2017年03月28日

モルドヴァ、新生児に補助金支給

 こちらによると、モルドヴァ議会の社会福祉委員会は、新生児に対する一時金支払い法案を承認した。
 それによると、出産時に親は新生児養育のための最低消費バスケット額を一括金として受け取る権利が発生する。年5300レイであり、2歳に達するまで支給される。本法案は2017年度予算内で想定されており、議会に第一読が送られた。
---------
5300レイ=270ドル。モルドヴァの平均月収額より少し上なので、日本でいえば、年40万円を支給される感じ。
posted by 藤森信吉 at 18:28| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

クラスノセリスキー大統領、連邦化を否定

 こちらによると、クラスノセリスキー沿ドニエストル大統領は「モルドヴァとの連邦・連合(confederation)は受け入れられない」と述べた。
 第二回全国人民集会において、大統領は「5+2や1+1の継続には賛成している。何故なら対話ナシはエスカレーションの道をたどるからだ。しかし、私は常に、我々の安全、すなわち独立を主張している」と述べ、モルドヴァ側との政治的な地位に関する交渉はない、沿ドニエストルにとってモルドヴァとの連邦や連合は受け入れられないどころか危険である、と結んだ。
---------
沿ドニエストルの頭越しに、プーチンがモルドヴァ連邦制に敷こうとしていている中、必死の抵抗。
posted by 藤森信吉 at 19:43| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月16日

沿ドニエストル、4月からロシアの慈善年金再開(予定)

 こちらによると、沿ドニエストル年金生活者に対するロシア年金は4月から再開される。
沿ドニエストル社会保護・労働省によると、1-3月は資金がないため支給されない。4月以降はロシアからの入金次第、再開される。ロシアはプーチン首相時代の2008年から慈善年金を供給しており、「プーチン年金」と称されている。当初は150沿ドニエストル・ルーブリ(13.5ドル/月)であったが、ロシア・ルーブリの減価により、100ルーブリ(9ドル)になった。しかし2016年には再び増額された。沿ドニエストルには14万人の年金受給者がいる。

-----------
ロシア、こっそり対沿ドニエストル援助を絞りつつありますな。モルドヴァに押し付ける気 満々。
posted by 藤森信吉 at 16:37| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

ベラルーシの物価は高い

 こちらに、生活コスト安国ランキング(Cheapest Countries to Live)が掲載されているので簡単に紹介。
 ニューヨークを基準に
地方購買力指数、賃貸指数、食料雑貨指数、消費者物価指数から評価される。
安い順に
5位 カザフスタン
15位 モルドヴァ
23位 アゼルバイジャン
24位 ウクライナ
29位 ジョージア
32位 エストニア
39位 ロシア
42位 アルメニア
45位 ラトヴィア
48位 リトアニア
50位 ベラルーシ
69位 ウズベキスタン
 となっている。
ウクライナについては、購買力はニューヨークに比べ71.9%低く、賃貸は91.1%安く、食品雑貨は77.3%安く、地域商品・サービスは71.2%安い、とされている。ウクライナは賃金が低く、キエフでは、住居費を除くと月325ドル/人 が必要とされる。因みに日本は102位。
-------
 「ベラルーシは賃金も低いがそれ以上に生活コストが安いから住みやすい」というのは統計的には証明されないようです。乏しい滞在経験からいうと、モルドヴァはとにかく地産の食材が安くてうまい、ウクライナは単なる通貨安。
posted by 藤森信吉 at 21:24| Comment(4) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

沿ドニエストル出稼ぎ送金、回復基調

 こちらによると、自然人の沿ドニエストルへの送金額は前年を上回っている。
 沿ドニエストル中銀のデータによると、自然人の沿ドニエストルへの電子送金額(銀行口座を経由せず)は、2017年1月期で450万ドル超となり、前年同期比でプラス100万ドルとなった。
送金額の72%はロシアから、次いでアメリカ、イスラエル、イタリア、トルコ、ドイツ、ウズベキスタン、ウクライナ、UAE、イギリス、と続く。
 一年目、ロシアに続いて二位であったモルドヴァはランク外であったが、これは、現金不足の沿ドニエストルに比べ、モルドヴァ側では現金を引き出すことが容易なためである。
 沿ドニエストルの労働人口の1/3は海外にいる。
------
銀行口座を開かなくても送金できる、というのは、Western Unionの類ですかね。
posted by 藤森信吉 at 17:25| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

ロシア、モルドヴァ・ワインを解禁w

 ロシア連邦消費者権利保護・福祉監督局は、モルドヴァ産ワインの輸入を解禁した。
 同局の検査の結果、以下のモルドヴァ・ワイン企業からのロシアへの供給が許可された。
SA ≪CRICOVO≫, I.M. ≪Chateau Vartely≫, ≪CASTEL MIMI≫ S.R.L., IM ≪Lion-Gri≫ S.R.L., ООО ≪Молдюгвин≫.
 また、既に供給を許されている以下の企業は、以前に供給していなかった製品のサンプル提出を許可された。
KVINT - Fabrica de Vin si Cognac din Tiraspol, KAZAYAK-VIN SA
------
 モルドヴァでクレムリン好みの大統領が誕生した途端、ロシアはワイン輸入を解禁(笑)。すでに解禁されているKVINTは沿ドニエストル、KAZAYAK-VIN SAはガガウス、というのも実に森友学園分かりやすい。しかし、CRICOVOワインが飲めると喜んでいるロシア人も多いのでは。沿ドニエストル人もガンガン飲んでました。
posted by 藤森信吉 at 21:42| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

沿ドニエストル、ロシア三色旗を準国旗化

 こちらによると、沿ドニエストルでは、ロシア三色旗が沿ドニエストル国旗と並んで用いられることになる。
 沿ドニエストル最高会議は、ロシアの三色旗を沿ドニエストル国旗と並んで用いることを定めた法案第一読を可決した。それによると「全国家機関において、沿ドニエストル国旗とともにロシア連邦国旗を掲揚することは、沿ドニエストル国家性の深化と沿ドニエストルのロシアへの統合の新しい段階を表すことになる」としている。また、沿ドニエストル国旗の現行の法的立場に影響を与えることはない。沿ドニエストル旗は建物を背にして左に、ロシア国旗は右に配置される。



--------
 ロシアがかまってくれないので必死にアピール。EU加盟国でもないのに、国旗の横にEU旗を掲げているウクライナと同じ構造。




追記)第二読可決。
https://novostipmr.com/ru/news/17-04-12/v-pmr-razresheno-ispolzovat-rossiyskiy-flag-naravne-s
posted by 藤森信吉 at 13:51| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

ウクライナとモルドヴァ、共同通関ポスト設置へ

 こちらによると、モルドヴァ政府は、モルドヴァ・ウクライナ国境に共同の通関ポストを設置予定である。
 モルトヴァ再統合担当副首相は、クチュルガン・ペルヴォマイスク通関を訪問した際、10月までに、ウクライナ・モルドヴァ国境の沿ドニエストル区間における共同通関ポストを稼働させる意向を示した。
 2月13日にモルドヴァ首相がキエフ訪問時に合意していたもので、共同コントロールに向けては、ウクライナ、沿ドニエストルを含むモルドヴァの経済関係省庁への情報の周知、プロレスのモニター等の段階を踏む必要がある。沿ドニエストル政府は、経済封鎖を継続するものであるとして共通通関設置には否定的である。



----------
沿ドニエストルから見ると、北側「国境」も、モルドヴァにコントロールされる、ということになる。この話は2012年に出張した際に聞いたことがあるのだが、沿ドニエストル製品が輸出しやすくなる、と肯定的だったような記憶が。

posted by 藤森信吉 at 13:11| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

ドドン、NATOと演習を拒否

 こちらによると、ドドン・モルドヴァ大統領はNATO演習の参加を改めて否定した。
 国軍最高司令を兼ねるドドン大統領は、17日にルーマニアにおけるNATO演習にモルドヴァ部隊を派遣することを否定していたが、21日、在モルドヴァのアメリカおよびルーマニア大使が共同親書を送り「非友好的」としたうえで、モルドヴァ部隊の練度は不十分であるとして、改めて演習参加を呼び掛けた。
 これに対し、ドドン大統領は、モルドヴァは主権独立国家であり、大統領の仕事、決定を外部から妨害することは許容できない」と反論する親書を送付した。
--------
外部からの妨害…クレムリンは除外されるのですかね。 
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 12:34| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月09日

内弁慶なドドン

こちらに、ドドン・モルドヴァ大統領のブリュッセル訪問の総括が掲載されているので簡単に紹介。
 ブリュッセル訪問おいて、ドドン大統領はヨーロッパ路線への批判を著しく軟化させた。彼の言葉によれば、モルドヴァの問題は、EUや欧州統合にあるのではなく、モルドヴァ政権の汚職にあり、親欧州のレトリックの下で偽りの改革をしてきたことにある。
 ドドンの訪問は成功といってよいだろう。ドドンは「我々は、東とも西とも効果的な対話を成しどけることができた。前政権ではなかったことだ」と自賛した。ブリュッセルでは、トゥスク欧州理事会議長、ユンカー欧州委員会委員長、フェデリカ・モゲリーニ欧州委員会副委員長兼欧州連合外務・安全保障政策上級代表らと会談した。ドドン大統領は、EUや連合協定に対する批判を幾分軟化させ、「モルドヴァ国民は欧州統合路線で生活の向上を感じていないが、EUのせいではなく、ヨーロッパの旗を隠れ蓑にしているモルドヴァ官僚の汚職のせいである」と述べた。ブリュッセルにおいて、対汚職は彼の重要なメッセージの一部となった。
 連合協定に関しては、批判を控えており、「議会の多数派や国民が連合協定の撤回を求めるなら、大統領としては反対しない」と述べるにとどまった。今の議会の多数派は連合協定撤回を求めないだろうから、この問題は議会選挙後になる。
 クリモンスキー戦略研所長代行によると、ドドン大統領は、モルドヴァにとって連合協定は唯一の成長モデルであり、ユーラシア連合との条約は非現実的であることを理解している。彼の政治的声明は、彼や社会党に投票した有権者向けである。
 他方で、NATO事務総長との会談では、ドドン大統領は、NATO連絡事務所のチスナウ開設を認めないと述べる予定であったが、ストルテンベルクとの会談はキャンセルされ、ローズ・ゴッテモエラー氏と会談した。ドドン大統領はモルドヴァの中立とNATO連絡事務所開設の問題を説明したが、会談レベルが引き下げられたため、効果は鈍いものとなった。
-------
ブリュッセル訪問直前、ドドンは「モルドヴァの国益の観点からガツンと言ってくる」と吠えていたが、まあ、小国がEU様にガツンと言える余地なんぞありませんな。
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 19:17| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする