2019年04月26日

ロシア国籍ばら撒き作戦にEUも大激怒

 こちらにロシアの国籍付与簡素化に対し、EU側は「ロシアによるウクライナの主権侵害」「さらなる不安定化・紛争激化の意図」と非難した。
 原文コピペ。
The signature by President Putin of a decree entitling, inter alia, people who permanently reside in certain areas of Ukraine's Donetsk and Luhansk regions to apply for Russian citizenship in a simplified manner, is another attack on Ukraine's sovereignty by Russia.

The timing of such a decision immediately after Ukraine’s Presidential election, which demonstrated Ukraine's strong attachment to democracy and the rule of law, shows Russia’s intention to further destabilise Ukraine and to exacerbate the conflict.

We expect Russia to refrain from actions that are against the Minsk agreements and impede the full reintegration of the non-Government controlled areas into Ukraine.

All parties must fully implement their commitments under the Minsk agreements.

The European Union remains steadfast in its support to Ukraine's independence, sovereignty and territorial integrity.
posted by 藤森信吉 at 07:39| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

プーチン、人民共和国住民に対するロシア国籍取得簡素化を決定

 こちらによると、プーチン大統領は「人道目的カテゴリー該当者にロシア国籍付与を簡素化する」大統領令に署名した。
 大統領令は、簡素化の対象となる者に、ウクライナのドネツク州およびルガンスク州の特定地区に住む住民が加えられる。
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документ, удостоверяющий личность, предусмотренный Указом Президента Российской Федерации от 18 февраля 2017 г. 74 ≪О признании в Российской Федерации документов и регистрационных знаков транспортных средств, выданных гражданам Украины и лицам без гражданства, постоянно проживающим на территориях отдельных районов Донецкой и Луганской областей Украины≫, с отметкой о регистрации по месту жительства на территории соответствующего района Донецкой или Луганской области Украины;
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 ウクライナ政界は大激震。この領土編入じゃなくて国籍をばら撒く作戦、クリミア半島でやるべきだったよね(90年代に少し試したみたいだけど)。今考えてみてもクリミアをロシア領に編入したのは謎、独立国(ロシアのみ国家承認)のまま置いておけばいいのに。
posted by 藤森信吉 at 11:40| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

ゼレンシキー陣営、ドンバス和平でプーチンと直接交渉を計画

 こちらに、ゼレンシキーの安全保障・国防顧問のドンバス和平交渉案が掲載されているので簡単に紹介。
 イヴァン・アパルシン・安全保障・国防問題顧問は、テレビ局の番組内において、ドンバス和平に関して、「ゼレンシキーは、ドネツク人民共和国・ルガンスク人民共和国の代表と交渉ではなく、アメリカとイギリス代表の立会いの下でプーチン大統領と直接交渉すべきだ」と述べた。アパルシン氏は、「ウクライナ大統領に、プーチンと1:1で会う事を薦めない。プーチンが何か保証するとは思えないし、そもそもプーチンを私は信用していない。プーチンが弄ることができない国を含んだフォーマットのみが信用できる」と述べ、新大統領は、ドンバス情勢を変えることを望んでいる、とした。
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 アパルシンはフリツェンコのチームメイトで第一回投票後にゼレンシキー陣営に参加。ゼレンシキーは押しが弱そうに見える(そういうキャラ設定だけかもしれないが)ので、確かにプーチンとの1:1は危険でしょう。プーチンがゼレンシキーに対して「ロシア語で交渉しようぜ、君もその方が都合がよいだろうし」と先制パンチをくらわす光景が頭に浮かびます。ウラジミールとウラジミールの個人的信頼関係の下、新しいアプローチで問題解決
posted by 藤森信吉 at 14:03| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月23日

沿ドニエストル、国際社会に呼称変更を求める

 こちらによると、沿ドニエストル大統領は「トランスニストリア」呼称からの変更を国際社会に呼び掛けた。
 クラスノセリスキー大統領は、首相との実務協議の中で、西側で言われる「トランスニストリア"Транснистрия" 」はファシスト・ルーマニア占領期の「管区」名を惹起させ受け入れられない、沿ドニエストル( Приднестровье)関係でトランスニストリアという単語はモルドヴァ側の用語で第二次大戦中にドニエストル川左岸ルーマニア占領地区を指す用語として生まれた、と指摘した。
 そしてドゥボサールにおける1941年9月のユダヤ人虐殺にも触れ、トランスニストリアはホロコーストのシンボルである、との個人的見解を示した。従って、「西側外交団に含めて、私は沿ドニエストルに対しトランスニストリアという単語を用いらないことを推奨したい、沿ドニエストルは将来的に承認される。外国の方はこの歴史的名称の発音に馴れる必要がある」と述べた。



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 確かにPriが何故 Transになるのか、という気も。
パリクマーヘルスカヤと並んでプリドニストロービエはロシア語初心者に発音が難しい単語。


posted by 藤森信吉 at 13:12| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼレンシキー、リヴィウ州以外で過半数超え

 こちらによると、プロトコール回収率99.87%時点でゼレンシキー候補は73.22%、ボロシェンコ候補は24.45%、無効票2.31%だった。
 ゼレンシキーはルハンシク州、ドニプロペトフシク州、オデッサ州、ドネツィク州、ハリキフ州、ザポリジャ州、ミコラエフ州、と東部・南部で圧勝、得票率50%を下回ったのはリヴィウ州のみだった。
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 アメリカと違って州ごとの勝敗は意味がありませんが、東西分裂論者は大好きなデータ。本当は225地区のデータでみる方が興味深いのですが(例えば2010年選挙でヤヌコヴィッチはウクライナ最西端でティモシェンコを上回っている)。今回の選挙における投票者数を見ると、ウクライナ最大の票田はドニプロペトロフシク州、ついでキエフ市(投票率が低い)、ハリキフ州、リヴィウ州、オデッサ州 の順。リヴィウ以外の大票田で完敗すればまず勝てません。
posted by 藤森信吉 at 12:53| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月22日

ポロシェンコ、敗者の弁

 こちらにポロシェンコ大統領の敗者の弁が掲載されているので、興味深い点のみピックアップ。
・選挙はクリーンでヨーロッパ基準に合致していた。ロシアが侵略する中で我々はウクライナ人が政権を選ぶ権利を守った。
・任期終了後も野党として政治活動を続ける。新大統領は強力な野党と対峙することになる。
・目下の情勢ではウクライナはヨーロッパ価値・ヨーロッパ成長路線にとどまることを確信している。
・国益にかなうEU・NATO接近路線問題では新大統領を支持する。
・国際的なウクライナ支持をお願いする。
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 投票日22時に早くも敗者の弁。
posted by 藤森信吉 at 14:13| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

ウクライナ国債、急落

 こちらによると、ウクライナのユーロ債が18日、急落した。2027年償還ユーロ債利回りは0.25ポイント上昇し8.6%をつけた。2023-26年間に償還されるユーロ債および2032年ユーロ債も1-1.3%下げ、年利回り8.2%-8.55%となった。ユーロ債保有者はウクライナ大統領選挙の第一ラウンドを肯定的に評価したが、キエフ行政裁判所がプリヴァト銀行の国営化を違法と見做したことと、ウクライナ・ロシア間貿易額の30%にあたる新たな制裁をロシアが導入したことにより、利回りが上昇した。
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 「プリヴァト問題」と「ロシアとの貿易戦争」が新大統領の試金石。
posted by 藤森信吉 at 16:42| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

ロシア、人民共和国住民にロシア国籍ばらまきか

 こちらによると、ロシア政府は人民共和国に住む住民に対するロシア国籍取得手続きを簡素化する計画である。
 コメルサント紙の消息筋によると、ウクライナ大統領選後にプーチン大統領令が出される可能性があるという。国籍簡素化手続きは既に検討済であり、大統領の署名を待つばかりである。ロシア・ドゥーマのCIS問題委員会委員長カラシニコフ氏は、選挙後に署名される可能性がある、と認めている。昨年10月、ドゥーマはロシア国籍法第一読を採択しており、その際、内務省次官は「ウクライナ情勢とは関係ない」と議員に説明していた。3月29日に発効した改正法では「国家転覆、武力紛争その他非常事態が生じた国からロシアに来た者に国籍を付与する」と記されていた。
内務省移民局長は、コメルサント紙の質問に対し、ウクライナ国籍人を受け入れる問題については既に沿ドニエストルで行われている、と答えた。
posted by 藤森信吉 at 16:49| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月19日

ウクライナは102位

 こちらによると、2019年度報道の自由度でウクライナは世界102位だった。2018年から指数を1.30良化したが、ランクは101位から後退した。ウクライナは2014年の革命以降、メディア関連の法改革を進めているが、オリガルヒの縛りが厳しく、編集の自由を台無しにしている。また、ロシアとの「情報戦争」はロシアメディアやロシアSNS禁止、外国人ジャーナリストに対する脅迫といった否定的な結果を生み出している。2019年の大統領・議会選挙でジャーナリストに対する圧力と新たな情報操作が起きている。
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 ジョージア60位、アルメニア61位、モルドヴァ91位、ロシア149位。
posted by 藤森信吉 at 12:26| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月18日

ロシア、ウクライナ向けエネルギー輸出に許可制導入

 こちらによると、ロシア政府は、ウクライナ向けエネルギー輸出の制限を6月1日から導入する。
 ロシアからウクライナへの石炭および石油製品はロシア経済発展省の許可制となる。許可を受けた場合、ウクライナには、歴石炭、練炭、ペレットおよび同様の石炭製固形燃料、コークス、半コークス、褐炭、泥炭、その他石炭産業製品が供給可能となる。同様に許可がある場合、ガソリン、ディーゼル燃料、プロパン、ブタン、LPGも供給できる。
 3月21日にウクライナの対ロ制裁拡大リストが発効しており、特に既にEU、アメリカ、カナダで導入されていた自然人および企業に対する制裁がウクライナでも加えられていた。同様にウクライナ国立銀行は、ロシア資本系4行に対する制裁を延長していた。
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 許可制なので輸出自体に続けるようです。というか、両国間の石炭や石油製品の貿易利権は、「お友達」が持っています。ウクライナ側だとメドヴェドチューク大先生。
posted by 藤森信吉 at 22:07| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月17日

ゼレンシキー圧勝確実

 キエフ社会調査国際センターによると、大統領選挙第二ラウンドにおいてゼレンシキーに投票すると答えた者が72%に達した。
・2019年4月9-14日、ウクライナ全土2004人を対象(クリミアおよびドンバス被占領地域除く)
・21日の大統領選挙第二ラウンドにおける投票先
ゼレンシキー48.4%、ポロシェンコ17%、無効票を投じる1.6%、まだ決めていない17.9%、回答拒否8.8%、投票不参加6.3%
(ゼレンシキー72.2%、ポロシェンコ25.4%、無効票2.4%)
・ウクライナ西部ゼレンシキー52.3%対ポロシェンコ45.7%、中央部71.8%対25.5%、南部81.8%対12.0%、東部87.3%:12.0%、ドンバス91.4%:4.9%
・大統領就任100日以内に望む政策
公共料金値下げ39.1%、議員・裁判官・大統領の不逮捕特権はく奪法案35.5%、汚職犯罪の捜査強化32.4%、ロシアとの交渉開始23.3%、高級官僚の給与引き下げ18.4%、ドンバス・クリミア問題でEU・アメリカと交渉開始16.4%(10%以下略)
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 全州でゼリンシキーがポロシェンコを上回る、という可能性も。
真っ先に思い浮かんだ台詞が「たとえ99%勝ち目がなくとも1%あれば戦うのが現職としての宿命だ」「今のお前には残り1%の勝機もない」 。
カルパチアの森が動いてアンドレイ坂を駆け上がってきてもゼレンシキーは安泰。
posted by 藤森信吉 at 17:18| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月16日

沿ドニエストルの慈善年金、支給開始

 こちらによると、沿ドニエストルでロシアの慈善年金支給が開始された。
 4か月分、計600沿ドニエストル・ルーブリが、15万人の受給者に支給される。なお、基本年金を既に支給された者は、慈善年金を4月19-20日以降に受け取ることになる。沿ドニエストルにおけるロシアの月毎追加年金は既に10年以上支給されており、半年毎に沿ドニエストルに入金される。5月、6月は、カレンダー通りに支給される。
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「慈善年金」と訳しましたが、直訳すると「ロシアの追加年金」。通称「プーチン年金」。月150沿ドニエストル・ルーブリ=10ドル弱。貧弱な沿ドニエストル年金にこれが追加される。
posted by 藤森信吉 at 15:00| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

沿ドニエストル、ロシアの慈善年金の支給開始

 沿ドニエストル大統領府によると、ロシアの慈善年金が沿ドニエストルに送金された。
 2019年上半期分の慈善年金がロシアから入金され、過去4か月分が一度に支給される。5月、6月は計画通りに支給される。「ロシア連邦は沿ドニエストルに住む年金受給者のために資金を提供してくれる。援助に感謝するとともに時宜にかなった支給を行わねばならない」と大統領は述べ、パスハ前の支給を関係機関に命じた。
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 今年はロシアからの入金がエラく遅れましたね。
posted by 藤森信吉 at 18:26| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

ウクライナ、EUのエネルギーシステムとの統合計画を進行中

 フロイスマン首相は議会において「ロシアのブロックを想定して、ウクライナをEUのエネルギーグリッドと統合させる行動計画を実施している」と述べた。
 議会における「政府への質問時間」において、首相は「エネルギー部門におけるEUとの統合深化の国内過程を進行させている。これは昨年末のEU-ウクライナサミットで謳っていたことだ。ロシアがあらゆる機会を用いてウクライナのガス輸送システムを封鎖にかかることは明らかだ」と述べた。また、ガス輸送の継続については、ロシアが他の行動、例えば、エネルギー供給を停止した場合、プランBがあるが、問題は複雑になる、と述べた。
posted by 藤森信吉 at 20:23| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月13日

メドヴェドチューク「人民共和国と直接交渉するしかない」

 こちらによると、メドヴェドチュークは、ドンバス和平に関するゼレンシキー候補の発言を批判した。
 メドヴェドチューク・野党プロットフォーム・生活党政治局長は、選挙キャンペーンにおける両候補の「おまえこそ親ロ派」論争を批判し、さらに両人民共和国と交渉なしにドンバスをウクライナに取り戻すというポロシェンコが5年間続けてきた政策を一蹴した。ゼレンシキー陣営が「両人民共和国との交渉なしに、国際パートナー同席のもとロシアと直接交渉の用意がある。メドヴェドチュークは交渉プロセスから外す」と発言したことにも触れ、「自分は交渉役としてポロシェンコに公式に任命されたことはなく、ウクライナ大統領の要請でウクライナ国益のために両国間の調整を行っているだけだ。したがって、交渉過程から私を外すことはできない」とした。また、三者コンタクト会議の人道問題部会における参加についても、公式な任命はなく大統領の要請で参加していたが、私が関与した大規模捕虜交換の合意をウクライナ政府が実行に移さなかったため、2018年5月以降は参加していない。現政権はドンバスに囚われているウクライナ人に関心がない」と現政権を批判した。3月にモスクワ訪問してロシア政府関係者と協議したことにも触れ、ドネツク、ルガンスクの指導部およびロシア連邦との直接交渉なしには、ウクライナの和平は達成されない、ロシアおよびCIS諸国との貿易経済が復活しない限り、ウクライナ経済の発展はない、との確信を言明した。



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 これだけやばい立場にいるのに、体制がかわっても平然と生き残る。キエフの妖怪と呼びたい。
posted by 藤森信吉 at 21:17| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

ポロシェンコ完敗予想

 レイティング社の世論調査によると、大統領選挙第二ラウンドにおけるセレンシキーの支持率が五割を超えた。
・レイティング社による世論調査、4月5-10日、3000人を対象。
・第二ラウンドにおいて誰に投票しますか
ゼレンシキー51%、ポロシェンコ21%、投票に行かない10%、回答困難18%
「投票に行かない」、「回答困難」を除くとゼレシンキー71.4%、ポロシェンコ28.6%
・地域別
東部 ゼレンシキー64%、ポロシェンコ8%
南部 ゼレンシキー66%、ポロシェンコ10%
中部 ゼレンシキー46%、ポロシェンコ23%
西部 ゼレンシキー37%、ポロシェンコ34%
・第二ラウンドで投票捏造はあると思うか
ない14%、回答困難10%、少なからずある37%、かなりある39%
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 真っ先に思い浮かんだ台詞が「圧倒的じゃないか、わが軍は」。次に思い浮かんだ台詞が「やつら、もう勝ったつもりでいやがる」。しかし、ドロスが撃沈されようが、ティーガーが出てこようが、森が動こうが討論会で大ポカやらかしてもゼレンシキーは負けないレベル。




posted by 藤森信吉 at 12:18| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

クリミア、観光税徴収を延期

 こちらによると、クリミア議会は、観光税の徴収を2年延期した。
 クリミア共和国内において、観光税を徴収する時期が2019年5月1日から、2021年5月1日に延期される。観光税の徴収は、ロシア本土との鉄道路開通後の新たな観光流入に悪影響を与えるとの懸念が業界から出されていた。また、専門家からも、クリミアのイメージを損なうリスクがあり、また観光業が闇化する可能性も指摘されていた。2018年4月にクリミア議会は、2019年5月1日まで観光税徴収を延期する法案を採択していた。
観光税は、クリミアの6観光地区-アルシタ、ヤルタ、スダーク、サキ、フェオドシア、エヴパトリア)で一人当たり一晩10ルーブル徴収することが想定されていた。
posted by 藤森信吉 at 21:53| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月10日

沿ドニエストルの2018年GDP成長率は3.6%

 こちらによると、2018年の沿ドニエストルのGDPは138億沿ドニエストル・ルーブリで名目成長率は12.5%、実質成長率は3.6%だった。
 GDP構成比率は、31.8%が工業、23.9%が非市場サービス、14.5%が商業、8%強が農業、5%強が通信・輸送だった。
輸出高は30%増の6億9700万ドル、輸入高は23.6%増の12億ドルであり、輸出入高は26%増の19億ドルにたっした。金属輸出が31%増、燃料・エネルギー輸出が12%増、食料輸出が70%増であった。主たる輸出先はモルドヴァ(30%)、ウクライナ(20.4%)、ルーマニア(15.5%)、ポーランド(10.8%)、ロシア(10.3%)、イタリア(4%)であった。また、輸入先は、ロシア(40%)、ウクライナ(23%)、モルドヴァ(10%)の順であった。



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沿ドニエストル経済は、2015、2016は壊滅的、2017年はその反動で大回復、そして2018年は成長鈍化。2019年は果たしてどうなるか、といったところ。しかし、沿ドニエストルの潜在的敵国は、モルドヴァ、ウクライナ、ルーマニアなのだが、いずれも主たる輸出国としてランクイン。
posted by 藤森信吉 at 00:14| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月09日

ウクライナは54位

 Global Cybersecurity Index 2018によると、ウクライナのサイバーセキュリティ指数は世界54位だった。
 指数は法的対策、技術的対策、組織的対策、能力向上対策、多国間協力対策の柱から成る。ウクライナは協力対策と法の整備が評価されている。旧ソ連諸国ではジョージアが18位と高く、ロシアは26位、モルドヴァ53位、ベラルーシは69位、トルクメニスタンは143位だった。
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 今年から、ウクライナとジョージアをCIS地域ではなく、ヨーロッパ地域に分類したとのこと。
posted by 藤森信吉 at 15:48| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

ゼレンシキー、プーチンと会談する用意

 こちらによると、ゼレンシキー候補は、プーチン大統領と会談する用意がある、と述べた。
 テレビ番組において、ゼレンシキー候補は「領土や人を犠牲にするような交渉は行わない。ミンスク交渉プロセスは継続する必要があるが、改革する必要がある。ロシアとの戦争なので、ロシアと話す会う必要がある。外交フォーマットで西側代表の同席の上でロシアと交渉しなければならない」と述べた。
 また、当選した際、EU・NATO加盟路線を変更するつもりはなく、国民に必要な情報を伝えたうえで国民投票を実施する、と述べた。
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 選挙公約を繰り返しているだけでとくに目新しいところはなし。14日に討論会が予定されてますが、ポロシェンコにダブルスコアを付けているので「クリミアを売る」とか言わない限り、負けないでしょう。
あとゼレンシキー、英語下手くそだよね。
posted by 藤森信吉 at 15:08| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする