2018年12月05日

マルチュク、ミンスク会議を語る

こちらに、マルチュク・ミンスク・コンタクトグループ会議ウクライナ代表のインタビュー記事が掲載されているので興味深い点のみピックアップ。

・両者共通の利害がある場合、停戦はうまくいっている。例えば、ドネツィク、マリウピリの半分に水道を供給するドネツク浄水所だ。第一に停戦する。第二に地雷を取り除く。そして修理を行い、供給ルートの停戦を確保する。また、橋、ガス、石油パイプラインといった12の重要対象も補修した。
・ミンスク合意(2015.2)には、ウクライナがコントロールできないロシア・ウクライナ国境についての記述があり、OSCEが安全ゾーンを設置しているが、SMMはパトロールを認められてない。ロシア側は、人民共和国側と直接交渉しろ、というが、三者会議の当事者はウクライナ、ロシア、OSCEだ。
・ロシア側はウクライナが政治的な条項を履行していないという。しかし、ミンスク合意の最初の項目は、停戦、兵器の撤去、外国人の退去であり、第11および12項目目に政治問題がくる。市民分野で戦争が続ている状態では正常化のロジックは働かない。2軍事陣営(=両人民共和国)には3万2千人の兵力と600両以上の戦車がある。ウラガンやトルネード(自走式ロケットランチャー)は言うまでもない。こんな状態で地方選挙をしろと?
・知る限り、メドヴェドチューク氏の役割は、交渉の場では、国家安全保障会議の代表であり、両国大統領間の調整官をつとめていた。国家安全保障会議の代表は、今は違う人物がつとめている。両国大統領間の調整というメドヴェドチューク氏の役割は、ミンスク会議とは異なるテーマだ。
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ミンスク会議を超える存在のようです、メドヴェドチューク(プーチンのお友達にして、ポロシェンコの元ボス)。フィルターシとかアフメトフととか、この手の人物多すぎ! 
posted by 藤森信吉 at 17:53| Comment(2) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

eBay、人民共和国のシンボル入り商品を販売停止に

 在米ウクライナ大使館によると、eBayはウクライナ大使の要望に応えて、サイトから人民共和国のシンボル付商品を撤去することに同意した。
 eBay社が大使に宛てた親書は「DNRおよびLNRはアメリカおよびEUの制裁リストに入っており、両組織のマーク入り商品の売買は、彼らを財政的に支援することに成る可能性がある」と述べている。同様の措置がアマゾン社から得られることが期待されている。
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eBay社のサイトをざっと見たが、人民共和国の記念切手の類がロシアから出品されているようです。ドネツク人民共和国を訪問した時、チャリ用ヘルメットに、とドネツク市内の市場で戦車帽を探したのは秘密(結局なかった)。
posted by 藤森信吉 at 15:56| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする