2020年08月31日

フォーキン、妥協の可能性を語る

 こちらによると、フォーキン三者コンタクトグループ会議ウクライナ第一副代表のインタビュー記事が掲載されているので、簡単に紹介。
 8月18日、独立ウクライナの最初の首相であるフォーキンが、ドンバス和平三者コンタクトグループ会議ウクライナ第一副代表に就任した。フォーキン氏に、ロシア、人民共和国との妥協の可能性を聞いてみた。
・「私は自らの体験でドンバスを知っている。16歳になる前から坑道に降りている。ドンバスは、単なる故郷以上のものであり、私の人生の哲学でもある。炭鉱夫は、独特の人々であり特徴がある。彼らが決起しているとき、押しとどめるのは非常に困難だ」
「ミンスク合意は和平の唯一の道である。ドンバスは破壊され、エコロジー危機が進行している。多くの炭鉱は浸水し破棄されている。貯水槽はあふれており、早急な清掃作業の組織が求められる。放置すれば河川にあふれ出し、アゾフ海、黒海を汚染する。皆は無視しているがチェルノブイリ以上の災害となる」
「ウクライナ最高会議は国境コントロールが回復した後に非統治地域における地方選挙を行う、というミンスク合意に反する決議を行っている。さらにはウクライナ中央選管はウクライナ側がコントロールするドンバス地域の地方選挙実施も拒否している。クラフチュク代表は三者会議において、ウクライナ最高会議に対し見直しを求める要請を行う、と述べた。私はクラフチュクの立場と完全に同意である」
Q「ロシアから最後通告を突き付けられたのか」
「最後通告とは感じていない。会議の最初にはそのようなゲームがあった。グリズロフが、ミンスク合意第四項について協議しよう、と言ったが、クラフチュクは、ウクライナ最高会議に対する要請文を出すことを提案し、行き詰まりから抜け出すことができた」
Q「最高会議は決議の変更に賛成していないが」
「最高会議のいくつかの会派はドンバス和平の平和的解決に興味がないようだ」
Q「クラフチュク氏はキエフがコントロールしない地域の住民とのコミュニケーション確立が貴殿の役割である、と言っているが」
「私の仕事の90%はキエフがコントロールする地域の住民や指導者との対話準備に費やされている。直接、見聞きしたい。安全が確保されるなら、キエフが統治しないドンバスへ直接訪問する用意もある」
Q「改憲については。また行き詰まりになるのでは」
「ロシア、ドンバス側との交渉は相互に譲歩するものでなくてはならない。大赦を要求するなら、特別な地位のための改憲要求を引っ込めなければならない」
Q「ミンスク合意が履行されドンバスに和平が訪れ、ウクライナに戻るのはいつになるか」
「すべての敵対勢力の意向が重要である。ロシアもEU制裁を解除されるためには和平を望んでいる。賢明な交渉が続けられるなら、和平は早く達成される。ドンバスは過去も今もウクライナの一部である」



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 ロシア側に「早く解決したい」とのシグナルが出ていたのでしょうか。しかし、デスク上にPCが見当たりないな。さすがに87歳の老人にPCは使えないか。
posted by 藤森信吉 at 16:28| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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