2018年01月18日

ウクライナ・ロシア友好条約、失効か

 ウクライナ・ロシア友好協力条約を破棄する動きが紹介されているので、忘備録として紹介。
コンスタンチン・ザトゥルーニン議員(統一ロシア)は、「領土保全を保証する」項目がウクライナ側のみに有利であるとして友好協力条約の破棄を提案した。同議員によると、同条約はクリミアとセヴァストーポリのウクライナ帰属を謳っているが、相互に友好協力がない状態では条約に値しない、と指摘した。
 一方でロシア外務省は2017年6月の条約締結20周年に関連し「両国関係の復興の基礎となるものである」としていた。両国の友好協力パートナーシップ条約は1997年5月31日に調印され、10年期限であり、反対がない場合は10年自動延長されることになっていた。ウクライナ最高会議は98年1月14日に、ロシア下院は98年12月25日に批准しており、条約は1999年4月1日に発効していた。従って、2009年4月1日に失効するが、2008年10月1日までに両者の反対はなく自動延長となっていた。
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条約文を全文読んだ記憶があるが、この件は気付きませんでした。ということは本年度の10月1日までに、ロシア側から何らかの動きがある可能性有、と。 
posted by 藤森信吉 at 19:49| Comment(0) | ウクライナ論評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沿ドニエストル代表団、欧州評議会で報告

 こちらによると、沿ドニエストル代表団は欧州評議会議員会議小委員会において報告を行った。
 沿ドニエストル最高会議議長と外相は、欧州評議会議員会議の沿ドニエストル紛争問題特別小委員会において、報告を行った。シチェルバ議長は国際社会が、沿ドニエストル共和国が最も若い国としてヨーロッパに存在する事実を理解していないと指摘し、沿ドニエストルの独立は歴史的法的な客観性に立脚している、と述べた。そのうえでモルドヴァ側との関係構築がコザックメモランダムや2006年の経済封鎖等で拒否されてきた、モルドヴァ側を批判し、最高会議は欧州評議会議員会議にオブザーバー資格で参加する用意がある、と述べた。
 イグナチェフ外相は交渉の現状について報告し、ウィーン議定書に基づく沿ドニエストル車輛の国際的な移動についての交渉の必要性を訴えた。また沿ドニエストル・ウクライナ国境問題が、沿ドニエストル住民の生活に否定的な影響を与えて、緊張が高まることになる、と述べた。最後、欧州評議会議員会議と沿ドニエストル間の制度的なコンタクトを確立する必要がある、と結んだ。



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ヨーロッパ側の招待。イグナチェフ外相は控え目にモゾモゾ話す印象なのだが、交渉の場ではどうなのだろう。
 なお、欧州評議会のサイトによると、肩書は Transnistrian de facto authorities と紹介されています。
posted by 藤森信吉 at 19:02| Comment(0) | その他旧ソ連共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする