2017年12月12日

ハンガリー外相、ヴェニス委員会の意見書にコメント

 こちらによると、シーヤールトー・ハンガリー外相は、ヴェニス委員会のウクライナ・教育法に関する意見書にコメントを出した。
 外相は、欧州評議会ヴェニス委員会の意見書は曖昧であるが、ハンガリー政府は、ウクライナ当局に対し3つの期待、1.既存の権利を侵害しない、2.ウクライナの少数民族と協議する、3.ヴェニス委員会の勧告を完全に履行する、を表明した。そして、これが満たされない限り、ハンガリーはウクライナの国際政治における要望を支持しない、と述べた。
 ヴェニス委員会の決定は、教育法第7条が少数民族との協議からかけ離れており、ウクライナの国際的な責務に沿っていない、と批判している。また、非EU公式原語であるロシア語が明らかに差別されている、とも指摘している。




・ウクライナ外務省の声明はこちら
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国際言語たるロシア語を敵国ロシアの言語、と見なすからいけない訳であり、ここは友好国ベラルーシがロシア語の宗主を名乗るべきだろう。
posted by 藤森信吉 at 18:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

キエフに「ネムツォフ通り」誕生か

 こちらによると、キエフ市にネムツォフ通りが誕生する可能性が強まった。
 キエフ市解消問題委員会はヴォズドハフロツキー(ポヴィトロフロツィキー)通りのロシア大使館に接した広場部分をネムツォフ名称通りに改称する案を承認した。この提案はキエフ市議会によって承認される必要がある。
 ネムツォフ通りへの改称は2015年2月の暗殺時に検討されており、クリチコ・キエフ市長は2017年10月にロシア大使館のある広場のネムツォフ通りへの改称を提案していた。

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 命名権売り出せば良いのに。フレシチャーチク通りのツゥムがある部分はアフメトフ通りに、狸穴のロシア大使館があるところは津田巡査通りに。
posted by 藤森信吉 at 14:09| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

ポーランド新首相、歴史問題に注文

 こちらによると、ポーランド新首相は、対ウクライナ関係は、歴史的真実に立脚する必要がある、と述べた。
 モラウィエツキ新首相はテレビ局とのインタビューにおいて、ウクライナ問題に言及し、「ポーランドはウクライナ難民を受け入れており、EUの東縁の緊張緩和に寄与している。しかし欧州委員会はこの件について理解しておらず、ウクライナ東部の紛争で何千も死亡している」と述べた。また、対ウクライナ関係について、歴史的真実に立脚する必要があることを確信しており、「ヴォリン虐殺のような事件は決して忘れることはできない」と述べた。
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2017年12月06日

検事総長「サアカシビリはヤヌコヴィッチとロシアの手先」

 ウクライナ検事総長によると、サアカシビリはヤヌコヴィッチ系犯罪集団とFSBから財政援助を受けていた。
 ルツェンコ検事総長は、記者会見において、「ウクライナの国家権力奪取のためにサアカシビリはヤヌコヴィッチ・クチェレンコ一派と協働しており、2017年5月以来の検察庁の調査により、クチェレンコから、首都での抗議行動の資金50万ドルが注入され、毎月100万ドルの資金援助の約束を交わしていたことが明らかになった」として、両者の会話を記録した音声データを公開した。
 また、ルツェンコ氏は、ウクライナ最高会議において、モスクワは両人民共和国だけでなく、サアカシビリにも資金を援助してウクライナの不安定化「ロシアの冬」を実現しようとしている、として、ロシア連邦保安庁がサアカシビリの活動に財政支援している証拠がある、と述べた。その一方で、クチェレンコが連邦保安庁に直接影響を及ぼしたとの証拠は持っていない、とした。また、クチェレンコは自らのロシア閣僚への人脈を通じて、ドンバス占領地域でビジネスを展開している、とも指摘した。
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 サアカシビリは、ウクライナへの復権を狙うヤヌコヴィッチ・クチェレンコと、ウクライナ不安定化を狙うFSBの両チャンネルから資金援助を受けていた極悪人、ということのようです。
  「ルツェンコはフランクフルト空港で泥酔して拘束された際、ネオナチにボディをスナッチされて、マイダンを実行した」という作り話が今、脳裏によぎりました。
posted by 藤森信吉 at 14:33| Comment(1) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月05日

サアカシビリ、早速 当局から復讐される

 こちらによると、5日、サアカシビリが居住するキエフ市中心部の建物にウクライナ保安庁の要員が突入し、扉越しに交渉が続けられている。サアカシビリはfacebookで、支持者に建物に集合するよう呼び掛けている。
 サアカシビリは、3日、キエフ市で、大統領の弾劾を求める行進を組織していた。サアカシビリは9月10日に、ポーランド・ウクライナ国境を違法越境しようとした支持者を支援した廉でウクライナ国籍をはく奪されていた。サアカシビリは新大統領就任後の2013年11月にジョージアを出国しており、ジョージア検事総長は、刑事事件でサアカシビリを訴追していた。
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 サアカシビリはアメリカが支援していたと思うのだが、アメリカを刺激することになりやしないか。調子に乗り過ぎると、クチマ末期のように色々とスキャンダル(ガセも含めて)が流されるぞ。
posted by 藤森信吉 at 17:06| Comment(1) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

ウクライナの実人口は3200万人

 こちらによると、ウクライナの実際の住民数は3200万人である。
 パピエフ元労働社会政策大臣は、テレビ局のインタビュー内で「外からはウクライナは強国のように見える。統計では4230万人のウクライナ人がおり、ヨーロッパの強国である。しかし、ウクライナ科学アカデミー人口学研究所との調査では、楽観的な見積で3200万人しか住んでいない。これは、クリミア、両人民共和国の住民を除いた数字だ」と述べた。さらに、ウクライナから出国した国民はウクライナで仕事を探せず、国外に職を求めている者が約1000万人、すなほち2014年以前に500万人、そして2014年のウクライナ危機後に500万人である。年金改革についていえば、このままでいけば我々は死につつある民族であり、35歳以下の若者には年金支給の目がないことを政府は率直に伝えるべきだ、と指摘した。
 公式統計によると、2017年10月1日現在、ウクライナには恒常的に4234万人が済んでおり、2003年1月1日には4800万人(クリミア、ドンバス含む)が済んでいた。1990年のウクライナの人口は5180万人であった。
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 今や旧ソ連共和国のほとんどは労働力の輸出国で、如何にソ連時代に人口が膨らみ過ぎていたかよくわかるというものだ。パピエフ氏はヤヌコヴィッチ内閣時代に大臣職に就いていたようだ。
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2017年12月03日

ポロシェンコ、NATOとEU加盟を問う国民投票を予告

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、NATO・EU加盟を問う国民投票で肯定的結果が得られる、と述べた。
 「検察官の日」式典において、「我々は欧州大西洋統合路線を堅持しており、疑いなく近い将来にNATO加盟を問う国民投票が行われ、ウクライナ人民は私のイニシアチブ、EU加盟を支持すると信じている」と述べた。大統領によると26年前のまさにこの日、ウクライナ人民は自国の独立に賛成票を投じた、2014年から始まる新しい歴史の力強さ、正しさをウクライナ人は示してきた、と述べた。また、11月29日に学生が殴打されたことを受けて2013年12月1日以降、ウクライナにとってのヨーロッパの未来とヨーロッパ諸民族への回帰の権利を守るために何百万ものウクライナ人がマイダンに集まった、と12月1日の意味を強調した。
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ウクライナ独立=ソ連崩壊とマイダン後の混乱がなければ、北朝鮮に核兵器技術が漏れることもなかった、と思うこの頃。核不拡散の観点からソ連を維持しようとしたアメリカの政策は正しかった。続きを読む
posted by 藤森信吉 at 16:46| Comment(1) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月02日

ウクライナ政府、予測経済成長率を下方修正

こちらによると、ウクライナ政府は2018-2020年の予測経済成長率を下方修正した。
 「現在の国際市況が特定の商品、特に鉄鉱石、肥料、小麦の価格変動に影響を与えている」として、以下のようなマクロ経済予測を発表した。
 201820192020
GDP成長率3%3.6%4%
インフレ率(年末/年末)9%6.5%5%
失業率9.1%8.9%8.5%

 また、2018年の実質賃金伸び率を9.6%と予測した。
posted by 藤森信吉 at 13:24| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

電気自動車の販売、増加

 こちらによると、ウクライナ市場で電気自動車の販売数が急増している。
 上10か月で、2225台の電気自動車が販売され、これは前年同期比で227%増となる。
 86%が中古で内42%が一年以内のものであった。キエフ市の自動車ナンバーを受けたものが528台で、次いでハリキフ州406台、オデッサ州405台と続く。
 最も売れた電気自動車は、日産リーフで1855台、次いでBMW i3 79台、Tesla Modle S 56台、Ford Focus 54台、Fiat 500 30台だった。
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 日産の現地法人はリーフ売っていないようで、国外からの持ち込みかな。それ以前にウクライナ国内に充電スポットはどれだけあるのか?
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2017年11月24日

キエフ地下鉄、四号線建設へ

こちらによると、キエフ市は、キエフ地下鉄四号線建設に関する契約書に調印した。
 クリチコ・キエフ市長は中国側コンソーシアム(中鉄国際集団有限公司、太平洋建设集团)との間で、キエフ市地下鉄四号線建設に関する契約書に調印した。
 建設費は20億ドルで85%が中国側から融資される。償還期間は15-20年で利子率は交渉により決定される。
新路線は総延長18km、13駅から成り、外周線鉄道駅との乗換部の建設も伴う。
 本プロジェクトは2015年10月にクリチコ市長と在ウクライナ中国大使との会談からはじまった。



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黄色が四号線。終点はキエフ空港(ジュリャヌィ空港)になるようだ。旧ソ連では地下鉄路線数が都市の格を表すので、これで、キエフ市はハリキフ市(地下鉄三路線)に完全勝利。
posted by 藤森信吉 at 16:55| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする