2020年03月17日

ウクライナ、地下鉄運休

 こちらによると、キエフ市地下鉄は3月17日から4月3日まで運休となる。
 クリチコ市長は、政府環境保全・緊急事態委員会および閣僚会議決定に従って、キエフ市地下鉄は3月17日23時から4月3日まで旅客運行を停止することを宣言した。同様の措置はドニプロ市およびハリキフ市地下鉄でも採られる。クリチコ市長はまた、地上の輸送機関は通常通り運行し、地下鉄と同じラインを走ることになる。
https://www.facebook.com/Vitaliy.Klychko/videos/848398635667701/
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2020年03月14日

ウクライナ、鎖国

 こちらによると、ゼレンシキー大統領はコロナウィルス対策に関する声明を発表した。
 ゼレンシキー大統領によると、3月13日時点でウクライナで確認されている事例は3人のみで内一人が死亡、ウクライナ人の生命の安全と健康を守るためにいくつかの措置を導入する、と宣言した。
3月16日0時01分から二週間にわたり、外国人は航空機、列車、自動車その他手段でウクライナ領に入国できないことになる。例外はウクライナに定住許可を持つ外国人、特に国際機関職員および外交官である。二週間後にこの措置は見直される。航空、鉄道、船舶、自動車の通過ポイントは稼働を続けるが、出入国する航空機、船舶、トラックの乗務員は簡易テストを受ける。
 第二に、国外にいるウクライナ人については、あと3日間で通常フライトを閉じるため、その期間中に帰国することになる。チャーター便で観光している者はスケジュール通りにウクライナに帰国する。
https://www.youtube.com/watch?v=Cjy_ZuAbtUs&feature=emb_logo

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 その他、経済省庁、国立銀行が行う措置にも言及がありますが、省略。
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ドンバス和平、大転換か

 こちらによると、ミンスク三者コンタクトグループ会議において、「ドンバス諮問会議」創設が合意された。
 三者コンタクトグループ会議では、抑留者交換と新たな出入ポイントの設置、そして諮問会議創設が決定された。交渉には、ウクライナ大統領事務局長エルマクと、「クレムリンの人民共和国( ОРДЛО)問題担当主幹」たるロシア大統領府副長官コザークが参加した。専門家はウクライナ大統領事務局がロシアに利している、とみなしている。
 消息筋によると、ウクライナ側と人民共和国( ОРДЛО)側代表が同権で参加、またロシア、ドイツ、フランスも仲介者として参加する。諮問会議は、勧告のみであり、三者コンタクトグループ会議の前に開催される。人民共和国側を法的存在とみなすことは、ロシアを「侵略国」と見なさないことにつながるのではないか。諮問会議の創設は秘密裏に準備されており、またロシア側がいう「ドンバス紛争=ウクライナの内戦」を正当化することにつながる、と批判されている。25日に次の三者コンタクトグループ会議が開かれ、諮問会議や抑留者交換が最終的に決定される。人民共和国( ОРДЛО)をウクライナ政府のコントロール下に戻すことは、同時に、ロシアが意図するところのドンバスとキエフの政治的・文化的・法的分離政策の前進を意味することも忘れてはいけない。人民共和国における高等教育修了書の認定、ロシア国籍パスポートの給付、ウクライナ語の非国家語化等が目下、行われている。



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 スルコーフからコザークに変わった途端に動き始めました。モルドヴァで実現寸前までいったコザーク・プランが、ウクライナでも再現される、と。しかし、スルコーフ時代とロシア側の主張は変わっていない気がする。ロシア側は何を譲歩したのだろうか。

追記)エルマク、人民共和国を交渉相手にしない、と言明。
https://www.president.gov.ua/news/andrij-yermak-ukrayina-ne-vede-j-ne-vestime-peregovori-z-boj-60173
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2020年03月11日

ブラック・マンデーとウクライナ

 こちらに、月曜日の大暴落の影響が論じられているので簡単に紹介。
 ウクライナでは証券取引市場が発達していないため、株価の下落は懸念すべきことではない。ウクライナは、必要とする原油製品の80%以上を輸入に頼っているため、原油価格の下落はウクライナの経常収支のバランスに利することになる。これが唯一のメリットだ。
 金融危機は、ウクライナ経済に痛みを与えよう。ウクライナ国内債(ОВГЗ)は流通市場で20%跳ね上がったが、買い手が付かなかった。昨年、外資はウクライナ国内債購入のため50億ドルを投資し、その結果、ドル安フリブナ高をもたらした。しかし3月9日には、大部分の銀行はドルを26フリブナで売りに出し、2019年夏以来のフリブナ安値をつけた。
 第二に、世界的な金融危機は、国債の借り換えを困難にする。ウクライナは2020年に90億ドルあまりを償還せねばならず、借り換えなしでは償還が極めて困難になる。IMFとの交渉進展がみられない点も事態を悪化させている。コンコルド・キャピタル社は、最近の内閣改造により2020年度にIMFからトランシュが得られることはないだろう、との分析を出している。
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 出稼ぎの仕送りが減る話はまだ出ませんな。関係ないですが、ほとんどのウクライナ人はコロナというと「コロナ・チョコレート」を思い出すはず。





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2020年03月07日

新政権、さっそく大盤振る舞い

 こちらによると、2020年にウクライナ政府は年金のインデクセーションを行う。
 テレビ討論番組の中で、ラゼブナ社会政策相は「約1100万人の年金受給者は今年度、スライドした年金を受け取ることになる。4月以降に引き上げを予定している」と述べた。前社会政策相は9月に給付額のスライドを行う、としていた。引き上げ額は月216フリブナ(8.64ドル)である。年金基金の2020年1月1日時点のデータによると、ウクライナは1130万人の年金受給者がおり、平均受給額は3082.98フリブナ(123.38ドル)となっている。
https://www.youtube.com/watch?v=tCFDkQOMH9k

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 トークショウ番組でロシア語話者とウクライナ語話者が各々の言語で討論し合う様は健在ですな。
posted by 藤森信吉 at 20:44| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

キエフ空港、1-2月期の乗降客数マイナス17%

こちらによると、2020年1-2月のシコルスキー名称キエフ国際空港の取り扱い総旅客数は前年同期比マイナス17.4%だった。
 1-2月の同空港の総旅客数は33万8400人(国際33万4500人、国内3900人)、出発・到着便数は3634便(国際便3148、国内便486)で前年同期比15.3%増だった。利用者が多かった路線は、ミンスク、ワルシャワ、ウィーン、ベルリン、メミンゲン、タリン、フランクフルト、国内便ではザポリッジャ、オデッサ、リヴィウであった。
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 コロナウィルスの影響や如何に。メミンゲンは良く知らない街ですが、観光? 
posted by 藤森信吉 at 19:48| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

コロナウィルスの抗議集会で州知事クビ

 こちらによると、ゼレンシキー大統領はテルノピリ州知事の辞表を受理した。
 「テルノピリ州における中国からのウクライナ市民の避難および州行政府の住民への感染情報周知の不十分」に関連して、イーホル・ソペル知事の辞表を受理した、と大統領事務局は説明している。
 ソペル氏は昨年10月31日に州知事に任命されていた。コロナウィルス蔓延により中国からウクライナ市民が避難したが、2月18日、数百名がテルノピリ州ムキリエツィで近くのサナトリウムに避難民が収容され、検疫・医療観察に置かれていることに対し抗議集会を行っていた。
https://www.youtube.com/watch?v=ic2IlSJ_xIA
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2020年02月20日

ポーランドのウクライナ人出稼ぎ、高水準を維持

 こちらによると、2019年にポーランドで労働許可を得た外国籍人は44万5千人で内74%はウクライナ人だった。ベラルーシ、ウクライナ、ジョージアからの出稼ぎ者数が増えると同時に、ネパール、バングラディッシュ、インドからの出稼ぎ者数が減っている。アジア人労働者に対する関心は、文化的言語的違いの大きさから低下している。またポーランドに長期滞在するウクライナ人労働者は、チェコやドイツに移るよりも、ポーランド滞在を続ける傾向にある。200万人のウクライナ人労働者がポーランドで働いており、彼らがポーランドにおいて住居を購入しようとする意欲は増加している。
posted by 藤森信吉 at 11:19| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月19日

スルコーフ、首

 こちらによると、プーチン大統領はスルコーフ大統領補佐官を解任する大統領令に署名した。
 スルコーフは大統領補佐官から解任されただけでなく、国務全般から離れることになる。ウクライナ政策は前副首相のコザークが後任となる。コザークの登場は目新しいものではなく、9月の35対35の捕虜交換時にも交渉に参加していた。
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 前にも書いたが、コザークは20年前にコザーク・プランで沿ドニエストルをモルドヴァ連邦に押し込もうとした人物、ドンバスの人民共和国指導部はガクブルではないだろうか。
posted by 藤森信吉 at 15:29| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日

ゼレンシキー、パトルシェフとオマーンで密談?

 こちらによると、ゼレンシキー大統領はオマーン訪問中に、パトルシェフ・ロシア連邦安全保障会議書記と会った可能性がある。
 以下、列挙すると
・大統領のオマーン訪問の日程に謎が多い。イランの墜落事故で途中で切り上げて帰国した、と発表されているが、オマーンに19時間とどまっている。
・オマーンにはエルマク補佐官(主としてロシア問題担当)が随行していた。
・パトルシェフを乗せたチャーター機がモスクワからオマーンに到着した。その同じ飛行機を利用して、ゼレンシキー大統領はキエフに戻った。
 これに対し、大統領事務局は、完全な嘘、侵略国の情報を鵜呑みにしたハイブリッド戦争の一環、と断定し、訂正と謝罪を求める訴えを起こす、また斯様な番組を放映したテレビ局にも注意を喚起する、と発表した。

posted by 藤森信吉 at 10:21| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする