2020年09月10日

ウクライナ、人民共和国に付け込まれる

 こちらによると、三者コンタクトグループのビデオ会議が開かれ、シュムィ村におけるウクライナ軍施設の共同査察実施で合意した。
 査察は、OSCEの調整官代表も参加して行われる。ウクライナ側は、査察に参加する者全てにロジスティックと安全を提供する。クラフチューク・ウクライナ代表団長は「本決定は、全ての側における停戦遵守が今後も継続する希望を与える」と述べた。
 これを受けて、プシリン・ドネツク人民共和国元首は、ゴルロフカ近辺のウクライナ軍の施設の破壊命令を撤回した。ゴルロフカ近辺のシュムィ村にウクライナ軍の施設が設置されたが、三者コンタクトグループのビデオ会議の決定で、ドネツク人民共和国、ウクライナとOSCEによる共同査察が行われることとなった。プシリン元首は「我々にとって最優先なのはミンスク合意の履行であり、我々は注意深くモニターし、ウクライナ側の大規模な違反に目をつぶったりしない」と述べた。7月27日から、ドンバスでは、停戦体制の強化が実施されており、あらゆる武器、設備、施設の設置作業、無人機の操縦が禁止されている。



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 地図で見ると、シュムィは、停戦ラインのグレーゾーン内にある小村。ウクライナ軍がこっそり設置していたのを咎められた、という図式か? ドネツク人民共和国側が査察の当事者として認められたとすれば、ウクライナ側の大失策。
ウクライナ側の弁明はこちら
追記)10日14時に予定されていた共同査察は中止。
posted by 藤森信吉 at 19:03| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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