2018年02月10日

ZAZ、瀕死

 こちらによると、ZAZの財務状況は極めて重篤である。
ザポリジア自動車工場は2017年上9か月で1億7000万フリブナの損益を記録、年では2億9600万フリブナに達するとみられている。生産能力15万台/年のところ、昨年の生産数は1674台にとどまった。
 ZAZの生産低下は9年続いており1350名が働いているが、出勤は毎日ではない。2018年1月現在、債務は30億フリブナと2400万ドルに達している。2008年度にはウクライナで62万3000台の新車が販売され、ZAZは25万8000台を売ったが、2017年度はそれぞれ8万、1700に過ぎない。ZAZの主たる問題は、ウクライナ人の購買力の低下、フリブナの減価、公的支援の欠如および投資環境の悪化である。さらに、ウクライナ市場はWTO規則を侵害したウズベク車や、税金を払わない「ユーロナンバー車」によって悪化している。
 ウクライナの法律の不備により、生産企業への投資が避けられている。ZAZ執行部は諸自動車生産企業と交渉を重ねてきた。工場を視察した代表団は関心を抱くが、ビジネスプランやウクライナ法の監査を検討した後、他国への投資を選択してしまう。
posted by 藤森信吉 at 15:58| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする