こちらによると、イギリスの控訴院は、ウクライナ・ロシア間の30億ドルのユーロ債の審議入りを認めた。
2017年3月に下級裁はロシア側に有利な裁定を下し、2013年にロシアのウクライナへの融資金は審議の対象とならない、としていた。しかしながら、今回の決定では、ウクライナ側が提出した証拠が認められた。債権はイングランド法に基づきユーロ債として起債された。ロシアは全額返済を求め、ウクライナ側はロシアは2015年時の他のウクライナ・ユーロ債の再構築に加わるべきである、と主張していた。
他方、シルアノフ・ロシア財相は、ウクライナ側のアピールのうち、1/4のみが受け入れられたに過ぎず、最高裁に控訴し、イングランド司法が客観的に審議し然るべき判決を下すであろう、と述べた。
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ウクライナ側はQuinn Emanuel Urquhart & Sullivan UK LLP、ロシア側は Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP という、超有名法律事務所間の戦い。中世の傭兵の戦いのやうでもある。
某記者さん曰く「ボクシングで決着つければいいんだよ、ウクライナ側はクリチコ、ロシア側はワルーエフ」