2017年04月08日

ナフトガス社、ストックホルム仲裁に楽観的見通し

 こちらによると、コボレフ・ナフトガス社長は、ストックホルム仲裁の裁定に楽観的な見通しを示した。
5チャンネルのインタビューにおいて、予想より楽観的な結果が得られるとの情報が入ってきている、としたうえで、「ガスの購入・販売」契約に関する最終的な裁定は近日中に出されるだろう、とした。
 2014年6月にガスプロムは、2013-14年に供給したガスの債務および「take or pay」の違約金支払いを求めてストックホルムに提訴している。ナフトガス側は、変更されたガス価格の遡及と前払い金の返還、再輸出禁止条項の撤廃を求めて提訴している。「ガスの販売・契約」に関するストックホルム仲裁の決定は4月に出される予定である。
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4月に延期されましたか。どっちに転んでもさらなる係争問題に発展しそう。
posted by 藤森信吉 at 12:10| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月07日

2017Q1石炭輸入統計

 こちらにウクライナの1-3月期石炭輸入統計が掲載されているので簡単に紹介。
・ウクライナは2017年1-3月に歴青炭および無煙炭64万6205トン(5億6963万ドル、前年同期比61.1%増)を輸入した。
内、金額ベースでロシアのシェアは61.59%、アメリカ17.94%、カナダ7.67%、その他となっている。
・他方、ウクライナは1-3月期に13万2130万トン(2134万ドル)を輸出した。輸出先は、ロシア、スロヴァキア、トルコ、その他である。
・ウクライナは、2011年に、石炭を27.6億ドル輸入し、7.75億ドル輸出、2012年は26.37億ドル輸入・6.1億ドル輸出、2013年は19.74億ドル輸入・7.37億ドル輸出、2014年は17.73億ドル輸出・5.21億ドル輸入、2015年は16.323億ドル輸出・0.54億ドル輸出、2016年は14.68億ドル輸入・0.45億ドル輸入、となっている。
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2017年04月01日

4月からガス代に固定費を導入

 こちらによると、4月1日から、ガス料金に固定費用が導入される。
 それによると、住民が支払うガス料金は2つに及ぶことになる。第一が、ガスそのものである。第二が、加入料金すなわちガス供給網使用料であり、ガス消費量に関わらず一定である。
 4月1日からガス使用料が10%値下げされるため、一見すると支払総額は下がっているように見えるが、使用量が少ない消費者程不利であり、契約者の40%にとって実質的な値上げとなる。
 ガスメーターがない家庭では、支払い料金は2-5倍になる。このガス料金値上げの受益者は、ガス供給会社(州ガス)であり、その70%はフィルーシの傘下にある。
 
 
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2017年03月25日

ナフトガス、破産の用意あり

 ストックホルム仲裁でガスプロム社勝訴の場合、ナフトガス社を破産させる用意がある、とヴェトレンコ氏は述べた。
 ノーヴォエ・ブレーミャ・ビジネス誌とのオンラインインタビューにおいて、ヴィトレンコ・ナフトガス社商務局長は、「国家はナフトガス社の債務に責任を負わない。単にナフトガス社が破産するだけであり、ナフトガスは競売にかけられ、債権者は然るべきお金を受け取る。また、ガスパイプライン、ガス田は国有資産であるから、ガスプロムには渡らない」と述べた。一方で、ナフトガス社の敗訴の可能性は低い、との見解を示した。
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なんとなく担保入札を思い出しました。予定では、月末に仲裁判断が出る。
posted by 藤森信吉 at 20:42| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国営炭鉱の整理、加速

 ウクライナ・エネルギー石炭産業相によると、ウクライナは国営炭鉱を33から26に減らすことを計画している。
 「省は炭鉱の数を33から26に減らす意向であるが、産出量は580万トンから870万トン、50%増になる。これは、近代化、新しい機器の導入のおかげである」と発表されている。これに向けて8億フリブナと10億フリブナの国家保証付きクレジットが充てられている。
posted by 藤森信吉 at 20:21| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月13日

ドンバス封鎖本部、ロシアからの石炭輸入も封鎖予告

 こちらによると、「封鎖本部」はロシアからウクライナへの石炭輸入の封鎖を予告した。
 ドンバス封鎖を行っている「封鎖本部」(Штаб блокади)は、記者会見を行い、「4月2日までの期限付きで、ウクライナ政府に非交戦国からの石炭輸入契約およびロシアとの通商関係見直しの機会を与えた。4月2日以降、ロシアからの石炭輸入を封鎖する」と述べた。また、ロシア・ズベルバンクが、人民共和国パスポート保有者にサービスを開始したとして、ウクライナ政府に対し、ロシア・ズベルバンクの閉鎖を求めた。また、国民に対し2週間以内に預金を引き出す猶予を与えた。


posted by 藤森信吉 at 17:48| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

アゼルバイジャン原油第一弾、パイプライン輸送開始

 こちらによると、アゼルバイジャン原油の第一弾がオデッサ・クレメンチュク・原油パイプラインで送られた。
 クレメンチュク製油所は、12月末からAzeri Lightの精油を行っていたが、原油は鉄道輸送によるものであった。
オデッサ・クレメンチュク・原油パイプラインは過去5年間、アイドル状態にあったが、多元化政策により、稼働状態となった。Azeri light 供給により、Euro5規制のガソリンを前倒しで生産可能となる。
 オデッサ・クレメンチュク区間は5年間、アイドル状態にあったが、本年度は270万トンの原油を各地の製油所に輸送する予定である。
posted by 藤森信吉 at 15:53| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

ロシアからの石炭輸入、激増

 こちらによると、2017年1-2月期のウクライナの対ロ石炭輸入額は約2.5億ドルであった。
 国家財務局の数字によると、ウクライナは、226万トン、額にして3億5760万ドルの石炭(歴青炭および無煙炭)を輸入(前年同期比で2.1倍)した。内ロシアからは2.47億ドル(69.1%)であった。
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 ドンバス鉄道封鎖でこの有様。ロシアからの石炭輸入の利権を握っているのは確かメドヴェドチュークだったような。
posted by 藤森信吉 at 22:11| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィルターシ傘下の企業、ガス供給をカットされる

 こちらによると、ウクラトランスハス社は、リヴネアゾット、アゾット、セーヴェルドネツク・アゾット社へのガス供給制限をはじめた。
 これは、2月に供給した分の債務と必要量が確定できないため、そして3月分の前払い状態によるものである。Ostchem社は、傘下の工場は全ての責務を果たしている、と述べている。
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フィルターシ自身のみならず、傘下工場もピンチ。
posted by 藤森信吉 at 20:17| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

ポーランド対OPALにナフトガス社が乱入

 こちらによると、ナフトガス・ウクライナ社は、欧州司法裁判所第一審裁判所(General Court of the Court of Justice of the European Union)にPGNiG社が起こした裁判に対する介在許可を求めた。
 PGNiG社は、欧州委員会が2016年10月28日に決定したOPALパイプライン決定に対し、異議申し立てを行っている。この決定はGazprom社がOPAL使用量を増やすことを可能としており、Nordストリーム経由で更なるガスを輸送することが可能となる。ナフトガス社は本決定により、予測不能なネガティブな変化を会社にもたらすとして、裁判への介在を要求している。それにより、追加的な議論や裁判記録にアクセスが可能となる。ナフトガス社の要求は司法裁判所で検討される。
posted by 藤森信吉 at 19:49| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする