2018年10月31日

国連、人民共和国の選挙を非難

 国連安保理は10月30日、ドンバス問題に関する会議を開き、人民共和国の選挙を非難した。
 ローズマリー・ディカルロ国連政治問題担当事務次長は、新学期停戦を評価したうえで、当事者に対し停戦の遵守と市民保護を求めた。また、アゾフ海における緊張に警鐘を鳴らし、ミンスク合意の重要性を喚起した。そのうえで、11月11日に予定されている「両人民共和国」の「選挙」について、「ウクライナ側の反対にも関わらず投票準備は進んでおり、ウクライナの憲法および法的枠組み外の試みはミンスク合意と合致しない」として、当事者全てに対し、合意の完全遵守を求めた。
 これに続いて、ミューラー国連緊急事態調整次官が、「ドンバス地域では350万人が人道援助および保護を必要としている、厳冬は迫っている」と述べ、援助の継続を訴えた。
 また、こちらによると、ロシアは、ルガンスク人民共和国選挙管理委員会議長エレーナ・クラフチェンコがドンバス情勢に関するブリーフィングを行うことを提案したが、失敗に終わった。スウェーデン国連大使は、クラフチェンコはウクライナ政府の代表でもなく、市民団体の代表ではなく、そのような人物がいることは危険な先例となる、とした。ロシア大使は、この地域の代表の意見を聞かずに議論を進めたことに驚きを禁じ得ない、議論は非公開で行われたが、両人民共和国の選挙管理責任者も招いてオープンな議論を行うべきだ、と述べた。
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 10月のニューヨークはいいよね。ドンバスの田舎者を接待するカラ出張ではないか、と疑います(笑)。

posted by 藤森信吉 at 18:20| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナフトガス、住民向け新ガス料金を公表

 こちらによると、ナフトガス・ウクライナ社は、11月1日から2019年4月30日までの新ガス料金を公表した。
 10月19日付ウクライナ閣僚会議決定に基づく価格で、ナフトガス社はPSO(特別義務価格)6235.51フリブナ(VAT込で7482.16フリブナ)/1000m3で販売する。住民における末端価格(輸送・供給費、VAT込)は8548.92フリブナとなり、22.9%引き上げとなる。他方、熱供給公社向けは8361.85フリブナで22.8%引き上げとなる。
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6235.51フリブナ=220ドルくらいなので、輸入価格より安い。4月30日まで、ということは3月31日の大統領選挙は無事にカバーされますw
posted by 藤森信吉 at 16:31| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリミア・チタン、接収の危機

 こちらによると、アクショーノフ・クリミア元首は、クリミア・チタンの国有化を示唆した。
 アクショーノフ元首は、「私有財産の国有化は許可されないが、例外的に住民の健康への脅威となる場合は許される」としてクリミア北部にあるチタン工場の国有化に言及した。9月初、空気中の有害物質濃度が許容レベルを上回り、チタン工場は6週間にわたり操業を停止した。汚染大気の除去には7億ルーブリを要した。
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 クリミア・チタンの所有者フィルターシはプーチンと仲良しなのですが、果たしてどうなるか。
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2018年10月30日

ウクライナ世論、トモスを知らず

 こちらにトモスに関する世論調査結果が掲載されているので簡単に紹介。

・2018年9月8-23日、ウクライナ全土2026人
・トモスを知っているのか、知っているとすればいつ知ったか
 昔から知っている4.7%、近年知った13.7%、知っているがいつからかは分からない10.1%、知らない65.2%、回答困難6.3%
 
 ウクライナ西部 43%がトモスを知っている、中央部30%、南部、東部 16%

・どこでトモスを知ったか(知っている、と答えた層から)
 メディア42.3%、宗教活動から19.0%、大統領の発言から17.4%、政治家の発言から15.9%、周囲から11.5%
posted by 藤森信吉 at 14:48| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

ウクライナ語も使えるルガンスク人民共和国

 こちらによると、ルガンスク人民共和国の投票用紙はロシア語・ウクライナ語の二言語併記である。
 11月11日に両人民共和国で、人民ソビエト代議員選挙および元首選挙が行われるが、投票用紙がメディアに公開された。それによると、ルガンスク人民共和国は、ロシア語およびウクライナ語の両併記である。
 ルガンスク人民共和国の元首候補者はアルファベット順であり、姓、誕生地と職業が簡単に記されている。また、人民ソビエト代議員選挙には、2つの社会団体゛ルガンスク経済同盟」と「ミール・ルガンシチネ」が記されている。
 ドネツク人民共和国の投票用紙はロシア語表記のみである。
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 人民共和国の憲法でもウクライナ語は国家語に指定されている訳で、多言語が保証されるとは素晴らしい。ほとんど意味はないと思うけど。因みに両人民共和国に「政党」はありません。
posted by 藤森信吉 at 11:55| Comment(0) | 人民共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月28日

アフメトフ、資産激増中

こちらによると、ウクライナ一の大富豪アフメトフは資産額を76%増加させた。
  ノーヴォエ・ヴレーミャ誌とDragon Capitalとの共同調査によると、2018/2017比でウクライナ富豪トップ100の資産は、ウクライナGDP成長率の12倍 のスピードで拡大している。
2つの現実がある。GDP成長要因の一つはIMFの融資であり、ウクライナ経済は壊滅を免れたが、現在、交渉が難航している。第二に、ウクライナ富豪トップ100は、昨年33%、そして今年は43%資産を増加させ、375億ドルを有している。これはウクライナ国家債務額の半分に匹敵する。
 また、世界の原材料市況の好況にも助けられ、冶金や鉄道製品の需要が増えた。トップ10の内7名は低付加価値製品工場の株式を持っている。
 ウクライナ1のアフメトフ氏は、資産を76%増加させ資産額は122億ドルとなった。コロモイシキー、ボホリュボフ、マルティニフはプラヴァト銀行の国営化によって資産を失ったが、鉄鋼ビジネスによって自らの順位を取り戻した。
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1位アフメトフ、2位ピンチューク、3位ノヴィンシキー。ポロシェンコは6位、フィルターシは14位。詳細はリンク先を参照。
ドンバス内戦とヤヌコヴィッチ失脚でアフメトフは終わった、と思ったのだが、実に見事な回復ぶり。
posted by 藤森信吉 at 14:41| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月27日

明石書店「ウクライナを知るための65章」

 明石書店「ウクライナを知るための65章」が刊行されました。
 私が担当させていただいた章は、「ドンバス地域」、「ソ連体制化のウクライナ」、「独立ウクライナの歩みの概観」、「ドンバス紛争」、「ウクライナのエネルギー事情」の5章です。


 
 今後10年間くらいは説明力を保ってくれることを願わずにいられません。最初に提出した私の原稿はウクライナ危機によってゴミとなってしまいましたので。 
 
posted by 藤森信吉 at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

ボリスピリ空港・キエフ駅間急行、開通近し

 こちらによると、フロイスマン首相が、キエフ駅・ボリスピリ空港間鉄道の試験運行に試乗した。
 フロイスマン首相は、ツイッターで「ボリスピリ空港へ特急列車で行く。2月に計画が立ち上がり、5月に工事が開始され、10月に試験運行、11月に急行の運行が開始される」と記した。

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 これは朗報。シャトルバスは時間かかるんだよ。動力車はPESA 620Mと630Mのようです。
posted by 藤森信吉 at 18:05| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月25日

キエフ市、夜間アルコール販売禁止

 こちらによると、キエフ市では深夜のアルコール販売が禁止される。
  夜11時から朝10時まで、キヨスクや販売店でアルコール飲料の心配が禁止される。カフェ、バー、レストラン、ケータリングサービスは適用外とされる。違反した場合、違約金が課せられる。
 9月27日付キエフ市議会決定に基づくものである。



posted by 藤森信吉 at 17:57| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

ウクライナ世論の1/3「クリミアは戻ってこない」

 こちらに、ウクライナ世論のクリミア観が掲載されているので、簡単に紹介。
・2018年9月16-22日、2019名を対象(クリミア、ドンバス占領地域除く)
・クリミアはどうあるべきか
 ロシアに編入 4.4%、ウクライナに編入 68.9%、アブハジア、南オセチア、沿ドニエストルのような独立国 12.5%、回答困難14.2%
・将来的にクリミアがウクライナ領に戻る可能性は
 近い将来 5.4%、有り得るが遠い将来42.3%、どちらかというと不可能20.1%、完全に不可能15.5%、回答困難16.7%
・クリミアが戻るとすれば、どのような状況が考えられるか
ロシアの政権交代38.8%、国際社会の制裁強化31.6%、ウクライナの水準の向上によりクリミア住民が惹きつけられる31.0%、制裁維持15.9%
ロシア経済の悪化でクリミア自身がウクライナに戻る14.4%、クリミア領への軍事侵攻9.6%、ロシア世論の返還機運7.5%
・「クリミア編入承認」のかわりに「ドンバスからのロシアの撤退」を実現する案について
反対、クリミアはウクライナ領である52.7%、反対、ロシアは侵略政策を続けるから13.1%、補償金を支払うなら賛成5.2%、クリミアの代償で平和がもたらされるなら合意すべき10.8%
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2016年の調査と比べると、かなり現実的になっているようだ。また、例によって地域差がある。クリミアから離れたウクライナ西部の方が楽観的。沖縄現地のことを知らずに論ずる我々みたいなものか。
posted by 藤森信吉 at 15:41| Comment(0) | 世論調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月23日

ポロシェンコ、天然ガス料金値上げを正当化

 ポロシェンコ大統領は、安い天然ガス価格はロシア・ガスへの回帰を招く、として値上げを正当化した。
 大統領は会計検査院の職員との会談において「ポピュリストどもがガスを1/2、1/3、1/6に引き下げることを公約しているが、これはロシア・ガスの束縛に回帰することになる。ロシア世界への回帰は二度とあってはいけない」と述べた。
 また、2007-13年間に住民が作り出したガス債務は540億ドルに達する、と前政権を批判した。また、ガス料金値上げという政府決定は、単なる社会経済的な意味だけではなく、IMFとの関係が継続し、ウクライナのマクロ経済の安定、為替レートの安定、ウクライナのモスクワからのエネルギー的独立の意味で地政学的な意味がある、と強調した。
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 ポピュリスト=ティモシェンコ
全てを反ロ、欧州ラブに結び付けようとする大統領と、政治経済的停滞を攻撃するその他、という構図。
気が早いが、決選投票に進んだ際の両者のテレビ討論会が楽しみだ。
posted by 藤森信吉 at 12:20| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月22日

ティモシェンコ、ガス料金値上げを批判

 こちらによると、ティモシェンコは、クリヴイ・リフ市の集会に於いて、政府による天然ガス料金の値上げを批判した。
 ティモシェンコは、料金の引き上げはウクライナ人の生命を真に損なうものであるとして、パルビー最高会議議長に対し、臨時会議の招集を求めた。また、「EU諸国にも2つのガス価格があり、公共料金は住民の支払い能力を考慮しなければならない、我々の所得はEUの1/16である。ウクライナ産の天然ガスは、採掘コスト、レント、輸送費を含めてもコストは80-90ドル/1000m3である。カザフスタンでは住民向けガス料金は92ドルである。3倍の価格設定は汚職である」と政府を非難した。

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 ウクライナの国内ガス生産は年200億m3程度なので、これを全て住民向けに供給しろ、ということのようだ。この議論は大昔からあって、政府も口実に使っていた。しかし、選挙まであと5か月、ステージ組んだりして早くも集会に金使ってますな。
posted by 藤森信吉 at 14:44| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月20日

11月1日から住民向けガス料金引き上げ

 こちらによると、11月1日から、住民および熱供給公社向け天然ガス価格が23.5%引き上げられる。
 フロイスマン首相は「60%引き上げから交渉を開始し、歩み寄りにより結果的に11月1日から上昇幅を23.5%に抑えることになった」と述べた。
特別義務価格により、ナフトガス・ウクライナ社は11月1日から、住民向けには8550フリブナ/1000m3で供給する。
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暖房シーズン突入のタイミングで値上げ。選挙への影響や如何に。
posted by 藤森信吉 at 10:58| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

IMF、融資再開でウクライナと合意

 IMFによると、ウクライナ当局と新たなスタンドバイ合意(SBA)に至った。
 新しいSBAは28億SDR(約39億ドル)の引き出し権を与えるもので、IMF側のガス料金値上げ要求を加味した2019年予算案の可決を見込んでいる。
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 リンク先(英文)を参照。ガス料金の10日間延長はこれでしたか。
posted by 藤森信吉 at 10:13| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月19日

天然ガス料金値上げ、またまた微延長

 こちらによると、ウクライナ閣僚会議は、住民向け天然ガス料金の値上げ実施を27日まで延期した。
 10月17日付閣僚会議決議によると、住民・火力発電所向け特別義務価格(PSO)による値引きは10月18日までのところ、10月27日まで延長された。
 2017年3月22日付の閣僚会議決議でPSOは2018年4月1日まで、とされていたが、5月末、7月末、8月末、9月末、10月18日、と延長を重ねていた。PSO廃止、市場価格の導入はIMFが支援の条件としている。
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 たった10日間の延長は何を意味するのだろうか・・・PSOを維持したまま、来年3月に選挙突入ですかね。
posted by 藤森信吉 at 11:31| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

ポロシェンコ、ケルチのテロで犠牲になったウクライナ国民を弔う

ポロシェンコ大統領は、クリミア自治共和国検察庁に対し、ケルチの専門学校で起きたテロに対する捜査を命じた。
 大統領は、欧州評議会議員アンサンブルの代表団との会談において「ケルチにおけるテロについて、検察庁が捜査を開始したと伝えてくれた。斯様な捜査はウクライナにとって重要である、何故ならクリミアはウクライナ領であり、被占領下のクリミアのウクライナ人はウクライナ国民であるからだ。ウクライナ国民が犠牲となった、これは悲劇である」と述べ、子供や愛する人を失ったウクライナ人に対し哀悼の意を表明した。
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 クリミア自治共和国検察庁なる組織が未だ存続しているとは初耳。「クリミアはウクライナ領である」というロジックを貫徹させるには、これくらいの努力は必要なのだろう。仮にクリミア自治共和国最高会議の議員がキエフに逃れていたなら、クリミア自治共和国最高会議 がキエフに置かれることになっただろう。台湾でも、大陸時代の議員が長い間、国会議員を務めていた。ところで、クリミアの「ウクライナ国民」は、ロシア国籍を取得しているはずだが、ウクライナのパスポートも未だ所持しているのだろうか。


posted by 藤森信吉 at 21:50| Comment(0) | クリミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月17日

正教問題、案の定、ロシアとの対立ネタになる

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、ロシア・国家安全保障会議の決定を内政干渉だ、と批判した。
 15日にロシア連邦国家安全保障会議は、ウクライナのモスクワ主教座を保護する決定を採択したが、これに対し、ポロシェンコ大統領は「決定はウクライナの国内事情に対する直接の干渉であり、ハイブリッド侵略の一要素である」
と言明した。また、ロシア正教会の教会会議が開かれ、コンスタンチノーポリ総主教と断絶する決定を下したことについて「「ロシアは非合法なクリミア併合で国際社会から疎外されている。ロシア正教会は自らの決定で正教世界から疎外されることになる」「まさにクレムリンの直接的影響下にある。我々はウクライナにおけるロシア正教会の動向に注意を払う必要がある。ウクライナはクレムリンとロシア正教会による人為的な紛争状態にあり、母なる教会の側に立たねばならない」と指摘した。
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 ロシア政府はたまらず燃料を投下、と。ポロシェンコに利するだけなんですがね。
そして今気付いたのだが、 Российскаяも Русская も ウクライナ語では Російська になるのですな。
そのうち、ウクライナ側は Российская православная церковьと呼称しそうだ。
posted by 藤森信吉 at 13:39| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月16日

キエフ市、15日から暖房シーズン入り

 こちらによると、15日からキエフ市は暖房シーズンに入る。
 キエフ市行政府は、天気予報および次週の気温低下を考慮して15日から暖房シーズン入りする決定を行った。集中暖房網は2900kmに及ぶため、数日前から準備をする必要がある。
 数か月にわたり不通だったお湯の供給も再開される。熱供給センター6号炉に天然ガスが供給された。キエフ副市長は「キエフ熱供給エネルゴ」は、ガス特別価格で天然ガスを受領する契約を結んだ。3、4日以内にお湯が再開される」と述べた。また、天然ガス供給に際しては、ナフトガス社は、債務のうち、24億フリブナに達する延滞・利息金を帳消しにする和解を結んだことも明らかにされた。
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ガス特別価格は18日に引き上げられる可能性があり、そうなると、再び熱供給公社の債務が累積してガス止められそうなのですが。集中暖房型の地域熱供給システムは、「エネルギーは、各戸が個別に消費するより、地域全体でまとめて使ったほうがムダがありません」と謳われているが、配管の放熱とか考えると、本当はどうなのだろうか。
posted by 藤森信吉 at 15:10| Comment(0) | エネルギー問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月15日

愛国主義はなんとかの最後の砦である

 こちらによると、ポロシェンコ大統領は、民族・愛国主義教育の必要性を訴えた。
 キエフ州の公立ボーイスカウト組織プラストの研修センターにおいて、大統領は「ウクライナ史上初めて、民族・愛国主義教育が政策の最優先となった。ウクライナ政府は予算から1000万フリブナを民族・愛国教育活動に充てる」とスカウトのメンバーを前にして述べた。
 大統領は、政府、州政府の予算によって作られたボーイスカウト研修センターが全国各地に作られることに期待を表明した。また、「男子・女子は自らの国の建設・防衛に積極的に参加し、解放運動の参加者となる」と指摘し、過去に、スカウト出身者が、ウクライナの主権・領土保全・独立を守ってきた」と強調した。
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選挙が近付いてきて、大統領の愛国主義や民族主義の強調が加速してきましたね。
posted by 藤森信吉 at 14:46| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月14日

ビットコイン・ビジネスに邁進する沿ドニエストル

こちらによると、沿ドニエストルでは独自のビットコインが計画されている。
 チアスポリで開かれた第四回国際投資経済フォーラムにおいて、チェルニケヴィッチ「テフノパルク」社長は、「目下、わが社はルィヴニッツァ、ベンデル、チアスポリにおいて7つのビットコイン・ファームを稼働させている。投資家は外国・および自由経済圏の7社と地元資本2社である。32の就職口がつくられた。3.7MW/時を消費している」と述べた。沿ドニエストルは、投資を呼び込むため、2017年半ばおよび2018年初めに「情報・ブロックチェーン技術促進法」が採択されていた。
 専門家は、ブロックチェーン技術部門における計画を実現するには、さらなる財政支援が必要である、としている。また、フォーラム参加者は、デジタル分野に関する沿ドニエストルの利点は、安い電力、各種税控除である、と指摘した。また、独自のビットコイン導入については、将来的だけでなくシステム上のリスクについても継続的に検討すべきだ、とした。
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 マイニングPCの消費電力を370Wとすると、1万台が稼働中か。因みに、安い電力は、ロシアの負担。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52635
posted by 藤森信吉 at 13:53| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする