2019年01月21日

OSCE議長、沿ドニエストル訪問

 こちらによると、OSCE議長国のスロヴァキア外相が沿ドニエストルを訪問した。
 クラスノセリスキー・沿ドニエストル大統領は、会談において、モルドヴァ・沿ドニエストル紛争の解決方法にチェコとスロヴァキフの1993年のビロード離婚を挙げ、沿ドニエストルの国際社会承認が唯一の策である、と述べた。
「チェコとスロヴァキフの1993年離婚で多くのことが解決され、今日、隣り合う両人民の生活を全く乱していない。重要なことは、平和を維持することだ」と大統領は指摘した。また両者は、沿ドニエストル・モドヴァ紛争和平の国際競技について意見を交換した。



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 チェコスロヴァキア型離婚は沿ドニエストルが太古から主張している解決策で、スロヴァキアが議長国のタイミングでまたもや披露。しかしビロード離婚と異なるのは、(沿ドニエストルを除くと)誰も分離独立を望んでいないことだろう。ロシアは沿ドニエストル独立には反対(国家承認すらしていない)、モルドヴァは政府も世論も沿ドニエストル分離独立に反対。
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2019年01月20日

沿ドニエストル、2018年の貿易輸出入額は26%増

 こちらによると、2018年の沿ドニエストルの貿易は輸入額が前年比24%増、輸出額が同30%増だった。
 国家通関委員会の統計によると、輸入額は12億1600万ドル(+24%)、輸出額は6億9700万ドル(+30%)で、輸入品の構成は,燃料・エネルギー商品37%、鉄鋼関連品19%、食料品11%、機械生産11%、輸出品の構成は鉄鋼43%、エネルギー17%、食料品17%他。輸入相手の構成はユーラシア経済共同体46.24%(ロシア40.16%)、欧州連合15.04%、輸出相手の構成は欧州連合35.84%、ユーラシア経済共同体10.77%(ロシア10.32%)だった。
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鉄鋼輸出 が大回復。

 
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2019年01月14日

沿ドニエストル、モスクワに代表部を開設

 沿ドニエストル外務省によると、今月中に、モスクワに沿ドニエストル共和国の代表部が開設される。
 外相によると、開設により、ロシアとの戦略的パートナーシップを活発化させることになる。
「これは沿ドニエストルのロシアとの統合・相互作用の重要な一歩と見做せる。以前にロシアに代表部が活動していたが、様々な理由から長きに亘って機能していなかった」と外相は述べた。
 代表部はノーヴイ・アルバート通りの有名なドーム・クニーギに開設される。目下、最後の準備中である。沿ドニエストル国民のコンサル料は無料となる予定である。

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 ドーム・クニーギ!! あの建物にオフィス物件なんてあったっけ。




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2018年12月19日

沿ドニエストル、マイニング増産計画

 こちらによると、沿ドニエストル政府は、ビットコイン・マイニングの消費電力を100MWまで引き上げる計画を示した。
 マルティノフ首相は、テレビ局の合同インタビューにおいて、「我々は、マイニング活動を奨励する自由特区の法を採択した。税制から彼らの活動を保護している。これらはマイニング業者が電力購入時に必要となる。経済自由特区を設立した。これらの条件は多国より優れていることになる」と述べた。また、エネルギー指向産業に対して沿ドニエストルはMGRES(火力発電所)の稼働率アップによって安い電力を提供する用意があり、「マイニング業者が増えるほど、MGRESの稼働率は高まり、発電所の収入が増えて税収も増えることになる。MGRESの稼働率を50MW、最大で100MWまて引き上げる計画がある。今日、マイニング業者の消費量は5-7MWであり、来年はさらに高まる」とした。
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 色々と酷い。ビットコイン相場が不安定なこと以上に、発電に必要な天然ガスはガスプロムのツケ。
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2018年11月18日

EU、モルドヴァへの援助金をカット

 こちらによると、欧州委員会はモルドヴァ向け財政支援を2000万ユーロ減額中である、と発表した。
 EUの財政支援は、2017-18年の2年間で1.4億ユーロが予定されていたが、法の支配と民主化の後退が懸念されていた。欧州近隣政策担当委員のヨハネス・ハーンは1億ユーロのマクロ金融支援が7月に凍結されているが、依然として凍結中である、と述べた。本決定は、欧州議会が「オリガルヒによってステート・キャプチャーされている」旨モルドヴァ非難決議を採択した翌日に公表された。ハーン委員によると、この決定は、モルドヴァ人ではなく、政府に対する罰則であるが、当局が首都の首長選挙の無効決定や2014年に銀行から送金されて消えた10億ドル問題等に応えるのであれば、決定は撤回される、とした。また、2014年に導入されたモルドヴァ市民に対する査証免除体制をEUがキャンセルするとの懸念については、「目下、検討されていない」と述べた。
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来たるモルドヴァ議会選挙で、親ロ派(この用語は余り使いたくないが)が勝利するとモルドヴァのロシア寄り政策が確実になる。かといって親欧派(この用語は自称しているのでOKw)はオリガルヒがスポンサーなので困る、というジレンマ。ウクライナの場合、ヤヌコヴィッチ一派の方が腐敗していたが。
ラベル:モルドヴァ
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2018年11月17日

沿ドニエストル、2019年始から給料7%引き上げ

 こちらによると沿ドニエストル最高会議は年金および公務員給料を7%引き上げる2019年予算補正案の第一読を可決した。
 大統領提案によると、7%引き上げにより歳出が賃金分1億2400万ルーブリ、ねんぎぶんが9100万ルーブリ増加することになる。
2019年予算案では当初、医療機関、治安機関と矯正学校、トローリーバス管理部門のみ賃金の引き上げが想定されていた。
 議会の経済政策・予算委員会委員長は「追加的なリソース源、特に医療機器購入のために、他から資金を求めなければならない。物品税も候補の一つだ」と述べた。
 法案によると、歳入は28億3200万ルーブリ、歳出は45億1500万ルーブリとなっている。 20億ルーブリの財政赤字は中銀や法人からのクレジット、そしてガスプロムの支払うべき資金によって埋め合わせされている。
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月11日

スミルノフ、記念コインに登場

 沿ドニエストル中央銀行は、「沿ドニエストル創設者」シリーズの20ルーブリ記念銀貨を発給した。コインには、証明書が付けられており、透明なカプセルにパックされている。
表には、沿ドニエストル共和国の国章、裏面には、沿ドニエストル初代大統領イーゴリ・スミルノフの肖像が描かれている。






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 まさかシール印刷? 
任期中、やりたい放題だったスミルノフ父子。援助金に手を付けてロシアに睨まれ、選挙で負けてしまいましたが。しかし父親はともかく、息子はどこにいるのだろうか。
posted by 藤森信吉 at 19:12| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月14日

ビットコイン・ビジネスに邁進する沿ドニエストル

こちらによると、沿ドニエストルでは独自のビットコインが計画されている。
 チアスポリで開かれた第四回国際投資経済フォーラムにおいて、チェルニケヴィッチ「テフノパルク」社長は、「目下、わが社はルィヴニッツァ、ベンデル、チアスポリにおいて7つのビットコイン・ファームを稼働させている。投資家は外国・および自由経済圏の7社と地元資本2社である。32の就職口がつくられた。3.7MW/時を消費している」と述べた。沿ドニエストルは、投資を呼び込むため、2017年半ばおよび2018年初めに「情報・ブロックチェーン技術促進法」が採択されていた。
 専門家は、ブロックチェーン技術部門における計画を実現するには、さらなる財政支援が必要である、としている。また、フォーラム参加者は、デジタル分野に関する沿ドニエストルの利点は、安い電力、各種税控除である、と指摘した。また、独自のビットコイン導入については、将来的だけでなくシステム上のリスクについても継続的に検討すべきだ、とした。
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 マイニングPCの消費電力を370Wとすると、1万台が稼働中か。因みに、安い電力は、ロシアの負担。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52635
posted by 藤森信吉 at 13:53| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月03日

沿ドニエストルの出稼ぎ送金額、前年比25%増

 こちらによると、8月の自然人の送金額は昨年同期比12.2%増となった。沿ドニエストルの銀行経由で800万ドル以上を送金した。上8か月で沿ドニエストルへの送金額は6000万ドルを超え、これは2017年同期比で25%以上の増加となった。
 8月の送金額の2/3以上はロシアからであり、次いでイスラエル(6.5%)、アメリカ(4.1%)と続く。イタリア、ドイツ、トルコ、ウクライナ、ポーランド、イギリス、キプロスも送金元として順位に名を連ねている。
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 モルドヴァの上8か月の送金額は前年同期比12%増なので、それ以上の増加。沿ドニエストル住民の出稼ぎ先がロシアに特化しているということか?
posted by 藤森信吉 at 14:08| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

モルドヴァの出稼ぎ送金額、前年比12%増

 こちらによると、2018年上8か月のモルドヴァへの送金額は8億5800万ドルで前年同期比12.4%増だった。
 モルドヴァ国立銀行のデータによると、2018年8月の送金額は1億1650万ドルで前年比4%マイナス、8546万ドルは国際送金システムで送金された。額の46.2%はユーロ(7.4ポイント増)およびドル(4.7ポイント減)、ルーブリは7.6%(マイナス2.7ポイント)で送金された。
 EUからの送金が29.2%、CIS諸国からが31%だった。国別では、ロシアがトップで2880万ドル(27.7%)、前年8月比8.3ポイント減だった。イスラエル、イタリア、アメリカ、ドイツ、英国、フランス、と続く。
 2017年度の送金総額は12億ドルで2016年比11.2%増だった。過去最高は2008年の16億6000万ドルだった。
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 13:57| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする