2018年06月05日

ナフトガス、ガスプロムを脅迫?

こちらによると、ナフトガス・ウクライナ社は2020-28年のガス輸送に関し、ガスプロム社に対し年1100億m3レベルと33%の輸送料値上げを要求している。
  ガスプロム社の消息筋によると、ナフトガス社はウクライナのガス輸送パイプラインシステムにおけるガスプロムの輸送者は、自由に選定できる案を提示しているが、実質的にウクライナ企業、ナフトガス社になる。第二案として、ウクライナ東部国境でナフトガス社に売却し、同量を西部国境で買い戻すガススワップ契約を提示している。輸送料については、ナフトガス社は現契約下で2018-19年の引き上げを求めている。ナフトガス社によると、料金形成は2部分から成り、一つは100km/1000m3+ガス価格(ガスプロムがナフトガス社に課す料金)、2つめは「燃料分」と称される加圧基地等の消費の補償分である。コメルサント編集部の試算によると、2.52ドル/1000m3.100kmで2.52ドルとなるが、内0.65ドルは後者の部分になる。2018-19年はストックホルム裁定によればガスプロム社は1100億m3以上を輸送用に供給しなければならない(ガスプロムは不同意)が、ナフトガス社は燃料分も含めた33%値上げの立場で、輸送料は総額25.5億ドルから37億ドルへなる。ガスプロム社は1100億m3輸送に同意しておらず、将来的なウクライナ経由量を100-150億m3とする計画を持っている。ノルド・ストリーム2完工の場合、ガスプロム社は、ロシアから中央ルート(ウクライナ、スロヴァキア、チェコ)経由のドイツ国境への輸送料は、ノルド2の輸送料と対比される、としている。その場合、ナフトガス社試算で、ウクライナ領の輸送料は1ドル/1000m3.100kmに低下する。
 ガスプロム社が輸送料値下げや1100億m3の輸送に合意できない場合、ナフトガス社は110億ドルの補償を調停に訴えるとしている。
posted by 藤森信吉 at 10:44| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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