2018年02月23日

沿ドニエストルでロシア大統領選挙の準備

 こちらによると、沿ドニエストルで、2018年ロシア大統領選挙の準備が進んでいる。
 3月18日、ロシアで大統領選挙が行われるが、沿ドニエストルに住むロシア国籍保有者にも投票権が与えられる。沿ドニエストル共和国領内には24の投票所が設けられる。今日、22万のロシア国籍保有者が住んでいる。また、「私は大統領選挙に行く、ロシアは私の心中にある」全国キャンペーンが開始された。

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大スポンサー殿への忠誠度を示す絶好の機会ということで、共和国あげての大キャンペーン。バビルンガ先生もアジってます
posted by 藤森信吉 at 21:10| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

【朗報】沿ドニエストルのディプロマ、モルドヴァ政府が認証予定

 こちらによると、沿ドニエストルの卒業証明(ディプロマ)がモルドヴァ政府により認証される予定である。
 1992年以降に沿ドニエストルおよびベンデル領の教育機関が発行したディプロマは認証(アポスティーユ)されることになる。
 これに関連し、モルドヴァ政府は沿ドニエストル地域で発行したディプロマ、特にチラスポリ・シェフチェンコ名称国立大学によるものを認証する改正決議を採択した。これにより、ドニエストル左岸の国民が在外で教育を継続したり、労働したりすることが可能となる。
 学位証は  EUスタンダード準拠、より正確には沿ドニエストルのシンボルが余白から省かれた中立的なものとなり、モルドヴァ共和国シンボル付のモルドヴァ教育・文化・科学省承認の形式となる。
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 ロシアしか学位を承認してくれなかった沿ドニエストルの学生にとっては朗報。他方で沿ドニエストルの国家性がモルドヴァに溶解しているとみることもできるそう。
posted by 藤森信吉 at 17:54| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

滅びゆく沿ドニエストル人

 こちらによると、2017年の沿ドニエストルの死亡数は出生数の1.5倍だった。
 2017年、沿ドニエストルは4500人の出生数、死亡数は6684人を記録した。
2184人の自然減であり、減数は昨年より4.9%増加している。死亡原因のトップは心臓疾患、次いでガン、脳疾患と続いている。
 人口の流出入については、3160人が沿ドニエストルから離れ、3819人が沿ドニエストルに移住した。これは沿ドニエストル国籍を持つモルドヴァの高齢者が安い公共料金に惹かれて移住しているためである。
 沿ドニエストル住民数は国家機密とされており、2015年10月のデータでは恒常的に住んでいる者は47万5700人で、2004年統計より7万9700人減(マイナス14.3%)となっている。1989年のソ連国勢調査では、沿ドニエストルの住民は67.9万人〜75万人と様々なデータがある。
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 沿ドニエストルは出稼ぎが多いから、実際の住民数は30万人を切っているのではないか、という説がある。とすると30年で人口半減。国より、人が居なくなる方が先ではないか。
posted by 藤森信吉 at 15:03| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

沿ドニエストル、ビットコインに活路?

 こちらによると、沿ドニエストルはビットコイン発掘の自由経済圏創設を計画している。
 24日、沿ドニエストル最高会議はブロックチェーン発展法の第一読を採択した。投資家は税免除、電気料金の特別料金を受ける。クラスノセリスキー大統領が同法案を提出しており、次の会議において第二読の採択が予定されている。「ブロックチェーンの発展は沿ドニエストルの投資政策の最優先事項の一つである」と同法案は謳っている。同法は、ロシアの企業家イーゴリ・チャイカと深いかかわりを持っている。
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 タダのロシアガスから発電した安い電力を使ってマイニング。というか、暴落直後の法案提出でタイミング悪いな。


posted by 藤森信吉 at 12:26| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

沿ドニエストルの工業生産高、前年比23.6%増

 こちらによると、2017年の沿ドニエストル工業生産高は前年比23.6%増(沿ドニエストル・ルーブリ建)だった。
 2017年の沿ドニエストル工業生産高は99億7200万沿ドニエストル・ルーブリで前年比23.6%増だった。ドル建では7億4690万ドルで4.3%増となる。
 工業生産高の約1/3の30億ルーブリ(2億1860万ドル)は鉄鋼が稼ぎ出した。発電は、3億5980万ドルから2億330万ドルに減少した。

 
posted by 藤森信吉 at 18:45| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

沿ドニエストル代表団、欧州評議会で報告

 こちらによると、沿ドニエストル代表団は欧州評議会議員会議小委員会において報告を行った。
 沿ドニエストル最高会議議長と外相は、欧州評議会議員会議の沿ドニエストル紛争問題特別小委員会において、報告を行った。シチェルバ議長は国際社会が、沿ドニエストル共和国が最も若い国としてヨーロッパに存在する事実を理解していないと指摘し、沿ドニエストルの独立は歴史的法的な客観性に立脚している、と述べた。そのうえでモルドヴァ側との関係構築がコザックメモランダムや2006年の経済封鎖等で拒否されてきた、モルドヴァ側を批判し、最高会議は欧州評議会議員会議にオブザーバー資格で参加する用意がある、と述べた。
 イグナチェフ外相は交渉の現状について報告し、ウィーン議定書に基づく沿ドニエストル車輛の国際的な移動についての交渉の必要性を訴えた。また沿ドニエストル・ウクライナ国境問題が、沿ドニエストル住民の生活に否定的な影響を与えて、緊張が高まることになる、と述べた。最後、欧州評議会議員会議と沿ドニエストル間の制度的なコンタクトを確立する必要がある、と結んだ。



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ヨーロッパ側の招待。イグナチェフ外相は控え目にモゾモゾ話す印象なのだが、交渉の場ではどうなのだろう。
 なお、欧州評議会のサイトによると、肩書は Transnistrian de facto authorities と紹介されています。
posted by 藤森信吉 at 19:02| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

沿ドニエストル輸出、劇的復活

 こちらによると、2017年の沿ドニエストル貿易輸出額は前年比20%増だった。
 通関委員会の統計数字によると、沿ドニエストルの輸出は前年比19.3%増の6億4670万ドル、輸入は12.5%増の10億3800万ドルだった。輸出品構成比は、鉄鋼製品が36%(前年比172.6%増)、次いでエネルギー17%(マイナス42.9%)、食料品15%(10.8%増)だった。輸入品構成比はエネルギー燃料資源32%(18.3%減)、鉄くず18%(211.9%増)、食料品13%(17.4%増)だった。
 輸出相手国構成比は、EU諸国が37%、関税同盟国が11%(内ロシア10%)、輸入相手国構成比は、関税同盟国が40%(内ロシア34%)、EU諸国が19%だった。輸出入相手国ではロシアが4億2000万ドルで一位、対ロ輸出額は44%増だったが、輸入は14%減であった。二位がウクライナで輸出入総額は3億5880万ドル(90%増)、三位はモルドヴァで3億1650万ドル(マイナス10.5%)だった。
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 一行でまとめると「鉄鋼が復活して、電力が壊滅」
鉄鋼市況に疎いのだが、世界的なブームか、ロシアからの買い付けがあったのだろうか? 対ウクライナ貿易の活況も気になる。
 沿ドニエストルの電力輸出問題はこちらを参照。
http://masteru.seesaa.net/article/455721792.html

posted by 藤森信吉 at 20:29| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

モルドヴァは世界二位

 こちらによると、2017年のモルドヴァ人のアルコール摂取量は世界第二位だった。
 WHOのアルコール摂取量統計によると、ベラルーシが年17.5リットル(アルコール量換算)/人で一位グループに属し、モルドヴァは16.8リットルで第二位だった。専門家によると、ヨーロッパ文明に属する国の摂取量は±10%内に収まっており、合法アルコール摂取量が少ないことは、密造酒をより多くの飲んでいることを意味する。また、生活水準にも依存しており、良い生活下ではより多くのアルコール摂取が見られる。これまで上位10位にもランクされていなかったモルドヴァが突如として第二位にランクされたことについて、専門家はアルコール摂取量が多い国では税率引き上げ等の反アルコール政策がとられたため、とした。
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 ベラルーシ人やモルドヴァ人は、似非ビールしか飲めない日本人より良い生活を送っているようです。
 
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 17:56| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

モルドヴァ、ドサクサに紛れてロシア・ニュース禁止法発効、ロシア外務省は対抗措置を示唆

 こちらによると、モルドヴァ議会議長の署名により、ロシア製ニュース禁止法が発効した。
 議長による反プロパガンダ放送法として知られる改正テレビ・ラジオ放送規則法の署名は、憲法裁判所が大統領の権限を一時停止し議会議長もしくは首相に移譲するとの決定に基づくものである。大統領が修正を求めたが、同法は12月22日に修正なしで議会で再可決、1月2日に大統領が再度署名を拒否したが、1月5日に憲法裁が二度の拒否権行使は憲法違反であるとの決議を出していた。
これに対し、ロシア外務省は、「ロシアのニュース・分析番組の放送を事実上禁止する法は議会多数派による反ロ攻撃であり、ロシアは対抗する権限を留保している、OSCEだけでなく、ヨーロッパ諸国の対応に注目したい」という声明を出した。
 また、同日、ロシア市裁はプラハトニューク民主党党首に対する逮捕状発行有効であるとの決定を出した。モルドヴァ民主党は、この決定は反プロパガンダ法発効に対するロシアの回答である、と非難している。
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新年早々、モルドヴァ内の路線対立(大統領vs議会・内閣)が盛り上がってきました。いっそ、ドドン大統領の職権が停止されている間に社会党禁止法とか、ガガウス自治共和国解体法とか通しちゃえばいいのに。
そういえば、プラハトニューク同様、ティモシェンコもかつてモスクワで逮捕状が出されてましたよね。別に両者ともクリーンと言いたい訳ではありません、念のため。
参考
「2018年はモルドヴァ情勢に大注目
モルドヴァをどうしても取り込みたいロシア、ジレンマ抱える欧州」

ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 21:31| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

ドドン大統領、権限停止

 こちらによると、ドドン大統領の職権が一時的に停止された。
モルドヴァ憲法裁判所は、議会多数派からの請願を受け、2日、ドドン大統領の職権を一時停止した。
ドドン大統領は、首相が提案した5閣僚および2副首相の指名を二度にわたり拒否したが、法律によると、大統領は一度しか拒否できない。憲法裁判所は、大統領権限を一時的に議会議長もしくは首相に移行する決定を行った。近日中に何れかが新閣僚の任命を行う。
 ドドン大統領は、フィリプ首相の提案により6閣僚を罷免したが、新閣僚の任命は拒否しており、年末年の休み中に二度目の拒否を行っていた。
 大統領が国務大臣の任命を拒否した際、10月17日に憲法裁判所は、大統領が憲法職務を履行しなかったとして権限を一時停止して首相もしくは議会議長に権限を移行する決定を下していた。
 ドドン大統領は「民主党体制の指令」と批判している。
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もはやお約束の大統領vs議会・内閣の対立。一年の計は元旦にあり(憲法裁の決定は1/2だけど)、とはよく言ったものだ。
「2018年はモルドヴァ情勢に大注目」
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 11:16| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする