2017年08月02日

アフメトフ企業、ドンバス封鎖の損失を克服

 こちらによると、DTEK傘下企業は、ドンバス経済封鎖にも関わらず石炭増産となった。
 DTEK傘下の炭鉱は、2017年1-6月期に1480万トンを産出、これは前年同期比91万トン(6.6%)増の数字である。特にロシアのオブホフスカヤ炭鉱が136万トンを産出した。ウクライナ部での産出量は1345万トンで前年同期比4.6%増であった。ドンバス占領地域で経営権を喪失したにもかかわらず産出量が増加しているのは、ウクライナ支配地域内の炭鉱のマークG炭ガス用炭が18.9%(184万トン)増産され、1157万トンに達したためである。
 2017年上半期のDTEK社の発電量は171.2億kWh(前年同期比マイナス4.2%)であった。同期間中、DTEK Energoの火力発電は同社のマークG炭を用いて118億kWh(プラス12.3%)発電された。同社の電力輸出は40.5%(8億8140万kwh)増の30.6億kwhに達した。また、石炭輸出はマイナス43.4%の45万6000千トンとなった。同期間中、18.6万トンの石炭を発電のために輸入している。
 DTEK傘下の工場への石炭供給量は、ATO地域の経営権喪失に関連してマイナス28%の98万1千トンであった。
--------
マークG炭( марке "Г")の日本語訳はガス用炭となるようです。
さて、この記事から分かることは
・火力発電所の無煙炭からマークG炭への転換が進行中
・発電事業はモルドヴァ向け輸出も加わり好調
・人民共和国による炭鉱の経営権掌握の影響は火力発電ではなく、その他の産業(鉄鋼か?)に出ている
・アフメトフはしぶとく生き残っている
posted by 藤森信吉 at 17:39| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: