2019年03月25日

ウクライナ、ハンガリーにウクライナ領ガス備蓄庫利用を提案

 こちらによると、ウクルトランスハス社はヨーロッパのガス供給者に対し、ウクライナ領のガス輸送システム利用を提案した。
 ウクライナのガス輸送公社ウクルトランスハス社は、2019-20の冬季におけるハンガリーやヨーロッパ諸国のガス安全保障に対する脅威を避けるため、ヨーロッパのガス供給社に対しウクライナのガス備蓄庫を提供する。ハンガリーは年100億m3のガスを消費するが、内2/3はウクライナ領を経由するロシアガスであり、20%は国内生産分、そして残りはオーストリアから輸入される。消費ピーク時においては、60億m3の容量を持つハンガリーの地下ガス備蓄庫が利用される。また、オーストリアのバウムガルテン・ハブに入るロシアガスの60%はウクライナ経由である。上記の点から、ロシアがウクライナ経由のガス輸送を2020年1月1日に停止した場合でも、ウクライナの地下ガス備蓄庫はハンガリーが間断なきガス消費を行える機会を提供する。
---------
ハンガリーをお助けする、というよりは、ロシアから輸送料が入らなくなる可能性があるので、別の利用者を募集中という意味があるようだ。ガスプロムとの輸送契約が生きている限り、他のヨーロッパ企業がウクライナの地下ガス備蓄庫を利用することは無理だったような(未確認)。
posted by 藤森信吉 at 22:22| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする