2022年01月30日

モルドヴァ、国内天然ガス料金を40%引き上げ

こちらによると、モルトヴァ・エネネルギー規制国家局は消費者向けガス価格を引き上げた。
 消費者ガス価格は11.01レイ/m3から15.18レイ(VAT含む)となる。この料金は1月1日から適用される。これはガス調達価格620ドル/1000m3、為替レート17.73レイ/ドル に沿ったものである。これまでの料金は調達価格430ドル/1000m3によっていた。ガスを輸入するモルドヴァガス社は、規制国家局に対し、ガス料金を15.59レイに引き上げるよう求めていた。これは18.33レイ/ドルの為替レートに基づくものであった。
 モルドヴァは先週、モルドヴァガス社がガスプロムと決済できなかったことを受けて電力非常事態宣言を導入していた。ガスプロムとの契約によれば、1月上旬に前払いを送金する義務があったが、同社は2500万ドル不足していた。モルドヴァガス社によると、1月の輸入価格が646ドル/1000m3と高騰した一方で国内料金は430ドルであったことが緊急事態の背景にある。
 また、ガス料金引き上げを受けて、キシナウ市の集中暖房料金が1689レイ/gkal(VAT含まず)から2169レイに引き上げられた。新料金は1月1日以降の利用分に適用される。
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 ここで、沿ドニエストル作成の比較表(モルドヴァの新料金は反映されてませんが)をどうぞ。ガスプロムにガス輸入代金払っていないからとはいえ、ロシアより安いのはいかがなものかと。


posted by 藤森信吉 at 16:37| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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