2017年08月30日

沿ドニエストル、出稼ぎ送金が回復

 こちらによると沿ドニエストルへの送金額が急増している。
 沿ドニエストル銀行のデータによると、自然人の沿ドニエストルへの電信送金額(銀行口座を非経由)はドル換算で703万ドルに達した。これは6月比で70万ドル、前年同期比で440万ドル増である。490万ドルはロシアからで、次いでイスラエル(35万)、アメリカ、トルコ、モルドヴァ、イタリア、ドイツ、ウクライナ、イギリス、UAEと続く。
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 6月に沿ドニエストル・ルーブルを切り下げたので、出稼ぎはますます盛んに。
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2017年08月27日

沿ドニエストル大統領「国家承認を国連に提案すべき」

 ロシア議会新聞のインタビュー記事において、「ロシアは国連で沿ドニエストル承認問題を提起すべきだ」と述べた。
Q 22日にモルドヴァが、ロシア平和維持軍の撤退に関して提起を行ったが、何故モルドヴァ側はこのような行動をとったのだろうか
「平和維持軍は、92年7月21日にロシアとモルドヴァ大統領が調印し、沿ドニエストル大統領も同席した。また、モルドヴァ警察と沿ドニエストル部隊とロシア平和維持部隊からなっている。25年間、条約の正統性に疑問は呈されなかったし、平和維持のフォーマットも効果的に作用してきた。モルドヴァの立場は誠に奇妙である。

Q 紛争が起こる現実性は?
「ロシア平和維持軍がなければ侵略の抑止力はなくなり、紛争が再開される危険性は非常に高くなる」

Q 国連総会で正統性を訴える可能性は?
 「国連は承認国のみである。9月2日に独立27周年を迎え、我々は共和国の自立性を証明しており、あらゆる機会に自らの立場を示してきた。国連で我々の立場を説明できれば、国際社会の見解も変わるであろう。そのためにはロシアの立場が重要であり、国連においてロシアは事実上、沿ドニエストルの立場を代表している。モルドヴァが国連でロシア平和維持部隊の撤収問題を提起するのであれば、沿ドニエストルの承認を国連で求めるべきである」
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行間からロシアに対する苛立ちが伝わってくる。未承認国家がパトロンに頼っている以上、パトロンによって殺されることも起こりうる訳だ。
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2017年08月25日

モルドヴァ、国連でロシア軍平和維持部隊問題を提起

 こちらによると、モルドヴァ国連代表部は、第72回国連総会の議案に沿ドニエストルからのロシア平和維持部隊撤退問題を含めるよう提案した。
 それによると、ロシア部隊の存在は「国際社会の持続と安全の脅威となる」としている。「無条件で秩序だって完全に外国の軍事力がモルドヴァ領から撤収するよう」国連が支持し、プロセス完遂を見守るよう要請している。国連大使は、1999年のOSCE宣言「ロシアがモルドヴァ領から2002年末までにロシア軍を撤収させるとのコミットメントを歓迎する」を引用し、これまで関係国は、様々なフォーマットでこの問題を解決しようと努力してきたが失敗した、しかし、どの国も合意なしに他国領に軍事力を展開してはならないという国際法の侵害を許してはいない、と述べた。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月21日

モルドヴァ人の海外旅行者数、激増

 こちらによると、モルドヴァ人の海外旅行者数は前年同期比31.5%増を記録した。
 旅行代理店で予約した旅行者について国家統計局がデータを発表した。上半期の旅行者数は8万5千人であり、前年同期比で31.5%増であった。最も人気がある観光地はトルコで32.6%、次いでブルガリア(20.4%)、ルーマニア(18.4%)、ギリシャ(9.8%)、エジプト(3.9%)、ウクライナ(3.3%)、イタリア(1.5%)、チェコ(1.4%)、UAE(0.7%)となっている。
 他方、同期間中にモルドヴァで6700人(16.7%増)の外国人が余暇を過ごした。内訳はルーマニア国籍人14.2%、ロシア国籍人10.3%、オーストリア国籍人7.9%、ポーランド、ウクライナ、ギリシャ、ドイツ、アメリカ、イギリス、と続く。
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モルドヴァの場合、観光なのか出稼ぎなのか判別が難しいので、旅行代理店のデータを使ったのだろう。文面からすると、ツアー客の統計か。ブルガリア、ルーマニアは当然として、トルコやギリシャもバスかな。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月14日

ドドン「モルドヴァはNATOに加盟しない」

 こちらによると、ドドン・モルドヴァ大統領は改めて、モルドヴァが軍事同盟に加わらないことを表明した。
 ブルボアカでアメリカの援助による共同軍事演習が行われていることに関し、ドドン大統領は「モルドヴァ軍最高軍事司令官として演習に赴いた。我々は中立国であることを忘れてはいけない。モルドヴゥ軍が西側、東側の軍事ブロックの一部になることを由としない」と記した。
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 ロシア軍も沿ドニエストルから出ていけということですね、分かります。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月11日

ドドン大統領、アメリカのNGO支援に警戒感

 ドドン・モルドヴァ大統領はfacebook上で、アメリカのNGO民主支援に警戒感を表明した。
 ドドン大統領は、全米民主主義基金(national endowment for democracy)の対モルドヴァ援助について、
「慎重に分析する必要がある。西側のたった一つの組織から、いくつかのNGO、メディアに莫大な資金が供給されている。プロパガンダとの戦いとか称している人もいる。もし、同様のことロシア連邦が行ったとしたら、『市民社会』や『独立メディア』はどのように反応するのだろうか?」と記した。
 モルドヴァでは議会多数派が、ロシア・プロパガンダに対する法律の採択を目指しており、ロシア・テレビ局の情報・情報分析番組の放送を禁止することを想定している。ドドン大統領は、法律を通さない意向を表明している。
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 このノリは、クレムリンですね。忖度か、直電か知りませんが。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月09日

モルドヴァ上半期貿易統計

 こちらによると、モルドヴァの2017年上半期の貿易輸出額に占める対EU諸国の割合は63.4%で横ばいだった。

・モルドヴァの貿易輸出額 10億2800万ドル(前年同期比 プラス1億2280万ドル、プラス13.6%)
 対EU諸国 6億5220万ドル(プラス13.7%)、シェア63.4%
 -ルーマニア 2億5070万ドル
 対CIS諸国 2億1690万ドル

・貿易輸入額 21億8100万ドル(プラス16.7%)
 対EU諸国  10億7200万ドル
 対CIS諸国 5億4280万ドル
 国別では、ルーマニア 3億、ロシア2億6150万ドル、ウクライナ2億2460万ドル
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今年に入ってから、ロシアがモルドヴァ製品に対する禁輸を解除したのだが、統計上、輸出に占めるEUのシェアは変わっていないことになる。
ラベル:モルドヴァ
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2017年08月05日

クラスノセリスキー、ラゴージンと会談

 こちらによると、8月2日、クラスノセリスキー沿ドニエストル大統領はラゴージン・ロシア副首相兼沿ドニエストル問題特別代表の招きでモスクワで会談を行った。
 ラゴージン副首相は、危機的状況について「沿ドニエストルを経済的に阻害するような挑発的行動を許さないため、経済的支持を考えねばならない」と述べた。また、ドニエストル流域における平和維持活動について、まさに平和維持軍が紛争の拡大かを抑止していると指摘し、クラスノセリスキー大統領に、現況に於いて沿ドニエストルの平和と安全を強化するための協議を呼び掛けた。
 クラスノセリスキー大統領は、平和維持活動はロシアだけでなく沿ドニエストル、モルドヴァも参加する共同実施であるとした上で、モルドヴァの憲法裁判所と議会によるロシア軍の存在に関する決議や、平和維持のフォーマットの変更決議を「ロシアの平和維持部隊に対する圧力であり沿ドニエストル領からの撤収を目論むもの」であると指摘した。その上でロシア部隊の平和維持活動により25年間も平和が維持されており、その排除は紛争の激化に直結する、と述べた。
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 ロシアは明らかに沿ドニエストルをモルドヴァに再統合させようとしている訳だが、ロシア軍は平和維持軍の形で残したいのだろう。しかし、クラスノセリスキーはキシナウ空港経由でモスクワ訪問だと思うが、よく考えるとリスキーだ。
posted by 藤森信吉 at 10:43| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

モルドヴァ政府、ラゴージンをペルソナ・ノン・グラータに指定

 こちらによると、モルドヴァ政府は、ラゴージン・ロシア副首相をペルソナ・ノン・グラータに指定した。
 この決定は閣僚の多数が支持し、在モルドヴァ・ロシア大使が通告を受け取った。ラゴージン氏がロシアのテレビ局とのインタビュー内でモルドヴァ政府や市民を侮辱したことが、この措置につながったとみられる。
 ドドン・モルドヴァ大統領は、モルドヴァ政府の決定を「かつてない外交的・地政学的スキャンダルだ。自らの意思によるものか、傀儡として操られているのかは分からんが」と批判している。
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これでラゴージン閣下は、モルドヴァはおろか沿ドニエストルも物理的に訪問できないことに。
そしてモルドヴァ議会・政府 vs 真の親ロ派ドドン・モルドヴァ大統領との対立も注目。
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 12:53| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沿ドニエストル、モスクワで無心

 こちらによると、沿ドニエストル首相はモスクワを訪問した。
 「ロシア24」とのインタビューにおいて、マルティノフ・沿ドニエストル首相は、年始から経済、財政システムにおいて危機的状況が続いており、前政権が策定した2017年度の給与支払い、年金、その他社会保障支出を行うことが不可能であったが、新政権がロシアの会計事務所と共同し予算プロセスの透明化に努めた結果、財政赤字の削減と予算の透明化を高めることに成功した、と述べた。
 また、危機的状況下において、沿ドニエストル政府はロシア指導部に対し4000万ドル規模の財政支援を要請した、この額は本年度の行政改革の遂行、社会保障費の欠配防止、社会経済情勢の維持に十分な額である、とした。

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 シェフチューク大統領時代から沿ドニエストルがロシア政府に無心していたことをメディアは伝えていたが、公共の場で、堂々と宣言したのは初めてか? というか、あらゆる面で沿ドニエストルはやばそうです。ロシアも口だけ。パトロンが下りれば、残る道はモルドヴァとの再統合だけ。
posted by 藤森信吉 at 11:52| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする