MMZの事故情報は先週、沿ドニエストルのSNSで流された。内一つはシェフチューク前大統領によるものであり、facebook上で「何かよろしくないものを炉に投入した」ことによって、放射性廃棄物が発生した、除去を志願する者を500ドルで募集している、と記した。
また、VK上の「我らのリブニッツァ」グループ上でも匿名の投稿があり、3月5日に、MMZの炉は化学防護服・マスクを着けた人が集まり、測定をはじめ、基準値の300倍が検出された。清掃作業4時間に200ドルが提供されたと言われている。上層部は黙ったままだ、と記していた。
11日になり、沿ドニエストルのテレビ局は、放射線基準値オーバーにより炉が停止したとの情報を否定し、僅かに放射線が炉内で検出されただけであり、放射線アラームは、屑鉄を炉内に入れているときに作動した、と報道したが、正確な日時・時間については報道されなかった。また、同テレビ局内で、MMZ電気炉責任者は、炉内の放射線は3-5μR/時(ノーマル値は20μR/時以下)上昇しただけであり、工場もリブニッツァ市も正常状態である、としていた。
一方、モルドヴァ国家原子力放射能規制局は、いかなる日においても、モルドヴァにおいて放射線レベルの上昇はなかった、としている。
ラベル:沿ドニエストル