2018年01月20日

トランプ、ドンバス和平交渉地の変更を提案

 こちらによると、トランプ米大統領は、ドンバス和平の交渉地をミンスクから移すことを提案した。
 ナザルバーエフ・カザフスタン大統領はニューヨークにおいてトランプ大統領と会談した。ナザルバーエフ大統領は「我々はミンスク1は頓挫し、ミンスク2が必要だ、と話し合った。トランプ大統領は『ほかの場所で交渉を行おう』と述べ、私も賛成した」と述べた。
 「まずはカザフスタンで行うよう、調整することにした。私見ではミンスク合意は頓挫しており、境界を確定するためドンバスとルガンスクに平和維持部隊を展開する必要がある。相互理解のために、各々の立場をすり合わせる必要がある」とナザルバーエフは述べた。
 これに対し、ベラルーシ外相は、ベラルーシは和平使者の栄誉に浴したいとは思っていない、しかし、これは我々の家族、地域の問題であり、その解決に強い関心を持っている、とした上で、成功は交渉地に依存しない、と述べた。
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 正確に言うと「ミンスク2」と呼ばれるものは既にある(2015年2月調印)ので、トランプ提案はミンスク3、ということになる。しかし唐突にカザフスタン・・・ノーベル平和賞が欲しくなったのか?
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2018年01月18日

ウクライナ・ロシア友好条約、失効か

 ウクライナ・ロシア友好協力条約を破棄する動きが紹介されているので、忘備録として紹介。
コンスタンチン・ザトゥルーニン議員(統一ロシア)は、「領土保全を保証する」項目がウクライナ側のみに有利であるとして友好協力条約の破棄を提案した。同議員によると、同条約はクリミアとセヴァストーポリのウクライナ帰属を謳っているが、相互に友好協力がない状態では条約に値しない、と指摘した。
 一方でロシア外務省は2017年6月の条約締結20周年に関連し「両国関係の復興の基礎となるものである」としていた。両国の友好協力パートナーシップ条約は1997年5月31日に調印され、10年期限であり、反対がない場合は10年自動延長されることになっていた。ウクライナ最高会議は98年1月14日に、ロシア下院は98年12月25日に批准しており、条約は1999年4月1日に発効していた。従って、2009年4月1日に失効するが、2008年10月1日までに両者の反対はなく自動延長となっていた。
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条約文を全文読んだ記憶があるが、この件は気付きませんでした。ということは本年度の10月1日までに、ロシア側から何らかの動きがある可能性有、と。 
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2018年01月10日

キエフ地下鉄の利用客数は5億人

 こちらによると、2017年のキエフ市地下鉄の利用客数は5億人だった。
 昨年度の利用客数は4億9840万人で2016年比プラス2.8%、最大は乗り換え駅であるリソーヴァ(Лісова)で2140万人、最小はドニプロ(Дніпро)で98万6500人だった。赤路線は18駅で2億810万人が利用した。
 また青路線は、1億7260万人が利用、ミンスク(Мінська)駅が最大で1700万人、パチトーヴァ・プローシチャ(Поштова площа)が430万人で最小であった。
 緑路線は1億1770万人が利用、最大はルキヤニフシカ(Лук’янівська)1460万人、ポズニャキ(Позняки)1410万人、最小はチェルヴォヌィ・フールチル(Червоний хутір)160万人だった。
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 利用客の定義が不明だが、乗降人員か? 札幌市営地下鉄(3路線、49駅)の年間乗員人員数が2億人なので、乗降人員は倍の4億人となり、キエフ(3路線、52駅)とほぼ同レベルになる。体感的には札幌の方がスカスカ。
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2018年01月09日

500万人がクリスマス典礼に参加

 こちらによると、1月6-7日の夜に行われた典礼に約500万人のウクライナ国民が参加した。
 内務省によると、全土の1万4千の教会で500万人あまりのウクライナ国民が典礼に参加した。1万8千余の警官、国家親衛隊員が教会周辺の警備に配置され、また7千の治安関係者が市内道路の警備にあたり、大きな混乱はみられなかった。

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 なんと全人口の約1/8が典礼に参加。人並で熱気むんむんの教会にこれだけ詰めかけるとはすごいな。賽銭放り込んでその気になっている初詣とは訳が違うぞ。
 因みにロシアでは、250万人以上が参加、動員された治安関係者は内務省5万人、軍・国家親衛隊3千800人、警備団体3千500人、人民自警団(Народная дружина)1万人、コサック5千400人が警備にあたった、とのこと。ということで、ウクライナ国民の方がロシア国民より遥かに数字を盛っている信心深いようです(笑)


posted by 藤森信吉 at 21:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

国立記憶研究所長「91年までウクライナはソ連占領下にあった」

 こちらによると、ウクライナ国立記憶研究所長は「ウクライナは91年までボリシェビキの占領下にあったと認識すべきだ」と述べた。
テレビ局5chとのインタビューにおいて、ヴァトロヴィッチ所長は、1991年はウクライナが独立を宣言した年ではなく、1917-21年のウクライナ人民共和国の遺伝の復活である、として「一世紀前にボリシェビキの侵略が始まったことを知らしめる大規模なキャンペーンを推進する必要がある」と述べた。

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 バルト諸国の真似をしたつもりなのだろうが、占領体制が編入してくれたクリミアの取り扱いはどうなるんですかねえ。モルドヴァ政府がモロトフ・リッペントロップ秘密議定書を批判して沿ドニエストルから突っ込まれたように、ロシア側から突っ込まれること確実。
posted by 藤森信吉 at 12:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

ウクライナの外準、188億ドルに

 こちらによると、2018年1月1日時点でのウクライナの外貨準備高は188.1億ドル(ドル換算)であった。
 2017年全体で、IMFのファイナンス10億ドルと国立銀行の買いオペ13億ドルのおかげで、外準は21%増えた。これは将来の輸入の3.6か月分にあたり、ウクライナの債務履行と政府および国立銀行のオペレーション実施に十分な水準である、と国立銀行は述べた。

posted by 藤森信吉 at 21:54| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

2017年のキエフ、歴史的温暖

 こちらによると
2017年のキエフは過去3位の暑い年であった。
 2017年のキエフ市平均気温は+9.8Cで標準気温を2.1C上回り、1881年以来、三番目に暑い年となった。特5月の平均気温は5.5C上回った。最低気温は1月7日のマイナス18.7C、最高気温は8月4日の34.7Cであった。雨量は590mmで、標準の91%であったが、分布が不均衡であり10月と12月以外の雨量が標準を下回り、農業へ悪影響を与えている。
 また、12月の平均気温は1.6Cで標準を3.9C上回った。12月11日に最低気温マイナス3.8Cを記録し、その5日後に最高気温9.8Cを記録した。
posted by 藤森信吉 at 11:01| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

最低賃金、引き上げ

こちらによると、1月1日から最低賃金が 3723フリブナに引き上げられる。
 最低賃金は2017年1月1日に倍化して3200フリブナになり、2018年1月1日からは523フリブナ増となる。2018年予算は4200フリブナまでの引き上げを想定している。クビウ第一副首相は、2019年には4173フリブナ、2020年には4425フリブナに引き上げる予定である、と述べていた。
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現行レートでは約130ドル/月。フリブナ安に振れているので、ドル換算すると引き上げ幅は圧縮される。

posted by 藤森信吉 at 11:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

ウクライナ、ロシア国民の入国に生体認証を導入

 こちらによると、2018年1月1日からロシアを含む70か国の国民に対し、生体認証による入国検査を導入する。
 157か所の入国ポイント全てに、生体認証パスポートの検査システムが全面的に導入されており、2018年1月1日からは、ウクライナ国民および国家の安全の脅威となる70か国の国民に対する生体認証チェックが行われる。これらの国は、ロシア、アフガニスタン、ベトナム、イラク、イラン、クルグス、北朝鮮、タジキスタン、スリリランカ、アフリカ諸国である。
 27日からロシア国境で試験稼働しており、生体認証パスポートを持っていないロシア国民のみに問題が生じただけであった。
posted by 藤森信吉 at 17:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

トランプ、ジャベリンをウクライナに売却承認か

 こちらによると、トランプ大統領はウクライナへの対戦車ミサイル売却を許可する可能性がある。
 国務省消息筋によると、対戦車ミサイルにはジャベリンも含まれる見込みで、トランプの対ロ関係改善に深刻な影響を与えることになる。総額4700万ドルの兵器契約には210の対戦車ミサイルと35の発射装置が含まれ、必要に応じて追加購入が可能である。
「アメリカはウクライナの長期的な防衛能力の建設、主権・領土保全の防衛とさらにる侵略に対する抑止のために防衛力を提供することにした。アメリカはミンスク合意にコミットし続ける」と国務省の報道官は述べた。ロシアはアメリカの兵器契約を批判しており、今週初めにはペスコフ・ロシア大統領報道官が「好戦的なウクライナ政府に好戦意欲を与える」として批判していた。



posted by 藤森信吉 at 13:15| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする