2017年08月14日

ドドン「モルドヴァはNATOに加盟しない」

 こちらによると、ドドン・モルドヴァ大統領は改めて、モルドヴァが軍事同盟に加わらないことを表明した。
 ブルボアカでアメリカの援助による共同軍事演習が行われていることに関し、ドドン大統領は「モルドヴァ軍最高軍事司令官として演習に赴いた。我々は中立国であることを忘れてはいけない。モルドヴゥ軍が西側、東側の軍事ブロックの一部になることを由としない」と記した。
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 ロシア軍も沿ドニエストルから出ていけということですね、分かります。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月11日

ドドン大統領、アメリカのNGO支援に警戒感

 ドドン・モルドヴァ大統領はfacebook上で、アメリカのNGO民主支援に警戒感を表明した。
 ドドン大統領は、全米民主主義基金(national endowment for democracy)の対モルドヴァ援助について、
「慎重に分析する必要がある。西側のたった一つの組織から、いくつかのNGO、メディアに莫大な資金が供給されている。プロパガンダとの戦いとか称している人もいる。もし、同様のことロシア連邦が行ったとしたら、『市民社会』や『独立メディア』はどのように反応するのだろうか?」と記した。
 モルドヴァでは議会多数派が、ロシア・プロパガンダに対する法律の採択を目指しており、ロシア・テレビ局の情報・情報分析番組の放送を禁止することを想定している。ドドン大統領は、法律を通さない意向を表明している。
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 このノリは、クレムリンですね。忖度か、直電か知りませんが。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月09日

モルドヴァ上半期貿易統計

 こちらによると、モルドヴァの2017年上半期の貿易輸出額に占める対EU諸国の割合は63.4%で横ばいだった。

・モルドヴァの貿易輸出額 10億2800万ドル(前年同期比 プラス1億2280万ドル、プラス13.6%)
 対EU諸国 6億5220万ドル(プラス13.7%)、シェア63.4%
 -ルーマニア 2億5070万ドル
 対CIS諸国 2億1690万ドル

・貿易輸入額 21億8100万ドル(プラス16.7%)
 対EU諸国  10億7200万ドル
 対CIS諸国 5億4280万ドル
 国別では、ルーマニア 3億、ロシア2億6150万ドル、ウクライナ2億2460万ドル
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今年に入ってから、ロシアがモルドヴァ製品に対する禁輸を解除したのだが、統計上、輸出に占めるEUのシェアは変わっていないことになる。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月05日

クラスノセリスキー、ラゴージンと会談

 こちらによると、8月2日、クラスノセリスキー沿ドニエストル大統領はラゴージン・ロシア副首相兼沿ドニエストル問題特別代表の招きでモスクワで会談を行った。
 ラゴージン副首相は、危機的状況について「沿ドニエストルを経済的に阻害するような挑発的行動を許さないため、経済的支持を考えねばならない」と述べた。また、ドニエストル流域における平和維持活動について、まさに平和維持軍が紛争の拡大かを抑止していると指摘し、クラスノセリスキー大統領に、現況に於いて沿ドニエストルの平和と安全を強化するための協議を呼び掛けた。
 クラスノセリスキー大統領は、平和維持活動はロシアだけでなく沿ドニエストル、モルドヴァも参加する共同実施であるとした上で、モルドヴァの憲法裁判所と議会によるロシア軍の存在に関する決議や、平和維持のフォーマットの変更決議を「ロシアの平和維持部隊に対する圧力であり沿ドニエストル領からの撤収を目論むもの」であると指摘した。その上でロシア部隊の平和維持活動により25年間も平和が維持されており、その排除は紛争の激化に直結する、と述べた。
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 ロシアは明らかに沿ドニエストルをモルドヴァに再統合させようとしている訳だが、ロシア軍は平和維持軍の形で残したいのだろう。しかし、クラスノセリスキーはキシナウ空港経由でモスクワ訪問だと思うが、よく考えるとリスキーだ。
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2017年08月03日

モルドヴァ政府、ラゴージンをペルソナ・ノン・グラータに指定

 こちらによると、モルドヴァ政府は、ラゴージン・ロシア副首相をペルソナ・ノン・グラータに指定した。
 この決定は閣僚の多数が支持し、在モルドヴァ・ロシア大使が通告を受け取った。ラゴージン氏がロシアのテレビ局とのインタビュー内でモルドヴァ政府や市民を侮辱したことが、この措置につながったとみられる。
 ドドン・モルドヴァ大統領は、モルドヴァ政府の決定を「かつてない外交的・地政学的スキャンダルだ。自らの意思によるものか、傀儡として操られているのかは分からんが」と批判している。
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これでラゴージン閣下は、モルドヴァはおろか沿ドニエストルも物理的に訪問できないことに。
そしてモルドヴァ議会・政府 vs 真の親ロ派ドドン・モルドヴァ大統領との対立も注目。
ラベル:モルドヴァ
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沿ドニエストル、モスクワで無心

 こちらによると、沿ドニエストル首相はモスクワを訪問した。
 「ロシア24」とのインタビューにおいて、マルティノフ・沿ドニエストル首相は、年始から経済、財政システムにおいて危機的状況が続いており、前政権が策定した2017年度の給与支払い、年金、その他社会保障支出を行うことが不可能であったが、新政権がロシアの会計事務所と共同し予算プロセスの透明化に努めた結果、財政赤字の削減と予算の透明化を高めることに成功した、と述べた。
 また、危機的状況下において、沿ドニエストル政府はロシア指導部に対し4000万ドル規模の財政支援を要請した、この額は本年度の行政改革の遂行、社会保障費の欠配防止、社会経済情勢の維持に十分な額である、とした。

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 シェフチューク大統領時代から沿ドニエストルがロシア政府に無心していたことをメディアは伝えていたが、公共の場で、堂々と宣言したのは初めてか? というか、あらゆる面で沿ドニエストルはやばそうです。ロシアも口だけ。パトロンが下りれば、残る道はモルドヴァとの再統合だけ。
posted by 藤森信吉 at 11:52| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

MGRES、上半期の発電量マイナス30%

 モルドヴァ国営地区発電所によると、2017年上半期の発電量は1440.537百万kWhで前年同期比マイナス30%だった。また2-6月にかけてガスタービンおよび第7,10,11号炉の改修を行っていたこと、2017年度の改修計画を遂行中であることも発表した。
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4月1日以降の輸出契約が失効、6月5日から70%契約回復、ということなので、おおよそ計算に合う。改修を行っているということは、まだまだ発電事業を続ける意思がある証拠か?
posted by 藤森信吉 at 00:31| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

ルーマニア、ラゴージンのモルドヴァ・沿ドニエストル訪問を阻止

こちらによると、ラゴージン・ロシア副首相のモルドヴァ訪問は、ルーマニアが上空通過を拒否したため、キャンセルとなった。
 ラゴージン一行は、ミンスクから離陸した後、ルーマニア側から上空通過を拒否されモスクワに戻った。ラゴージン副首相は、ドドン・モルドヴァ大統領の招待でモルドヴァを訪問し、そののち、ドドン大統領とともに沿ドニエストルのベンデル市で平和維持軍25周年式典に列席し、クラスノセリスキー・沿ドニエストル大統領と会談する予定であった。 
 ラゴージン副首相はTwitter上で「ルーマニア政府はS7便の乗客を危険にさらした。燃料はミンスクまで間に合った。悪党ども、回答を求める」と記した。S7便はウクライナ領通過を避けるルートをとっており、これまで問題は生じていなかった、ルーマニアが通過を拒否した後、燃料問題からブタペスト空港への着陸を求めたがハンガリー側から拒否された、とも付け加えた。
 モスクワ・キシナウ定期便に制裁対象の人物が搭乗した場合、ルーマニア領を通過することを禁じられている。 ルーマニア外務省は、ラゴージンが搭乗する便が領空を通過することをそもそも許可していない、と回答している。また、ドドン・モルドヴァ大統領は「モルドヴァ・ロシア間の戦略的パートナー関係を損なうことに向けらている」と本行為を非難した。
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 ラゴージン閣下はEUの制裁リストに入っているので、ルーマニア、ハンガリーは手続き上拒否した、ということのようです。しかし、ルーマニア政府、モルドヴァ政府・議会、ドドン大統領、沿ドニエストル、ロシア政府、とアクターが入り乱れてますな。ラゴージンは沿ドニエストルの首に鈴をつけに来る訳だから、行かせてあげる方が得策のような気も。
posted by 藤森信吉 at 14:26| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

モルドヴァ入管、クチュルガン通関で入国スタンプ押印

 こちらによると、「クチュルガン」出入国ポイントにおいて、モルドヴァ当局は、ウクライナ側から沿ドニエストルへの入国者に対し、モルドヴァ入国スタンプ押印を開始した。外国籍が、この入国スタンプを拒否した場合、モルドヴァ国境警備局から「72時間以内にモルドバ移民局と内務省に出頭しない場合、退去しない場合は行政処分に科せられる」との通告を受ける。
 モルドヴァ側は、クチュルガン出入国ポイントは、最初の6か月は、沿ドニエストルの輸出品のみに関わる、と述べていた。
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 外国人としては朗報。
ウクライナ→沿ドニエストル→モルドヴァ というルートで旅行する場合、モルドバへの入国が記録されないため、不法入国扱いになり、モルドバから出国できない可能性が出てくる。この状態だと、ウクライナから沿ドニエストルに入るところでモルドヴァ入国スタンプが押されることになる。沿ドニエストルからウクライナに抜ける場合も、出国スタンプを押してくれるのだろうか。
 
posted by 藤森信吉 at 13:39| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月22日

モルドヴァ議会、駐沿ドニエストル・ロシア部隊の撤収を要求

 こちらによると、21日、モルドヴァ議会はロシア部隊のモルドヴァ領からの撤退を求める宣言を採択した。
 カンドゥ議長は、冒頭、25年前の7月21日にモルドヴァはロシアとの間で沿ドニエストル和平条約を調印したことを引き合いに出した。これを受けて民主党がロシア部隊のモルドヴァ領からの撤退に関する宣言の採択を提案した。
 宣言文は「モルドヴァ議会はすべての当事者が本宣言を、平和的友好的性格の発露であり、我が国の発展とモルドヴァ領だけでなく全地域における平和と安定の維持の保証として検討するよう呼びかける」としている。
 定数101の内、61議員が賛成した。採択の際、社会党は抗議のため議場から退去した。ドドン大統領はfacebook上で「モルドヴァ製品の輸出、出稼ぎ、地域協力や教育・人道プログラムといった部門で、既にロシア政府との間で達成している成果を台無しにするものである」とし、ラゴージン副首相の来訪前夜の採択を挑発行為であると批判した。
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議会曰く、ロシア軍の駐留は「現行の軍事的中立国モルドヴァに反する」とのこと。ロシアとドドンが目指す「中立国モルドヴァ連邦」が実現した場合、駐留ロシア軍の扱いはどうなるのだろうか。
 
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 12:29| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする