2017年07月15日

ロシア、人民共和国炭の輸入を公式に認める

 こちらによると、ロシアの通関統計に、人民共和国からの無煙炭輸入が記載された。
 ロシア連邦通関局南部通関のサイトには、特に2017年5月にロストフ州は、「ウクライナ」からの無煙炭5万8652トン(314万ドル)輸入が記録された。1-5月を通して23万6568トン、1304万ドルになる。
 5月時点で、ウクライナで無煙炭を産するのはドンバス占領地域のみであり、ウクライナ・エネルギー・石炭産業省によると本年度、無煙炭の輸出ライセンスを申請した木々用はない。
 他方で、南部通関の統計によると、2017年5月にロシアからウクライナに2万4408トン(214.6万ドル)の無煙炭が輸出された。1-5月では23万6296トン、1629万ドルになる。
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 単価で計算すると、人民共和国の無煙炭は55ドル/トン、ロシアからの輸出は70ドル/トン。ロシアからウクライナへ輸出される無煙炭の相当分が、人民共和国産ではないかと見られているが、そうだとすると、かなり上乗せされてますな。

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2017年07月10日

エナキエヴォ冶金工場、操業停止?

 ウクライナ軍情報総局(GRU)によると、ドネツク人民共和国内のエナキエヴォ冶金工場は6月末に操業を完全に定位し、7月から5千人の従業員に二か月の休暇を導入した。
 ウクライナ軍情報総局は、ドンバスの占領地域における社会経済情勢は悪化を続けており、石炭・冶金産業における失業率が上昇している、としている。
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エナキエヴォはヤヌコヴィッチの出身地。冶金工場はチェーンの一部に過ぎないから、仮にこの報道が事実とすると、炭鉱、コークス工場も生産が停滞していることになろう。3月にアフメトフのMetinvestから経営権をはく奪して人民共和国が一時的に国有化しているが、人民共和国政府の経営がまずかったのか、販路がなくなったせいなのか、はたまた長期的な鉄鋼不況の波なのか。
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2017年07月02日

ドネツク人民共和国、労働英雄勲章を創設

 こちらによると、ザハルチェンコDNR元首は、労働の社会的重要性を向上させることを目的として、新たに「労働英雄勲章」を創設した。
 国家叙勲法によると、労働に対する最上の叙勲であり、以前に他の国家勲章を叙勲されたものが対象となる。



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 さすがはスタハーノフ運動の本場。
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2017年06月12日

ドンバスで水不足の懸念

 国際赤十字委員会によると、ウクライナ東部で35万人以上が水道水不足に陥る可能性がある。
 駐ウクライナ国際赤十字委員会代表は「年始から、ドネツク浄水所は戦闘の影響で45日間、操業を停止しており、停戦ライン両側の住民への水道供給に影響を及ぼしている。また南ドンバス水道パイプラインは4か月間、操業を停止しており、80万人が自主的に避難している。早急な修繕が必要だ」と述べた。国際赤十字社は、ドネツク浄水所、第一ポンプステーションおよび南ドンバス水道パイプライン、さらには危険に晒されている重要なインフラ周辺を中立の安全地帯に指定するよう提案している。また赤十字社は、安全地帯設置に際し、両者間の中立的立場で活動する用意がある、としている。
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

人道援助コンボイ、第65弾到着

 10日程前のニュースだが、キリが良い数字なので紹介。
こちらによると、ロシア非常事態省が組織する人道援助トラック群第65弾がドンバスに到着した。
 ルガンスク人民共和国へは11両、148.2トンが到着した。内120トンはベビーフードで、7トンは医療品、その他書籍である。4月27日には第64弾の人道援助(10両、132.5トン)が到着している。ロシア非常事態省が組織する人道援助コンボイは2014年8月から廃止され、両人民共和国に68000トン以上の人道援助品をもたらしている。
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2017年05月26日

ロシアは年60億ドルを人民共和国で散財

 こちらによると、ロシアはドンバスの軍事作戦で年60億ドルを費やしている。
 パシコフ氏(ラズムコフセンター)が5チャンネルの番組内で述べたところによると「ドンバスにおける軍事行動の費用は、ウクライナ国家安全保障国防会議の試算では30億ドルが人民共和国の社会維持費、30億ドルが軍事行動費である。合計すると年60億ドルになる」と述べた。また、パシコフ氏は、昨年、ロシアの備蓄基金は1/4の160億ドルに縮小した、とも述べた。

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パシコフ氏のお話しは、ロシアがクリミア、沿ドニエストル、南オセチア、そしてドンバスで多額を費やしている、という趣旨。因みにパシコフ氏はロシア語、司会者はウクライナ語進行、というよくあるパターン。
posted by 藤森信吉 at 14:52| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月13日

ザハルチェンコDNR元首の両親、ウクライナ年金を受給

 こちらによると、ザハルチェンコ・ドネツク人民共和国元首の両親はウクライナ年金の受給者である。
 レヴァ・ウクライナ社会政策相は、「ザハルチェコの両親はウクライナ側コントロール地域に住んでおり、国内避難民ではなく、年金受給の権利を持っており、受給している。プロトニツキーは、軍人年金の受給資格を持っているが、支給されていない。申請に来ることを待とうではないか」と述べた。
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posted by 藤森信吉 at 19:04| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

人民共和国経済の支配者

 こちらによると、人民共和国が「国有化」したウクライナ企業は、ロシア連邦が管理している。
 4月初、ザハルチェンコDNR元首が出した「ウクライナ工場の一時的統制」は、ヴネシトルグセルビス(Внешторгсервис)社がコントロールしている。同社は、ドネツクスターリ、エナキエフ・マキエフカ冶金工場、エナキエフ・コークス工場、ヤシノフスキーコークス工場、マキエフカコークス、ハルツィーズパイプ工場を統御しており、総支配人には元イルクーツク州副知事のロシア国籍者パシコフが就いている。バシコフ氏は、2015年に登録された国際人道問題を支援する慈善財団の総裁にもなっている。
 DNR産業通商大臣は「パシコフ氏はザハルチェンコ元首の経済問題顧問であり、ロシアとの友好関係を害することがない限り、特に隠す必要もない」とこの情報を認めている。ウクライナ安全保安庁は、パシコフはルガンスク人民共和国の予算を増額させるために財団を利用した、似非共和国へのロシアの財政支援を隠すために、慈善財団が使われている、と指摘している。



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準禁治産者の後見人(財産の管理)というべきか、あるいは、植民地の総督府(優良企業を支配して搾取)、というべきか。パシコフの役割は、満州国における岸信介だな(笑)
posted by 藤森信吉 at 13:21| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

ウクライナ、ルガンスク人民共和国への電力カット

こちらによると、ウクライナは、ルガンスク人民共和国への電力供給を25日にカットした。
 ナサリク・エネルギー石炭産業相は「債務を償還すれば電力供給を再開する。これは政治的な決定ではなく、経済的な決定だ」と述べた。ルハンシク州占領地域のすべての企業は、過去二か月、電力料金を支払っていない。したがって電気をカットした、これは閣僚会議の決定ではない、と強調した。ウクライナは450万kW/日を供給してきた。
 また、ルガンスク人民共和国は、25日夜に人民共和国北部のLuTES-キロヴォ送電線(220kW)およびLuTES-ミハイロフカ送電線(330kW)の送電が停止された、と発表した。しかし停電は完全に復旧され危機的な事態は生じていない、とした。プロトニツキー元首は、ウクライナ側がカットしようが、ウクライナが支配するルハンシク州の住区に電力カットを行わない、と言明した。
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 どちらもお互いの存在を無視しているのが微笑ましい。
ウクライナ側:電気代支払わない奴は誰でも電気供給止める
人民共和国側:ルガンスク全州は我々の領土だから、ウクライナ側「占領地域」にも電力を供給する 
なお、水のカットも続いている模様。
posted by 藤森信吉 at 15:06| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

OSCE要員、ルガンスクで殉職

 OSCEによると、OSCE特別モニターミッション(SMM)要員がルガンスク人民共和国内で殉職した。
 23日、ルガンスク人民共和国が支配するプリシブ村において、OSCEのパトロール車一台が、地雷に接触したとみられる爆発により損壊し、アメリカ国籍の要員一名が死亡、二名が病院に運び込まれた。二台目は、そのままLNR内のベースに戻った。
 LNR元首は哀悼の意を表明すると同時に「我々とルートについて合意があれば悲劇は避けられたかもしれない。人命は最重視しなければならない」と述べた。
 LNR人民警察は、対戦車地雷によるものでウクライナ側特殊部隊が準備した、と述べた。



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人民共和国側の報道は非常に早いです。
2014年8月にルガンスク市周辺で攻防があったのでその時期に、仕掛けられた地雷か? いつどこに誰が地雷を仕掛けたのか、まったく分からない状態。
posted by 藤森信吉 at 11:06| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする