2020年07月15日

偽りの同盟

 こちらによると、トルコ側の需要減によりブルーストリームの稼働が停止中である。
 ロシアからトルコに至る海底敷設ガスパイプライン「ブルーストリーム」は5月の改修工事後も、稼働していない。トルコはガスプロム産の代替としてLNG購入量を増やしているからだ。
 トルコ・ストリームが提供するガスプロム産ガスは、アメリカからのLNGガスに比べ数倍高く、またアゼルバイジャンからのガス供給量も増えている。トルコBotas社はブルーストリームの改修期間は5月13-29日と発表していたが、改修後も稼働に至っていない。2000年代初頭に稼働を開始したブルーストリームは、昨年、ロシアがトルコに輸出した155億m3のうち111億m3を輸送している。今年からトルコストリーム(年157.5億m3)
が稼働し、ロシアのトルコ向け輸出力は年320億m3に達している。ブルーストリームの契約はtake or payに基づくといわれているが、Botas社が違約金を支払うか否かについてはガスプロム社もトルコエネルギー省も回答していない。トルコはロシアからの輸入減をアメリカ、ナイジェリア、アルジェリア、カタール、そしてロシアからのLNGでカバーしている。今やロシアは、トルコにとって第四位のガス供給国に落ち込んでいる。
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 「ガスプロムの時価総額は世界三位〜」とか浮かれていた時代が懐かしいです。
posted by 藤森信吉 at 12:01| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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