2018年04月01日

滅びゆくモルドヴァ人

 こちらに、モルドヴァの人口問題が議論されているので簡単に紹介。
 モルドヴァの人口動態は危機的である。国外に移民し、出生率も低下している。国勢調査によれば2004年には338万人であったが、2014年には290万人となっている。合計特殊出生率は1.6であり、平均寿命はEU諸国平均より10-13歳低い。男性は64.9歳、女性は73.7歳である。年間4万人が死亡しているが、内1万人は老齢に達する前に死去している。
 人口危機の最大の原因は、移民である。2015年だけで2.3万人が国外移住した。2008年は4.7万人が移住した。今日のテンポは2004-2006年期のレベルである。移民は25-45歳に集中しており、代替困難である。モルドヴァの社会経済情勢が関係しており、キシナウやバルツィは国内からの移住者を受け入れている。辺境の人々は、首都に行くか、国外に行くかしかない。2035年までのシナリオは3つある。
1.現在の出生率と移民が継続する。2035年に人口は200万人になる。
2.合計特殊出生率は1.85に上昇し、寿命も3-5歳に伸びる。国外移民は半数になる。この場合、人口は230万人になる。
3.出生率は2.1、寿命は6-7歳延び、国外移民はゼロになる。この場合、人口は250万人になる。

 どのシナリオにせよ、60歳以上の人口比率は段階的に増加する。出生率の改善は現況では不可能であり、人口減少は避けられず、この過程を緩和させることしかできない。
 
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 15:29| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モルドヴァ外交官もロシアから国外退去に

 こちらによると、ロシア外務省は駐モスクワ・モルドヴァ大使に対し、3名のモルドヴァ外交官の国外退去を通告した。
 モルドヴァ外交官の退去は、モルドヴァ政権が、イギリスとの連帯の証としてロシア外交官三名を追放した対抗措置である。
 
ラベル:モルドヴァ
posted by 藤森信吉 at 14:29| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする