2019年03月29日

モルドヴァと沿ドニエストル、ドニエストル川を巡る合意

 こちらによると、沿ドニエストルとモルドヴァは沿ドニエストル川の禁漁期間で合意した。
 OSCE駐キシナウ事務所において、沿ドニエストル側の発議により、ドニエストル川の水産資源の保護・有効利用に関連した問題が協議され、両者の専門家は産卵期(4月15-6月15日)におけるドニエストル川にえける禁漁期間を合致させる議定書を採択した。

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2019年03月23日

MMZ、制裁リストから外れる

 こちらによると、MMZがウクライナ側の禁輸リストから外された。
 2018年6月21日付ウクライナ大統領令によってモルドヴァ冶金工場(MMZ)に課せられていた制裁は3月20日に解除された。この件に関し、沿ドニエストル大統領は、解除は沿ドニエストルの基幹企業の業績改善につながる、として「地政学的な理由でリスト入りしていた。昨年だけでMMZに対する制裁で我々はGDPの1.2%を喪失した。制裁リスト入り直後から、私や外務省はウクライナ当局にコンタクトを取り、リスト解除を説得した。MMZの回復につながり、生産量は増し、何よりもウクライナとの関係が開けてくる」と述べた。
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 大統領選挙直前のタイミング、屑鉄利権を持つ某オリガルヒとポロシェンコ大統領が手打ちしたのだろうか。
posted by 藤森信吉 at 20:35| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月13日

MMZで放射線を検出

 こちらによると、5日、沿ドニエストル領内のモルドヴァ冶金工場(MMZ)で放射線が発生した。
 MMZの事故情報は先週、沿ドニエストルのSNSで流された。内一つはシェフチューク前大統領によるものであり、facebook上で「何かよろしくないものを炉に投入した」ことによって、放射性廃棄物が発生した、除去を志願する者を500ドルで募集している、と記した。
 また、VK上の「我らのリブニッツァ」グループ上でも匿名の投稿があり、3月5日に、MMZの炉は化学防護服・マスクを着けた人が集まり、測定をはじめ、基準値の300倍が検出された。清掃作業4時間に200ドルが提供されたと言われている。上層部は黙ったままだ、と記していた。
11日になり、沿ドニエストルのテレビ局は、放射線基準値オーバーにより炉が停止したとの情報を否定し、僅かに放射線が炉内で検出されただけであり、放射線アラームは、屑鉄を炉内に入れているときに作動した、と報道したが、正確な日時・時間については報道されなかった。また、同テレビ局内で、MMZ電気炉責任者は、炉内の放射線は3-5μR/時(ノーマル値は20μR/時以下)上昇しただけであり、工場もリブニッツァ市も正常状態である、としていた。
 一方、モルドヴァ国家原子力放射能規制局は、いかなる日においても、モルドヴァにおいて放射線レベルの上昇はなかった、としている。


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2019年02月26日

プラハトニューク大勝利

 こちらにモルドヴァ議会選挙の論評が掲載されているので簡単に紹介。
 24日のモルドヴァ議会選挙はモスクワが推すモルドヴァ社会党にとって悪くない選挙結果だったが、政権を獲得するには至らず、オリガルヒ、プラハトニュークの民主党の影響力が維持されることになった。プラハトニュークが新政権編成、対EU、対ロシア関係を規定することになろう。
 OSCEは「全体として民主主義選挙が遵守された」と評価を与えており、再選挙を叫ぶ声はどこにもない。速報結果では、親ロ派ドドン大統領の社会党34、民主党31、野党で親西側のACUMが26、「ビジネスマン」イラナ・ショールの党が7、無所属が3となっている。うちショール党と無所属は民主党に繋がっているから、民主党は少なくとも40議席を得て、国家をコントロールすることができる。新たな小選挙区・比例代表並立制は、民主党の有利といわれていたが、小選挙区の過半数以上を獲得し望み通りの結果となった。
 ブラハトニュークは暗殺と違法送金の嫌疑をロシアでかけられているが、議会で多数派を占め、政権運営するために「無所属議員や他党議員と派閥入り交渉を行う用意がある」と明言している。ショール党は連合を組むだろうが、ACUMのマリア・サンドゥ議員とアンドレイ・ナスターゼ議員は民主党・プラハトニューク個人だけでなく、ドドンの親ロ路線も厳しく批判している。
 ポポフ・戦略研究所長は、この選挙の主たる結果はオリガルヒ・民主党支配の維持であるから、議会の早期解散・選挙の可能性はなくなり、テクノクラート内閣がおそらく形成されるシナリオがもっとも有り得る、と述べた。また、民主党・ACUMの連合、社会党・ACUMの連合はどちらも排除される、と指摘した。民主党が内閣形成の主たるプレーヤーとなる。



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旧ソ連諸国には厳しいコメルサント紙から。たぶん、今回の選挙結果に一番喜んでいるのが、沿ドニエストル、やや喜んでいるのがEU、一番悲しんでいるのがロシアかと。ロシアは、特定の政治勢力を大々的に応援してハズす、という黄金パターン。
 
posted by 藤森信吉 at 11:50| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドドン社会党、議会選挙で不発

  こちらにモルドヴァ議会選挙の議席獲得数(開票率99%)の試算が掲載されているので簡単に紹介。

 比例区小選挙区合計
モルドヴァ社会党31.32%(18)15(16)33(34)
モルドヴァ民主党23.86%(13)1831
ACUM DA-PAS26.41%(14)1227(26)
ショール党8.4%(5)27
無所属-33

 計算が変ですが、原文のまま。報道のトーンは、ドドン大統領の敗北

ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 11:42| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月12日

沿ドニエストル、モルドヴァに敗れる

 沿ドニエストル・スポーツ庁によると、モルドヴァ・チェストーナメント決勝において、ベンデルのハミツェヴィッチ選手が、キシナウのマコヴェイ選手に敗れた。
 ベンデルのグランドマスターであるウラジーミル・ハミツェヴィッチは、9ゲーム目に6.5ポイントを獲得したグランドマスター・アンドレイ・マコヴェイに敗れ、準優勝に終わった。また、チラスボリ出身のアンナ・ヴァリョーハは12歳にして初めて成人のトーナメントに進出し、キシナウのヴァレンチナ・ヴェルビンに敗れ銀メダルにとどまった。これまで、モルドヴァのチェス選手権において沿ドニエストルの選手が優勝したことは一度もないことになる。
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 チェスはスポーツでしたね。実は沿ドニエストルはスポーツではモルドヴァと統合されていて、特にモルドヴァ・サッカーリーグ最強のシェリフFCは有名。
posted by 藤森信吉 at 18:31| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月04日

沿ドニエストル領でもウクライナ大統領選挙の投票実施?

 こちらによると、沿ドニエストル大統領は、ウクライナ大統領選挙過程の自由な組織化に向け、ウクライナ人団体と対話を進めている。
 沿ドニエストルには投票権を有する5万人以上のウクライナ国籍保有者が居住している。大統領は、沿ドニエストルのウクライナ人社会団体が主たる役割を担って、政府は選挙実施に向け協調していく、と強調した。
 ウクライナ・センター「協力」代表のフォメンコ氏と沿ドニエストル・ウクライナ人連盟代表ボグツキー氏は、大統領の支援に感謝の意を表明した。
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投票所を開設するのか(沿ドニエストルにはウクライナ領事館なし)、あるいはウクライナ領までの投票ツアーを組織化するのかは不明。ウクライナ中央選管の対応も不明。

posted by 藤森信吉 at 19:25| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドドン、訪ロで怪気炎

 ドドン・モルドヴァ大統領のfacebookによるとモスクワでプーチン大統領との会談で、ウクライナ領経由の対ロ輸出問題が合意に至った。
 ドドン大統領は「プーチン大統領との間で、本日から全てのモルドヴァ製品はウクライナ領経由で輸出可能となると合意に至った。ロシアの通関はモルドヴァ製品への課税をやめる。これにより両国間の輸出入はすぐに伸びる」と記した。また、ロシア入管法第26および27条違反のモルドヴァ国籍人に対する恩赦について、「毎日増え続けているが数千人のモルドゥア人がロシアの決定の恩恵を受けている」と述べた。また、沿ドニエストル情勢についても、詳細に協議し「モルドヴァの主権・領土保全と国際的に承認された国境を維持するという条件のみで最終的な和平に達するという立場を両者は確認した」とした。
 また、モルドヴァでの選挙について、「選挙結果は戦略的パートナーたるロシアとの関係回帰を最優先とする内閣をもたらすであろう」との確信を示した。



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24日のモルドヴァ議会選挙は大注目です。ウクライナ領経由の輸出の件は、ロシアの対ウクライナ製品禁輸との関連。
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 19:21| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月01日

沿ドニエストル、ガスプロム代表団と会談

 こちらによると、沿ドニエストル指導部がガスプロム代表団と会談した。
 ゴルベフ副社長を団長とするガスプロム代表団を迎い入れたクラスノセリスキー大統領は、ガス輸送システムの間断なき機能と対話の重要性を強調した。会談では、沿ドニエストル市場へのガス供給と輸送問題が議論され、大統領は「沿ドニエストル共和国の主権者たる沿ドニエストル人の利益を考慮に入れて決定されねばならない。エネルギー独立は国家性・自給自足・自立にとって重要な要素である」と指摘した。
 ゴルベフ氏は、この立場を完全に共有する、法的な枠組内で課題を処理するためには、沿ドニエストル住民の利益保護を含む多くの努力が残されており、時宜にかなった対処のためには契約義務の完遂が求められる、と指摘した。「何らかの変更がある場合、沿ドニエストルにとってのリスクは最小化ではなく、完全になくさなければならない」と強調した。



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 具体的に何を話し合ったのかさっぱり分かりません。一番重要な問題は、沿ドニエストルの不払い(累積で60億ドル)なんですが。
法的の件はモルドヴァ側で進んでいる法改正を指しているようです。因みにゴルベフもクラスノセリスキーも治安出身。

posted by 藤森信吉 at 11:26| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

沿ドニエストルのモスクワ代表部、ついにオープン

 こちらによると、22日、モスクワに沿ドニエストル共和国公式代表部が開設された。
 最初のモスクワ代表部は2005年に作られ、沿ドニエストル協力センター-社会団体としてロシアに公式登録された。2012年以降、活動は停止したが、ロシアにいる沿ドニエストル国民からの要請があり、沿ドニエストル外務省の努力によって開設にいたった。ロシア法に則り、社会団体「社会文化関係発展基金『沿ドニエストル』」の形態をとっている。沿ドニエストル住民の文化・人道・社会経済その他の関係の確立、とモスクワの諸機関との直接コンタクトの支援、社会団体との交流、情報交換、沿ドニエストル文化のロシア世界への統合が代表部の役割である。特に重要なのは、外交活動、商業経済金融関係の発展である。開設セレモニーには、ロシアの国会議員やアブハジア、南オセチア、ナゴルノカラバフ大使館の代表らが出席した。

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 写真を見ると、ドーム・クニーギの裏にある建物のようだ。しかし社会団体を名乗りながら、看板は「沿ドニエストル共和国公式代表部」と記されている。いいのか?
posted by 藤森信吉 at 18:57| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする