2017年08月04日

ガスプロム、OPAL利用を加速

 こちらによると、ガスプロムはOPAL経由の輸送を増加させ、ウクライナ経由の輸送量を減少させている。
 8月2日、半年間の禁止期間を経て、ガスプロムは再びOPALの輸送量の40%アクセス権を回復し、OPALのオペレーターGastransport社のデータによると、5600万m3から7150万m3/日に増加させた。他方、スロヴァキアのパイプライン・オペレーター企業Eustream社のデータによると、「ベリケ・カプシャヌィ」経由のロシア・ガスの輸送量は8月3日時点で、1億6100万m3から1億4760万m3/日に低下したが、後に1億5510万m3に回復した、と発表した。
 ガスプロムにとってOPALの120億m3/年の輸送量は、2016年にウクライナ経由で輸送した量の20%に相当する。昨年度のナフトガス社の輸送料収入を20億ドル強とすると、ナフトガス社は約4億ドルを失うことになる。
 専門家によると、ノルドストリーム経由の輸送はガスプロムにとって非常に有利であり、近日中にOPALを最大まで利用することになり、このことは、供給者のみならず末端消費者にとってもリスクを減らすことになる。一方、「ノルドストリーム2の建設は、ウクライナ経由のガス輸送の終焉を意味する訳ではない、キエフ側が競争力ある輸送料を提示し、ガスプロムへの無意味な裁判を含む輸送リスクを低下させれば、ウクライナ領経由の輸送は維持されるであろう」とロシア外務省のフェドロヴァ氏は述べた。


posted by 藤森信吉 at 11:40| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: