2017年05月17日

聖ゲオルギーリボン禁止令、可決

 ウクライナ最高会議は、「ゲオルギーリボンの製造およびプロパガンダ禁止に関する行政処分法」を可決した。
それによると、リボンを式典や集会において掲げたり、ブラカートやラベル、ハガキにあしらったり、着衣上からリボンをつけたり、自動車に付けたり、アート、マイメディア上で利用することが禁止される。ヘラシチェンコ議員は、法案の可決はロシアのウクライナ侵攻に対抗する対処となる。「ゲオルギーリボンと称されるものは既にロシアの対ウクライナ侵攻のシンボルとなっている。ウクライナ民族、ウクライナ人民を分断するために用いられている」と述べた。
 違反に対しては、150-300最低賃金の罰金もしくは最長15日の拘留に処せられる。



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 こうなれば、シャフチョール・ドネツクのチームカラーはオレンジと黒なので禁止、赤と黄色はソ連国旗カラーなので禁止、青と赤はロシア国旗なので禁止、黄と黒もロシア帝国の国旗なので禁止・・・あと何色が残ってますかね?
posted by 藤森信吉 at 20:59| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

ポロシェンコ「何人たりともEU統合への歩みを止められない」

 ポロシェンコ大統領はICTVの中継において「我々のEUへの歩みは誰も止められない」と述べた。
 大統領は、最初は貿易戦争、そしてウクライナ製品の全面禁輸、次いでハイブリッド戦争と呼ばれる情報戦および第五列の利用、そして軍事進攻、と「ロシアはこの3年間、ウクライナを押しとどめようとあらゆる手段を講じてきた」と述べた。しかしながら「我々の決意と連帯はいかなる隙もロシアに与えない、我々の歩みは肯定的である」として、EUとのビザなし渡航体制を称賛し、「部門ごとに、特にエネルギー、貿易、サービス、航空の面で協力を勧めたい。ウクライナが改革を行い、シェンゲン協定国になるのが目的だ。リスボンからハリキフまで国境なしに渡航できる」と野心的な計画を披露した。
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「ハリキフからリスボンまで」とは懐かしい響きだ。ゴルバチョフの欧州共通の家「ウラジオからリスボンまで」(でしたよね?)を思い出す。あ、ハリキフはテロ対策が厳重なので、渡航はお勧めしません。
posted by 藤森信吉 at 13:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

鉄道貨物輸送、不振

 こちらによると、過去5年間でウクライナの鉄道貨物輸送量は27%減となった。
 市場調査会社Ukrpromzovnishexprertizaのパヴェジニューク副代表はによりと、鉄道貨物の輸送量低下は2012年の産業停滞からはじまり、クリミア併合とドンバス内戦後の2014-15年に低下が加速した。2016年の貨物輸送量は前年比マイナス1.7%であり、2011年比でマイナス27%の3億4400万トンとなった。
過去5年間では特に肥料(マイナス47%)、石炭(マイナス45%)、原油および石油製品(マイナス42%)、コークス(マイス33%)、鉄鋼(マイナス32%)の低下が大きく、穀物輸送(プラス93%)のみがプラスであった。
2016年の構成率は、砂利(26%)、鉱石(25%)、石炭(20%)、穀物および粉製品(9%)となっている。同社は、2017-2020年の期間、鉄道輸送量は2.5%増加して3億9000万トンに達するとのベース予測を立てている。
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 ここでも、リーディング産業が鉄鋼から農業にかわっていることが分かる。
posted by 藤森信吉 at 11:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無人偵察機グローバル・ホーク、ドンバスを飛行

 こちらによると、 
アメリカの無人偵察機グローバル・ホーク RQ-4Aがドンバスを偵察飛行した。
 西側メディアの情報によると、RQ-4AはUAVGHoooを装備してドンバスの境界ラインを10時間にわたり偵察飛行した。偵察高度は1万5500mであった。また、ルハンシク州ではロシア国境から70-80kmまで接近した。無人偵察機は、イタリア、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、モルドヴァを経由してキロボフラード、ドニブロペトロフシク州を通過してドンバスに飛来した。RQ-4Aは毎月、偵察飛行を行うことになっている。



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エイリアンの頭部みたいでかっこいいよね、グローバル・ホーク。




posted by 藤森信吉 at 11:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

トランプ、ドンバス和平に乗り気

 トランプ大統領は12日、twitterに写真をアップし、和平に意欲を見せた。
5月10日、トランプ大統領はラヴロフ・ロシア外相と会談し、アメリカ大統領府はドンバス和平に参加する用意があることを伝えた。同時に、ロシアはミンスク合意の完全履行に責任を果たさねばならない、と付け加えた。
 同日、トランプ大統領はクリムキン・ウクライナ外相と会談し、ドンバス和平について協議した。



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 ウクライナ側代表クチマのインタビューにもあったように、フランス大統領選挙が終わったタイミングで、アメリカがドンバス和平に関与してくるようです。
posted by 藤森信吉 at 14:19| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米国家情報長官「ロシアの戦略的目的はウクライナへの影響力保持」

アメリカ合衆国国家情報長官は Worldwide Threat Assessment of the US Intelligence Community を公表した。
 以下、ウクライナとモルドヴァに該当する部分のみをピックアップ。
・モスクワの戦略的目的「長期的にウクライナに対する影響力を保持し、ウクライナの西側機関への統合意欲を頓挫させること」は継続している。
・プーチンは東部ウクライナでの行動でウクライナに圧力をかけている。ミンスク合意の改憲条項は、ウクライナの戦略的決定に際してロシアに拒否権を与えるものだ。
・ウクライナの脆弱な経済を損ない、政治状況を分断して、ウクライナの政策決定に影響を与えようとしている。
・モルドヴァは、親ロ派大統領誕生にも関わらず、EU連合協定の履行を進めるであろう。沿ドニエストル和平の協議は続けられるが、進捗マイナーな問題に限定されるであろう。
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新しい視点はないですなあ。沿ドニエストル問題は進むと私は見ていますが(笑)
posted by 藤森信吉 at 13:16| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

キエフの不動産市場、低迷

 こちらによると、キエフおよびキエフ州の不動産市場は新築・中古ともに縮小傾向にある。
 不動産コンサル企業 NAI Ukraineによると、2016年および2017年初のキエフおよびキエフ州の不動産新築・中古市場は縮小傾向にあり、根本的に経済全般の要因、すなわち購買力の低下と、投資家の信頼を損なうようなデベロッパーのレベルの低さが否定的に作用しているという。
 NAI Ukraineのデータによると、新築物件で需要が低下しているのはプレミアムクラスといわれる住居物件である。他方、中古住居市場はこの期間の回転率は6-12か月で、新築時売り出し価格の20-40%の割引となっている。この期間中、キエフ市の新築・中古で12-13%、キエフ州で6%低下た。キエフ市で最も高い地区は、シェフチェンコ、ペチェルスキー、オボロンスキーである。最も人気がある2-3部屋物件の価格は5万-10万ドルである。
キエフおよびキエフ州の住居物件はこの期間中、新築物件で平均350-370件、中古市場は約9万件となっている。
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 素人考えでは、インフレおよびフリブナ下落が一息ついたのでヘッジの必要がなくなった、ロシア資本が来なくなった、あたりが原因かと。
posted by 藤森信吉 at 10:44| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

ポロシェンコ「モスクワが戦勝を独占することを許すな」

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、「ナチズムに対する勝利にウクライナ人は多大な貢献をした」と述べた。
 ポロシェンコ大統領は、第二次大戦におけるナチズムに勝利した日、第二次世界大戦歴史博物館前の広場において、ウクライナ領が戦場となり数百万の市民が諸国民とともに敵と戦い、ウクライナ人民は勝利に全面的に関与した、戦争は地球規模であり、旧ソ連の人民がともに戦ったが、特にウクライナの尺度からすると、我々が主である、と強調した。他方で、モスクワ流の解釈で記念日を祝うことはない、として、モスクワが、帝国的拡張主義的な要請で戦勝記念日を利用することに批判を加えた。
 また、大統領は、今日、故郷、家族、家を守る人々は、70年前に敵と戦った者たちの後裔である、と述べた。
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昨年の演説と同じロジック「第二次大戦(対ナチ)=今の戦争(対ロシア)、皆さん、祖国と家族を守り、ヨーロッパになりましょう」。因みに、プーチンの戦勝記念日の演説を読むと、主語は「我々」で、ロシア人民とかロシア民族という言葉は避けているようだ。
posted by 藤森信吉 at 15:34| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

プーチン、ウクライナとジョージアの指導者をハブる

 大統領HP上で
 プーチン大統領は、アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、クルグス、モルドヴァ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アブハジア、南オセチアの指導者および、ジョージア、ウクライナの国民に大祖国戦争勝利72周年祝いを述べた。
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1945年時点でソ連構成共和国だったバルト三国も何故か省かれてます。
posted by 藤森信吉 at 12:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカ、軍事支援予算をAZOV部隊に用いることを禁止

 こちらによると、アメリカの対ウクライナ軍事支援は、アゾフ志願制部隊に援助金を用いることを禁止している。
 アメリカは国防予算案(2017年9月30日まで)の第二読会を行っているが、第一読法案はウクライナへの支援金総額1億5000万ドルを割り当てている。また、いかなる資金もアゾフ部隊への武器供与、訓練、その他支援に用いてはならない、としている。
Sec. 8131. None of the funds made available by this Act may be used to provide arms, training, or other assistance to the Azov Battalion.
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 楯の会アゾフ部隊は、最近では、ズベルバンク・ウクライナの封鎖で大活躍。コロモイシキーが資金援助しているが、プリヴァトバンクのためにズベルバンク・ウクライナを潰しているようにも見える。アメリカの法律に怒ったアゾフ部隊が、アメリカ大使館を封鎖・・・・する気概はないよね(笑)
 っていうか、アゾフ部隊章は、モロにSSだろ、非共産主義・ナチ法に抵触しないのか?


posted by 藤森信吉 at 00:51| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする