2019年01月29日

OSCE、「新」ミンスク合意を提案

 こちらにマルティン・サイディク・ミンスク三者会議OSCE代表のインタビュー記事が掲載されているので簡単に紹介。


・サイディク氏は他のOSCEの外交官とともに、新たなドンバス和平計画を策定中であるが、この文書の主たるメッセージは何か
サイディク「地方選挙の実施が重要で、国連のみが行えるとの結論に達した。OSCEは選挙の正しさを審査することにあり、選挙の組織はできない。安全の面もある。17000km2の地域に600人しかOSCE要員がいない。前線は420kmもある。国連の関与が必要だ」
・文書では国連とOSCEの連携とEU承認の組織改築が説かれている。
サイディク「国連が武装面と警察面を担い、OSCEが監視活動を続ける。改編された組織はこの統合指導下には入らず、ドンバス全域で活動する」
・国連ミッションでは東スラヴォニアのクロアチアへの平和的再統合が成功例としてある。
サイディク「東スラヴォニアを参考例とはしたくない。勿論、詳細に検討したが、我々のモデルではない。ミンスク合意は、ドネツク・ルガンスクの特別地域の代表の権利を認めている。また住民の言語を含む権利も含まれている」
・過去4年間でこの地域はウクライナからますます分離してしまっている。これをどう克服すべきか。
サイディク「国連による移行期統治を含めて法的問題は実践的に解決されうる」
・国連平和維持部隊がウクライナ東部に2万人展開されるとの計画もあるが、何人必要になるのか
サイディク「正確には数えていない。過去の例から、そんなに必要ではないと思う」
・ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナからの反応は
サイディク「12月のミラノOSCE外相理事会で提示したが、これらの国々も出席しており、質問やコメントを受けた。しかし公式な反応は受けていないし、必要だとも思わない。可能性を提示することが重要だ」
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 国連平和維持部隊を展開しろ、というウクライナ側の主張とピッタリ。
 ルガンスク人民共和国の反応はこちら
 「ウクライナ側の戦争党に沿った無責任な声明」
 ドネツク人民共和国の反応はこちら
 「ミンスク合意をサボタージュするためのもの」


posted by 藤森信吉 at 17:37| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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