2017年06月28日

ナフトガス社、ついに財政に貢献

 こちらによると、ナフトガス・ウクライナ社は記録的な納税を行った。
ナフトガス社は、2016年度の配当133億フリブナおよび法人税24億ドルを国庫に納めた、と発表した。これはウクライナ独立以降、初の国営企業による配当払いである。
 コボレフ社長によると、2016年の同社の利益は265億フリブナであり、同社およびウクライナ・エネルギー部門の一貫した改革により可能となったものである。2016年の総売上は43.12%増、すなわち486億2116万フリブナ増の1613億8283万フリブナ、純利益は265億2898万フリブナであり、2015年は277億4927万フリブナの純損失であった。
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 業績に連動したコボレフの給料も大幅増。
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2017年06月26日

大統領、原発燃料の対米依存強化に言及

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、ウクライナのエネルギー安全保障強化のため、原発燃料の対米依存率を増やす意向を示した。
 テレビ局とのインタビューにおいて、アメリカWestinghouse社の原発燃料のシェアが55%まで高まることを望んでいること、使用済み核燃料再処理施設の建設計画が進行しておりロシアによる拘束はなくなることを言明した。
 また、アメリカ側との交渉で、200万トンの石炭供給の確約を得ている、と述べた。


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2017年06月23日

ナフトガス、ガスプロムからの輸入再開に意欲

 こちらによると、ナフトガス・ウクライナ社はガスプロムからのガス購入再開を計画している。
 ナフトガス社のコボレフ社長は、ストックホルム仲裁決定の履行後、ガスプロムのガス購入の用意がある、とブリュッセルにおける記者会見で述べた。
 「ストックホルム仲裁のガス購入に関する決定により、価格は見直される。ガスプロム社が決定を履行後に我々はガス購入の再開準備を行う」とした。一方で、コボレフ社長は、ガスプロム社の履行が即座になされるかは不透明であり、近い将来もしくは今年度にガスプロムからの拘留が再開されるとは思わない、と付け加えた。
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ストックホルム仲裁の決定は、二部に分かれていて、ガス売買契約の部分は今月末に下される予定。ウクライナ側の勝ちはほぼ確定のニュアンス。ロシア・メディアもしょんぼり書いているし。二部の輸送契約は今年度末に決定が出るとのこと。
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2017年06月21日

ウクライナ・ガス統計

 こちらこちらにウクライナの1-5か月ガス輸入統計が掲載されているので紹介。
・ガス輸入平均価格(1000m3当たり)
2017年1月 229.51ドル、2月246.88ドル、3月248.13ドル、4月232.17ドル、5月208.38ドル

・ガス輸入量(1-4月)
45億1049万m3(総額17億8641万ドル)、
契約者 スイス 17億7198万m3、ドイツ13億2963万m3、フランス5億6179万m3、以下、ポーランド、イギリス、ハンガリー、ルクセルブルク、オーストリア、スロヴァキア、チェコ
 2017年のロシアからのガス輸入はなし。
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 安! いつの間にか200ドル/1000m3割れ寸前に。
ウクライナにガスを輸出するスイス企業・・・・RosUkrEnergoか?



posted by 藤森信吉 at 21:22| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

ウクライナ、世界8か国に人民共和国炭輸入に対する注意喚起

こちらによると、ウクライナ・エネルギー石炭産業省は各国に、人民共和国産石炭の輸入に対する注意喚起を行った。
 ウクライナ・エネルギー石炭産業省は、ウクライナ大使館を経由して、8か国(トルコ、オランダ、スペイン、モルドヴァ、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ルーマニア)に、被占領地域からの非正規石炭輸入のリスクについての注意喚起書を発出した。同書は、DTEKエネルゴ社が作成したものであり、同社は2017年3月以降、非占領地域における企業統治を喪失しており、他国へ非合法に製品が搬出される問題を外交努力で解決するよう求めている。
 DTEK社によると、「合法的に購入された」もしくは「ウクライナ、ロシア産出」として他国に供給されており、成分調査を通じた産地特定検査について同社は協力する準備がある、としている。
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簡単な喩えで言うと、「自動車が窃盗団に盗まれたので、あちこちに購入しないように注意喚起している」


posted by 藤森信吉 at 13:40| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ、依然としてロシアからの石炭輸入に依存

 こちらによると、ロシアは上五か月間、ウクライナ77万7500トンの石炭を供給した。
 ウクライナ・エネルギー石炭省によると、2017年1-5月期に、ウクライナの火力発電所および熱供給センターに99.68万トンの輸入石炭が供給され、内77.75万トンはロシア領からの供給であった。また、南アフリカから10万トン、ポーランドから11.9万トンが輸入された。
1月25日から、ドンバス封鎖封鎖が志願部隊により組織され、ロシアからの石炭輸入の完全な停止も志向された。3月15日、政府が追認する形でドンバス占領地域からの貨物輸送が停止されていた。
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ロシアからの石炭輸入禁止、というのはブラフだった模様。
 
posted by 藤森信吉 at 11:58| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

クロアチア・ハンガリー・ガス回廊にウクライナも便乗

 こちらによると、ウクライナは、クロアチア=ハンガリー・ガス回廊の建設に参加の用意がある。
 フロイスマン首相はクロアチアを公式訪問し、首相会談において、クロアチア沖に建設中のLNGターミナルを活用するクロアチア・ハンガリー・ガス回廊の建設計画に参加の用意がある、と述べた。
 「我々はクロアチア・ハンガリー・ウクライナ・ガス回廊の建設に関心があり、稼働にむけあらゆる努力を行う用意がある」とフロイスマン首相は述べた。






posted by 藤森信吉 at 11:56| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

欧州委員会、ウクライナとロシアにガス輸送交渉再開を呼び掛ける

 こちらによると、マロシュ・シェフチョビッチ欧州委員会副委員長兼エネルギー同盟担当委員はノヴァーク・ロシアエネルギー相と会談し、ストックホルム仲裁の決定が出た後、輸送契約の交渉を再開するようウクライナとロシアに呼び掛けた。
 シェフチョビッチ氏は「2019年以降もウクライナ領経由で輸送を継続する必要性について協議した。ストックホルム仲裁のプロセスは終わりに近づいているが、EUの諸企業はウクライナ経由の輸送に関心を抱いている。我々は、輸送の商業的アスペクトに即した交渉は、企業レベルで可能な限り早く再開されねばならないことで合意した」と述べた。
 ウクライナは1-5月期に天然ガスを前年同期比21.8%増、382億m3輸送している。
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 スロヴァキアはウクライナ領経由でないと困るでしょうねえ
posted by 藤森信吉 at 18:59| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

ナフトガス社、ガスパイプラインへの投資とりやめか

こちらによると、ナフトガス社は、ロシアガス輸送縮小のリスクから、ガスパイプラインへの投資計画を修正している。
 2017年度ウクルトランスガス社財務に関するナフトガス専務会議事録によると、ウクルトランスガス社は2019年以降のガス輸送の停止リスクを予想したシナリオに基き、投資計画の修正を要請されている。
 ナズドリン・ウクルトランスガス副社長は「ガス輸送システム稼働の信頼性を確保できない」と回答した。ナズドリン氏は3月20日に解任されている。「どのようなシナリオであったも、ガス輸送は行われ、ガスパイプラインは稼働し続け、ガス圧は維持される。いくつかの投資計画が実現しないからといって、望ましい技術的状態が保障されないといったことはない」と議事録は記している。議事録によると、2017年度のガス輸送システムへの最低投資額は、ナフトガス社の計画の倍にあたる118億フリブナである。
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 将来性が見込めない事業への追加投資をとりやめ、と。ウクライナを迂回するトルコ・ストリームとノルド・ストリーム2はともに実現する、と予測しているようです。
 ウクルトランスガス社は、ナフトガス社のガス輸送部門子会社。
posted by 藤森信吉 at 12:58| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

ウクライナ、ノルウェー・ガスを輸入可能に

 こちらによると、2022年以降、ウクライナはノルウェー・ガスを直接受領することが可能となる。
 ビリャフシキー・エネルギー石炭産業相顧問は、6月9日にポーランド・デンマーク間でガス直接供給インフラ協力に関する覚書が調印されたことを引用し、「ノルウェーガスのウクライナ直接供給は2022年以降、現実のものとなる。ウクライナ・ポーランド間の接続建設が残されるだけだ。秋にはパイプの調達が開始されねばなるまい」と述べた。



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地図で見ると バルト海底でノルド・ストリームと交差するようだが、技術的には特に問題にならないのだろう。
posted by 藤森信吉 at 14:03| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする