2017年11月25日

ガス・パイプライン・システムの維持に毎年2-3億ドル必要

 こちらによると、ウクライナのガス・パイプラインシステム(GTS)の維持には毎年2-3億ドルの投資が必要である。
 コボリョフ・ナフトガス・ウクライナ社長は「MottMacDonald社の監査によると、今日のレベルで輸送を続ける場合のシステム維持には最低2-3億ドル/年 必要である」とテレビ局のインタビュー内で述べた。
 2017年のガス輸送料は30億ドルであり、そこから3億ドルをねん出するのは数字上は可能であり、自己資金調達ビジネスかつ財務的に安定したビジネスであるといえる、とした。また、ロシア側による改修費見積は過大であり、「ロッテンベルク氏に改修契約を出したなら、300億とか500億ドルという数字を出してくるだろう」と皮肉った。





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2017年11月20日

脱無煙炭、着々と進行

 こちらによると、ウクライナの無煙炭消費量は前年同期比で30%減となっている。
 キスチオン・ウクライナ副首相によると、2017年10月期、ウクライナの無煙炭消費量は前年同期比でマイナス30%、すなわち30万トン減であり、内10万トンは10月が暖かかったため、内20万トンは発電所が無煙炭からガス用炭に移行したためである。
 次年度はさらなる消費減が見込まれている。キスチオン副首相は「ガス用炭は既にズミィフシキー火力発電所の2炉で用いられており、2017年11月末までには沿ドニプル発電所の2ブロックもガス用炭に移行する。2018年の予定では、沿ドニプロ発電所の2ブロック、クリヴォリジ発電所の2炉、ズミィフシキー、トリィポリシキーの1炉の移行が予定されている」と述べた。
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2017年11月12日

ウクライナ、使用済み核燃料保管に20億ドルをロシアに支出

 こちらによると、2005年以来、ウクライナは使用済み核燃料の保管費を計20億ドルをロシアに支払っている。
 ヨヴァノヴィッチ・在ウクライナ米大使は、中央使用済み核燃料保管庫の起工式において「ウクライナは2005年から20億ドルを支払ってきた。これらの資金はウクライナの発電企業への投資・改修費に向けられるべきだった」と述べた。また、同席したナサリク・エネルギー石炭相は、中央使用済核燃料保管庫の方がロシアに保管するより2.5倍安い、と述べた。
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中央使用済み核燃料保管庫の建設地はチェルノブイリ原発近くで2019年に完工予定とのこと。
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2017年11月07日

上10か月 石炭輸入統計

 こちらによると、ウクライナの上10か月の石炭輸入額は22億ドル(前年同期比83.9%増)だった。
 2017年1-10月期、ウクライナは石炭(歴青炭および無煙炭)を、1582万トン、21億5144.5万ドル輸入した。
内ロシアは11億9841.8万ドル(輸入に占めるシェア55.7%)、アメリカ(25.42%)、豪州(5.41%)、だった。前年同期11億6971.1万ドルから83.9%増となった。
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ドンバス経済封鎖の影響が最も大きいのだろう。次いで経済回復による石炭需要増。
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2017年11月02日

PGNiG、ウクライナの地下ガス貯蔵庫を利用

 ポーランドのPGNiG社は、Ukrtransgaz社との間で
地下ガス貯蔵庫利用に関する契約を締結した。
 本契約は、PGNiG社がウクライナ市場における販売活動を発展させる追加的な機会となる。10月にもPGNig社はUkrtransgaz社との間でウクライナの輸送路利用に関する契約を締結していた。PGNig社は2016年8月からウクライナにガスを販売していた。
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 現行はガスプロムとの契約に縛られているので、リバース販売しかできないが、将来的には、PGNiG社がガスプロムから購入したガスをウクライナの地下ガス貯蔵庫に入れ、そこからウクライナ市場に販売、という可能性も出てくるようだ。
posted by 藤森信吉 at 22:21| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

ノルド・ストリーム2題

 こちらによると、OPALの輸送制限期間中、ウクライナのガスパイプラインは3億ドルを追加的に稼ぎ出した。
 コボリョフ・ナフトガス社長はOil&Gasコンファレンスにおいて、「今年度、OPALが稼働しない期間中、ウクライナのガス・パイプライン・システムは約3億ドルを追加的に稼ぎ出した」と述べた。2017年度、同社は30億ドルの輸送収入を見込んでいる。
 また、こちらによると、ノルド・ストリー2稼働により、ウクライナはGDP比3%程度、毎年27億ドルの損失を受けるとヨヴァノヴィッチ駐ウクライナ米国大使は述べた。ノルドストリーム2の建設費は100億ユーロで、ガスプロムとそのパートナー企業は2018年4月の着工・2019年末の稼働を目指している。ポーランド、リトアニアが特にノルドストリーム2に反対を表明している。
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2017年10月23日

11分の17

 こちらによると、エネルゴアトム社は本年度、燃料集合体17体を購入予定である。
 キエフにおけるOpen energy weekフォーラムにおいて、シャブラコフ・エネルゴアトム副社長は、同社は11体(9体がVVER1000用、2体がVVER440用)をロシアから購入予定であり、既に5体を受領済であることを明かした。残り6体はWestinghouse製を購入予定で、こちらも5体を既に受領している。
 またロシア向けに使用済核燃料の輸送を5便予定しており、既に4便が行われている。
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単純計算すると、2017年度の核燃料のロシア依存率は 11/17=65%
posted by 藤森信吉 at 21:04| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

電力輸出、好調

 こちらによると、ウクライナの1-9月の電力輸出量は前年同期比47.6%だった。
 2017年1-9月期にウクライナは41億8170万kWh(プラス13億4800万kWh)を輸出した。ハンガリー、スロヴァキア、ルーマニア向けが24億8850万kWh(プラス19.6%)に達し、他方でポーランド向けがマイナス3.5%となった。また、モルドヴァ向けは9億7000万kWh(前年同期は370万kWh)で大幅増となっている。対ベラルーシ、ロシアの輸出はなかった。
 また、1-9月期にウクライナは3850万kWh(前年同期は5770万kWh)の電力を輸入、内3770万kWhがロシアから、80万kWhがベラルーシからだった。
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ガスとは違い、ロシアとのエネルギー関係は実は地道に続ていることが分かる。モルドヴァ向け輸出がこれだけ伸びているということは沿ドニエストルの対モルドヴァ電力輸出はかなり落ちていることになる。
posted by 藤森信吉 at 19:40| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

ウクライナの脱無煙炭、順調

 こちらによると、DTEK社の9月の発電量の89%はウクライナ産のガス用炭(マークG)であり、輸入無煙炭は11%に過ぎないと発表した。
 同社は「発電量の増加は、DTEK社の輸入無煙炭依存の解消プログラムによるものである」とした。同社は
無煙炭不足に関連して、ウクライナにおけるガス用炭の生産を上9か月で10.5%増加させ、1690万トンに達した、としている。 
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DTEKはアフメトフの会社でウクライナの火力発電と石炭生産を独占している。ドンバス封鎖で人民共和国領内の同社の無煙炭が手に入らなくなり大打撃、と思われたが、輸入(というかロシア迂回)無煙炭でしのぎつつも、ガス用炭への変更が順調に進められているようだ。と考えると、ドンバス封鎖は、事前にアフメトフの了承済ということか。ウクライナが無煙炭を買わなくなると、困るのは人民共和国。
posted by 藤森信吉 at 17:04| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

ガス備蓄量を164億m3まで積み増し

 こちらによると、9月末時点でのウクライナの天然ガス備蓄量は163億9471万m3に達した。
3月22日に最低備蓄量を記録して以降、9月30日までに82億9428万m3を積み増したことになる。2016年9月30日時点の142億5565万m3と比較して15%増、2015年9月30日と比較して4.5%増、2014年9月30日時点と比較して1.5%減となっている。
 ウクライナ政府の2017/18年秋・冬季に向けた準備計画によると、2017年11月1日までに170億m3を地下ガス貯蔵庫に備蓄することになっている。
posted by 藤森信吉 at 10:06| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする