2022年02月17日

ゼレンスキー、NATO加盟トーンダウン

 こちらによると、ゼレンスキー大統領は、ウクライナはNATO加盟を望んでいるが、NATO加盟国全てがウクライナの加盟を望んでいる訳ではない、と述べた。
 大統領はドネツィク州マリウポリにおいて、メディアの代表と会談し「NATO加盟問題は、ウクライナへの圧力の結果であり、独立ウクライナは自らの問題を自ら選択し、その権利にむけて戦ってきた」と述べた。また、ウクライナの地政学的な選択は憲法に規定されており、事実上ウクライナ人民の選択でもある、と強調した。その一方で「NATO加盟問題は、ウクライナ人民の選択だけでなく、加盟30か国の全会一致にかかっている、NATO加盟の国民投票は現時点では考えていない」と、NATOの全加盟国がウクライナの加盟を望んでいる訳ではないとの見解を示した。
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 ウクライナがNATO加盟の旗を自主的に降ろす(=中立回帰)のが、今回の落としどころ、と見ています。
中立問題については、近日中に某所にアップ予定です。実は私の最初の学術論文は「ウクライナの中立」でした。ニワカ研究ではありません。






posted by 藤森信吉 at 21:21| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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