2019年10月29日

三者ガス協議、終了

 こちらに10月28日に行われたウクライナ・ロシア・欧州委員会三者ガス協議の情報がまとめられているので簡単に紹介。
 シェフチョビチ委員はウクライナ領経由のガス輸送に関して三者協議で成果がなかった理由として、ロシア側が必要な文書の入手を怠ったせいで「ロシア側は文書や法、私の提案を検討する時間が必要である」と指摘した。ショフチョビチ委員は次ラウンドは11月を提案している、と述べた。
 ロシアのノヴァーク・エネルギー相は「訴訟問題を含めて一括して問題解決をする必要がある」と述べた。
 ナフトガス側は「ロシア側はこの問題を解決する公式提案を手交していない。従ってストックホルム裁定のガスプロム側債務を含む一括解決は不可能である」とした。またウクライナのガス輸送システム・オペレーター・ガスプロム関係はEU法に則するとした欧州委員会側の提案を建設的で100%支持すると評価した。
 既報通り、前回9月の交渉では、ガスプロム側が初めて2020年以降のガス輸送契約にサインする意向を示した。ショフチョビチ委員はウクライナとロシアが異なる優先度を持っており、ウクライナ側は輸送契約、ロシア側はウクライナ消費者への直接供給に関心を持っている、と指摘していた。
posted by 藤森信吉 at 16:21| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする