2018年11月30日

ポロシェンコ、パニック買いを諫める

  こちらによると、ポロシェンコ大統領は「マッチや塩を買いに店に走る必要はない。ウクライナ国民に対し預金の引き出し制限、通貨交換制限、対外渡航の禁止は全くない。ロシア国民にとっての制限は近日中に導入される」と述べた。
 また、こちらによると、ウクライナ国立銀行は、一部の銀行における交換レートの急騰は心理的な要因にすぎず元の市場レートに戻る、と声明を発した。また中銀は、10州で戦争状態が発令された後も、金融システムは通常の体制で動いており、今後も変わらない、金融システム安定を冒すリスクは存在せず、また為替レート急変に際して介入資金を十分に有している、外準は178億ドルある、と強調した。
 28日に国立銀行公式レートでは1ドル28.2612フリブナであった。26日に戦争状態導入にニュースが流れた際、商銀は為替レートを1ドルあたり80-85コペイカ引上げていた。
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2018年11月29日

ウクライナとロシア、激しい情報戦

 オメリャン・ウクライナ・インフラ大臣はマリウピリおよびベルジャンシク両港への出入港がロシアによって事実上ブロックされている、と指摘した。
「 オペレーション情報によると、アゾフ海への進入には18隻が待機しており、うち4隻はベルジャンシク、14隻がマリウピリ向けである。また、アゾフ海から黒海に出る船は列をなしており、ペルジャンシク港に3隻がとどまっており、マリウピリ港には6隻がとどまっている。また8隻が港の
係留施設の近くにとどまっており、都合35隻がブロックされていることになる。アゾフ海のロシア港向けのみが動いているだけであり、ロシアは専らアゾフ海のウクライナ港をブロックしている。ロシアの目的ははっきりしており、アゾフ海水域におけるウクライナの立場を奪うことにある」と述べた
 一方、こちらによると、クリミアの海運当局筋はこの声明を否定し、「如何なる船も止められておらず、天候に従って動いている」と述べた。消息筋は、また、公式な手続きによれば、全ての船舶はケルチ海峡進入に際しては事前に48時間前に申請を提出し、24時間前にコンファームする必要がある、48時間前に申請し、進入許可を待つ、留め置かれているというウクライナ側の指摘は事実に即していない、とした。
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2018年11月28日

ティモシェンコも戒厳令に賛成

 ティモシェンコ率いる祖国党は30日間の戦時状態導入に賛成票を投じた。
 ティモシェンコは以下のような声明を出した。
 権力の簒奪と新たな独裁から一歩を踏み出した、議会とともに、民主主義の護持につとめつつ、国土防衛のため軍に必要な武器を供給する。我々は戦時状態導入に賛成票を投じるが、ウクライナにおける権利と自由の破壊は支持できない、と議場で述べてきた。大統領は、公的に議会において、ロシアによる侵略が国土に及ばない限り、市民の権利と自由の制限はされない、と言明した。そのようなことが生ぜず、囚われた者全員が平穏に家に戻れることを神に祈りたい。ウクライナは勝利する。

 また、リヤシコ・ラディカル党党首は、テレビ番組において「我々は議会において、第一に大統領令の初案にあった60日を30日にすることを大統領に受け入れさせた。第二に、ウクライナ全土に戒厳令を布告するのではなく、ロシアとの軍事紛争を抱える地域と接する地域のみに限定することも受け入れさせた。第三に大統領は、全ての憲法上の市民の権利の停止を求めたが、ロシアの直接攻撃がある限り、という条件を受け入れさせた。重要なことは、大統領に大統領選挙を2019年3月31日に行う決定を下させたことだ」と自賛した。
 ボイコ「野党プラットフォー-生活のために」リーダーは、「我々は、10州に戦時状態が導入されることに原則的に反対である、何故ならこれが自体の鎮静化・ウクライナ海軍関係者の解放につながらないからだ。戦時状態令は、人権、メディア活動を制限し、個人の生活の権利を侵害する。ポロシェンコは何よりもEU指導部と連絡をとり、ロシアとの交渉の席を設けてもらい、アゾフ海の鎮静化を図るべきであった。また、ウクライナ海軍兵士の釈放ではなく、先にウクライナ最高会議に法案の採択を迫り、事実上、大統領選挙の混乱をもたらし、任期の無期限延期を図ろうとした。」として反対票を投じた理由を説明した。



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 ティモシェンコというと、ジョージアとロシアとの戦争で、ロシア非難決議を棄権したり、ロシアの侵攻に対する武力反撃に反対したり、と一筋縄ではいかないお方。しかし、国内的には、大統領選挙の延期口実にするな、とポロシェンコは完全に縛られてますな。北朝鮮のミサイル発射「ロシアの侵攻」がポロシェンコの命運を握るのか?

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2018年11月27日

ポロシェンコ、戒厳令の用意

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、「戦時状態(戒厳令)導入に関する」大統領令を発出し、ウクライナ最高会議で可決された。
 30日間、ヴィニツァ、ドネツィク、ルハンシク、ミコラエフ、ザポリッジャ、スィミ、オデッサ、ハリキフ、チェルニヒフ、チェルノフツィ、ヘルソンの10州およびアゾフ・ケルチの内海水域に適用される。大統領令では11月28日、9時からの施行と記されていたが、議会の可決案では開始日時は明示されていない。
 大統領は、「戒厳令は宣戦布告を意味する訳ではない。ロシア側からの侵攻に対し国防を強化することを専ら目的としている。国軍最高司令官として、ウクライナを守る責務がある。これは領土や兵器だけでなく、何よりも人民を守ることである」と述べた。また、ウクライナ大統領選挙は、2019年3月31日に行われる、と言明した。


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2018年11月26日

ドドン、ロシア下院で演説

 こちらによると、ドドン大統領が、モルドヴァ大統領としては初めてロシア下院で演説を行った。
 ドドン大統領は、ロシア下院本会議において、ロシアの代議員に対し、両国・両人民間の500年の共通の歴史に触れ、正教および家族的価値観が合同要素として働いている、両国家間のパートナー発展の維持・発展に最善を尽くす、と述べた。また、ロシア語は民族間交流言語として今後も維持されることを言明した。50分にも及ぶ演説終了後、拍手が鳴り響いた。



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21日のニュースですが、忘備録として。

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2018年11月25日

ポロシェンコ「ロシアは大飢饉の責任を負え」

 ポロシェンコ大統領は、ホロドミール犠牲者記念博物館におけるホロドミール犠牲者追悼式典で「オロドミールの歴史的責任は、ソ連邦の法的継承国たるロシア連邦にある」と述べた。
 「ロシアは100年前同様に、帝国に取り戻すためウクライナに侵攻を開始した。クレムリンには、自由ヨーロッパウクライナに対する憎悪と怖れがあるが、過去の歴史に戻ることはできない」と述べた。また、農民の反乱が頻発し、またウクライナ化によってウクライナアイデンティティーが強化されていた時期に、抵抗する可能性があるウクライナ人の皆殺しが計画された、とロシア・ボリシェビキの行為を批判した。
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ゼロ・オプションをウクライナは批准していないので、ウクライナもソ連の法的継承国なはず。
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2018年11月24日

大統領選挙決選投票はティモシェンコvsボイコ?

 社会調査センター「ソフィア」によると、大統領選挙における支持率の1位はティモシェンコ、2位はボイコだった。
・社会調査センター「ソフィア」による調査、2018年11月18-22日、ウクライナ全土1204名
・ウクライナは正しい/正しくない方向に進んでいると思うか
 正しい方向に進んでいる2.0%、どちらかというと正しい13.2%、どちらかというと正しくない方向37.4%、全く正しくない39.7%、回答困難7.7%
・大統領の仕事ぶりを評価するか
 評価する1.9%、どちらかというと評価13.3%、どちらかというと評価しない32.4%、全く評価しない48.1%、回答困難4.3%
・大統領選挙での投票先(投票に参加する層のみ)
 ティモシェンコ16.2%、ボイコ14.1%、ポロシェンコ8.2%、ゼレンシキー7.9%、フリツェンコ7.2%、ヴァカルチューク5.8%、リヤシコ5.4%
・議会選挙での投票先
  祖国15.1%、野党ブロック-生活14.4%、ポロシェンコブロック7.1%、人民奉仕党6.9%、国民ポジション党5.6%、ラディカル党5.2%、自助党4.1%
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先の分党騒ぎで、ボイコは名前を売った形に。というか、「ソフィア」の世論調査はいつもボイコの支持率が高目に出るような…しかしこの調査でも、現職ポロシェンコはティモシェンコにダブルスコアを付けられています。
 因みにボイコはかつてのウクライナ・エネルギー利権の中心人物で、クチマ元大統領と近いし、かのメドヴェドチュークと選挙ブロックを組んでいたこともある。そしてティモシェンコと20年近くバトル。2005年のRosUkrEnergoを巡る戦いは有名。こうしてみると、ウクライナ政治は20年間、全く動いていないということになる。
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2018年11月23日

ウクライナ政府、年金支給額引き上げ

 こちらによると、12月1日から最低賃金が1497フリブナに引き上げられる。
 ロゼンコ副首相がテレビ番組で語ったところによると、2019年1月1日からは軍人年金も引き上げられる。さらに2019年3月1日からは1000万人以上の受給者を対象にした年金改訂がなされ、12-17%引き上げられる。引き上げは毎年実施される予定だ。
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 選挙が近いのでバラ撒き連発。

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2018年11月22日

マルチュク、ミンスク会議のウクライナ代表に任命される

 こちらによると、エフヘン・マルチュクがドンバス和平三者コンタクト・グループのウクライナ代表に任命された。
 同副代表イリーナ・ヘラシチェンコがfacebook上で「ポロシェンコ大統領がエフヘン・キリロヴィッチ・マルチュクをウクライナ代表に任命した。マルチュク氏は三者会議安全保障部会の代表をつとめていた」と明らかにした。
 クチマ・第二代ウクライナ大統領が10月2日に三者コンタクト・グループのウクライナ代表を辞めていた。マルチュクは、元ウクライナ国家安全保安庁長官、元国防大臣、元国家安全保障会議書記、元首相を歴任している。
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 さすがにユーシェンコの代表就任はなかったですね(笑) マルチュクは歴代首相の中では優秀な方で(まあ後任がラザレンコですから)95年にクリミアの独立運動をぶっ潰した手腕が光ります。
というか、クチマといい、マルチュクといい、メドヴィドチューク案件か? 
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2018年11月21日

野党ブロック党、分裂か

 こちらによると、ボイコ代議員およびラビノヴィッチ代議員が「野党プラットフォルム-生活のために」創設を発表した。
 「今日、野党プラットフォルム-生活のために」は前進し、「野党ブロック-ポロシェンコのために」は後ろに下がった。我々は前進することを社会から求められている。19名の議員が既に議員会派に集まっており、その数は増えると思えう」とボイコ最高会議議員は述べた。
 またボイコ氏は「基本方針内では、ウクライナは軍事ブロック外国家であると記される。NATOにもEUにも理論的には加盟できるが、物事を直視し、寓話を語ってはならない。我々はヨーロッパに至らず、そして関税同盟も不要というのであれば、我々は中立国をつくりあげねばならない」とラビノヴィッチ代議員は述べた。
 11月9日にに、ボイコとラビノヴィッチは「野党プラットフォルム-生活のために」創設に関する合意書に調印した。結集した野党勢力の大統領選挙候補者にボイコを推している。  
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野党ブロック党は、リョボーチキンとボイコを会派リストから除名。しかしHPにはボイコやリョボーチキンの主張も堂々と載せられていて、野党ブロック党はどうなっているのか、さっぱり分からない状態。
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2018年11月20日

ウクライナ世論の8割「ホロドミールはウクライナ人民に対する虐殺」

 こちらによると、ウクライナ世論の79%は

・2018年10月20-29日、ウクライナ全土2000人、18歳以上を対象
・1932-33年のホルドミールはウクライナ人に対する虐殺と見做す
 ウクライナ全土 79%、 西部92%、中央部83%、南部69%、東部67%
・ホルドミールは誰のせいか 
 スターリン個人47%、ソ連の中央部全体39%、ソ連の懲罰機関(NKVD、GPU)28%、ウクライナ最高指導部23%
・過去10年間で、ホロドミールの加害者に対する裁判を行うべきという案に賛成する率が37%から48%に、大虐殺の被害者およびその家族に対する補償実施のイニシアチブをとるべきが46%から63%に上昇。
・歴史的人物に対する肯定的評価
 フメリニツキー73%、フルシェフスキー68%、マゼッパ53%、ブレジネフ47%、ピョートル1世43%、バンデラ36%、ペトリューラ30%、レーニン26%、ゴルバチョフ25%、スターリン21%
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 ホロドミールと無縁のウクライナ西部(当時はポーランド領)で「ホロドミール=ウクライナ人に対する大虐殺」支持率が非常に高い。ホロドミールの中心地ウクライナ東部も67%なので、十分に高い数字ではあるが。
 しかしフメリニツキーねえ…ユダヤ人虐殺とか、ウクライナをロシアに結びつけた張本人とか、おや、誰か来たようだ。
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2018年11月19日

ヤヌコヴィッチ、病院に担ぎ込まれる

 こちらによると、ヤヌコヴィッチ前大統領が、モスクワのスクリフォソフスキー記念病院に緊急入院した。
 病院関係者によると、ヤヌコヴィッチは脊柱およ膝の損傷で、全身固定された状態で運び込まれた。テニスをプレイ中に負傷したという。
 また、ヤヌコヴィッチ氏には幾人かの人員が付き添っており、面会謝絶の後、ICUに運ばれた後、民間の治療所に移された。ヤヌコヴィッチ氏の報道官は電話による取材に対し、コメントを拒否した。
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19日に予定されていた国家転覆に関する裁判のビデオ参加もキャンセルに。
posted by 藤森信吉 at 12:04| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月18日

EU、モルドヴァへの援助金をカット

 こちらによると、欧州委員会はモルドヴァ向け財政支援を2000万ユーロ減額中である、と発表した。
 EUの財政支援は、2017-18年の2年間で1.4億ユーロが予定されていたが、法の支配と民主化の後退が懸念されていた。欧州近隣政策担当委員のヨハネス・ハーンは1億ユーロのマクロ金融支援が7月に凍結されているが、依然として凍結中である、と述べた。本決定は、欧州議会が「オリガルヒによってステート・キャプチャーされている」旨モルドヴァ非難決議を採択した翌日に公表された。ハーン委員によると、この決定は、モルドヴァ人ではなく、政府に対する罰則であるが、当局が首都の首長選挙の無効決定や2014年に銀行から送金されて消えた10億ドル問題等に応えるのであれば、決定は撤回される、とした。また、2014年に導入されたモルドヴァ市民に対する査証免除体制をEUがキャンセルするとの懸念については、「目下、検討されていない」と述べた。
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来たるモルドヴァ議会選挙で、親ロ派(この用語は余り使いたくないが)が勝利するとモルドヴァのロシア寄り政策が確実になる。かといって親欧派(この用語は自称しているのでOKw)はオリガルヒがスポンサーなので困る、というジレンマ。ウクライナの場合、ヤヌコヴィッチ一派の方が腐敗していたが。
ラベル:モルドヴァ
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2018年11月17日

沿ドニエストル、2019年始から給料7%引き上げ

 こちらによると沿ドニエストル最高会議は年金および公務員給料を7%引き上げる2019年予算補正案の第一読を可決した。
 大統領提案によると、7%引き上げにより歳出が賃金分1億2400万ルーブリ、ねんぎぶんが9100万ルーブリ増加することになる。
2019年予算案では当初、医療機関、治安機関と矯正学校、トローリーバス管理部門のみ賃金の引き上げが想定されていた。
 議会の経済政策・予算委員会委員長は「追加的なリソース源、特に医療機器購入のために、他から資金を求めなければならない。物品税も候補の一つだ」と述べた。
 法案によると、歳入は28億3200万ルーブリ、歳出は45億1500万ルーブリとなっている。 20億ルーブリの財政赤字は中銀や法人からのクレジット、そしてガスプロムの支払うべき資金によって埋め合わせされている。
posted by 藤森信吉 at 14:05| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月16日

プーチン、人民共和国選挙を語る

 プーチン大統領は、シンガポールにおいて、ASEANサミットを総括する記者会見を行い、ドンバスの選挙実施は不可避だった、と評した。
 ドンバスにおける選挙の評価について質問されたプーチン大統領は、住民に対する殺害行為を非難し、住民の抵抗を招いた、として選挙は不可避であった、とした。また、ノルマンディー・フォーマットについて、ウクライナは大統領選挙キャンペーン期間に突入しており、ウクライナ政権は履行をしないため、意味をなしていない、とした。
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ドンバス情勢をロシアがいじると、ポロシェンコ再選の可能性が高まるかもしれないが、共通のお友達の利権は維持されるので、悪くはない選択肢かと。ティモシェンコが大統領になると、何をしでかすか分からん。
posted by 藤森信吉 at 11:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月15日

ウクライナ、GDP成長率鈍化

 ウクライナ国家統計局によると、2018年第三四半期のGDP成長率は第二四半期比0.4%増(季節調整済)、前年同期比2.8%増だった。
 2018年Q1の前年同期比成長率は3.1%、Q2は3.8%であった。
ウクライナ経済は11四半期連続で成長しており、政府および国際金融機関の予測通りに経済は進行している、と統計局は述べている。
 ウクライナ国立銀行は11月初に、第三四半期のGDP成長率を3.1%、年成長率予測を3.4%に維持していた。2019年度は2.5%、2020年度は2.9%を予測している。世銀は10月初にウクライナのGDP成長率を下方修正し、2018年は3.5%→3.3%、2019年は4%→3.5%、としていた。IMFはGDP成長率を
上方修正しており、2018年は3.2%→3.5%としていたが、2019年は3.3%→2.7%、2020年は4%→3.4%に下方修正した。
 2018年度予算および2019年度予算案は、それぞれ成長率3%を前提としている。
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2018年11月14日

人民共和国選挙結果

 人民共和国の選挙結果のまとめ。

ドネツク人民共和国(中央選管発表)
・元首選挙 デニス・プシリン60.85%、ロマン・フラメンコフ 14.2%、エレーナ・シシキナ9.3%、ロマン・エフスチフェロフ7.75%、ウラジーミル・メドヴェージェフ6.5%、無効票1.4%
・人民ソヴェイト選挙
「ドネツク共和国」72.5%、「自由ドンバス」26.0%、無効票1.5%

ルガンスク人民共和国(中央選管発表)
元首選挙 レオニード・パセチニク68.3%、オレグ・コヴーリ16.55%、ナタリア・セルグン7.95%、リュドミラ・ルスナク5.9%、無効票1.3%
・人民ソヴェイト選挙
 ミール・ルガンシチネ(ルガンスク人の平和) 74.12%、ルガンスク経済同盟25.16%、無効票0.72%
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 元首選挙は現職(代行)が勝利、ソヴィエト選挙も前の選挙から変化なし。「ドネツク共和国」と「自由ドンバス」の違いは謎。根強い支持があると言われる共産党系の候補者・社会団体が出ていないことだけ見ても、人民共和国の選挙の性格が良くわかる。そもそも結社の自由がないが。
 因みに、どちらの選管も .suドメイン
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2018年11月13日

スルコーフ、人民共和国元首の当選を祝う

 こちらによるとスルコーフ・ロシア大統領顧問は、ドネツク/ルガンスク人民共和国の元首選挙の当選者に祝電を送った。
 チェスナコフ・政治問題センター所長は「スルコーフは既に元首選の勝者であるプシリンとパセチニクに祝電を送った」と述べ、祝電内では、特に「高い投票率はドンバス人民の威厳と知性を全世界に知らしめた、ドンバス人民は自立でき、キエフの行かれた政策を拒否している」
と記されている。また、スルコーフは、選出された指導者が人民の生活水準の向上に力を使い、2014-2015年に国際社会が人民共和国に与えた国際義務を果たすことを確信している」と評価したという。
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スルコーフ、本当に表で発言しない。
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2018年11月12日

ドネツク人民共和国選挙の投票率は80%超

 こちらによると、ドネツク人民共和国の投票率は、11日20時点で80.1%だった。
 ドネツク人民共和国中央選挙管理委員会議長によると、20時に408投票所で投票が締め切られ、160万人以上が投票し、投票率は80.1%だった。選挙違反やウクライナ側からの挑発は記録されなかった。元首選挙には5名が立候補、人民ソヴェイト選挙には、2社会運動団体、「ドネツク共和国」「自由ドンバス」が参加している。
 また、こちらによると、ルガンスク人民共和国では316投票所で投票が締め切られ、投票率は77%だった。元首選挙には4候補者、ソヴィエト選挙には2団体が参加している。
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日本時間の今晩あたりに開票率100%に達するでしょう。
これだけ住民の出入りが大きい地域に、しっかりした有権者名簿があるのか不明。80.1%という投票率はオレンジ革命時のドネツク州全体の投票率よりは低いですな(笑)
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2018年11月11日

スミルノフ、記念コインに登場

 沿ドニエストル中央銀行は、「沿ドニエストル創設者」シリーズの20ルーブリ記念銀貨を発給した。コインには、証明書が付けられており、透明なカプセルにパックされている。
表には、沿ドニエストル共和国の国章、裏面には、沿ドニエストル初代大統領イーゴリ・スミルノフの肖像が描かれている。






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 まさかシール印刷? 
任期中、やりたい放題だったスミルノフ父子。援助金に手を付けてロシアに睨まれ、選挙で負けてしまいましたが。しかし父親はともかく、息子はどこにいるのだろうか。
posted by 藤森信吉 at 19:12| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする