2018年03月12日

オリンピック級人材の流出が続くウクライナ

 こちらにウクライナのアスリート国外流出の記事が掲載されているので簡単に紹介。
 独立以来、旧ソ連諸国はアスリートに国費をつぎ込んできたが、ウクライナは強いスポーツの伝統国であり若いスポーツマンを育成する特別機関と優れたコーチを持ちながら、これを維持することをしてこなかったし、できなかった。2018年平昌五輪を見てみよう。 ウクライナは男・女・ダンスとフィギュアスケートにエントリーしたが、他国に遅れをとった。アリオナ・サフチェンコは2002年までウクライナ・チームだったが、平昌ではドイツ代表で金メダルを獲得した。
 ハリキフ出身のアリサ・アガフォノヴァはトルコのペア代表として出場した。同じくハリキフ出身のマキシム・スポディリエフはポーランドのアイスダンス代表として出場した。イスラエルはウクライナから3名をリクルートし、オリクシィ・ヴィチェンコは男子シングルで、エフゲニー・クラスノポルスキーはペアで、そしてアデル・タンコヴァはアイスダンスとして加わった。スウェーデン人を父に、ウクライナ人を母に持つオデッサ生まれのアニータ・オストルンドがスウェーデン五輪委員会の支援を選んだことは驚きに値しない。
 ウクライナのプロ・アスリートは仕事と支援を求めて国外に散っている。ウクライナに戻る選手はほとんどいないだろう。仮にウクライナが安定し、繁栄を取り戻したとしたら、このような人材流出を防がねばならない。ウクライナ政府と国際ドナーは若手選手を育成する戦略プログラムを作り上げねばならない。
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イスラエルがリクルートした選手はユダヤ民族籍者のようです。
江川紹子的に表現すると五輪は「日本人スゴイじゃなくて個々の選手スゴイじゃなくて養った国スゴイ」
ジプシー選手を抱える国体の如し。ところで、何故、日本のマスコミはMirai Nagasuじゃなくて「長洲未来」と報道しているんですかね。
posted by 藤森信吉 at 18:42| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする