2019年10月05日

沿ドニエストル、EUとの自由貿易を称賛

 こちらによると、EUの代表団が沿ドニエストルを訪問した。
 欧州委員会貿易総局代表ペトロス・スルメリス氏を含むEU側はマルティノフ沿ドニエストル首相と会談し、沿ドニエストル側は「EUとの貿易は伝統的に我が国の貿易の大きなシェアを占めており、沿ドニエストルのビジネス発展だけでなく、雇用の確保、財政、そして外貨の流入をもたらすことで国家の成長に直接影響している。EUとの自由貿易は非常に重要な意義を持っている」と述べた。また、沿ドニエストル側は以前に合意した「ロードマップ」の責務を果たしている、とした。
 スルメリス氏は沿ドニエストルとの協力は実りあるものであり、2015年合意の枠内で通商の簡素化に向けた協議の用意がある、と述べた。2019年1-8月期の沿ドニエストル・EU加盟国との貿易輸出入額は2億5610万ドルであり、シェアは21%、また沿ドニエストル貿易輸出額の27.8%はEU向けである。
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沿ドニエストル人口談義

 こちらに沿ドニエストルの人口数について議論されているので簡単に紹介。
モルドヴァ政府の再統合局によると、2019年8月31日時点でのドニエストル左岸およびベンデルの住民はモルドヴァ国籍と確認できる数で33万2861名であり、これは沿ドニエストル地域の71%-95% に達している。
 クラスノセリスキー大統領が9月25日にロシア国家院を訪問し代議員と会談した際、沿ドニエストルには22万人のロシア国籍人と15万人の居住資格者(内大多数はロシア国籍を希望)がいるが、前の時代からくる制約下でウクライナやモルドヴァのパスポート取得の必要がある、と述べていた。これは、モドヴァ側によれば「間違った」データをロシア側に提示したことになる。
 沿ドニエストルの直近の国勢調査は2017年末であり、46万9千人と記録されている。調査では「人口動態は深刻であり、10年間で5万8500人、11.1%減となった」と指摘されている。非公式資料によると、住民の1/3は国外に出稼ぎ労働に出ている。
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 実際の住民数は30万人くらいではないか、というのは研究者の共通の理解。
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