2021年02月20日

メドヴェドチューク、国内で制裁対象に

 ウクライナ国家安全保障国防会議は、メドヴェドチュークを制裁対象とする決定を採択した。
 国家安全保障国防会議は、19法人と8自然人を新たに制裁リストに加えた。うち3名はウクライナ国籍人、すなわち、ナタリア・ラヴレニューク(既に制裁対象のタラス・コザークの夫人)、オクサナ・マルチェンコ(メドヴェドチューク夫人)、そしてヴィクトル・メドヴェドチューク本人である。制裁リスト入りの理由は「金融テロリズム」である。ダニロフ・国家安全保障国防会議書記は「ウクライナ国境から14kmのロシア領にメドヴェドチューク夫妻、コザーク夫妻が共同所有する製油所があり、ここで製造された燃料、潤滑油が我々の兵士を殺害しているテロリスト達の領地に供給されている」と説明した。
 制裁対象となると、資産が3年間、凍結される。この他の制裁内容については明らかにされていないが、既に制裁リストに掲載されたコザークの例では、資産の凍結に加え、経済活動に関する人権-資産の行使・処分・移転が制限される。
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 カセットスキャンダル、オレンジ革命、マイダンを易々と生き抜いてきたメドヴェドチューク同志にとって、これくらいは余裕でしょう。次の選挙で野党プラットフォームが馬鹿勝ちすればシレっと復権するはず。因みに私がメドヴェドチュークの役割に気付かされたのは松里先生の論文から。
Kimitaka Matsuzato, “Elites and the Party System of Zakarpattya Oblast" この論文は本当に素晴らしい。NATOガーとかロシアガーとか言っている東西ウクライナ論者は必読。


posted by 藤森信吉 at 13:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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