2017年07月11日

Ryanair、ウクライナから怒りの撤退

Ryanairは、ウクライナ航路計画を全て白紙に戻す、と発表した。
Ryanair社は、ウクライナ・インフラ省がキエフ空港関係者、現社長リアブキン氏との間で合意された公約を、キエフ空港が遵守しないことに鑑み、全てのウクライナ航路計画をキャンセルした。残念なことに、キエフ空港は、高運賃航空会社(ウクライナ国際航空含む)の利益を守ることを優先し、ウクライナの消費者・訪問者がヨーロッパ最廉価・最大ネットワークを誇る航空会社へアクセスする機会を奪った。
 オブライエン社長は、「ウクライナ経済を加速させうる50万人の利用客と400人の空港職の機会を喪失した、リヴィウ空港もキエフ空港の巻き添えを食ったことは残念である」と述べた。
--------
Ryanairと Ukraine International Airlines は機体カラーが似ているな。あとウクライナ・インフラ省が近日中に空港人事に介入するようです。


 
posted by 藤森信吉 at 20:27| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポロシェンコ「サイバー攻撃はロシアによるもの」

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、NATO事務総長との記者会見において、6月27日に発生したサイバーアタックは「ロシアが組織したものである」と述べた。
 ストルテンベルクNATO事務総長との記者会見において、ポロシェンコ大統領はNATOやNATO加盟国とサイバー攻撃の分野で協働しており、技術供与やノウハウの交換も行っている。それだけでなく、外務省、その他省庁、安全保障局は、特別な設備を受領している、その結果、6月27日のサイバー攻撃を最小化することに成功した、と述べた。また、今日、サイバー攻撃はハイブリッド戦争の重要な要素であり、昨今のサイバー攻撃はロシア連邦が組織したものである、と言明した。
-------
防衛の話ばかりしているけど、当然、ウクライナ側からのサイバー攻撃もあります。
posted by 藤森信吉 at 11:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

Ryanairとの交渉、決裂

 こちらによると、ボリスピリ空港は、Ryanairの条件見直し要求に応じず、契約はお流れとなった。
 リャビキン・ボリスピリ空港社長は、Ryanair側の修正要求は第一に、係争の際はロンドン裁とイギリスの法律によること、第二に管制・チェックイン場所・タキシング場所・広告枠・チケット販売所の無料提供、60日間のクレジット提供、duty freeショップの利益の35%、乗客使用料7.5ドルの5年間固定である。
 リャビキン社長は「斯様な契約は我々にメリットがなく、見直すつもりはない」と言明した。また、政治的圧力が彼に加えられており、そもそも政府レベルでメモランダムがサインされていたことに驚いている、と付け加えた。
------
うわー、えげつない要求。空港側の損失は自治体が補填するべきところ、キエフ市とかウクライナ政府は金は出さないくせに「Ryanairとダンピング契約しろ」と空港側に迫ったんでしょうなあ。関係ないけど、ボリスピリ空港のショップ、レストランはどうしてあんなにお粗末なんでしょうか。キエフ中央駅裏のロシェンショップかスーパーかKFCで土産や食い物を買い込んでから、シャトルバスに乗り込むことをお勧めします。
posted by 藤森信吉 at 20:20| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

NATO is Our Way

こちらによると、ポロシェンコ大統領は「ウクライナ外交政策に関する諸ウクライナ法の改正」法に署名した。
 同法は欧州大西洋統合の項における「国家安全保障基本法」および「内外政の原則法」の変更に掛かるもので、ウクライナの国益の優先の一つはNATO加盟を目的とした欧州大西洋安全保障空間への統合である、と記されている。
 2017年6月8日にウクライナ最高会議は、「ウクライナ外交政策に関する諸ウクライナ法の改正」法を可決していた。また、国家安全保障基本法は2003年6月19日に、「内外政の原則法」は2010年7月1日に採択されていた。

posted by 藤森信吉 at 13:14| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカ、ノルマンディーフォーマットに参加を検討

 こちらによると、アメリカはノルマンディー・フォーマット(フランス、ドイツ、ウクライナ、ロシア)に非メンバーとして参加することを検討中である。
 以下、忘備録として国務省のブリーフィングからコピペ。
SENIOR STATE DEPARTMENT OFFICIAL ONE: So on the Ukraine question, I would say that all of the members of the Normandy format – France, Germany, Ukraine, and Russia – have expressed their desire to have a U.S. counterpart that they can work with in the negotiations, not as a member of the Normandy format but as an important support to that format and collaborator with those countries as they negotiate implementation of the Minsk agreements. And so there is broad-based support across the four of them for U.S. involvement, and we are currently considering how best to support the Normandy format and the Minsk negotiations.
posted by 藤森信吉 at 11:45| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

Ryanair、ボリスピリ空港とようやく契約

 こちらによると、ボリスピリ空港はRyanairとの間で契約書にサインしたことを発表した。
 リャビキン・ボリスピリ空港社長は「空港内の全サービス部門の合意と社外監査のチェックを経てサインされ、Ryanair側に送付された」とfacebook上で発表した。他方でキエフ・ロンドン間の80%割引はなされない、何故なら同ルートはボリスピリ空港にとり新規ではないからだ、とも記した。ボリスピリ空港は、国際ルートに対し初年度80%、二年目60%、三年目40%、四年目20%の空港使用料の割引を実施しているが、80%割引はトランジット便のみに適用される。
Ryanairにとり、ウクライナは34か国目の就航地となる。キエフ便はアイントフォーヘン(週3)、ロンドン(週5)、マンチェスター(週3)、ストックホルム(週4)の週15便が予定されている。
--------
UKは、ウクライナ国民にとりビザなし渡航の対象外、RyanairはUK市民が往復で利用することを想定しているのだろうか。関係ないが、最近、札幌・東京間はすっかりLCCで移動しているのだが、聖ゲオルギー色のJetStarより、ウクライナ国旗色のバニラエアーの方がお勧め。バニラの方が持ち込み荷物の計量が緩い。

追記)Ryanair側からの譲歩に空港が応じず交渉決裂。
posted by 藤森信吉 at 23:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

公害王アフメトフ

 こちらによると、ウクライナ環境・天然資源省が発表した大気への汚染物質排出企業リストでアフメトフ系企業が上位を占めた。
 セメラーク大臣によると、ランキング入りした企業の多くは、ドネツィク、ドニプロペトロフシク、ザボリジア州に集中している。
 以下、「大気への汚染物質排出企業ランキング」を20位までコピペ。(排水ランキング、汚染物質廃棄ランキングも発表されているが省略)
1.АрселорМіттал Кривий Ріг
2.ММК ім. Ілліча
3.≪БурштинськаТЕЦ≫ ПАТ ≪ДТЕК Західенерго≫
4.Дніпроенерго
5.Вуглегірської ТЕС ПАТ ≪Центренерго≫
6.ДТЕК Павлоградвугілля
7.≪Курахівська ТЕС≫ ТОВ ≪ДТЕК Східенерго≫
8. ≪Донбасенерго≫ Старобешівська ТЕС≫
9. Запорізька ТЕС ПАТ ДТЕК ≪Дніпроенерго≫
10.Дніпровський меткомбінат
11.Азовсталь
12.≪Центренерго≫ (Трипільська ТЕС)
13.≪Луганська ТЕС≫ ТОВ ≪ДТЕК Східенерго≫
14.≪Ладижинська ТЕС≫ ПАТ ≪ДТЕК Західенерго≫
15.ДТЕК Придніпровська ТЕС
16. ≪Донбасенерго≫ ≪Слов’янська ТЕС≫
17. Зміївська ТЕС ПАТ "Центренерго"
18.≪Зуївська ТЕС≫ ТОВ ≪Східенерго≫
19.≪Запорізький меткомбінат≪Запоріжсталь≫
20.≪Південний гірничозбагачувальний комбінат≫
------ 
鉄鋼と火力発電所ばかりで、おのずとアフメトフ系になる。トップ20のうち、実に13がアフメトフ傘下。いくつかの製鉄所は人民共和国の管理下に入っているため、規制がかからず、改善が進まないことになろう。
 
posted by 藤森信吉 at 14:00| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

クリミア「自治共和国」を改称? 

こちらによると、ウクライナ憲法内のクリミア自治共和国の法的立場が変更される可能性がある。
 チィジマリ・ウクライナ最高会議憲法委員会委員(ラディカル党議員)は、5チャンネルの番組内において、「クリミアの法的立場について審議している。今日、クリミア自治共和国が単一国家ないで存在し得ないことを我々は理解している」と述べた。憲法には、10項で「クリミア自治共和国」と記載されており、大統領から検討を要請されているが、クリミアの立場について言えることは「何もない」とした。
-------
 クリミア自治共和国に替わる呼称として「タブリア州」を推薦します。
posted by 藤森信吉 at 14:12| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

Petyaウィルス、ウクライナを集中攻撃

 こちらによると、全世界でPetyaウィルスに感染したPCのうち、75%はウクライナである。
 ESET社が公開した感染地図によると、全世界の感染数の75.24%がウクライナ、9.06%がドイツ、以下ポーランド、セルビア、ギリシャ、ルーマニア、ロシアと続く。
 27日、ウクライナの銀行、エネルギー企業、国、地方自治体のインターネットサイト、メディア、その他の企業に対する大規模攻撃が発生し、Petya.A感染によりコンピューターネットワークが遮断されていた。



-------
 ウィルス対策ソフトで有名なESET社だが、マスコットキャラクターがなんとなくプーチンに似ている。
posted by 藤森信吉 at 21:10| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

ポロシェンコ「アンナはフランス・ウクライナ間のシンボル」

 こちらによると、ポロシェンコ大統領はフランスを実務訪問し、アンナ王女の記念碑に花を手向けた。
 大統領はフランス訪問について「議会選挙直後に会談したことは象徴的であり、ウクライナ関係は新しいフランスの指導部にとり重要であり、ヨーロッパ政治におけるウクライナが第一優先されていることを示している」と述べた。
 また、全世界がウクライナ側についており、アンナは、キエフのアンナであり、フランス・ウクライナ間のパートナーシップのシンボルである、とした。
-------
プーチン曰く「ロシア人アンナ」。フランスで繰り広げられるウクライナとロシアのガキの喧嘩。

posted by 藤森信吉 at 20:50| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする