2020年01月20日

クリミアに渡航するとウクライナに入国できない

 こちらによると、ロシア国籍人の俳優集団が、ウクライナへの入国を拒否された。
 ザポリッジャ空港入管において、ワルシャワ便で渡航したロシア国籍の俳優集団のうち、一名は被占領下にあるクリミアへの違法渡航歴を理由に入国を拒否された。他の三名は渡航目的を説明しなかったため、入国を拒否された。昨年度、ウクライナ入国を拒否されたロシア国籍人は7300人超だった。理由は、入国拒否の要件にひっかかった、過去の滞在日程オーバー、被占領地域への違法渡航である。
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UNIANによると、Сергей Колесников、Лариса Удовиченко、Андрей Бутин とのことで、なかなかの大物。
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2020年01月15日

イスラエル、ウクライナ民族主義に注文

イスラエル外務省は、近年のウクライナにおけるホロコースト首謀者の賛美傾向を非難する声明を発表した。
 イスラエル外務省報道官は、ホロコーストやポグロムでユダヤ人を殺害した個人やウクライナ民族主義運動における反ユダヤ主義イデオロギスト達が、ウクライナにおいて公的賛美の対象となっていることを非難し、ホロコーストの記憶保持と反ユダヤ主義との闘争は、一国内にとどまるものではなく、世界中のイスラエルの同盟者が共有すべき道徳的義務である、と指摘した。
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新年早々キエフで行われたバンデラ生誕記念日パレードのことですかね。ゼレンシキー政権下で、UPA-OUNの復権はどうなるのか注目。
posted by 藤森信吉 at 13:40| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月09日

ウクライナ、外準250億ドルに

 こちらによると、2019年度、ウクライナの外貨準備高は22%増加し、2020年1月1日時点で253億ドル(ドル換算)に達した。
 これは2012年12月以来の数字である。特に2019年12月には、銀行間市場で国立銀行がドル買いし33.7億ドル積み増した。
現在の外貨準備高は将来の予想輸入額の3.9カ月に相当し、ウクライナの履行および政府、国立銀行の業務を果たすに十分な水準である。
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2020年01月08日

ウクライナ議員は日本がお好き

 ウクライナ有権者委員会(КОМІТЕТ ВИБОРЦІВ УКРАЇНИ)によると、日本はウクライナ最高会議議員に人気の訪問先となっている。
 ウクライナ最高会議には47の議院間グループ(議員連盟)が立ち上げられており、うちウクライナ・米議員連盟には176名の代議員が、ウクライナ・カナダ議員連盟には144、ウクライナ英議連には135の議員が名を連ねている。次いで、ポーランド、ドイツ、イタリア、スイス、イスラエル、フランス、リトアニアも人気だ。
 しかしながら、ウクライナと伝統的な関係がない地域にも議員が多く名を連ねており、例えばウクライナUAE議連には118名、ウクライナ日本議連には117名が名を連ねている。議連は代議員達の政治的観光の手段として用いられており、したがってエキゾティックなモナコ、UAE、日本、キューバ、シンガポールとの議連に多くの代議員が含まれることは驚きに値しない。訪問の政治的な価値は疑問であり、例えば、議会が弱いサウジアラビアやモナコ、UAE訪問はウクライナ最高会議の仕事と言えない。

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2020年01月05日

ウクライナの最低賃金、久しぶりにロシア超え

こちらによると、ウクライナの最低賃金は数年ぶりにロシアを上回った。
 セルギイ・ニコライチュク経済発展副大臣はfacebook上において、1月1日以降のウクライナの最低賃金が4723フリブナ、199ドル相当となり、ロシアおよびベラルーシを上回った、と記した。
 副大臣によると、第一にウクライナ経済の回復、第二に生産性向上を上回る賃金上昇(国外労働移民および国外出稼ぎ賃金高による賃金上昇圧力)、第三に社会水準の上昇と公共料金の市場経済化、そして政府による世帯収入の差の平均化によるものである。そして、さらになる経済の効率化、生産性の向上が賃金および最低賃金の上昇をもたらす、と結んだ。



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ロシアを僅かに上回ったのは為替レートの変動が大きいような… 出稼ぎで国外に出ている労働者が多いため、賃金上昇圧力がかかっているという指摘は興味深い。
posted by 藤森信吉 at 20:10| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月02日

ウクライナ軍、敵に対し1500名の人的損失を与える

 こちらによると、ウクライナ側は、人民共和国側に対し1500人の人的損害を与えた。
 統合作戦軍(Операція об'єднаних сил)の数字によると、2019年、ロシア占領軍の損失は619名死亡、939名負傷であった。また、ウクライナ側は、110の敵兵器を無力化した。
 ウクライナ統合作戦軍は、ロシア連邦の侵略を撃退・阻止する任務を継続している。ウクライナ万歳。

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なお、わが軍の損害は軽微なり
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2019年12月30日

2020年 フリブナ為替レート予測

 こちらに、2020年のフリブナ為替レートのコンセンサス予測値は27.5/ドルだった。
20の内外専門組織の予測によると、2020年のフリブナ為替レートは、最大値はCapital Economicsの29.5フリブナ/ドル、最小値はポーランド商工会議所の22フリブナ/ドル、コンセンサス値は27.5フリブナ/ドルだった。2019年の予測では、現実値と最も近い予測を出したのはゴールドマンサックスの25フリブナ/ドルだった。ウクライナ閣僚会議が2020年予算内で予測した為替レートは27.5フリブナ/ドルである。
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 ゴールドマンは予測というよりポジトーク。
posted by 藤森信吉 at 14:36| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

国営コンツェルト、国家発注の98%を履行

 こちらによると、国家コンツェルン「ウクルオボロンプロム」は、国家発注の98%を履行した。
 同コンツェルン傘下の企業は45の兵器生産・改修に関する国家発注(総額75億フルブナ)を受けた。合計4876がウクライナ軍に引き渡され、内3889は新規・アップグレード、987は補修であり、同時に2327のエンジンを供給した。また、474のリーダーシステム、無線通信ナビケーター、202のロケット火器、25の車輛、9の航空機材、3179の高精度火器が引き渡されている。傘下のハリキフ・モロゾフ名称ハリコフ機械製造設計局は、ウクライナ国防省に12の装甲車BTR-4Eを納入した。

posted by 藤森信吉 at 21:45| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月20日

プーチン、年末の大記者会見

 こちらに、プーチン大統領の大記者会見のテキストが掲載されているので、関心ある部分をピックアップ。
Q「パリでのノルマンディー4サミットについて。ドンバスの将来について」
プーチン「ミンスク合意以外にない。ゼレンシキー大統領が帰国後、ミンスク合意の見直しに言及したことが懸念される。ドンバス特別地位法を憲法内に記載することがミンスク合意の肝要であるが、見直しとなれば完全に事態は頓挫してしまう。また、ドンバスとの直接対話も必要だ」

Q「人民共和国の解散とストックホルム裁定による30億ドル支払いについて」
プーチン「ミンスク合意にはポロシェンコ前大統領がサインし、さらに未承認共和国の指導者のサインを求めた。つまり、ウクライナはこの勢力の存在を認めたことになる。またミンスク合意には、これら共和国の権利、言語、自らの警察等々が記されている。軍人や外国部隊の撤収については、ミンスク合意によれば選挙の実施と憲法改正の後、これらが実施され、国境は閉じられる。外国部隊はドンバスにはいない。地元警察や地元の自衛隊はいるが、地元民から構成されている。戦車、重火器はどこから来たのか、と質問されるが、同情する組織、国からだろう。これらは彼らの兵器であり、外国の兵器ではない。この点は強調したい。
 ガス紛争については、ストックホルム裁定は、法的性格はなく政治的であると考えている。我々は受け入れ可能な策を見つけ出せるだろう。ノルドストリーム1および2、トルコストリームという新規パイプライン建設にも関わらず、ウクライナ領経由の輸送も維持される。量と契約期間が合意されるだろう。ウクライナ経由は、バトル海経由よりも距離が長く、我々にとって高くつく。しかし中・南欧ではウクライナルートが良く、我々は継続する用意がある。またウクライナへの供給も、何度も申し上げているように、20-25%引き下げられる。
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 パリサミットでは何も決まらなかったようです。
posted by 藤森信吉 at 13:19| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

消費者信頼度指数、微減

 こちらによると、11月のウクライナ消費者信頼度指数は前の月から4.2ポイント減の91.7だった。
 Info Sapients社の調査によると、個人の財政状況指数は前年月0.1ポイント増の82.6で特に消費性向指数は1.9ポイント減の91.8となった。また、景気予測指数は6.3ポイント減の94.8であり、翌年の経済発展に対する予測指数が11.5ポイント減の93.6、今後5年間の経済発展に対する予測指数が5.5ポイント減の99.8であった。
 他方、失業予測指数は前年月13.7ポイント増の125.4、インフレ予測指数は6.6ポイント増の185.7であった。フリブナ為替レートについては、減価予測指数が3.4ポイント減の125.9となった。
 同社のアナリストは、「9月にピークをつけた後、2か月連続のマイナスとなったが、これは景気予測の修正によるものであり、他方で個人的な指数は好調である。インフレ期待は高まっている」とのコメントをつけている。



posted by 藤森信吉 at 09:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする