2018年04月12日

Freedom House、ウクライナの民主主義に辛口評価

FreedomHouseのNations in Transit 2018によると、ウクライナの民主主義スコアは4.61から4.64となった。マイダン革命後、初めてのダウンである。
 スコアでは、地方自治では分権化改革により良化、一方で、独立メディアではSNSへの接続遮断やジャーナリスト暗殺の怠慢捜査により後退、市民社会についても反汚職NGOに対するネガティブ・キャンペーンにより後退している。
「ウクライナは権威主義体制に転落するリスクに晒されている。根本的な改革の窓は閉じられていないが、汚職対策に対する政治家の反発や市民社会・メディアに対する一連の攻撃により、その機会は狭められている」と指摘されている。
 旧ソ連諸国のスコアを並べると、
・エストニア1.82、ラトヴィア2.07、リトアニア2.36(Consolidated Democracyに分類)
・ウクライナ4.64、ジョージア4.68、モルドヴァ4.93(Transitional Government or Hybrid Regimeに分類)
・アルメニア5.43(Semi-Consolidated Authoritarian Regimeに分類)
・クルグス、ロシア、ベラルーシ、カザフ、タジク、ウズベク、アゼルバイジャン、トルクメン(Consolidated Authoritarian Regimeに分類)
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 現体制によると、マイダン革命とは「自由と民主主義を求める市民の抵抗」だったような・・・
ということで、言い訳を考えてみました。
・EUとのビザなし渡航があるから(中国人だってシェンゲン内を観光しているぞ)
・革命後の移行期だから(ソ連崩壊後にその言い訳は聞き飽きました)
・ロシアのハイブリッド戦争に対抗するには強い政府が必要(ネトウヨかよ)
・NGOや市民社会はロシアから援助されている(同上)
・FreedomHouseは米帝の宣伝媒体(アメリカ様を批判するのはまずいよね)
・ハンガリーやポーランドのスコア悪化よりはマシ(論点ずらし)
posted by 藤森信吉 at 10:20| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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