2019年07月28日

ガスプロム、パイプラインの短期契約を希望

 こちらによると、ガスプロム社は2020年以降のウクライナ・ガスパイプライン短期契約を望んでいる。
  消息筋によると、短期契約は、ロシアが輸送ルートを完工する余裕を与え、結果的に長期的なガス輸送契約を回避することになる。ガス輸送契約の締結は、ウクライナ・ロシア間の政治対立、ナフトガス・ガスプロム間の裁判問題、ウクライナパイプラインのナフトガスからの切り離し問題で複雑化している。ロシアは、選挙後の新政府との間で輸送契約の交渉開始を主張しているが、協議は開始されていない。ウクライナは10年間の長期契約を望んでいるが、ロシアにとっては長すぎる。EUはこの問題で9月16日に、両者を招いて協議を行う予定である。
 ガスプロムは、ノルド・ストリーム2の輸送量を年550億m3としており、既に2/3が完工済であるがデンマーク区画の建設がまだ終わっていない。トルコ・ストリームの輸送量は年157.5億m3で年内には稼働予定である。ウクライナにとって、ガス輸送は年30億ドルの収入となり、一定の輸送量を確保したいと考えている。ヨーロッパは、ガス備蓄量を積み増しており、7月23日現在、備蓄率は前年同期の58.3%から80.47%にまで増やしている。
posted by 藤森信吉 at 15:23| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする