2019年09月16日

ウクライナ、ガス契約でハブられる可能性も

 こちらによると、欧州委員会はウクライナ側との契約なしでガス輸送を模索している。
 ブリュッセルはロシアに対し、ウクライナ・ロシア間の新ガス輸送契約なしに、ロシア産ガスをヨーロッパに輸送することを提案する可能性が出てきた。この件でヨーロッパエネルギー部門のTASSの消息筋は、ウクライナはヨーロッパ・エネルギー共同体の加盟国であるため、ヨーロッパ・エネルギー共同体の法的ノルマを果たさなければならず、すなわちウクライナのガス輸送システムの管理者は、契約がない場合、輸送能力を公売しなければならない。ガスプロムは短期・中期的契約実現のためにこの権利を買い取ることになる、と説明した。РБК社のガスプロム内の消息ずは、斯様なシナリオの可能性を否定しなかったが、全ては価格にかかっている、とした。
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2018年12月13日

ロシア外務省「ウクライナはドンバス侵攻を準備している」

 ロシア外務省によると、ウクライナ軍はドンバス軍事侵攻を準備中である。 
 ロシア外務省報道代表ザハロヴァ氏は「手持ちの情報によると、近日中にウクライナはコンタクトラインにおいて、戦時状態導入を利用して軍事的挑発行為を行う計画があり、アゾフ海沿岸の獲得とロシア国境へのアクセスを求めて軍事侵攻を組織している」とインターファックスとのインタビューで述べた。女史によると、12月1-7日間だけでOSCEはミンスク合意で禁止されている重火器190を目撃した、という。ロシア外務省は、ドンバスへの進行は、ポロシェンコ大統領が、選挙前の自らの支持率を引き上げるために「空気の如く必要としている」とした。
 
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2018年10月13日

ロシア外務省、ヴォルカーを批判

 ロシア外務省
ヴォルカー・米ウクライナ問題特別代表を批判した。
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 ヴォルカー氏が、ロシア提案「国連ミッションがOSCE要員のドンバス境界線監視活動を警護する」を拒否していることに、モスクワは困惑している。ミンスク合意は、両人民共和国の代表もサインしており、キエフと同権である。しかし、ヴォルカー氏はアメリカやOSCE要員同様に、ウクライナにどっぷりつかり過ぎている。ヴォルカー氏はミンスク合意を事実上、破壊しており、「国連平和維持」による両人民共和国領の完全な占領を目指しており、ミンスク合意にある特別な権利や安全保障なしにドンバスをキエフ当局に移譲しようとしている。ヴォルカー氏は自らの越権で制裁強化も主張しており、2014年にアメリカが支援した違法なウクライナ・クーデターによって引き起こされた紛争の解決を明らかに怠っている。
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2018年03月31日

ロシア外務省、ウクライナ外交官13名を追放

 こちらによると、ロシア外務省は13名のウクライナ外交官の国外退去を通告した。
 これに対し、ウクライナ外務省は、国際法を違反し、主権国の内政に介入しているクレムリンの予想された措置であり、ロシア政府指導部が文明世界からの孤立化を続けていることを示している、と述べた。
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2016年12月29日

ロシア外交 2016年総括

ロシア外務省は2016年の総括を発表したので、関連個所のみ紹介。
・ウクライナ内外の情勢は依然としてロシアの安全保障・利益に直接影響を与えている。
ウクライナ政権はミンスク合意の履行をサボタージュしている。
・沿ドニエストル問題は関係者が交渉のテーブルの戻ることにより、5+2が2年ぶりに再会された。
両岸で大統領が代わったことにより、将来の問題解決に肯定的な勢いがつけられている。
・全欧州的問題におけるOSCEの役割を支持している。OSCEはウクライナ問題に関するミンスク・コンタクトグループを編成し、特別モニターミッション(SMM)が派遣されている。
・ウクライナ領経由のロシア・ガス輸送に問題がある状況下において、トルコ・ストリーム、ノルド2、シベリアの力 といったプロジェクトに傾注している。
・外国のロシア・ディアスポラの立場強化、彼らの歴史的故郷との関係の維持のために包括的な作業を行った。同胞の権利保護が優先事項であり、OSCE資源を活用して、ウクライナやバルト諸国に住むロシア語系住民の状況に注意を向けている。
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意外に「ウクライナ」という単語が多く登場。
posted by 藤森信吉 at 11:57| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月08日

ロシア外務省「ドンバスはウクライナに統合される」

 こちらによると、ロシア外務省は、ドンバスのウクライナへの統合に賛成している。
 ケリン・ロシア外務省全欧州協力局長は、第二回若手外交官欧州フォーラムの開会の辞において「ロシアはウクライナ東部からだけで100万人以上の難民を受け入ている。移民の流入への対処は、危機の原因を解消することであり、ドンバスは同権でウクライナに統合され、ロシア語系住民に対する迫害、虐殺が起こらないようにしなければならない。彼らは、法的に、憲法上の資格を有し、恩赦を受け、最終的に軍事的のみならす政治的な解決に至る。ウクライナ東部の発展のための経済的復興と好条件確立を成す」と述べた。
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ロシアのドンバス政策は不変なようです。
1.ロシアへの編入、あるいは国家承認はない
2.自治権のようなものを付与させてウクライナ領に押し込む
posted by 藤森信吉 at 10:56| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

ラブロフ、OSCEミッションへの警察機能付与を支持

 こちらによると、ラブロフ・ロシア外相は、モスクワは、ドンバスにおけるOSCEミッションの警察機能に賛成すると述べた。
 テレビ番組上において、ラブロフ外相は「防衛用の火器は警察機能の一部と見做せるが、何よりも、不可侵ラインおよび保管箇所のモニター時の自衛のためである」とした。
 他方、ドネツク人民共和国のザハルチェンコ元首は、住民とのオンライン対話において、ザハルチェンコ元首は「ポロシェンコ大統領は、武装OSCE要員をこちらに送り込み、軍事活動を行わせることを画策している」として「ドネツクはOSCEの警察活動を認めない」と述べた。
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人民共和国のみがOSCEの警察機能に反対だが、ロシアから圧力をかけられれば「no」とは言えまい。残る憲法改正、ロシア軍の撤収、国境コントロールの回復、はどうなることやら。

posted by 藤森信吉 at 23:20| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

プーチン「ロシアのミンスク合意履行は制裁解除と無関係」

 こちらによると、プーチン大統領は、ミンスク合意履行はウクライナ政権にかかっている、と指摘した。
 ハンガリー首相との会談を終えた後の記者会見において、プーチン大統領は、EU制裁問題について、「ウクライナにおける対立勢力間のミンスク合意履行にかかっていると聞かされているが、ボールはウクライナ側に投げられている。ウクライナ政権の履行に全てがかかっている。改憲と、特別地位法に基づく地方選挙の実施だが、どちらも決定されていない。これはウクライナ政権の問題であり、遅かれ早かれ、ロシア・EU関係は正常化する」と述べた。
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 今のところ、ロシアは「待ち」の姿勢で、4月に予定されている人民共和国の地方選挙は状況次第といったところ。ウクライナ法に基づく選挙や改憲はどう考えても間に合わないが、EU制裁解除が生じそうなら、選挙はお流れ。サアカシビリ・オデッサ州知事がウクライナの首相になったら、選挙強行、そして制裁は継続。という訳で、ロシアの命運はサアカシビリが握っているのだw。
posted by 藤森信吉 at 14:47| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月13日

プーチン、ウクライナの改憲を要求

 こちらにプーチン大統領のBLid誌とのインタビューが掲載されているので、ウクライナに関する部分のみ紹介。
・クリミアは、国境線の変更ではなく、250万人の住民の問題と理解している。国家転覆の脅威に晒され、民族主義の勢力が人々を脅かした。ウクライナでは、ロシア人、ロシア語話者は主としてクリミアに住んでおり、ウクライナの他の地域よりロシア人、ロシア語話者の濃度が強い。我々は誰かと戦争したりどこかを占領した訳ではない。クリミアでは誰も死んでいない。ウクライナ軍2万人がクリミア住民の自由意思を妨げることを取り除くため軍事力を行使した。クリミアでは、住民投票でロシア編入に投票した。国際法に違反していない。コソボと同じだ。
・ミンスク合意の履行で制裁が見直されるといわれているが、ナンセンスだ。履行はキエフ側にかかっている。中心の問題は、11項の改憲問題だ。最初に改憲がなされ、次にすべてのプロセスが続く。ドイツ首相もフランス大統領もこの問題を深く理解していると思う。当初は3年の時限であったが既に2年が経過してしまった。パリ会談で仏独は、恒久法に含めることで合意した。一時的な効力のものではあってはならない。 
posted by 藤森信吉 at 13:23| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月02日

ラヴロフ「ルースキー・ミール支援は最優先」

 こちらによると、ラヴロフ・ロシア外相は「ルースキー・ミール支援は、無条件で、ロシア外交の優先事項である」と述べた。
 11月5拉致にモスクワで、全世界在外ロシア同胞会議が開催されることに関連し、ラヴロフ氏は、ルスキー・ミールへの支援は、ロシア外交の優先事項であり、ロシア連邦外交コンセプトにも記されている、と指摘した。ロシアは多民族国家であり、ロシア人、タタール人、ユダヤ人、その他ロシア人民の伝統維持に注意を払っており、その支援の元でタタール人は、世界各地でタタール人会議を開催していること、同胞の権利保護基金を立ち上げ、特にバルトでの差別の中立化に努めていること等の事例を挙げた。
 また、ブリュッセルやワシントンの反ロシア活動は連帯に影響を与えられないと述べた。
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特に新しい内容はないのですが、シリア空爆で同胞支援の予算が食われるのでは、という懸念払しょくの意味も。ウクライナやモルドヴァをみていると、外務省の事業以外の工作・軍事作戦の方が効果が大きい気もする。
posted by 藤森信吉 at 14:47| Comment(0) | ロシア外務省ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする