2017年08月31日

ヴォルカー「アメリカはロシアと個別の交渉しない」

 こちらによると、ヴォルカー・ウクライナ担当米国特別代表は、ロシアと個別の交渉はせず、ミンスク合意の履行を求める、と述べた。
以下、関係個所のみピックアップ。

Q ミンスク合意が今のところ、うまくいってませんが。
ヴォルカー「ウクライナの国境と平和を回復するという点では、合意はうまくいっていないが、ロシアがミンスク合意に関与する限りは、制裁の根拠となる」

Q ミンスクとキエフを訪問し、ロシアやウクライナの政府関係者と会談してきました。ロシア側から「新しいアイデアとアプローチ」について話し合われたと報道されてますが。
ヴォルカー「現状維持はロシア、ウクライナ、ドンバスの人々、誰にも利さないということで合意した。事実、事態は悪化しており、事態を動かす必要がある。また、新しいアイデアについては、安全についてだ。ロシアはロシア語話者の安全を懸念しており、実をいうと、ロシア語話者が危険を蒙っている場所はロシア軍が管理している場所なのだ。従って、ロシア軍以外に安全保障を提供できることが可能であれば、それが良いということになる。

Q アメリカがウクライナや独仏とは個別にロシアと交渉してしまうのではという懸念がありますが。
ヴォルカー「まったくあり得ない。独仏とはロシア側との交渉前に密接に話し合っている。アメリカはノルマンディープロセスを完全に支持しており、それに加わるとかその上部になろうとは思っていない。

Q クリミア問題を凍結する、というアイデアがリントナードイツ自由民主党首から出てますが。
ヴォルカー「同意できない。クリミアとドンバスに違いはない。ミンスク合意はドンバスのみが対象であるが、一方の問題解決が他方の人質となるとは思わない。
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これでは何も動きませんな〜 
現状維持で一番困るのは、ドンバスの住民(社会経済状態の悪化)、ロシア(金ばかりかかる)、アフメトフ(笑)
困らないのは、ウクライナ、人民共和国政府
その中間が、アメリカと独仏、という構造。
 なんとなく米ロのサシ交渉でウクライナ問題を解決しようとしたクレムリンの目論見が完全に破綻したようにもとれる。
posted by 藤森信吉 at 15:17| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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