2019年07月13日

減り続けるモルドヴァ人口

 こちらによると、モルドヴァの人口は過去5年間で20万人減少している。
 モルドヴァ統計局の数字によると、2019年1月1日時点でのモルドヴァの定住人口数は268万1735人で、2014年の国勢調査の修正結果の286万9226人から18万7千人減となった。前回の国勢調査結果の公表後、新たに、誰がいつどこへ最終的に出国したかのデータを反映させたことで修正数字が算出された。この数字には沿ドニエストル経由の出国者数は反映されていない。
 最新のデータは、1989年以来、モルドヴァの人口は100万人も減少していることを示している。また、出生率も低下しており、2014年には1000人あたり14.3人だったが、2018年には12.8に低下している。高齢化も進行しており、2018年は38.5歳で平均寿命は70.6歳だった。5年前はそれぞれ37.4歳、69.3歳だった。2019年1月1日時点で、60歳以上の人口が21%だった。これは2014年時点では18%だった。
 また、モルドヴァ独立以降の国勢調査には沿ドニエストルのデータは反映されていない。2004年に共同で国勢調査を行う計画があったが、最終的に決裂した。2015年に沿ドニエストルでは部分的な国勢調査が行われたが、データは公表されていない。モルドヴァにおける次の国勢調査は2023年を予定しているが変更される可能性もある。
posted by 藤森信吉 at 16:02| Comment(0) | モルドヴァ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月12日

野党生活党、ロシア首相と会談(三か月ぶり二度目)

 こちらによると、野党プラットフォーム・生活党の指導部はモスクワでメドヴェージェフ首相と会談した。
 野党プラットフォーム生活党の代表団、ボイコ、ラビノヴィッチ、メドヴェドチューク、コザーク氏はメドヴェージチェフ・ロシア首相および統一ロシア幹部(グリズロフ、ジューコフ・ドゥーマ第一副議長、ナヴェロフ・統一ロシア会派代表)と会談を行った。会談では、ウクライナ東部の和平問題、ガス契約、経済、人道問題、両党間の協力関係について話合われた。
 ボイコ氏は「我々はガス直接契約の用意に傾注している。そのおかげでガス価格は今日、リバース輸入しているものより25%安くなるだろう。公共料金は下がる。8月中に調印することも可能だ。またガス輸送契約についても協議した」と述べた。
 また、ボイコ氏は「経済制裁の解除についても、ウクライナ製品の対ロ市場開放について協議も行い、メドヴェージェフ首相が我々の提案を検討してくれた」とも述べた。メドヴェージェフ氏は「ドンバス紛争の和平に関する問題を協議した。三者コンタクトグループのロシア代表であるグルズロフ氏は我が党の提案を支持してくれた。何よりもキエフ・モスクワ間の総合的な対話が必要である」と強調した。 



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一介の野党指導部に対してロシア政府はフルメンバーで対応。このブログでも紹介したように、大統領選挙前にもメドヴェージェフ首相が対応しましたね。お気に入りには選挙前に必ず肩入れしてくれる分かりやすい国、ロシア。
posted by 藤森信吉 at 12:53| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月11日

大統領、チェルノブイリ圏の開発に意欲

 こちらによると、ゼレンシキー大統領はチェルノブイリ圏の発展に関する大統領令に署名した。
 大統領令は、立ち入り禁止ゾーンを新ウクライナの成長地点へと変貌させるものであり、特に観光客誘致が強調されている。水路を含む観光の入口の改修及び新規設置、ビデオ撮影禁止等の無意味な禁止条項の撤廃が計画されている。また観光客から金を徴収していたり、スクラップを違法輸出したり、自然資源を違法に使用したりといった汚職の排除も目的に掲げられている。「チェルノブイリのネガティブなイメージを変える。人災の後に自然が回復したユニークな場所であり、本物の「ゴーストタウン」がある場所である。全世界の科学者、エコロジスト、歴史家、観光客にこの場所を見せたい。不必要な禁止条項がなければ汚職も生まれない」と大統領は述べた。
 また、EUやNATOのパートナーに対し、災害除去の訓練地としてチェルノブイリ圏を提供する計画があることも明かした。
 
posted by 藤森信吉 at 22:13| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

PA OSCE、他国領からのロシア軍撤退を求める

 OSCE議院アンサンブルは年次会議で宣言文を採択した
 文書内でモルドヴァに関する部分は次の通り。
・Reiteratingits strong support for a comprehensive, peaceful and sustainable settlement of the conflict in the Republicof Moldova, based on sovereignty and territorial integrity within its internationally recognized borders, underliningthe importance of the “5+2” format as the only mechanism to achieve comprehensive and sustainable settlement, welcomingthe progress made so far and urgingthe sides to fully implement the commitments and continue to pursue steps to improvethe lives of people,
・Further reiteratingthe need to have a complete withdrawal of the armed forces and ammunition stockpiles of the Russian Federation from the territory of the Republic of Moldova and to transform the current peacekeeping operation into an international civilian mission,

ウクライナに関する部分は
Calls forthe cessation of militaryhostilities in eastern Ukraine, the full withdrawal of heavy-calibre weaponry by both sides, an immediate end to the use of landmines and greater investment in demining efforts, the de-occupation of the Autonomous Republic of Crimea and the city of Sevastopol, the withdrawal of Russian military forces from Ukrainian territory, and a comprehensive settlement of the conflict based on full
4implementation of the Minsk Agreements, in particular the obligations under the Minsk Agreements which have not been fulfilled by the Russian Federation
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 これは堂々退場す案件
posted by 藤森信吉 at 15:53| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼレンシキー、大粛清

 こちらによると、7月9日だけで、70名の地区首長が解任された。
 ゼレンシキー大統領は、ヴィヌィツァ州、ヴォリン州、ドネツィク州、ドニプロペトロフシク州、ジトミル州、ザカルパッチャ州、キロボフラード州、リヴィウ州、キエフ州、ルガンシク州、オデッサ州、ポメタヴァ州、リヴネ州、スゥミ州、テルノピリ州、フメリニツィキー州、チェルカッスィ州の各地区行政首長を、大統領任期切れを理由に解任した。
posted by 藤森信吉 at 13:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月09日

ゼレンシキー党、人気衰えず

 こちらによると、公僕党の支持率は41.6%だった。
・「社会モニタリング」センターおよびヤレメンコ名称ウクライナ社会学研究所の共同調査、6/28-7/4、1000人を対象。
・「リスト内の政党にうち、議会選挙ではどの政党に投票しますか」
公僕党41.6%、野党プラットフォーム生活党13.7%、ヨーロッパ連帯党8.5%、祖国党7.7%、ホロス党7.5%、国民ポジション党3.4%、野党連合党2.9%、シャリー党2.6%、力と清廉党2.5%、ラディカル党2.2% 以下略
・「選挙に行きますか」
絶対に行かない8.2%、たぶん行かない3.8%、たぶん行く30.8%、絶対に行く53.6%、回答困難3.5%
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 公僕党(大統領党)の人気は落ちないですな。全土で支持率トップであるのが強く、年齢別では若者から圧倒的支持率。野党生活党はメドヴェドチューク同志の奮闘のおかげか、支持率がジワジワと上がっているが、支持は東部・南部・ドンバス限定。本家野党連合党との分裂がなければ20%近くの支持率が稼げたのに… あ、サアカシビリ党の支持率は0.4%です。フロイスマン党(いつの間にできんだ?)の支持率は1.1%。
posted by 藤森信吉 at 13:52| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月08日

首相「年金引き上げは選挙後も実施」

 こちらによると、フロイスマン首相は、選挙後に年金引き上げが取り消されることはない、と言明した。
 ICTV局とのインタビューにおいて、フロイスマン首相は、7月1日から引きあげられた年金支給額について「2017年冬に導入された法的なノルマであり、一度だけの措置ではなく制度的なステップを踏んでいる。政治的なトレンドで撤回されるものではない」と述べた。7月1日から、勤続30年以上の女性および勤続35年以上の男性で給与額が少なかった者は年金給付額が引き上げられた。また、チェルノブイリ原発除染に関わった軍人3万3千人への給付額が2000-5000フリブナ引き上げられ、3800-5500フリブナが5800-10500フリブナとなった。また、対テロ作戦、合同軍作戦の負傷者43000人への給付額も3500~4400フリブナから5600~10100フリブナに引き上げられた。
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 年金支給の引き上げは働き者の貧乏人と軍人さんが優先される訳か。
posted by 藤森信吉 at 13:43| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月07日

人民共和国で社会主義リアリズム復興

 こちらによると、ルガンスク人民共和国政府はゴーリキ彫刻家公園に「オールを持つ女性」像を復活させている。
 9月14日の「ルガンスク市の日」に合わせたもので、現在、作業が進行中である。
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 wikipediaによると社会主義リアリズムを代表する彫刻、だそうです。
posted by 藤森信吉 at 13:08| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ史上初! アメリカから原油輸入

こちらによると、オデッサ港にアメリカ原油を積んだタンカーが入港した。
 香港船籍のタンカーWisdom Venture号はアメリカから7.5万トンの原油を積んでオデッサ港に入港した。原油はクレメンチュク製油所に送られる計画である。「次のタンカーはバッケン原油を積んでオデッサに8月に入港する」とオデッサ港の広報は述べている。4月にロシア政府が制裁の報復としてウクライナへの原油供給を完全に禁止し、6月1日からは原油製品の供給も禁止リスト入りした。
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 クレメンチュク製油所の所有者はタットネフチでしたっけ。しかし今や、タンカーの現在位置はモニターできるのですな。アメリカのテキサスを6/11に出港し、7/6にオデッサ入港。
posted by 藤森信吉 at 11:44| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月06日

フリブナ為替レート、1ドル=25フリブナ台に突入

 こちらによると、ウクライナ国立銀行は、1ドル=25.8708フリブナに設定した。
 これは2017年9-10月のレートを上回るものである。フリブナ高は、一時的なものであるが、25.5フリブナに達する見方も出ている。銀行家によると、フリブナ高の主因は、非居住者がウクライナ国内債を購入するために大規模なドル売りをしたこと、そして輸出業者が収穫期を前にドル売りに出たためである。将来的には、ウクライナの貿易赤字と国債償還のピークがフリブナ安の根本的な要因となる。
posted by 藤森信吉 at 15:58| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

クリミア、上半期の観光客数は11%増

 こちらによると、クリミアを訪問した観光客は220万人で前年同期比11%増だった。
 アクショーノフ元首によると、内20万人強がウクライナ側からの観光客であった。また、57%がクリミア橋経由でクリミアを訪問した。今年度、既に76万台の車両(内1万2600台のバス)がクリミア半島に入ってきている。
posted by 藤森信吉 at 15:33| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月04日

大統領「ドンバス復興に100億ユーロの投資が必要」

こちらによると、ゼレンシキー大統領は、トロントにおいて、ドンバスへの投資を呼びかけた。
 大統領は、ウクライナの発展にはドンバスとクリミア問題を避けて通れない、領土と捕虜の返還、和平の確立が第一だ。国家は国民に方向性を示しなければならず、ここに外国の支援が必要である」と述べた。大統領は、ドンバス復興には100億ユーロ以上が必要であるとの試算を示し、マリウポリで秋に開催されるフォーラムに外資の参加を呼び掛けた。
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 アフメトフのお膝元というだけでもやばいのに、境界線を挟んで撃ち合い中。こんなところに投資する冒険者はいるのか。
しかしゼレンシキー大統領、このキャラで英語(フランス語でもいいけど)で演説できないのは如何にも惜しい。今から大好きなモンティ・パイソンで勉強だ。

posted by 藤森信吉 at 12:47| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月03日

沿ドニエストル、最低賃金を引き上げ

 こちらによると、沿ドニエストルは2019年第三四半期の最低賃金引き上げを7月1日から実施した。
 沿ドニエストル社会保護・労働省令によると、公務員、50名以下の小企業の非高度労働従事者の最低賃金は1675沿ドニエストル・ルーブリに、高度労働従事者は1842.5ルーブリに、大・中企業の労働者はそれぞれ2512.5ルーブリ、2763.75ルーブリに引き上げられた。
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公式レートは1ドル=16.10沿ドニエストル・ルーブリ(実勢レートは不明)なので、最低賃金は100ドル、ということに。沿ドニエストルは公共料金は安いが、物流から外れているので消費財は高目。この給料で家族を食わせるのは無理。
posted by 藤森信吉 at 13:35| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月02日

ウクライナ代表団、堂々退場す

 ウクライナ最高会議外交委員会は欧州評議会議会アンサンブル(PACE)との関係を再考する勧告をウクライナ最高会議に行った。
 アリエフ・PACEウクライナ代表団長は「PACEでのウクライナ代表団の活動をヴェネツィア委員会の結論が出るまで、停止することを提案した。ロシアはウクライナ海軍兵士およびクリミア、ドンバスの政治囚を無条件で釈放すべきであり、またクリミア・タタール人の権利を尊重すべきである、と述べた。また、パルビー最高会議議長に対し、7月21日のウクライナ最高会議選挙におけるPACE選挙監視団に出した招待状を撤回することも勧告した。
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 PACEにおけるロシア代表団の権利制限が解除されたことに対する対応。「蚊帳の外」といいましょうか(そもそもウクライナが中心に入れる問題ではないけど)
posted by 藤森信吉 at 14:07| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする