2018年02月02日

ポーランド、反バンデラ法可決

こちらによると、ポーランド上院は、「国民記憶センター法」を修正なく採択した。
 同法は、ドイツ第三帝国もしくはその他による犯罪行為の責任者・共同責任者を処罰の対象としている。また、第三帝国と協力した「ウクライナ民族主義の犯罪」記録を法案から削除する提案を却下した。

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 権威主義体制時代(クチマ時代)の方が明らかにウクライナ・ポーランド関係は良好だった。デモクラティック・ピースは誤り。
posted by 藤森信吉 at 14:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月31日

汚職対策、停滞中

 駐ウクライナ・アメリカ商工会議所によると、駐ウクライナ・アメリカ商工会議所は、汚職認知調査を公表した。
 ウクライナでビジネスを営む国際的企業に対する調査(回答数184)
・汚職習慣はウクライナで蔓延している 96%
・ビジネス展開で汚職に直線したことはある 91%
・汚職レベルは直近で減少した 36%
・ウクライナでビジネスを成功させるには汚職とかかわるべき 24%
・最も腐敗した組織 司法71%、徴税・通関 54%、地方政府34%、中央政府30%(以下略)
・ウクライナの汚職対策法は国際基準に則している 36%
・汚職対策で最も効果的な組織  対汚職局 50%
・ウクライナでビジネス環境を改善するには対汚職が最優先 89%
・汚職撲滅の最大の障害 政治的意思の欠如 54%
・対汚職で最も効果的な方法は 厳罰51%、法執行の徹底49%、対汚職裁判所の設置43%
・今年度、汚職対策は進展する 42%
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 国政選挙が近付くと汚職対策は先送りされるので、2018/19はあまり期待できない、ということでしょうか。
posted by 藤森信吉 at 13:44| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月30日

ボルカー・スルコーフ会談、不発

 こちらによると、ボルカー・スルコーフ会談は合意なく終了した。
 26日、ドバイで行われたスルコーフ・ロシア大統領顧問とボルカー・アメリカ国務省特別代表との間の会談は、ドンバス再統合法で統一の立場を得られることなく終了した。消息筋は「ドンバス再統合法が主たる議題だったが、両者は異なるアプローチを示しただけで統一見解は得られなかった。しかし対話の継続では合意した」と述べた。
 これ以前にクレムリンのペスコフ報道官は、成果がなかった、と発表していた。先週、ウクライナ最高会議は、ドンバス再統合法を採択しており、「ドネツィク・ルハンシク州の一時的占領地域はウクライナ領であり、ロシア連邦の軍事編成と占領行政が確立され、支配が行われている」と規定、ロシア下院CIS委員会議長は「ロシアによる侵略」とされたことに批判を加えていた。
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 ミンスク合意は実現されない、と。ロシアはしばらくは人民共和国を支え続けるようです。スルコーフはドンバス問題の立案者・責任者だから、自分の政治生命が終わるような損切りはできないでしょう。無限ナンピンできる限りは「失敗」ではない、という日銀総裁みたいな感じ。
posted by 藤森信吉 at 18:57| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

ウォッカ生産量、激減

 こちらによると、2017年のウクライナのウォッカ生産量は前年比マイナス17.6%だった。
 アルコール度数45.4%未満のウォッカ生産量は1366万デカリットル(前年比マイナス17.6%)、コニャック・ブランデーの生産量は240万デカリットル(マイナス13%)だった。他方、リキュールその他アルコール飲料の生産量は624万デカリットル(プラス18.3%)だった。
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2018年01月26日

農産品輸出、絶好調

 こちらによると2017年度の農産品輸出額は前年比16.3%増だった。
 ウクライナ農業・食糧省によると、農産品輸出入額は226億ドルに達し、内輸出額は179億ドルで前年比16.3%増だった。輸出のトップ3は、穀物(シェア36.2%)、植物油25.1%、油種種子11.3% である。主要輸出先のトップ5は、イタリア、オランダ、エジプト、スペイン、中国である。アジア諸国への輸出が42.6%、EU諸国が32.4%、アフリカ諸国14.2%、CIS諸国7.6%、アメリカ0.4%、その他2.8%となっている。
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マイダン革命によって、ウクライナはめでたく農業輸出国になった、と。ポルポト比較優位は残酷だ。
posted by 藤森信吉 at 20:58| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

ウクライナは106位

 Freedom in the World 2018 によると、ウクライナのスコアは62で部分的自由と評価された。
フリーダムハウスの評価によると、政治的権利、市民的自由がともに3/7 でスコアは62(前年から1ポイントアップ)となった。高官レベルの汚職が政府の支持率と経済改革に悪影響を与えており、また政治的圧力が報道の自由を脅かしている、とされている。
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旧ソ連諸国のスコアをみると、
自由 バルト3国
部分的自由 、クルグス37、アルメニア44、モルドヴァ61、ジョージア64
自由でない トルクメニスタン4、ウズベキスタン7、アゼルバイジャン 12、ロシア20、ベラルーシ21、カザフ22、

 因みに 沿ドニエストル24、クリミア9。
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 来年あたりはドンバスの個別スコアも登場しそうだ。 
posted by 藤森信吉 at 19:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月23日

ウクライナ、クリミアからの兵器返還を拒否

 こちらによると、ウクライナ側はクリミアからの兵器返還案を拒否した。
 クリムキン外相は、モスクワの提案に対し「モスクワとの間でクリミアの法的立場に対する対話がなく、我々の法的政治的立場を弱めるようなことは行なわない」と述べた。また、ロシア側から正式な要請を受けていない、とも付け加えた。
 ヴォロンチェンコ・ウクライナ海軍司令は「慎重に検討すべき」問題である、とした。

posted by 藤森信吉 at 13:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

トランプ、ドンバス和平交渉地の変更を提案

 こちらによると、トランプ米大統領は、ドンバス和平の交渉地をミンスクから移すことを提案した。
 ナザルバーエフ・カザフスタン大統領はニューヨークにおいてトランプ大統領と会談した。ナザルバーエフ大統領は「我々はミンスク1は頓挫し、ミンスク2が必要だ、と話し合った。トランプ大統領は『ほかの場所で交渉を行おう』と述べ、私も賛成した」と述べた。
 「まずはカザフスタンで行うよう、調整することにした。私見ではミンスク合意は頓挫しており、境界を確定するためドンバスとルガンスクに平和維持部隊を展開する必要がある。相互理解のために、各々の立場をすり合わせる必要がある」とナザルバーエフは述べた。
 これに対し、ベラルーシ外相は、ベラルーシは和平使者の栄誉に浴したいとは思っていない、しかし、これは我々の家族、地域の問題であり、その解決に強い関心を持っている、とした上で、成功は交渉地に依存しない、と述べた。
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 正確に言うと「ミンスク2」と呼ばれるものは既にある(2015年2月調印)ので、トランプ提案はミンスク3、ということになる。しかし唐突にカザフスタン・・・ノーベル平和賞が欲しくなったのか?
posted by 藤森信吉 at 16:26| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

ウクライナ・ロシア友好条約、失効か

 ウクライナ・ロシア友好協力条約を破棄する動きが紹介されているので、忘備録として紹介。
コンスタンチン・ザトゥルーニン議員(統一ロシア)は、「領土保全を保証する」項目がウクライナ側のみに有利であるとして友好協力条約の破棄を提案した。同議員によると、同条約はクリミアとセヴァストーポリのウクライナ帰属を謳っているが、相互に友好協力がない状態では条約に値しない、と指摘した。
 一方でロシア外務省は2017年6月の条約締結20周年に関連し「両国関係の復興の基礎となるものである」としていた。両国の友好協力パートナーシップ条約は1997年5月31日に調印され、10年期限であり、反対がない場合は10年自動延長されることになっていた。ウクライナ最高会議は98年1月14日に、ロシア下院は98年12月25日に批准しており、条約は1999年4月1日に発効していた。従って、2009年4月1日に失効するが、2008年10月1日までに両者の反対はなく自動延長となっていた。
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条約文を全文読んだ記憶があるが、この件は気付きませんでした。ということは本年度の10月1日までに、ロシア側から何らかの動きがある可能性有、と。 
posted by 藤森信吉 at 19:49| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

キエフ地下鉄の利用客数は5億人

 こちらによると、2017年のキエフ市地下鉄の利用客数は5億人だった。
 昨年度の利用客数は4億9840万人で2016年比プラス2.8%、最大は乗り換え駅であるリソーヴァ(Лісова)で2140万人、最小はドニプロ(Дніпро)で98万6500人だった。赤路線は18駅で2億810万人が利用した。
 また青路線は、1億7260万人が利用、ミンスク(Мінська)駅が最大で1700万人、パチトーヴァ・プローシチャ(Поштова площа)が430万人で最小であった。
 緑路線は1億1770万人が利用、最大はルキヤニフシカ(Лук’янівська)1460万人、ポズニャキ(Позняки)1410万人、最小はチェルヴォヌィ・フールチル(Червоний хутір)160万人だった。
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 利用客の定義が不明だが、乗降人員か? 札幌市営地下鉄(3路線、49駅)の年間乗員人員数が2億人なので、乗降人員は倍の4億人となり、キエフ(3路線、52駅)とほぼ同レベルになる。体感的には札幌の方がスカスカ。
posted by 藤森信吉 at 13:26| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする