新の世論調査結果が発表されたので紹介。
・2019年3月1-7日、5000人を対象。
・大統領選挙における投票先(投票に行き、投票する候補者がいると答えた層のみ)
ゼレンシキー24.7%、ティモシェンコ18.3%、ポロシェンコ16.8%、フリツェンコ10.3%、ボイコ9.9%、リヤシコ5.7%(以下略)
・投票する際の主たる動機(3つ)
国を変革してくれる50%、ウクライナを発展させる現実的な計画がある33%、国を正しい方向に導いてくれる27%、行政能力が高い22%、現行のシステムに反対している19%(以下略)
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 ゼレンシキーはハリチナを除くウクライナ全土で均等な支持率。ポロシェンコは西部・ハリチナで人気が高く東部・ドンバス・南部で不人気、ティモシェンコは両者の中間くらい。年齢別ではゼレンシキーは18-35歳で圧倒的人気で55歳以上で不人気。ティモシェンコは年齢層が上がるほど支持率が高くなり、ポロシェンコは両者の中間くらい。前回、低投票率だったドンバスと南部の住民が投票に参加する意欲を示しているので、こうなるとゼレンシキー有利か。
posted by 藤森信吉 at 11:11| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日

ロシア世論、ウクライナ大統領選を捏造予想

 全ロシア世論研究センター(ВЦИОМ)の調査によると、ロシア世論の68%がウクライナ大統領選の選挙結果がねつ造される、とみている。
・3月31日にウクライナで大統領選挙があることを知っているか
 選挙があることは知っており、選挙キャンペーンをフォローしている 18%
 選挙があることは知っているが、選挙キャンペーンはフォローしていない 61%
 初めて知った 20% 回答困難 1%

・選挙はクリーンになると思うか
 全体としてクリーンで住民の実際の意思を反映する 3%
 違反はあるが、全体の結果には影響を及ぼさない 12%
 政権側が結果を捏造し、人民の実際の意思を反映しないことに成る 68%
回答困難 17%

・大統領選挙後のロシア・ウクライナ関係は
 改善する13% 悪化する8% 変わらない59% 回答困難20%

posted by 藤森信吉 at 13:51| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月27日

ゼレンシキー独走

 こちらによると、ゼレンシキーの支持率が20%を超えた。

・キエフ国際社会学研究所(КМІС)の調査、2019年2月8-20日、ウクライナ全土(被占領地域除く)2042名を対象。
・大統領選挙での投票先(投票不参加・回答困難を除く)
ゼレンシキー26.4%
ポロシェンコ18%
ティモシェンコ13.8%
ボイコ10.9%
フリツェンコ6.4%
リヤシコ6.3% 
バカルチューク3.1%
(中略)
ティモシェンコ(男) 2.7%
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ティモシェンコの支持がティモシェンコ(男)に一部食われてますね(笑) この部分を嵩上げしてもティモシェンコは厳しい戦いに。
このままでいくと、ウクライナ大統領選挙の決選投票は、オリガルヒ(ゼレンシキー=コロモイシキー)vsオリガルヒ(ロシェン一派) という戦いに。
posted by 藤森信吉 at 11:47| Comment(2) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月03日

大統領選挙支持率、ゼリンシキ・ティモシェンコ・ポロシェンコの三つ巴に

 こちら
レイティング社の世論調査結果が掲載されているので大統領選挙の部分のみを紹介。
・レイティング社、2019年16-24日、ウクライナ全土6000人(!)を対象。
・大統領選挙での投票先(投票に行き候補者に投票すると回答した層)
ゼリンシキー19.0%、ティモシェンコ18.2%、ポロシェンコ15.1%、ボイコ10.0%、フリツェンコ8.5%、リヤシコ7.0%、以下略
・アンチ・レイティング(投票に行くと回答した層)
ポロシェンコ48.3%、ティモシェンコ31.0%、ボイコ25.1%、ヤチェニューク21.9%、リヤシコ18.0%、ヴィルクル10.7%、ゼリンシキー10.3%、回答困難14.2%、以下略
・決選投票でどちらの候補者に投票するか
1)ティモシェンコ27%、ポロシェンコ18%、投票に行かず39%、回答困難16%
2)ゼリンシキー29%、ティモシェンコ24%
3)ゼリシンキ34%、ポロシェンコ20%
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大晦日に立候補宣言したゼリンシキーがトップに。西部、ハリチナで支持率が低く、それ以外の地域で安定した支持率、特にウクライナ東部、ドンバス、南部で人気が特に高い。既存政治家に比べアンチが少ないのも強み。ポロシェンコとちょうど逆。
posted by 藤森信吉 at 20:40| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

トモス、ポロシェンコの支持率に影響せず

 こちらによると、トモスを経てもポロシェンコの支持率は低迷したままである。
・社会経済研究・コミュニケーション戦略エージェントによる調査、2019年1月5-12日、2011名を対象。
・大統領選挙での投票先
ティモシェンコ 15.5%
ゼレンシキー11.9%
ボイコ9.5%
フリツェンコ8.8%
ポロシェンコ8.2%
リヤシコ7.1%
サドヴィイ4.2%
(略)
ペトロ・シモネンコ0.4%
回答困難16.2%
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 他の世論調査機関の結果が気になるが、レーダー照射ケルチ海峡、トモスと札を切ってもポロシェンコの支持率が伸びないようではもうダメかと。
posted by 藤森信吉 at 21:47| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

ゼレンシキー、ティモシェンコを猛追

 こちらによると、ティモシェンコとゼレンシキーの支持率の差が縮小している。

・2018年12月16-22日、「社会モニタリング」センターおよびウクライナ社会学研究所による調査、ウクライナ全土、2045名を対象。
・最大の問題は ウクライナ東部の軍事紛争58%、賃金・年金の低さ57%、公共料金の値上げ52%、生活必需品の値上げ、インフレ35.9%、失業25.2%、政府の汚職23.3%、医療サービス17%
・戦時状態の導入 不支持64.8%、賛成24.9%
・戦時状態導入は自らの大統領選挙への投票意欲に影響を及ぼさない 78.2%
・大統領選挙の投票に行く用意がある77.8%、投票に行かない17.8%、態度未定4.9%
・投票先(投票に行く層)、ティモシェンコ18.6%、ゼレンスキー15%、ボイコ11.8%、フリツェンコ8.1%、ポロシェンコ10.7%
・反支持率(絶対に投票しない) ポロシェンコ51.9%、ティモシェンコ28.9%、ボイコ24.8%、リヤシコ22.8%
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 ゼレンシキーのバックはコロモイシキーでしたっけ? ケルチ海峡危機、独立ウクライナ正教会、と手札を使っても支持率が伸びないポロシェンコはちょっと厳しいですね。
posted by 藤森信吉 at 11:34| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月17日

ティモシェンコ、支持率落ちず

こちらに最新の世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。
・ヤレメンコ名称ウクライナ社会調査研究所および「社会モニタリング」センターの共同調査、2018年12月1-10日、ウクライナ全土2198名。
・戦時状態のウクライナへの導入を支持するか
支持11.1%、どちらかというと支持13.9%、どちらかという不支持24.5%、不支持40.5%、回答困難10.2%
・戦時状態導入について、ポロシェンコは何よりも国の安全保障を考慮した22.2%、ポロシェンコは大統領選挙の延期を望んだ56.6%、回答困難19.9%、その他1.3%
・大統領選挙での投票先(投票する層のみ)
ティモシェンコ20.0%、ゼレンシキー11.9%、フリツェンコ11.6%、ボイコ11.1%、ポロシェンコ10.9%、リヤシコ8.2%、ムラエフ6.2%、サドヴィイ5.5%、以下略。
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相変わらず、ティモシェンコはポロシェンコにダブルスコアの大差をつけてます。この調査を見る限り、アゾフ海危機の恩恵はないということになる。立候補未定のゼレンシキーをどうするか、皆、悩んでいるじゃないかな。決選投票で、ティモシェンコvsポロシェンコだとティモシェンコ勝利、ティモシェンコvsゼレンシキーだとゼレンシキー勝利の予測が出てくる。

posted by 藤森信吉 at 14:25| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月12日

ウクライナ世論、「戦時状態導入は選挙先延ばしが目的」

 こちらにREIING社の戦時状態導入に対する世論調査結果が掲載されているので紹介。
・2018年12月4-10日、ウクライナ全土2000人を対象。
・ロシアを「ウクライナ侵略国」と見做すか
 見做す62%、回答困難12%、見做さない26%
・11月25日のアゾフ海での艦艇の事件はウクライナに対するロシアの軍事攻撃と見做すか
 見做す58%、見做さない22%、回答困難20%
・11月26日の30日間戦時状態導入を支持するか
完全に支持21%、どちらかというと支持12%、どちらかというと不支持19%、完全に不支持39%、回答困難9%
・ロシアの対ウクライナ大規模軍事侵攻の可能性は
 高い22%、普通29%、低い17%、ない21%、回答困難11%
・「ポロシェンコは大統領選挙延期を目的として60日間の戦時状態導入を求めた」説について
全く同意44%、どちらかというと同意19%、回答困難13%、どちらかというと不同意8%、完全に不同意16%
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戦時状態の導入については、地域別では、対象州とされたウクライナ南部・東部地域の反発が高く、西部・東部はやる気満々。
一方で、「60日間戦時状態の導入は選挙延期作戦説」については、ウクライナ西部、中央部も58%、59%と賛成。選挙への影響で考えると、大統領の地盤である西部・東部では効果があったものの、東部・南部では逆効果(もともとこの地域のポロシェンコ支持率は低いが)。
posted by 藤森信吉 at 16:35| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

ウクライナ世論、物価上昇を最重要視

 こちらによると、ウクライナ世論にとって最憂慮すべき問題は物価上昇で、東部の軍事紛争は3位だった。
・「ウクライナ政治」財団の依頼による調査、2018年11月25日〜12月3日、16州およびキエフ市、4512名
・どの問題が個人的に最も憂慮すべきものか
 価格の上昇72.3%、公共料金の高さ67.3%、東部の軍事紛争54.1%、政府汚職42.9%、医療サービスの低質28.6%、生活保護のなさ24.1%、
失業23.5%、政治の不安定17.1%、フリブナの減価13.2%、公務員の素人労働12.4%以下略
・2019年3月大統領選挙での投票先(投票に行くと回答した層)
ティモシェンコ19.5%、ポロシェンコ14.3%、リヤシコ12.6%、ゼレンシキー9.6%、ボイコ9.1%、フリツェンコ7.8%、ムラエフ6.8%、
ヴィルクル4.5%、ヴァカルチュク4.0%以下略
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アゾフ海危機が回答に反映されているものと考えると、ここでもポロシェンコ大統領の支持率アップ。ただ、ロシアとの戦争とか、国家安全保障よりも、物価とか生活難が最大の問題とされているあたりは現職に逆風が吹いていることに変わりない。
posted by 藤森信吉 at 19:09| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする