2017年08月13日

ロシア、人民共和国に12億ドル相当の貿易輸出

こちらによると、2016年、ロシアは両人民共和国に12億ドルの非正規輸出を行った。
 ロシア通関統計および鉄道公社のデータによると、ロシアの企業は、ドネツク/ルガンスク人民共和国に7億3500万ドルの貿易輸出を行った。また、ガスプロムは24億m3(5億ドル相当)のガスを供給した。ロシアの輸出品構成は、36%が農産品・食利用品で、石炭、石油製品、鉄鉱石が18%を占めている。
 他方、両人民共和国からロシアへは、2億ドルが輸出されている。石炭および燃料が22.7%(4440万ドル)を占め、穀物および食料製品が35.7%(7200万ドル)占めている。
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2017年08月07日

ルガンスク人民共和国のパスポート受領者、6万5千人に

 こちらによると、ルガンスク人民共和国のパスポート受領者は6万5千人に達した。
 LNR内務省によると、2015年5月に、ルガンスク人民共和国住民に最初のパスポートが発行されて以来、6万5千人の国民がLNRパスポートを受領した。今年度は3万5千件を発行している。2月18日にプーチン大統領が、両人民共和国のパスポートを公式書類として承認するとの大統領令に署名したが、それ以降、LNRパスポートの人気は急騰し、発行数は倍の200/日に達している。
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ルガンスク人民共和国の公式人口数は147万人なので、普及率は非常に低い状態。
因みに、リンク先に、パスポート受領権利者の要件が掲載されているが、独立時点(2014年5月12日)での域内(ルガンスク州)居住がほぼ唯一の条件で、民族籍とか言語とか歴史のテストとかは要求されていない。素晴らしい国だな
posted by 藤森信吉 at 08:37| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

ザハルチェンコ「小ロシアの議論は今後も続ける」

 こちらによると、ザハルチェンコ・ドネツク人民共和国元首は「小ロシア創設の反響に驚いている。議論は今後も続けていく」と述べた。
 ザハルチェンコ氏は、一週間内にウクライナ全土から、膨大な反響、コメント、提案が寄せられたが、小ロシア創設のアイデアは具体的な提案を行う必要があり、今後も取り組み、事態を分析していく、と述べた。また、小ロシアという名称、首都の位置、国旗、国章についても反対意見が出され、ウクライナの全地域の代表が集まる創設会議の構成、フォーマット、時期についても議論された、最終的な決定は採用されなかったが、最も重要なのは議論を続けていくことだ、と結んでいる。
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早くもトーンダウン(というか、誰も相手にしていなかったが)。「今後も議論していく」=「善処します」「精査します」(官僚用語)といったところか。何でこんな荒唐無稽な構想をぶち上げたのか、ますます謎。
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2017年07月20日

ルガンスク人民共和国、小ロシア建国賛成を重ねて否定

 こちらによると、ミンスク・コンタクトグルーブのルガンスク人民共和国全権代表ジェイネガ氏は「小ロシア国創設のイニシアチブは時宜にかなっていない」として、LNRが支持していないことを重ねて表明した。
 ジェイネヴォ氏は「本件はメディアを通じて知った。我々との間で協議はなされていない。ウクライナ南東部の住民の多数は、反キエフであるが、ウクライナ側にミンスク合意を履行させることが重要であると考えている」と述べた。

 ルガンスク人民共和国の公式声明はこちら
「代表団を派遣していないし、人民の意思も反映していない。ミンスク合意をウクライナ側の履行させることが重要」。
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小ロシア国・・・何なんですかね。ウクライナ側メディアも大きく取り上げていないし、政府の反応も鈍い。ガセ構想に釣られない、というところか。
posted by 藤森信吉 at 21:39| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月19日

小ロシア建国! 

 こちらによると、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国と19のウクライナの地域は、小ロシア国創設を宣言した。
  「我々、ウクライナ(クリミア除く)の旧地域の代表はウクライナの法的後継国である『小ロシア』国家の創設を宣言する」と新憲法には記されている。ザハルチェンコ・ドネツク人民共和国元首は「ウクライナは破綻国であり、今後も住民に平和と福祉を提供できない」と述べた。
 ドンバスの他、ハリコフ、ドニプロペトロフスク、ザポロジア、ヘリソン、ニコラエフ、オデッサ、スゥミ、ポルタヴァ、チェルニゴフ、キロヴォグラード、キエフ、チェルカッスィ、ロヴノ、ヴォリン、チェルノポリ、イヴァノフランコフスク、リヴィウ各州およびキエフ市の代表が全会一致で憲法を支持した。
 小ロシア憲法によると、広範囲な自治権を持つ地域からなる連邦国家の首都はドネツクであり、キエフは特別な歴史的・文化的センターとして特別の地位を有する。小ロシア旗はボフダン・フメリニツキー旗になる。
 一方、ルガンスク人民共和国人民議会議長は、「ルガンスク人民共和国は代表団を送っておらず、そもそもこの問題について協議も合意もしていない。現在、ミンスク合意の履行が唯一の策である」と述べた。
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 両人民共和国ともクレムリンの合意なしに勝手な行動はできないので、何らかの指示が出ているのでしょう。どうなんですか、スルコーフさん?!
posted by 藤森信吉 at 00:14| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月15日

ロシア、人民共和国炭の輸入を公式に認める

 こちらによると、ロシアの通関統計に、人民共和国からの無煙炭輸入が記載された。
 ロシア連邦通関局南部通関のサイトには、特に2017年5月にロストフ州は、「ウクライナ」からの無煙炭5万8652トン(314万ドル)輸入が記録された。1-5月を通して23万6568トン、1304万ドルになる。
 5月時点で、ウクライナで無煙炭を産するのはドンバス占領地域のみであり、ウクライナ・エネルギー・石炭産業省によると本年度、無煙炭の輸出ライセンスを申請した木々用はない。
 他方で、南部通関の統計によると、2017年5月にロシアからウクライナに2万4408トン(214.6万ドル)の無煙炭が輸出された。1-5月では23万6296トン、1629万ドルになる。
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 単価で計算すると、人民共和国の無煙炭は55ドル/トン、ロシアからの輸出は70ドル/トン。ロシアからウクライナへ輸出される無煙炭の相当分が、人民共和国産ではないかと見られているが、そうだとすると、かなり上乗せされてますな。

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2017年07月10日

エナキエヴォ冶金工場、操業停止?

 ウクライナ軍情報総局(GRU)によると、ドネツク人民共和国内のエナキエヴォ冶金工場は6月末に操業を完全に定位し、7月から5千人の従業員に二か月の休暇を導入した。
 ウクライナ軍情報総局は、ドンバスの占領地域における社会経済情勢は悪化を続けており、石炭・冶金産業における失業率が上昇している、としている。
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エナキエヴォはヤヌコヴィッチの出身地。冶金工場はチェーンの一部に過ぎないから、仮にこの報道が事実とすると、炭鉱、コークス工場も生産が停滞していることになろう。3月にアフメトフのMetinvestから経営権をはく奪して人民共和国が一時的に国有化しているが、人民共和国政府の経営がまずかったのか、販路がなくなったせいなのか、はたまた長期的な鉄鋼不況の波なのか。
posted by 藤森信吉 at 11:56| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

ドネツク人民共和国、労働英雄勲章を創設

 こちらによると、ザハルチェンコDNR元首は、労働の社会的重要性を向上させることを目的として、新たに「労働英雄勲章」を創設した。
 国家叙勲法によると、労働に対する最上の叙勲であり、以前に他の国家勲章を叙勲されたものが対象となる。



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 さすがはスタハーノフ運動の本場。
posted by 藤森信吉 at 15:48| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

ドンバスで水不足の懸念

 国際赤十字委員会によると、ウクライナ東部で35万人以上が水道水不足に陥る可能性がある。
 駐ウクライナ国際赤十字委員会代表は「年始から、ドネツク浄水所は戦闘の影響で45日間、操業を停止しており、停戦ライン両側の住民への水道供給に影響を及ぼしている。また南ドンバス水道パイプラインは4か月間、操業を停止しており、80万人が自主的に避難している。早急な修繕が必要だ」と述べた。国際赤十字社は、ドネツク浄水所、第一ポンプステーションおよび南ドンバス水道パイプライン、さらには危険に晒されている重要なインフラ周辺を中立の安全地帯に指定するよう提案している。また赤十字社は、安全地帯設置に際し、両者間の中立的立場で活動する用意がある、としている。
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

人道援助コンボイ、第65弾到着

 10日程前のニュースだが、キリが良い数字なので紹介。
こちらによると、ロシア非常事態省が組織する人道援助トラック群第65弾がドンバスに到着した。
 ルガンスク人民共和国へは11両、148.2トンが到着した。内120トンはベビーフードで、7トンは医療品、その他書籍である。4月27日には第64弾の人道援助(10両、132.5トン)が到着している。ロシア非常事態省が組織する人道援助コンボイは2014年8月から廃止され、両人民共和国に68000トン以上の人道援助品をもたらしている。
posted by 藤森信吉 at 10:22| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする