2018年05月20日

さらばCIS、ウクライナ代表堂々退場す

 ポロシェンコ大統領は、CIS諸機関へのウクライナの参加を停止する大統領令に署名した。
 ヴィンニツァで行われた「ヨーロッパの日」式典において、大統領は「今日、我々はルビコン川を渡りEUに回帰するためのあらゆる可能性を講じた。CIS諸機関におけるウクライナのすべての代表を引き上げる然るべき大統領令に署名した。CISではこれ以上やることはない。我々は一致してヨーロッパへ進む」と述べた。
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 選挙が近いせいか、言動が派手になってきましたね。
posted by 藤森信吉 at 11:17| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

RIA NOVOSTI、手入れを食らう

 こちらによるとRIA NOVOSTI Ukraineのオフィスがウクライナ保安庁の手入れを受けた。
 ウクライナ保安庁
「プロパガンダ的反ウクライナ情報ソース『RIA NOVOSTI ウクライナ』首脳キリル・ヴィシンスキーを刑法111条「国家転覆」の廉で逮捕した。同氏の元で反ウクライナ情報活動を行っていた、とウクライナ保安庁は発表している。
 これに対し、ロシア外務省は、キエフ政権による言論の自由への攻撃を批難したうえでヴィシンスキーの即時釈放を求め、また国際社会の人権団体、ジャーナリスト達に関与するよう呼びかけた。
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  RIA NOVOSTI Ukraineのサイト更新は15日で止まってます。
posted by 藤森信吉 at 13:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

キエフ公共交通機関、8フリブナに値上げ

 こちらによると、7月15日から地上および地下の公共交通機関の料金が8フリブナになる。
 キエフ市によると、経済的な根拠がある料金は、地下鉄で8.27フリブナ、地上交通機関で8.77フリブナである。また、年金生活者、ATO参加軍人、チェルノブイリ汚染除去作業参加者その他の対象者は引き続き無料である。電気料金引き上げとディーゼル燃料の値上げはそれぞれ損失を1.16倍、1.24倍拡大、また修理保全に必要な諸資材費用も高騰している。他方で、公共交通機関の従業員の給料はキエフ市平均の5/8に過ぎず、プロフェッショナルな職員が不足することにつながる。
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8フリブナ=30円程度なのでまだまだ低いですな。ビッグマック指数からいうと、130円くらいでもおかしくない。
posted by 藤森信吉 at 16:51| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

駐ウクライナEU代表「ウクライナに加盟の展望なし」

 こちらによると、ヒュー・マンガレリ(Hugues Mingarelli)駐ウクライナEU代表は、目下、ウクライナにEU加盟の展望はない、と述べた。
 「尊厳革命後のウクライナのヨーロッパ選択・可能性と問題」と題する円卓会議において、代表は「トルコやバルカン諸国はEU加盟交渉を行っている国々でありEU加盟の確固たる展望を持っている。ウクライナの場合、加盟の展望はない。連合協定はEU加盟の展望を意味する訳ではない。EU加盟の展望があると考えているウクライナ側パートナーにとってこれは大きな失望だろう。しかし目下、様々な理由からEUは加盟の展望を提示することはできない」と述べた。

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順番に加盟の手続きを踏み必要がある、と言っているようにも思えるし、汚職対策の不徹底を批難しているようにも思える。
私の脳内に No future for you というピストルズのフレーズがリピート再生されたのは言うまでもない。UKはEUから離脱しようとしていますが。
posted by 藤森信吉 at 11:27| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月12日

スルコーフ、辞職?

 こちらによると、スルコーフが辞任する可能性が浮上している。
 消息筋によると、ウクライナ問題およびアブハジア・南オセチア協力問題担当大統領補佐官のスルコーフの辞任の原因は様々あるが、ウクライナ問題は座礁し、ミンスク合意は履行されず、人民共和国問題の解決は次の世代に持ち越されようとしている。スルコーフ自身、他部署と対立しており、スルコーフ・チームは、人民共和国のコントロールの責務を負っているFSB第5局(情報および国際関係担当)とは特に対立してきた。この第5局こそ、ルガンスク人民共和国でプロトニツキー元首とパセチニク国家安保相が対立した際、後者を支持した。スルコーフは前者を支持していた。
 スルコーフが辞任した場合、ミンスク合意やウクライナ問題へ影響が出る可能性を語るには時期尚早である。
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 ウクライナ問題やドンバス人民共和国で年10億ドル単位の財政負担を強いたことから見れば、責任は重大ということに。補佐官はどの国もry

posted by 藤森信吉 at 11:59| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

ヴォルカー、ドンバス和平を語る

 こちらにヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表のインタビューが掲載されているので簡単に紹介。
・ウクライナ東部に国連平和維持活動を行うという米仏独共同提案に対し、ロシアは現時点では返答していない。
ヴォルカー「驚くことではない。ロシア側代表のスルコーフとの最後の会談は1月で、その後、プーチンの再選があり時間が空いた。しかし、この問題は依然として課題となっている。犠牲者は増え続け、人道的問題は解消されていない。ロシア政権からの回答を待っているところだ」

・現在の情勢で、戦争を終わらせるチャンスがあると思うか
「もしプーチン大統領が望むなら可能だ。ロシアの決断次第だ。ロシアの部隊の存在が軍事衝突の理由だ。国連平和維持活動の決議で合意できるなら、紛争を停止する可能性を得られる。

・クリミア併合、ドンバス侵攻に対するロシア制裁が4年も続いているが、アメリカやに西側諸国の紛争解決の限界とならないか
「4年間の制裁を経てもロシアはウクライナから引かない。他方で、ロシアは事態を進行させておらず、現況から何ら利益を得ていない。
誰も得をしておらず手詰まりの問題は終わらせなければならない」
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プーチン二期目におけるスルコーフの動向が気になります。
posted by 藤森信吉 at 14:25| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月10日

キエフ市長の給料値上げ

 こちらによると、閣僚会議は、キエフ市長の給料を15400フリブナに引き上げた。
 キエフ市長および州議会議長職は15400フリブナ、住民100万人以上の都市の市長は12200フリブナ、市議会および州議会の第一副議長は13800フリブナ、副議長は12400フリブナ、それ以外の市長は9800-11900フリフナ、住民15000人以上の自治体長は8000フリブナ、15000人以下は7500フリブナとなる。
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 クリチコの月給は15400フリブナ(約570ドル)ということに。
posted by 藤森信吉 at 23:24| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

歴代大統領、独立ウクライナ正教会を支持

 こちらによると、クラフチュク、クチマ、ユーシチェンコ元大統領は、コンスタンチノーポリ全地総主教向け請願を支持する共同アピール文に署名した。
 クラフチュク元大統領は「我々は、コンスタンチノーポリ正教会による独立付与はウクライナの独立・人民の精神的民族的合同、ウクライナの宗教的自由の発展の深化に重要な役割を果たし、ロシアのウクライナ侵略に対する戦いにおいて精神的要塞となろう。よって、我々はポロシェンコ大統領の努力を支持しする」と文を読み上げた。
 クチマ元大統領はロシア正教会アレクセイ総主教およびプーチン大統領向けにウクライナ正教会の独立について親書を送ったことがあるが、支持は得られなかったという。また、ウクライナ正教会モスクワ主教座の故ボロジミール主教は正教会の独立性の深化に成功していたが、今やそれは過去となってしまった、と述べた。
 ポロシェンコ大統領はロシア正教会はロシア権力の意向に従っている、と批判していた。
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 ウクライナ正教会モスクワ主教座はプーチンの手先、ということに。クチマは任期中、正教問題には慎重だったんですが、いつの間にか転向したようです。残りの二人はキエフ主教座とワッショイして話をややこしくした張本人。いなかったことにされているヤヌコヴィッチ元大統領は犯罪者の過去を誤魔化すためにモスクワ主教座と懇意。
posted by 藤森信吉 at 20:23| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月02日

労働の日、平穏に開催

 こちらによると、キエフ市で労働の日の行進が平和裏に開催された。
 フリシチャティク駅近くに集まった人々はフレシチャティク通りを行進し、ヨーロッパ広場へ向かい「一般人のための闘争計画」を提示した。
組織者はキエフ市労組および社会民主党である。キエフ市労組によると、更新は、国家および地方自治体、雇用主、ビジネス界に対し、労働者の緊急問題解決への注意を喚起するために行われた。行進参加者は千人近くが参加し、「遅配を払え」「オリガルヒも国難を分かち合え」「補助金待ちの列は労働者に対する侮辱である」「労働者に保養を返せ」等のプラカードを掲げた。警察によると、式典は平穏に行われた。5月1日はウクライナの休日である。

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 主催者の社会民主党のオーナーは誰だろうか。社会民主(合同)党ではないようだが。

posted by 藤森信吉 at 08:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

ウクライナは101位(報道の自由度2018)

 国境なき記者団によると、ウクライナの報道の自由度は世界101位だった。
 2017年の102位から1位上昇、またスコアも2.03良化した。
オリガルヒのメディア支配が健在であること、ロシアとの情報戦争が、ロシア・メディアやロシアSNSの禁止、海外ジャーナリストのブラックリスト化等、否定的な影響を及ぼしていることが指摘されている。また、反汚職は停滞し、2016年に殺害されたシォレメト氏の調査は進んでおらず、2019年の選挙に向けて懸念が増している。東部被占領地域は、依然として立ち入りが難しい場所となっている。
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 ウクライナよりスコアが良い旧ソ連諸国はバルト三国、ジョージア、モルドヴァ、アルメニア、クルグス。
posted by 藤森信吉 at 12:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする